魔術王ソロモンと羊飼いの僕が魂を融合したら、チートすぎるマスターになってしまった件〜最強の力を共有した僕の聖杯戦争〜   作:bpro

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39話 ソロモンの人間生活事情

その日調査を行ってみて現段階でわかったことは、どうもこの土地ーーハワイで信奉されてきた神の影響によって異常事態が起こっているということだった。

 

 

その原因を探るために各地を巡っているのだが未だに掴めずにいた。

 

(どうしたものかな……このままでは埒が明かないと思うのだが)

 

 

そんなことを考えながら歩いているうちにいつの間にか街の中心部にまでやってきていたようだ。

 

街は平和そのもので誰も異変など気付いてないように人々は楽しそうに過ごしているように見える。その光景を見ると心が安らぐが、やはり魔術師が裏で糸を引いている可能性が高い以上このまま放置しておくわけにはいかないだろうと思うダビデとソロモンであった。

 

 

 

「そろそろ日が暮れそうだね。今日はもう休もうか?」

 

ソロモンの提案により2人は宿泊先のホテルに向かう。

 

豪華なスイートルームに案内された時には思わず言葉を失ってしまったほどだ。内装もかなり凝っておりまさに高級ホテルのようである上にサービスも行き届いており至れり尽くせりといった具合である。

 

ダビデと魂の融合を行っているソロモンは英霊としても特殊な存在となっていた。

ダビデの魂の性質も共有できるので、英霊でありながら人間のような状態にもなることもできるのだった。

つまり人間として社会生活に溶け込むことができるということだ。

 

とは言っても英霊は実体化できるので、他の英霊もそれと似た要素はあるのだが…。

 

 

そんなソロモンは趣味の一つとして、経営者として様々な事業活動をしているらしくかなり金持ちらしい。ちなみに偽の身分を持っていて必要な時だけ偽の人間の姿に擬態して活動しているそうだ。

 

なので姿をあまり見せない謎の人物となっているがリモートワークのような形や雇っている人間を使って代行させていたり自動化の仕組みを構築していたりしているようだ。

 

普段は英霊として過ごしていることが多いが問題はなく、むしろ現世を満喫しているらしい。

 

 

 

「すごい部屋だね……さすがに贅沢過ぎないか?」

「いや問題ないよ。それにせっかく来たんだし楽しまないと損じゃないか?」

 

 

確かにその通りかもしれないと思い直すことにしたダビデ。すると安心したのかお腹の音が鳴ってしまい赤面する羽目になったのだがその様子を見たソロモンはクスクス笑いながら食事を勧めてきた。メニュー表を見せられて見てみると見たこともないような料理名が並んでいて興味津々になる彼女であったが同時に値段も高額だったので躊躇してしまう。

 

 

 

「気にしないで好きなものを注文してくれて構わないさ」

 

と言われたのでいくつか料理を注文することにする。信仰上食べられない肉類を除いて好きな物を頼んでみるとテーブルの上に所狭しと並べられていき圧倒されてしまうほどであった。

どれもこれも美味しそうに見えるものばかりなのだがどれから手をつければいいのか迷ってしまうほどだったため結局無難そうなものを選ぶことに決めると早速食べ始めることにするのだった。

 

 

一口食べる度に幸せそうな表情を見せる彼女を微笑ましそうに見つめつつ自分も食事を楽しむことにするソロモンだった。

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