魔術王ソロモンと羊飼いの僕が魂を融合したら、チートすぎるマスターになってしまった件〜最強の力を共有した僕の聖杯戦争〜   作:bpro

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※サンジェルマンの戦闘スタイルはオリジナル設定になってます。
武器やスキルも全てオリジナルです。


30話 友情崩壊バトル

試合開始と同時に先手必勝とばかりに攻撃を仕掛けたのはアーチャーの方だった。

遠距離攻撃を得意とするアーチャーにとって、近距離戦は圧倒的に不利だからだ。素早く弓矢を構えて矢をサンジェルマンに向かい放つと、すかさずもう1発放ち追い討ちをかける。しかしそれはあっさりと躱されてしまうのだった。

 

 

「ふむ……なかなか良い腕を持っているな」

 

余裕の表情を見せるサンジェルマンに対して悔しそうな表情を浮かべるアーチャーだったが、すぐに気を取り直したように再び弓矢を構えると立て続けに撃ち込んでいくのだった。

 

サンジェルマンは自身が持つ武器「神の知恵」という魔杖で魔力弾を放ち相殺していくと、今度はこちらから反撃に転じることにする。次々と放たれる魔力弾をなんとか躱すアーチャーであったが、徐々に追い詰められていき被弾してしまう。

 

 

(ぐっ……!!強い!!)

圧倒的な実力差を感じつつも諦めずに果敢に立ち向かっていくアーチャー。そんな彼を援護するようにクランも指示を出す。

 

 

「よしっ!いいぞアーチャー!!」

 

その言葉に応えるように、今まで以上に力を込めて矢を放つアーチャー。放たれた矢はまるでレーザーのように一直線に伸びていくと、そのままサンジェルマンの腹部を掠る。

 

 

(サンジェルマン!)

 

ダビデは心配そうな表情で見つめるが、当の本人は涼しい顔をしていた。そしてニヤリと笑うと高らかに叫ぶ。

 

 

「ふん……この程度か?痛くも痒くもないわっ!!!」

 

 

そう言い放つや否や、お返しと言わんばかりに無数の魔力弾を撃ち込んでくるサンジェルマン。それを見たアーチャーは慌てて回避行動を取ろうとするが間に合わず直撃を受けてしまう。

 

 

 

「ぐああっ!?」

 

吹き飛ばされ地面を転がるアーチャー。だがそれでも立ち上がり戦闘を継続しようとする彼に向かって容赦なく追撃を加えるサンジェルマン。彼は何とか致命傷を避けるものの、傷を負ってしまい苦痛に顔を歪める。

 

(アーチャー!大丈夫?あのプリテンダーは魔術に長けてると思う。おそらく防御力を強化してるんじゃないかな。君のスキルで強化を下げられないかな?)

 

 

クランは冷静に分析すると、それを伝えてくる。

それを聞いたアーチャーは頷くと自身が持つスキルを発動させるのだった。

 

 

 

「太陽神の眼(偽)発動……!」

その瞬間、彼の身体が光り輝くオーラに包まれる。これこそが彼が持つスキルの一つだ。これにより敵の強化を解除することができるのである。

 

 

「ほう……?面白い技を使うじゃないか」

 

感心するサンジェルマン。

だがこのスキルの効力はただ防御力強化を解除するだけに留まらないことを彼は知らないのだったーー

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