千手扉間のブルーアーカイブ   作:トマトルテ

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61話:船上のチェイサー・前編

「お久しぶりです、先生」

「久しぶりだな、ユウカ。お前も元気そうで何より……いや、元気ではないな」

「分かりますか……」

 

 扉間が招き入れられたミレニアムサイエンススクール。

 その生徒会(セミナー)の一室で、ユウカが溜息を吐く。

 

「C&Cへの依頼ですよね? どうして、シャーレの先生がここに?」

 

 そんなユウカの様子、そして扉間の存在に疑問符を浮かべているのは室笠アカネ。

 C&Cの誇る眼鏡メイドであり、コールサイン03。

 約束された爆発である。

 

「いつもいつも、任務で周りを破壊するあなた達への監視よ! と、言いたいんだけど、今回はそれどころじゃなくて、本当に手助けして欲しいんですけどね……」

「……何があった? ただならぬ問題か?」

 

 ちょっと目に隈があるユウカに心配そうな目を向ける扉間。

 リンの件で優秀だからといっても、負担をかけ過ぎるのは良くないと肝に銘じるようになったのだ。

 

「それに関しては私から説明するわ」

「会長…!」

「……リオ会長まで出て来る程の大事なのですか?」

 

 セミナーの主。

 もとい、ミレニアムのビッグシスター(お姉ちゃん)の登場にアカネは気合を入れる。

 今回の依頼、ただならぬものだと。

 

「リオ、こうして直接顔を合わせるのは久方ぶりだな」

「会えてうれしいわ、先生。シャーレの修理は順調かしら?」

「まだ始まったばかりだ。しばらくは、各自治区のホテル暮らしだな」

 

 寄付金集め。もとい、シャーレが直るまでの各校への恩返し。

 今はまだ始まったばかりなので、当然シャーレは壊れたままだ。

 許さんぞ、陸八魔アル。

 

「そう。よければ、ミレニアムに先生の家を──」

「──会長?」

「いえ、今は先に話すことがあるわね」

 

 会長権限で、ミレニアムに扉間の家を建てると言おうとするが、ユウカの言葉に即座に方向転換する。

 寝不足になった赤い目で『私用でミレニアムのお金を? 横領ですか?』と睨まれて、怖くなったのだ。

 時に財布を握る会計は、長よりも強くなる。

 

「コホン。C&Cと先生にはある生徒を捕えて欲しいの」

「捕らえるか……お前がそこまで言うとは、穏やかではないな。何者だ?」

「……セミナーの秘密兵器と言うべきか、秘密にしておきたかった兵器と言うべきか……」

()セミナーですよ、会長! もう、会長は甘いんですから!」

 

 ()を強調して、プンプンと怒るユウカ。

 余程今回の行動が腹に据えかねているらしい。

 

「元セミナーと言うと……コードネーム“白兎”。黒崎コユキのことですね」

「ふむ……察するに、秘密兵器と呼べる程度には能力があるが、問題児なので隠しておきたかった生徒が問題を起こしたのか」

「理解が早くて助かるわ、先生」

 

 アカネがつぶやいた名前、黒崎コユキ。

 まだ1年生だというのに、ミレニアムきっての問題児である。

 

「それで、その黒崎コユキが何をしでかしたのだ?」

「無断での債券の発行よ。セミナー名義で、刷れるだけ刷っているみたいね」

「際限なく、セミナーのお金が尽きるまで」

「ふぅー……確かに問題児だな」

 

 腕を組み、大きく溜息を吐く扉間。

 債券とは企業などがお金を借りるために発行するもの。

 当然、借りたお金は返さなければならない。

 

「私の計算では、後2日でセミナーは破産です。生まれて初めて自分の計算が間違っていて欲しいと思いましたよ」

「それはまた……まずい状況ですね」

 

 だが、返せる額以上に債権を刷った場合は当然破産である。

 下手をすると、ミレニアムの存続に関わりかねない。

 

「その黒崎コユキは、クーデターでも起こすつもりか? いや、経済的には既に起こしているようなものだが……」

「それで、私達C&Cとシャーレの先生に緊急で解決して欲しいんですね」

「ええ、そうよ」

 

 金遁・多重債券の術を行っているコユキを一刻も早く捕まえる。

 それが今回の依頼だ。

 

「しかし、セミナーの債権を無断で、しかも現在進行形で増やすなど、どうやっておるのだ? ワシはその手のセキュリティは詳しくはないが、お前ですら防げんのか? リオ」

「コユキにはありとあらゆるセキュリティが通用しないわ。暗号という暗号を全て、感覚で解いてしまえるもの。ヒマリやケイが作っても無理だと思うわ」

「暗号の解き方が感覚的に分かる。簡単に言うと、そういった能力を持っているんです」

 

 コユキが悪事を働ける理由。

 それは、暗号を簡単に解けること。

 要するに、あらゆるパスワードを何となくで当てられるのだ。

 他人のスマホを手に入れれば、それだけでロックの解除や支払いの決済などが出来てしまう。

 

「現代社会において凶悪すぎる能力だな……」

「だからこそ、その能力に目をつけてセミナーに勧誘したのだけど……」

「コユキには倫理観が無いんです。道にお金が落ちていたら、当たり前のように自分の財布に入れるような子で……あ、いえ、人を傷つけるとかはしないんですけど」

「正直に言って、間接的には大分傷ついている気もしますが……」

 

 そして、最大の問題点。

 本人に、大いなる力を持っている自覚がないこと。

 便利だから使って何が悪いんですか? と言う子なのだ。

 

「普段は反省部屋に入れているんですけど、今回は会長が先生の辞任の件で色々とやっていた隙をついて脱走を……」

「……ワシのせいか」

「……私のせいね」

「あ、いえ! 先生や会長を責めているんじゃなくて…! そもそも、コユキは何度も脱走しているから“白兎”なんて呼ばれているわけですし」

 

 ゴタゴタの隙をついて脱走という事実に、気まずそうに赤い目を逸らす兄妹。

 慌てて、ユウカがフォローに入るが兄の方はともかく、妹の方はガチ目にへこんでいる。

 

「いえ、私が悪いのよ。姉としてコユキを導けなかった。本来なら、ただ監禁するのではなく先生のように導かないといけなかったのに……」

「会長……」

 

 ギュッと唇を噛みしめ、姉としての無力さを噛みしめるリオにユウカは尊敬の眼差しを向ける。

 

(姉という言葉にツッコンでもいいのでしょうか?)

 

 そして、アカネはリオのトンチキ具合に微妙な顔をするが我慢する。

 流石の彼女も、この空気は爆破出来なかったようだ。

 

「今回の依頼は2つよ。C&Cにはコユキを捕まえてもらいたい。そして先生には……コユキを導いてもらいたいの」

 

 情けない姉の代わりに。兄として。

 

「C&Cは依頼内容に不満はありません」

「……リオ。ああ、分かった」

 

 そんなリオの真剣なまなざしにアカネと扉間はコクリと頷く。

 だが、ただで了承したわけではない。

 

「だが、忘れるな。お前がコユキの姉を名乗るなら、もう一度正面からぶつかってみろ」

「出来るかしら、私に…?」

「悩むぐらいならまずはやってみろ。姉妹喧嘩とていつまでも出来るわけではない」

「…! そうね……分かったわ」

 

 ユウカやアカネには分からないが、扉間の過去を知るリオには今の言葉の重みが伝わる。

 兄妹のどちらもがいつまでも生きている保証はないぞ?

 そう言っているのだと。

 

「さて、そうと決まれば早速見つけ出さねばな。どこに逃げたかの目安はついておるのか?」

「はい。先生を呼んだのはその場所も理由になります。場所は他の学校の自治区……“オデュッセイア海洋高等学校”になります」

「“オデュッセイア海洋高等学校”か。確か複数の船で海洋に存在する学校だったな」

 

 ユウカの説明にそう言えば、そんな学校があったなと思い出す、扉間。

 水上というと、二代目水影のちょび髭が思い浮かぶが今は関係ないので頭から消す。

 

「コユキはその中のクルーズ船の1つ“ゴールデンフリース号”に居ます」

「オデュッセイアの生徒会に連絡は入れたか?」

「はい。もちろん、連絡を取ったんですが……“ゴールデンフリース号”は生徒会の指揮下に入っておらず、自分達で稼いだ予算で運営しているので生徒会も中の様子は分からないそうです」

「惚けているのか、単なる放任主義か……どちらにせよ、相手の生徒会の手助けは借りられそうにないと言うわけか」

「ですが、他の学校自治区である以上は問題を起こすわけにもいきません。C&Cは騒ぎを起こさないという点では信用できませんので。ですから、あらゆる学園の自治区で活動が可能になるシャーレの先生の力が必要になってくるんです」

 

 場所は分かっているのに、そこに踏み込むことが出来ない。

 コユキが狙ってそこに行ったのかはまだ分からないが、困った事態には間違いない。

 ユウカの眉の角度がそれを物語っている。

 

「なるほど……つまりシャーレの先生という錦の旗の下に、私達が暴れて来ればいいのですね? これは、爆弾をいつもより多めに準備しないといけませんね」

「ダメに決まってるでしょ、アカネ! 戦闘が出来るだけで、問題が起こらないわけじゃないんだから! そもそも、あくまでも()()()()が許されるだけで、その後の()()()()()とオデュッセイアの関係は未知数よ! 出来る限り穏便に事を運ばないと……」

 

 確かに戦闘は許可されるが、暴れた生徒をどう思うかは相手の自由。

 外交関係に罅が入りかねないので、ユウカはこうして頭を抱えているのだ。

 

 

「ならば、黒崎コユキをキヴォトス全体で指名手配すればよい。現セミナーではなく元セミナーならば、セミナーの債券を発行している時点で犯罪であろう? そうすれば、指名手配犯を匿っているという名目で堂々とヴァルキューレが捜査に入れる。いや、まともな生徒が運航しているのであればあちらで勝手に捕まえてくれるやもしれんな」

 

 

 そんなユウカの悩みに扉間がポンと解決策を出す。

 問題が起こるのなら、問題にならない名目を作ればいいのだと。

 

「………え、えっと、それはちょっと」

「コユキはセミナーの内部情報を知っているわ。しかも、能力を考えればそれこそ極秘事項も。矯正局送りになるような事態は、ミレニアムとして避けたいの。だから、あくまでもミレニアムでの回収が前提。……それから、先程も言ったようにコユキには更生してもらいたいの」

 

 言葉の詰まるユウカの代わりに、リオがそれはしたくないと告げる。

 リオの願いは、コユキを姉として正しい道へ導くこと。

 指名手配犯にして捕まえてしまえば、きっとその道は絶たれてしまう。

 

「フ、そうだな」

 

 そんなリオに対して、やはりそうするかと満足そうな顔を浮かべる扉間。

 お前は本当に優しい子だなと。

 

「では、指名手配する代わりに……行方不明届をヴァルキューレに出せ」

「行方不明届……ですか?」

 

 聞きなれない言葉に、アカネが首を捻る。

 

「そうだ。黒崎コユキは脱走……言い換えれば、誰にも何も告げずに姿をくらまして行方不明という事だ。これは失踪と言い換えてもいい。連邦生徒会長の失踪もあったのだ。自分の学校の生徒も同じようになっているのかもしれないと、会長であるリオが心配するのは何もおかしくはない。と言うよりも、探すのは責任者としての義務だ」

 

 自分の所の生徒が行方不明(場所は把握)になったので、行方不明届を出す。

 最近は連邦生徒会長も行方不明になるほど物騒だから、仕方ないね。

 

「そして捜索の結果、黒崎コユキが“ゴールデンフリース号”に居る可能性が浮上した。当然、ヴァルキューレとしては保護に向かうことになる。そして、お前達は保護された黒崎コユキを温かく迎え入れればいい」

 

 温かく迎え入れる(意味深)。

 

「……確かに、それなら何も問題は起きませんね。でも、ヴァルキューレの協力が必須ですよね? あの、ヴァルキューレがそこまでしてくれるでしょうか?」

「ヴァルキューレという建前さえあればいい。適当に1人借りていく。幸運にもワシは警察と仲が良いからな」

「なるほど、これが権力の腐敗というものですか……」

 

 扉間の言葉にアカネが遠い目をする。

 権力の分散とは一体何だったのか。

 

「安心しろ。何一つとして、違法なことはしておらんし、越権行為でもない。ただ、業務の処理速度が速くなるだけだ」

 

 カヤとはズブズブの関係性の扉間だが、今回は別に違法なことはしていない。

 

 コユキが失踪したのは事実。

 ミレニアムの生徒会長が行方不明届を出すのは当然。

 ヴァルキューレの人員が保護に行くのも当然。

 そして、その際にC&C(保護者)扉間(先生)がヴァルキューレについて行くのも当然。

 

 ただ単に、その際の諸々の処理が通常よりも早いというだけである。

 

「でも……生徒会の言う事も聞かない“ゴールデンフリース号”がヴァルキューレの指示に従うでしょうか?」

「安心しろ。その場合は、“ゴールデンフリース号”の生徒がただの生徒から、()()()に変わるだけだ」

「すいません、1%たりとも安心出来る要素が無いんですけど!」

 

 行方不明の生徒を返せない…?

 さては誘拐犯だな、おめえ。

 と、この完璧な理論で堂々とC&Cが暴れるだけである。

 

「まあ、そうなった場合はワシがオデュッセイアの生徒会長と話をつける。そもそも、権限で言えばヴァルキューレの方が通常の学校よりも圧倒的に上だ。ただ単に、金と武力が無いせいで舐められているだけで」

「……そこに私達が武力として力を貸せば」

「自分達の管理外に出た生徒はしっぽ切りするだろうな。それ相応に稼いでおるようだし、罰の名目で適当に財産没収でもするだろう。ワシならそうする」

 

 自由とは責任が伴う。

 自分で稼いでいるから、生徒会(お前達)の言う事なんか聞かねぇ!

 などと言っている相手が、公権力(正当な理由)でしょっぴかれた場合に、助けて貰えるかと言うと、お察しである。

 

「他の学校なら面子の問題もあり争いになるかもしれんが、ヴァルキューレという立場ならそれが抑えられる。言わば緩衝材だ」

 

 緩衝材、すなわちプチプチである。

 遊び半分に潰される所も似ているとは言ってはいけない。

 

「そうね……確かに合理的だわ。すぐに、ヴァルキューレに提出する書類を作成するわ」

 

 そうと決まれば、後は公での処理を進めていくだけ。

 リオが行方不明届を提出し、ヴァルキューレがササッと受理する。

 そして、適当なヴァルキューレの一員を連れて()()のコユキを保護すればいい。

 

「では、作戦開始だ」

 

 

 

 

 

「この船が“オデュッセイア海洋高等学校”…! 本官、海の上にある学校に来るのは初めてであります!」

「ワシもだ、キリノ。どういった学校生活になっておるのか、少々興味が湧くな」

 

 会場にあるゴールデンフリース号に船で近づきながら、扉間と白髪の少女が会話をする。

 彼女はヴァルキューレ警察学校・生活安全局の中務(なかつかさ)キリノ。

 ピカピカの1年生である。

 

「この船の中に行方不明になった黒崎コユキさんが居るんですね! すぐに、保護をして安心させてあげないと…!」

 

 ヴァルキューレが保護しに来たという名目のために、適当に誰か貸して。

 扉間のそんなお願いに、惚れた弱みを握られたカヤが逆らえるわけもなく、送られてきたのがキリノだ。

 

 花形の警備局ではなく、平和ボケしていると身内からも言われる生活安全局。

 そこの割と余裕がありそうな1年生なら、いつでも貸せるよ。

 と、いった具合で来たのだ。

 まあ、家出した子を連れ戻すという役割的には生活安全局でも間違いではない。

 

「うんうん、コユキは白兎さんだからね。寂しいと死んじゃうかも?」

「まあ、うるさくて派手なことが好きなので、アスナ先輩の言う事も間違いではないですかね」

 

 コユキとは何度も脱走回数(交戦経験)があるので、C&Cにとっては顔馴染み。

 なので、アスナもアカネも彼女の性格はよく理解している。

 

「そんな子が行方不明だなんて…! 本官、やる気に満ち溢れてきました!」

「その……先生……あの子には今回の事実は……」

「案ずるな、カリン。ミレニアムにとって不都合な情報が漏れるようなことは伝えておらん」

「つまり、表向きの事しか知らされていないという訳か……何だか、罪悪感が湧くな」

 

 一刻も早く家に帰してあげないと、と気合を入れるキリノに角楯(かくだて)カリンがバツの悪そうな顔で扉間に耳打ちをする。

 彼女はコールサイン02。C&Cのスナイパーだ。

 ミレニアム内でも有数の狙撃能力とお尻を持つ、褐色美少女である。

 

「はぁ……たく、めんどくせぇな。ただ迎えに来るだけなら、あたし達は別に要らねぇだろ」

「何か問題があった時の対処のためだ、ネル。ゴールデンフリース号はオデュッセイアの生徒会ですら把握していない船。無いとは思うが、何やら悪事を隠している可能性もある。お前には毎度毎度、迷惑をかけることになるがな」

 

 自分の存在は要らないのでは? と、疑問を口にするネルに扉間が頭を下げる。

 

「べ、別に迷惑とは言ってねぇだろ? ただ、荒事になった方が面白いだけで……それに先生は良くやらかすからな。あたしが面倒見てやらねぇと」

「リーダーから聞いてはいるが……先生は問題児らしいな。傍からはそうは見えないが」

 

 アリスと自爆しようとした件や、入院中のベッドから無理やり抜け出した件。

 そして、先日の『先生辞めるってよ』事件のせいで、ネルからの扉間の評価は問題児だ。

 カリンが言うように、付き合いが浅い内は有能さしか見えないのが恐ろしい所である。

 

「ねえねえ、それよりもさ。どうやってあの船に乗るの? 潜入?」

「大丈夫ですよ、アスナ先輩。話している間にゴールデンフリース号側には通信を飛ばしましたので。ヴァルキューレ警察学校の名前とキリノちゃんの警察手帳。シャーレの先生の名前。ミレニアムの正式な紋章とリオ会長直筆の依頼書。そして、今回の行方不明の事件を伝えたら、責任者から折り返すと返事がありました」

 

 生徒会の言う事は聞かないとは言っても、オデュッセイアの生徒である自覚が無いわけではない。

 唐突に警察と権力者が訪ねてきたら、無視をするといった選択は取れない。

 この船に乗る生徒は無所属の不良達ではないのだから、ある程度の常識を持っている。

 

「……と、早速返事がきましたね。一度詳しく話を聞きたいので、あちらの船に乗せてくれるそうです」

「よし、これで正式な客人となったな。ワシはキリノと共にあちらに行く。カリン、アスナ。悪いが手筈通りお前は船の留守と()()の準備を頼む」

「アカネとあたしは先生のお目付け役だな。問題児度でいったら、コユキにも引けを取らねぇぞ」

「あら、それは楽しみですね」

 

 アカネの言葉に頷き、カリンとアスナに指示を出す扉間。

 そして、ネルは扉間のおもりをしてやるかと肩を鳴らす。

 残念ながら、当然の反応である。

 

「ああ、了解した、先生」

「ええー、お留守番? つまんない」

「アスナ先輩、最初に説明を聞いて……いや、先輩のことだから聞いてなかったんだな」

 

 それに対して、お留守番は退屈とぶーたれる、アスナ。

 カリンはこの先輩は本当に、と困った表情を浮かべている。

 

「え、なになに?」

「狙撃…? えっと、今回は行方不明の生徒を迎えに来ただけなのでは?」

 

 揃って疑問符を浮かべるアスナとキリノ。

 どちらも事前情報が不足しているのだ。

 

「キリノは……まあ、気にするな。大した話ではない。アスナは……船に残った方がやることが多いとだけ言っておく」

 

 そんな2人に対して意味深に言葉を残し、扉間はゴールデンフリース号に乗り込むのだった。

 

 

 

 

 

「ヴァルキューレだ! ごるぁッ! とっとと、入れろや!!」

「ネ、ネルさん…? 気持ちは分かりますが、お、落ち着いて下さい」

 

 ゴールデンフリース号に乗った4人だったが、進めたのは入り口まで。

 バニーガールの服を着たバニーガードに足止めをくらったネルが、ヤクザ紛いの叫びをあげて、キリノに止められている。

 なお、評判は全てヴァルキューレにいくものとする。

 まあ、普段舐められているので、これぐらい怖い警官もいると思われた方がいいかもしれない。

 

「もう一度聞きますが……私達を中に入れることは出来ないと、おっしゃったのですね?」

「そ、そうだ」

「ミレニアムサイエンススクールからの正式な使者。ヴァルキューレ警察学校の警官。そして、連邦生徒会のシャーレの先生。これらの人間を中には入れられないのですね?」

 

 アカネがニコニコとした笑顔を浮かべながら、権力という圧力をかける。

 逆らったら分かってんだろうな? という、脅しだ。

 

「う……あ、あなた達を疑っているわけじゃない。た、ただ……本人に確認を取った結果」

 

 そんな脅しに屈しそうになるも、何とか自分を奮い立たせてとある事実を伝えるバニーガード。

 

「……その、DVを受けているので、家出したのだと……怖い先輩も実際に居るし」

「はぁ?」

 

 バニーガードのドメスティックバイオレンス(DV)という言葉に、呆れた顔をする、ネル。

 だが、続く言葉には顔をしかめることになる。

 

「えー、本人曰く『チビのネル先輩は喧嘩っ早くて、すぐに手が出ますし何度も撃たれたりしました! 追いかけて来る時の顔も怖いですし! 眼鏡をかけたアカネ先輩は普段は優しいんですけど、スイッチが入ったら爆発魔に変わって吹き飛ばしてきます! お尻の大きいカリン先輩は、何度逃げても冷静に私をしつこく狙撃してくるんです! おっぱいの大きいアスナ先輩は……訳わかんなくて怖いです。逃げてたはずなのに、気づいたら私の真横に居たりするのでノア先輩並みのホラーですよ!』……と」

 

 めっちゃ的確な人物評。

 そして、自分が悪さをして、お仕置にやられているという情報を抜けば完全な被害者である。

 

「正直、言ってる本人が楽しそうにゲームをしていたから、疑わしくはあるんだが……それでも、そのまま引き渡すのはどうかと思って」

「え、えっと……本官はその選択を支持します」

 

 家族の暴力からの逃避のために家出。

 それが事実だった場合は、保護者に返さずに保護することもある。

 キリノはそれを知っているので、困り顔でバニーガードを肯定する。

 

「おい、コラァ! てめえどっちの味方だ!?」

「ヒッ!? ほ、本官は法と市民の味方です……」

「……たく、根性あんじゃねぇか」

 

 当然、ネルはまさにDV先輩といった感じでキリノを睨みつけるが、キリノは涙目ながらも屈しない。

 自分に睨まれてひかない奴は少ないという事実を知るネルから、キリノへの評価が上がった瞬間である。

 

「確かに……ワシもシャーレの依頼として受けたが、コユキが被害者という線も捨てきれんな」

 

 そんな光景を見ながら、扉間もコユキ被害者説を支持する。

 まあ、中立という立場に立つための建前ぐらいにしか考えていないが。

 

「あなたがシャーレの先生…!? 道理でメイドを侍らせて……」

「風評被害とは恐ろしいものだな……」

 

 バニーガードからのやっぱりメイドプレイ好きなんだという視線に、頭を抱える扉間。

 後から嘘でしたと言っても、一度広まった噂はそう簡単には消えない。

 可哀想な扉間。ひとえにてめえが自分で嘘情報を流したせいだが。

 

「それで……どうしますか? 仮にコユキちゃんの言い分を受け入れるとして、あなた達がずっとこちらで匿ってくださるんですか?」

「そ、それは……」

 

 アカネがバニーガードに問いかける。

 引き渡さないなら、ずっとこの船で保護をし続けるのかと。

 バニーガードはコユキがスロットを蹴りつけていた光景を思い出し、嫌だなぁと言い淀む。

 

「保護ならお任せください! 傷ついた市民を助けるのもヴァルキューレのお仕事ですから!」

「結局はこうなんだから、公権力って便利だな」

 

 何故公権力が腐敗してはいけないのか?

 それは、誰にも止められないからである。

 保護する側が暴力犯だったら、被害者の絶望は相当のものだろう。

 まあ、コユキの場合は100%自業自得だが。

 

「お前達の行動は正しいものだ。安易に権力のある者の言葉を信じず、コユキの言葉にも耳を傾けた。そして、虐待の可能性を考慮して引き渡しを拒んだ」

 

 扉間がゴールデンフリース号の判断を称賛する。

 

「だが……ここに居るのはミレニアムだけではない。生徒を守るヴァルキューレと先生が居る。保護する側の人間も来ておるのだ。それなのに家にも帰さん、保護にも出さないとなれば……コユキを留めておくだけの正当な理由が要るとは思わんか? ん?」

 

 訂正、脅しをかける。

 

「せ、正当な理由…?」

「そうだ。お前達がコユキを()()()()犯人ではなく、あくまでも()()客として受け入れた証拠。それがあって初めて、お前達は警察や学校を拒否してコユキを保護し続けることが出来る」

 

 家族も先生も、警察も来たのに返さない? 妙だな……。

 さては、おめえ誘拐犯だな?

 

「わ、私達を疑うのか…!? あの客は他の客と一緒で自分で来ただけで……」

「証拠はあるのか? 自分達が無実だという証拠が?」

 

 学生に悪魔の証明を求める扉間。

 こいつ、本当に教師か?

 

「それにここに来るまでに小耳に挟んだが……この船は生徒会も中を把握しておらんらしいな? 中にどんな部屋があるのか。何人が乗っているのか。全てを知るのはお前達だけ。途中で乗客が少しばかり増えても……数人がサメの餌になっても。それを証明する手段を持つのはお前達だけ」

 

 客観的にゴールデンフリース号の無実を証明する手段などない。

 乗員乗客の名簿? 生徒会に提出していないんだから、いくらでも改竄可能でしょ?

 監視カメラ? 数千を超える人数を全員把握できるとでも? トイレや個人の部屋にはないのに。

 

「で、デタラメだ!!」

「ああ、今のはもしもの話でしかない。だが、起こりえるもしもの話だ。お前達と生徒会が関わりのない証拠は山のように出て来るが、逆はない。庇ってやろうにも庇いようがない状況だ」

「う……」

 

 言葉に詰まるバニーガード。

 自分達で全てを管理しているということは、自分達で何とかしなくては誰も守ってくれないということ。

 仮に生徒会が庇ってくれても、『でも、あなた達管理出来てませんよね?』の一言で擁護は潰される。

 

「ああ、それから話は変わるが……ワシは最近、冤罪という憂き目にあってな。その時は生徒達のおかげで事なきを得たが……次にあったらどうなるかは分からんな」

「え、冤罪……」

 

 自分で流した悪評のくせに、苦労したとばかりに肩を落とす扉間。

 そんなオーバーアクションにバニーガードは、自分達も誘拐犯という冤罪を被せられるのではと、疑心を抱く。

 

「話を戻すが、シャーレやヴァルキューレに任せてくれれば、しかるべき措置を行い法に則った行いをするのだがな。まあ、公権力が信用できないと言うのなら仕方がない。本当に仕方がない。ワシらは失礼させてもらう」

 

 スッと踵を返す扉間。

 

「……チ、しゃあねぇな」

「そうですね。このまま、会話では埒があきませんので」

「え? え? いいんでしょうか…?」

 

 意図を汲んでそれに続く、ネルとアカネ。

 そして、みんなが行くのでという理由で続く、キリノ。

 

「ま、待ってくれ! そうだな! ヴァルキューレが居るんだから別に大丈夫だよな!? うん! それに学校の問題は学校で解決するべきだよな! うん!」

 

 そんな背中をバニーガードが縋りつくように、留める。

 頼る気がなくても、頼ってしまう。

 これが公権力の偉大さである。

 

「すぐに本人にも伝えて連れて来る! 待っていてくれ!」

「おお、そうか! すまんのう」

 

 慌てながら、コユキを連れて来ると走り去るバニーガード。

 そんな後姿に扉間はいけしゃあしゃあと、好々爺染みた声をかける。

 二代目火影の卑劣な交渉術だ。

 

「こ、これで良かったのでしょうか……本官、少し罪悪感が」

「今回は先生が自爆かまそうとしたわけでもねぇし、良いだろ。大体、全部の元凶はセミナーから金盗んでる、あのチビだ」

「リーダーそれは……」

「……あ、ヤベ」

 

 セミナーの面子のために、出来る限り黙っていて欲しいと言われたことを思い出す、ネル。

 だが、もう遅い。

 

「ぬ、盗みですか!? 失踪した生徒という話だったのですが……本官、もしかして聞いてはならないことを聞いたのでは…?」

「……お前みたいな勘の良いガキは好きだよ」

 

 白目になるキリノに対して、ニコッと笑いかける、ネル。

 天使のような悪魔の笑みとはこれのことである。

 

「困りましたね……コユキちゃんを確保したら、後はそのまま解散予定だったのですが。これは、C&Cで少し()()()()()する必要がありますね」

「うちで茶ぐらい出すぜ。ついて来な」

「や、山吹色のお菓子を受け取る訳には……で、でも、そうしなければ私が失踪……」

 

 失踪した生徒を迎えに来たのに、自分が失踪扱いになりそうな事態に涙目になる、キリノ。

 まあ、2人は本当に事情説明するためだけに招いているだけなのだが。

 後、キリノの上司も山吹色のお菓子は受け取っていたので、多分そこまで酷いことにはならないぞ。

 

「やめんか、お前ら。相手に変に誤解させるようなことを言うのは感心せんぞ」

「手鏡なら持っていますが、使われますか? ご主人様」

 

 鏡見ろ。

 アカネの鋭いツッコミを受ける、扉間。

 そんな和気藹々とした空気の中にバニーガードが戻ってくる。

 

 

「す、すいません! そ、その……黒崎コユキが、と、逃亡しました!!」

 

 

 コユキが、とっとと逃げ出していたという事実を引っ提げて。

 にははは! 三十六計逃げるに如かずですよ?

 

「ああん? この期に及んで、まだ惚けるつもりかてめえ? 公権力、投入すっぞ!」

「あ、あの! まずは話を聞きましょう! ……それから、ヴァルキューレは本官だけです」

 

 バニーガードのネクタイをひっつかんで脅しをかける、ネルとそれを止めるキリノ。

 キリノは気づいていないが、構図がまるっきり怖い警官と優しい警官である。

 

「……ご説明を頂いても?」

「え、えっと、待機させておいた本人の部屋に行ったんだが……何度ノックしても返事が無くてマスターキーで開けて入ったら……手紙があって」

 

 アカネの笑っていない圧のある笑みを向けられて、ビクビクしながらバニーガードが手紙を差し出す。

 そこには。

 

【お勤めご苦労様です、先輩方! あ、もしかしたらヴァルキューレの方かもしれませんね? まあ、どなたが見ているか知りませんが、これを見ている時には私はもういません。脱出用ドローンで快適な空の旅に出ていますからね! にははは! このコユキちゃんが何の準備もせずに逃げ場のない船に乗ると思っていました? 甘いですね~。ホイップクリームに蜂蜜をかけたものよりも甘いです。この船のカジノで“S”ランクに到達して越法的なVIPになる予定でしたが、追手が来ないと考える程バカではありません。まあ、もう10回…いえ20回でしたっけ? いえいえ、50回かも? とにかく、追われ慣れていますので! 単純な頭の先輩達の事なんてお見通しです。そのまま、私のボディガードに足止めされていてください。あ、バニーガードでしたね? まぁ、お金を払って船に乗っていたので同じようなものですよね。先輩方は強くて、特にチビのネル先輩は物騒ですが、お仕事頑張ってください。それでは、私はこれからも自由への旅を続けますので。先輩方と二度と会えないのは少し寂しいですが、これも私の自由のため! それではみなさん、さようなら~! PS:もし、料金の払い忘れがあったらそこの先輩方に請求をお願いします】

 

 コユキ直筆の煽り文章が書かれていた。

 いや、本人には煽る気持ちとかないのが、尚更に致命的なのだが。

 

「………あのバカ、さっさと逃げずにこんなの書いてたのかよ」

「まあ……あの子らしいと言えばらしいですね」

「えっと、少なくともDV被害を受けている人の手紙には思えませんね……」

「何をしておるかと思えば、賭場(とば)か……兄者を思い出すな」

 

 逃げる時間を少なくしてもなお、意味のない手紙を書いたコユキに呆れた言葉を吐く4人。

 約1名、扉間は柱間の鴨っぷりを思い出しているが。

 

「も、申し訳ございませんでした! 私達がすぐに身柄を引き渡さなかったばかりに!」

「急に低姿勢になりやがったな、こいつ」

「まあ、あれを見ればDV被害者ではないと分かるでしょうし。後、あちらも少し馬鹿にされて怒っているのでは?」

「あ、頭を上げてください。最近は詐欺も多いので、警察を名乗る相手でも、まずは疑うというのは正しい行動ですので」

 

 コユキが黒だと分かれば、バニーガードは頭を下げるしかない。

 後、コユキの私兵扱いされたことも地味に頭に来ている。

 

「あの先生……これからどうすれば?」

 

 頭を下げるバニーガードを宥めていたキリノが、困り顔で扉間の方を見る。

 探していたコユキは今や空の彼方。

 すぐに追っても、見つかるかどうかわからない。

 そんな八方塞がりの状況は──

 

 

「案ずるな。計画通りだ」

 

 

 ──想定通りでしかない。

 

 

 

 

 

「私達が来ていることを知れば、コユキの性格からして当然逃げようとする。だが、逃げ場のない船の上ではすぐに捕まるのは誰でも分かる。そうなれば、船に乗って逃げるか……今みたいに空に逃げようとする。読み通りだな」

「あいぇええッ! カリン先輩!? カリン先輩なんで!?」

 

 青い海、青い空、白い雲。

 それしかない海上は風の影響を抑えられれば、絶好の狙撃ポイントだ。

 船に残っていたカリンがドローンで空を飛ぶコユキを追いながら狙いを定める。

 

「C&Cとシャーレの先生とヴァルキューレさんが迎えに来たって船の人は言ってたのに、何で海に居るんですか!?」

「全員でゴールデンフリース号に乗ると言った覚えはないぞ。そもそも、船に誰かが残るのはそんなにおかしい事でもないだろう」

 

 重い弾丸がコユキの足をかすめる。

 

「あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!! 今かすった! 足にかすりました! DVで訴えますよ!?」

「先輩、もう少し揺らさずに運転出来ないか? 照準がズレる」

「うーん、こっちの方が楽しいんだけどなー」

 

 なんか、キヴォトスでは鼻で笑われそうなことを叫ぶコユキを無視して、船を操縦するアスナに声をかける、カリン。

 勢いよく運転するのが楽しいのか、コユキをじわじわと追い詰めるのが楽しいのかは聞いてはいけない。

 

「やめてください! 私、泳げないんですよ!? 落ちて溺れたらどうしてくれるんですか!?」

「泳げないのに、海の上を飛んでいたのか……相変わらず、先のことを考えないというか、何というか」

「あ!? 今度はドローンが欠けッ!?」

 

 狙いが定まらない中、もう一度狙撃してさらにコユキの余裕を削っていく、カリン。

 コユキの涙が波間に消えていくが、誰も同情はしない。

 

「ねぇ、コユキ。因幡の()()って知ってる? 噓つきの兎さんが海を渡ろうとしたんだけど、嘘がバレてサメさんに皮を剥がされちゃったんだって」

「……え? 何で、急にそんな話をするんですか?」

「えー、何でだろうね?」

「アスナ先輩…? アスナ先輩! アスナ先輩ッ!?」

 

 カリンが一撃で仕留められない理由たるアスナの操縦。

 荒っぽくて揺れるが、完全に狙いを外す程ではない揺れ方。

 まあ、きっと、多分、メイビー、偶然だろう。

 

「先輩。お仕置きはもう十分だろう。そろそろ決める」

「OK~! じゃあ、お願い」

 

 カリンがこれ以上外すのはスナイパーの沽券に関わると告げ、アスナが運転を緩める。

 

「あ、ダメ! 落ちる! いいんですか、カリン先輩!? 可愛い後輩が海に沈んでも!?」

「安心してくれ。海の中にも学校はある」

「たった今、そこを飛び出して来たばかりなんですけど!?」

 

 カリンがドローンが欠けて鈍くなったコユキに標準を合わせる。

 狙いは体のど真ん中。

 一番痛い所に──。

 

「1~2~の──3!!」

「海の中で反省してくれ、コユキ。大丈夫、後でちゃんと釣り上げるから」

 

 ──放たれる。

 

 

「と゛お゛し゛て゛ぇ゛え゛え゛!?」

 

 

 黒崎コユキ、墜落。

 




作者「うぉおおお! 推しのバニーアスナの時間だぁああッ!」
扉間「行方不明届を出して、家出娘として堂々と迎えに行けば潜入の必要はない。カヤとの繋がりもあるのだ。ヴァルキューレとして向かえば、ゴールデンフリース号も無視は出来ん。無視された場合は、武力で抑えるだけだ」
作者「 」

いや、色々と考えたんですよ。
アビ夏と一緒にやって、ワカモのクルーザーでゴールデンフリース号を海賊(ワンピース)するアビドスとか。
おもむろに前に貰った覆面被って覆面水着団になるネルとアスナとか。
なんかそこにしれっと、混ざるトキとか。
でも、ゴールデンフリース号って作中描写だと、特に悪いことはしてないので没に。
先生も何も言ってないので、多分学生のギャンブルも合法だと判断しました。
違法だったら、多分酷いことになってた。

というわけで、バニー要素はほぼ消滅!
コユキとバニーガードだけに。
悲しい。

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