IS~Ichika Strange~ あるいはこんな織斑一夏   作:Exnyas

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続きました。

……おや?
話の流れが……


6.肉食獣相対、食堂にて

+_+ 一夏

 

食堂にやってきたのは、やはりと言うか束姉……と、山田先生だった。

 

「束姉……と、山田先生?」

 

何故か山田先生と仲良さげに食堂に入ってきた束姉は、慣れた様子で日替わり定食を注文し、相席失礼しまーすと言い、箒の隣に座った。

半拍遅れて山田先生は鯖味噌煮定食(冷奴とパック牛乳付き)を手に、失礼しますねと言いながら、束姉の隣に座る。

 

「山田先生、どうして篠ノ之博士と?」

 

「それが、何と言いますか……整備室でラファールの点検をしているところに、篠ノ之博士が来られまして……その、いきなり胸を……」

 

「姉さん……?」

 

言いながら箒が苦々しい顔で束姉を見る。

 

「いやー、整備室でオウガを調整してたら、たまたまた私級の双球(すんごいの)を見かけてさ。つい『収穫していっくんに献上せねば』って考えたら、体が勝手に動いちゃったんだ」

 

言って束姉はテヘと笑う。

 

「収穫って……野菜や果物じゃあるまいし」

 

「スイカ以上だと思うよ?」

 

「いや、そう言う事を言ってるんじゃなくてさ」

 

チラリと隣を見れば辰姉は『童顔で、胸は超乳、エロゲかな』と妙な俳句を詠んでおり、モモセンパイに至っては、束姉や山田先生の双球を凝視しながら自分の双球を揉み『トップバスト30cmアップってそう言う意味か……!』と、少女マンガの女性キャラのような、愕然とした表情を浮かべていた。

 

そんなモモセンパイを見た箒から、耳を塞げと言われた俺は、素直に耳を塞いだのだが……

 

(箒)『山田先生、失礼ですがバストはおいくつで?』

 

……済まんな箒。

俺は読唇術が使えるんだ。

 

俺に秘密の話をしたかったら、俺に耳だけと言わず、目を閉じるようにも言うべきだったな。

 

(山田先生)『え? いまここで言うんですか!?』

 

(箒)『一夏はご覧のとおり、私たちの会話は聞こえていません。加えてこの喧騒とボックス席という都合、小声で話せば、周囲には聞こえませんよ』

 

(山田先生)『わ、分かりました……ええと……』

 

(百代)『……な、なんだと……!?』

 

モモセンパイが驚愕するのも無理はない。

……山田先生の為に実数は伏せるが、軽く大台に乗っている。

 

(束)『すっごいね。私より2センチ大きいよ』

 

(百代)『バカな……これでも川神学園時代は、学内最大級だったんだぞ!?』

 

ちなみにモモセンパイのバストは90cmで、それを聞いたワン子が戦慄していた記憶がある。

 

(百代)『それがこんなアッサリ、大幅に抜かれるとは……山田先生、教えてください。どんな食生活をすれば、そこまで育つんですか?』

 

(辰子)『私も聞きたいです』

 

(山田先生)『あはは……ええと、真面目に答えますと、食事はたんぱく質を魚と豆類で補ってます。全体的に薄味で、野菜を多めに。それと乳製品を多めに摂取するようにしてます。あとは早寝早起きと、寝る前および寝起きのストレッチですね。ストレッチは軽く汗をかくぐらい入念にします』

 

(箒)『優等生の見本みたいな生活ですね』

 

……そうは言うが箒、俺は知っているぞ。

お前も似たような食生活をしている事を。

 

(百代)『くっ……私も頑張れば、今からでも山田先生や篠ノ之博士のような体型になれますか?』

 

(束)『んー……確か、川神百代ちゃんだったよね? 気功鬼のお孫さん』

 

モモセンパイは気功鬼……即ち川神学園の長にして、川神院の総代こと、川神鉄心さんのお孫さんだ。

 

(百代)『はい』

 

(束)『なら、気功は使えるよね?』

 

(百代)『もちろんです』

 

言ってモモセンパイが右手から気功弾を生み出す。

 

(束)『だったら気功を戦いに使うんじゃなくて、代謝や内燃に回しながら、山田先生が言ったみたいな生活をすれば、まだまだチャンスはあるよ?』

 

モモセンパイの気功弾を見ながら、束姉も左手から気功弾を生み出すと、それを打ち出さずに、体内に吸収してみせる。

 

(百代)『なるほど……くっ、一度出したモノを引っ込めるのが、こうも難しいとは』

 

モモセンパイが感慨深そうに頷き、四苦八苦しながら気功弾を体内に吸収したところで、箒によって耳から手が退かされた。

 

「……もういいのか?」

 

「ああ」

 

《束さん知ってるよ。いっくんが読唇術を使える事》

 

《もちろん私も知っている》

 

……直後に束姉と箒から飛んできた個人間秘匿通信(プライベート・チャネル)には、聞こえていないフリをしておく。

 

かーっ、IS学園のローストビーフ丼は美味いなぁ!

 

「……織斑くん」

 

「もぐもぐ……はい?」

 

「織斑くんは、その……胸が大きな女性をどう思いますか?」

 

「ぶふっ!」

 

危うく口の中のモノを吐き出すところだった。

 

「一夏、大丈夫か? ほら、水だ」

 

「げほっ、げほっ……ああ、ありがとう」

 

俺は箒から水を受け取り、それを飲んで呼吸を整える。

 

「どうですか?」

 

「あー、山田先生」

 

「はい?」

 

「お忘れのようですが、山田先生の隣にいる女性(ひと)は、俺の婚約者ですよ?」

 

「あ……」

 

束姉は俺の性癖が具現化した存在。

そんな事を告げると、束姉が頬を紅潮させ、体をクネクネさせて照れる。

もちろん、ブルンブルンと揺れる双球はガン見する。

 

「でもどうしてそんな事を?」

 

「実はお恥ずかしながら、事前学習の時から、織斑くんに惹かれてまして……でも、胸ばかり無駄に育った女はどうなのかなと」

 

「無駄だなんてとんでもない」

 

実演を交えて小一時間説き伏せたいところだが、周囲の目がある為に泣く泣く自粛。

 

豊胸(変な)手術をしないで、そこまで実った見事な天然の双球。俺の前では誇っていいですよ」

 

……自分で言っててなんだが、何を言ってるんだ俺は。

 

「分かりました。今までコンプレックスだったんですが、これからは自信が持てそうです。ありがとうございます」

 

「こちらこそ」

 

そんな会話をしていると、隣でモモセンパイが、スマホで電話をしている事に気がついた。

 

「……ああ、そうだ。冷蔵庫の中身を、調味料を除いてカラにしてくれ……3日分はある? 院の僧に頼んで、炊き出しにでもしてくれ。連絡先を知ってるならファミリーのみんなで食え。で、空になった冷蔵庫には、魚介類と豆腐、青果と多めの乳製品を詰めてくれ……目的か? IS学園で、私が理想とする体型の女の人と出会ってな。話を聞いて、食生活を改善して、その女の人の体型を目指すことにしたんだ……健康的で良い? そうだろうそうだろう」

 

そんな事を話すモモセンパイは、注文していたフライ定食特盛を、既に完食している。

そしてモモセンパイの隣では、辰姉もまた、スマホで誰かに電話していた。

 

「……そう言う訳で、今夜から私だけ、ご飯のメニュー変えるから。うん……うん、天ちゃんや竜兵にも言っといて。ん? 作るのは私だよ? そこは大丈夫」

 

……辰姉の電話の相手は亜巳さんだな、多分。

 

そんなこんなで昼食を終えた俺たちは、食堂を出て、教室棟に向かう。

 

束姉はまたお昼にね、と言って、俺に双球を揉ませ、キスをして、整備室へと去っていった。

 

その途中、金髪巨乳のスーツ姿の美女と、その美女に付き従うように歩く、赤髪で気が強そうな巨乳の女性と出くわした。

 

「あら、川神さんに板垣さん。もう昼食はいいの?」

 

「はい、ミューゼル先生」

 

「モモセンパイ、この人たちは?」

 

「1年1組の主担任で座学担当のスコール・ミューゼル先生と……」

 

「同じ1年1組の副担任で、実技担当のオータム・フォール先生だよ」

 

金髪巨乳の美女がミューゼル先生、赤髪巨乳の美女がフォール先生と言うらしい。

 

「初めましてね、スコール・ミューゼルよ」

 

「アタシはオータム・フォールだ。そっちの男は知ってるぜ。お前、セカンドマンの織斑一夏だろ」

 

「はい」

 

「お会いできて光栄、だっ!」

 

言いながらフォール先生は、タイトスカートが捲れ、スカートの中身が見えるのも気にせず、右の上段回し蹴りを放ってきた。

ゴオッと音が聞こえてきそうなほど、遠心力に体重が無駄なく乗った、かなりの破壊力を秘めた良い蹴りだ。

 

俺はそれを避けようとせず、同じ右の上段回し蹴りで迎え撃つ。

 

直後、バシィッと音がして、フォール先生が蹴り足を弾かれ、3歩後ずさる。

 

その音を聞き、1組の生徒の一部と、2組の生徒の一部が、廊下に顔を出した。

 

「うっへぇっ! かぁってぇなぁ! コンクリの塊を蹴ったみたいだったぜ。良い蹴り持ってんだなぁ」

 

「これでも日本九鬼が1人、蹴撃鬼ですから。蹴りには自信があります」

 

「アタシは1組のセンセーだから、2組のお前とはあまり関わらないかもしれないが、これからもよろしくな」

 

言ってフォール先生はミューゼル先生を伴い、購買の方へ歩いていった。

そして1組と2組の境に差し掛かった頃、モモセンパイが真面目な表情でこちらを振り返った。

 

「一夏」

 

「はい?」

 

「いまは90しかないが、いずれはあの2人に並んでみせる。そして私はあの2人に並んだ時、お前の嫁になる」

 

言って俺の右手を取ると、現状トップ90の自分の双球に、俺の手を這わせた。

 

流石は武術四天王。

鍛えているだけあって、見事な双球をしている……が、一言言わせてくれ。

 

「モモセンパイ」

 

「何だ?」

 

「一応言っときますね? ここ、校舎内。それも、人が見てます」

 

周囲の反応を見れば『わぁ、見てあれ、胸揉ませてる』とか『逆告白!? おっ◯いを揉ませるとか斬新!』みたいな反応が多数。

 

「校舎内? 人が見ている? だからどうした。これは私の決意であり、宣言だ。時や場所は選ばないし、人目も憚らない」

 

「……モモセンパイ、生まれてくる性別間違ったんじゃ?」

 

「中学の頃、たまに言われていたな」

 

「むー、モモちゃんがその気なら、私だって」

 

モモセンパイの勇まさしい決意と宣言に刺激されたのか、辰姉は俺の左手を取ると、それを自らの双球に這わせた。

 

「私も、いちくんのお嫁さんになる。おっ◯いも、いまよりもっと大きくする。待ってて」

 

『キャー! 2人目よー!』

 

『だいたーん!』

 

『あの男の子、ニュースで見たわ。セカンドマンの織斑一夏くんよ』

 

『ヒュー!』

 

『モテモテですわね、ミスタ・織斑』

 

……おい、いまオルコットがいなかったか?

 

「一夏、期待していろ」

 

「いずれ成長を実感させてあげるからね」

 

やりたい放題やって、観客に言わせたい放題言わせた2人は、そう言って1組の教室に戻って行った。

 

「一夏、モテ期到来か?」

 

「男冥利に尽きるぜ」

 

ダチの【五反田(ごたんだ) (だん)】や【御手洗(みたらい) 数馬(かずま)】に知られたら殺されそうだが。

 

「ふむ、なら私も呑気にしてられないな」

 

言うと箒は、自らの双球を両手で掴む。

 

「食った・食われたの順位第2位として、後発に負けるわけにはいかん」

 

……そうなんだよな。

俺がヤった女の2人目は、箒なんだよな。

 

束姉の私室で束姉とヤって、事後の余韻に浸っていたら、バスローブ1枚の姿でやってきて『私も抱け、一夏』と言い放ち、俺と束姉の目の前で全裸になった箒。

 

俺には束姉がいるが、いいのかと聞いたら、私は2番目で構わんと言う。

 

そんなん据え膳だろ。

で、据え膳食わぬは男の恥だろ。

美味しく頂いたぜ。

 

「私も今夜から、山田先生が言っていた食生活に切り替え、育乳(いくにゅう)に励み、姉さん並に育てて一夏に嫁ぐとしよう。幸い、篠ノ之家の女は胸が大きくなりやすいようだし、私は現にこんな状態だからな」

 

「期待してるぜ」

 

「任せろ」

 

 

******

 

-_- other

 

 

その光景を目の当たりにした百秋は、自分が見た光景を信じられなかったし、何ならこれは悪い夢を見ているのではと疑ったりもした。

 

『いまは90しかないが、いずれはあの2人に並んでみせる。そして私はあの2人に並んだ時、お前の嫁になる』

 

『私も、いちくんのお嫁さんになる。おっ◯いも、いまよりもっと大きくする。待ってて』

 

『食った・食われたの順位第2位として、後発に負けるわけにはいかん』

 

『私も今夜から、山田先生が言っていた食生活に切り替え、育乳に励み、姉さん並に育てて一夏に嫁ぐとしよう。幸い、篠ノ之家の女は胸が大きくなりやすいようだし、私は現にこんな状態だからな』

 

あの見知らぬ巨乳美女2人の行為、嫁ぐ宣言はもちろん、あの一期ヒロインズの1人である箒でさえも一夏に嫁ぐ宣言をした事。

 

そして、原作よりはるかに逞しく、鈍感のどの字も感じられない一夏。

 

ただでさえ意識を失いそうになるのを、歯を噛み締める事で耐えている百秋。

……不幸中の幸いなのは、食堂での出来事を知らない事だろう。

 

「どうして、一夏ばかり……やはり原作主人公には、勝てないのか……」

 

そんな事を考えた百秋だったが、まだだと首を振る。

 

自分にはまだチャンスがある。

 

(りん)が、シャルが、ラウラが。

(かんざし)が、楯無(たてなし)が。

何なら本音(ほんね)(らん)、ダリルやフォルテだって狙える。

 

「……クックック、見てやがれ一夏。俺は必ずテメーより上に行ってやるぜ」

 

百秋は知らない。

そんな薔薇色の未来など、訪れない事を。

 

 




原作との主な変更点

1.一夏は読唇術を使える
2.真耶の双球は束級(つまり原作の倍以上)
3.真耶の双球は束よりトップが2cm大きい
4.鉄心は世界有数の強者
5.束は気功術を百代より高いレベルで修めている
6.スコールはIS学園1年1組の主担任(座学担当)
7.オータムもIS学園1年1組の担任(実技担当)
8.弾と数馬も川神市在住
9.弾と数馬は川神学園に通っている(川神学園2年)


真耶にフラグが立ちました
続きはまたいずれ
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