魔術王ソロモンと羊飼いの僕が魂を融合したら、チートすぎるマスターになってしまった件〜最強の力を共有した僕の聖杯戦争〜   作:bpro

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雪の女神ポリアフのキャラデザはオリジナルです。
またソロモンとダビデの戦い方もオリジナル設定になってます。


48話 ダビデの新たなスキル

(これが雪の女神・・・神と戦わなくてならないのか)

 

ダビデは思わず心の中で呟いたが、すぐに気を取り直して戦うことにした。

 

雪の女神ポリアフは氷や冷気を使った攻撃が得意だと思われる。サーヴァントのクラスでいえば「キャスター」が近いのだろう。だが相手は人間ではなく神だ。

 

英霊も確かに強いが、人間と神では大きな違いが存在する。例えば寿命の長さなどが代表的だ。人間は百年足らずで死んでしまうのに対し神は遥かに長く生き続けることができるとされているからだ。

 

 

そして単純な理由として、人間にとって神とは「敵うはずなどない相手」という先入観がある。どんなに強力な武器を持っていても、どんなに優れた知恵を持っていたとしても、神が本気になれば一瞬にして破壊されてしまうだろう。それだけ圧倒的な力の差があると思うのが普通のことだ。

 

 

そんな相手にどう戦えば良いのか?

 

(これは、さすがにソロモンが本気を出すしかないかもしれない)

 

 

魔術王であるソロモンであれば神であっても互角以上の戦いができるはずだ。

しかし、サーヴァントにソロモンがいることがバレてしまうのは避けたいところだ。そのため真の力を出すのは躊躇ってしまうのである。

 

 

(だが・・・できる限りのことはしなければね)

 

ダビデは覚悟を決めるとソロモンに意思疎通で話しかける。

 

 

《ソロモン、相手は神だ。どんな戦いをしてくるかもわからない。まず防御して相手の戦い方を見極めよう》

 

それを聞いたソロモンは少し驚いた様子だったが、すぐに納得したような表情になった。そして頷くと指示を出してくる。

 

《了解したよ、マスター》

 

 

ソロモンは素早く指示を出すと防御魔法を発動させる。それにより周囲に透明な障壁が展開されるのが見えた。さらに念を入れてソロモンは結界まで展開する徹底ぶりである。これならそう簡単に突破されることはないだろう。

 

ポリアフは顔に感情がなく、まるで人形のようだ。それがかえって不気味さを醸し出しているように思えた。

 

ポリアフが手を上に翳すと辺り一面氷雪の世界へ一気に変わってしまう。火山の近くだというのに一瞬で真冬のような寒さになり、吐く息は白くなっていた。

 

さらに足元からはピキピキと音を立てて氷が伸びてきて、瞬く間にダビデ達を拘束しようとしてきた。それを察知したソロモンはすぐに防御魔法を展開させる。すると今度はドーム状の半透明の壁が現れて攻撃を防いだようだ。どうやらこの防御魔法はかなり強固なもののようだ。これならばしばらくは持ち堪えられるだろうと思われた。

 

 

 

しかし、安心したのも束の間ーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「氷槍の雨(フロスト・レイン)」

 

スキルらしき言葉を唱えると空中に無数の氷柱が出現して降り注ぐように襲ってきたのだ。防御魔法のおかげで直撃は免れたものの、防御していなければダメージは不可避だっただろう。

 

さすがは雪の女王の異名を持つだけありその力は絶大であった。しかもまだ攻撃は続くようで第二陣の攻撃が来る様子が見て取れた。このままでは押し切られかねないと判断したソロモンはすぐに行動を起こすことにしたようだ。

 

「炎壁(ファイアウォール)」

 

その言葉とともにダビデ達の目の前に巨大な炎の壁が出現する。それはまるでドラゴンを彷彿とさせるほど迫力があり、あっという間に氷の柱を全て蒸発させてしまったのだ。その光景はまるで火炎地獄のようだった。

 

(すごい……これがソロモンの力なのか……)

 

 

その様子を見ていたソロモンは特に疲れた様子もなく涼しい顔をしていたのでまだまだ余裕がありそうだ。やはり彼はチート級の強さを持っているに違いないと思いながら眺めていたダビデであった。

 

その後、しばらく膠着状態が続いていたが先に攻撃を仕掛けたのはポリアフの方だった。

 

狙いをダビデに定め素早い動きで接近してくると強烈な蹴りを放った。その動きは俊敏で、まさに神速と呼ぶに相応しい速度だった。

 

回避するのが遅れてしまい慌てて魔術でガードしたが、あまりの衝撃により吹き飛ばされてしまった。そのまま地面を転がっていくところをすかさず追撃すべく突進を仕掛けてきたポリアフだったが、ソロモンが立ち塞がるように前に出ることで阻止することができた。

 

 

(マスターは私が守る!)

 

しかし、ソロモンの力ですら受けきれなかったのか後ろに後退してしまい、その間にポリアフは間合いを詰めていた。

 

 

(ソロモン!!やはり神と戦うのに力を制御するのはソロモンでも厳しそうだね。よし、こうなったらーーー)

 

ダビデは決意した目に変わると手を前にかざし、呼びかけるように唱えだす。

 

 

 

「我が名の元に姿を現せ……フルフル、フォルカス、サブナック」

 

詠唱を始めると地面に魔方陣が現れ輝きを放つ。その光の中から現れたのはソロモン72柱の悪魔であるフルフル、フォルカス、サブナックだったーーー

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