アークナイツ 二次創作   作:名無しのドクター

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書いたはいいけど気に食わなくて出してなかったやつを供養します。

以下怪文書

コラボEGO 計2天  らせん階段
スカジ  中ボス ドロローサへの道 修正前
15層ソロ いちじくのタルト  らせん階段



(没供養)この魔弾、あんさんの言ったとおり誰にでも当たるねぇ!

日課通りオリジムシを掃討したその瞬間、貴方の頭の中でカン☆コーン!!、と音がなった気がした。

 

「……んぐ?」

 

なんかめっちゃ頭痛い、そう思った貴方はすぐに背負っていた銃型のアーツユニットを構え、周囲を警戒した。貴方の索敵能力は、今いるエリアなら空を飛ぶ羽獣の如きものだ。

 

「ん〜?」

 

それを持ってしても術師どころか動物すら発見できないあたり、この頭痛は自分に何らかの変化が現れている、ということになる。そう貴方は判断した。

 

「モゴモゴ……っ!?」

 

頭痛に関してはすぐに治まったが、貴方はお得意の広い視野がだんだん狭まっていることに気づいた。視界が左の方から墨汁を垂らしたようにどんどんと消えて行っているのだ。

 

「んん~!?んん~!!」

 

目の周囲を触ろうとしたところ、何か硬い質感のものがまとわりついている感覚がした。早速剥がそうとしてみた貴方だったが、想像以上の激痛に襲われる。

 

すぐに剥がそうとするのを辞めた貴方だったがしかし、結構勢いをつけていたからか何かカケラのようなものが飛び散った。

そのカケラは先を見ることができそうなほど透き通っているようで、どんな色でも飲み込む漆黒のようにも見えた。貴方はきれいそうだから、と保存を決定した。

 

「……ペッ!」

 

貴方は口に含んでいたオリジムシを吐き出した。ガムのように身を噛み続けていたがもう味がなくなった。あのジャリジャリ感も楽しかったが、味がなければ9割減だ。なんだか悲しくなってきた。

 

「あ~も〜なんか気分悪いわ〜…散歩も御仕舞、仕込みは明日にして帰りましょ」

 

貴方は痛む顔面を力を入れすぎないように加減して抑え、帰路についた。

 

 

 

「ただいまー!」

 

貴方は家のドアを豪快に開け放った。外の寒い空気が流れ込む。が、そのことについて言及する存在は居ない。

 

「って、そうだ。誰もいないんだった!わっはっはー

 

 …冗談、冗談よ父さん!すぐ閉めるから拗ねんとってよー」

 

そう口にしてすぐにドアを閉めた貴方は、暖炉の中に次の木を焚べてから椅子に座った。暖炉の前では大きな影がその全貌を隠して座っており、軽く貴方は小突いた。暖炉の火はとうに燃え尽きており、いくつかの骨と枯れ果てた枝だけが束になっている。それらの上に、大きな毛皮のコートが掛かっていた。

「ちょ、ミミ!お願いやけんコート引っ張らんといてよ!伸びたら直せんとよ?まったく…」

 

貴方は後ろからコートが引っ張られる感覚を覚え、悪戯されていると思った。故に、しっかりと妹に注意することとした。あの子は悪戯好きだった。こうやって注意しなければ。そうすれば、今度は会えるかもと思った。けど、椅子の背もたれにかけられた幼児の頭蓋骨と小さな眼球がそれを否定していた。コートを引っ張ったのは枯れ枝だった。

 

「あ、母さんったら…なんで動いちょるとよ。ほらそのナイフ貸して、料理はうちもできるとよ?

 …まかせっきり?そんなん気にせんと、家族やろ?」

 

慌てた貴方はその家族からナイフを取り上げた。彼女はとても体が弱く、ナイフなんか持ったら折れてしまいそうだと。そんなおふざけも、今や誰も聞いてくれない。

 

「もー、ほんとにうちの家族って手間かかるなぁ〜……

 でも、そこがいい!」

 

貴方は上機嫌だった。仲の良い家族に囲まれ、辛くも楽しい家業も板についてきた。だからこそ、貴方は夢を語り始めた。聞くような人間は、とうの昔に死んだのに。

 

「……うちなぁ、夢があるとよ。ウルサスって雪国やん?雪と動物くらいしか見どころのない国やん。それって面白くないとよ。」

「やけんさ、うち…この国出たいって考えとると。ほら、すぐ近くにロドスっていう企業が来とるの話したやん?それに乗れば、ここ以外の、いろんな国見れるんやないかなって!」

 

それらの意見に対して、肯定の意見が多く挙がった。実際は割れた窓から風が流れただけだが。

 

「やろやろ!?……けどさ、やっぱりみんなで行くのは迷惑やん?突然保護してもらうには人数多いやん?だから~…」

 

「じゃじゃーん!『投票BOX』〜!これ使ってもう一人誰連れて行くか決めまーす!」

 

パチパチパチ!といくつかの拍手が鳴った。実際には、外の枯れ枝を何かしらの獣が踏んだ音だろう。

 

「じゃあ、確定するよ?一緒に行けるのは―――」

 

 

 

「まさか母さんが一緒に行くことになるとは、考えとらんかったなぁ。」

 

貴方は母を連れ、すぐに家を出た。このナイフだけは、失わない。

 

ロドスはもうチェルノボーグ付近にあるのだ。これ以上は見失う可能性があった。

 

でもやっぱり空の様子がおかしい。1回立ち止まろうとも考えたが―――

 

「いいや、ここで止まったら狩人失格や!突撃―!」

 

残念ながらそこまで貴方は頭が良くなかった。なんとなく大きめの建物めがけて突撃する。足元にあった死体を蹴飛ばした。

そこには部屋の中で縮こまっている大柄な男がいた。なんだかプルプルと震えているようで、ちょっとかわいいと思った。周りには沢山の死体があり、大柄な男と同じ服を来ていたようにも見える。

 

「もしもーし、聞こえとる?質問なんやけど、ロドスって船今どこにあるか知っとる?ちょっと乗せてもらいたくて。

 ―――っとっと!?危ないやん!」

 

貴方は優しい態度で話しかけた。しかし、大柄な男は何か叫びながらナイフで切りかかってきたのだ。

貴方は攻撃してくるなら獣だと判断していい、と教わっている。それでも対話を行おうといくつか言葉を投げかけた貴方だったが

 

「駄目や、狂ってしまっとる。それなら、もう終わらせんとね」

 

貴方は羽獣が一回羽ばたく時間でアーツユニットを構え、次の一瞬でその男の頭をアーツで撃ち抜いた。青い硝煙が舞い、粉砕された頭蓋骨の一部や脳漿が壁や床にぶち撒けられる音が響く。

 

「まったく、情報なんか。これじゃあ追いつけんかも知らんわ―…つら

 …あ、お母さん大丈夫?」

 

貴方は母のいる方を振り返った。そこには何もいない。

 

「そっか、ならよかよ。こんなことは多くないはずやけん、安心しとって!

 だって、うちのアーツはどんなもんでも撃てるんやもん!」

 




一応ニャルもどきは続きを考えています。それ以外はまだ考えてません。それじゃまたヴァルプルギスで!

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