まだ日が上がりきっていない早朝。未だ人が疎らな大通りを冒険者の集団が駆け抜けていく。それぞれが武器を携帯していることから物々しい気配を感じた住民たちがその集団の正体に視線を向けるものの、先頭を走るパルゥムや
「ほれぇ、元気が感じられんぞぉ! アクスを見習えぃ!」
「ふっざけんな、爺様! う"ぉえ”!」
「なんでうちの主神、朝からこんなに元気なの……」
例え『体力増強には走り込みじゃぁ!』とどこぞのスポ根のようなことを言いながら駆け出した主神の後を何気なく着いていったアクスを心配した結果とはいえ、吐いた唾を飲み込むような真似はしたくないとそれぞれ棒のようになった足を治療院に向けて伸ばし続けていた。
ちなみにだが、冒険者という存在は一般人よりも隔絶した人体構造をしているのは諸兄らもご存じのとおりである。眷属となったことで少々神に近づいた肉体を持った彼らがなぜ、
答えは簡単。全員が『鈍っている状態』だからだ。
ダンジョンでモンスターと鎬を削る生粋の戦闘職ならまだしも、【ディアンケヒト・ファミリア】の
いつもは接客や調剤などといったあまり身体を動かさない仕事を主軸としている団員たちに、いきなり長距離のランニングなど身体の方が驚くに決まっている。
加えて彼らの中にはカース対策の秘薬を作る手伝いをしている者も居る。クノッソス攻略戦も間近ということで昨夜も
そんな感じで不調から絶不調の間を反復横跳びする面々よりも、何か嫌なことがあれば『お外走って来る』と言って外に飛び出していくディアンケヒトの方が走りにおいては精通しているわけである。
「聖なるいず……あっ、ヤバ」
「セリアが爆発したぞぉ!」
そして、そんなランニング中でも自己鍛錬に余念がない団員の不注意で事故が起こる。
未だ単調な動きでも失敗する並行詠唱をバテバテの状態で、なおかつ走りながらという自殺志願としか思えないことを仕出かした女性団員。『縦ロールになっちゃった』と余裕がありそうに言ってはいるものの、地面にファーストキスを奪われながらも一向に動く気配がない彼女を見かねた団員たちはあらかじめ数人単位で持ってきていた棒やシーツを組み合わせて即席の担架を作ると、阿吽の呼吸ともいうべき連携で彼女を乗せる。
そのまま『えっさ、ほいさ』と最後尾へと移動していくと、既にそこにはかなりの数の団員が横になったまま搬送されていた。
彼/彼女らは搬送されてきたセリアの顔を見た途端に二チャリと粘着質な笑みを浮かべ──。
「よぅ、セリア。ようこそ
「それに、あなたも爆発組ね。歓迎するわ」
「来いよお、こっち来いよぉぉ!」
「ぃ"やあぁ!」
体力不足でダウンした者。セリアと同じく中途半端な実力で並行詠唱を行ったために
彼/彼女らにとってこれ以上走らなくても良いので楽が出来るものの、この時間帯ながらも大勢が移動しているために嫌でも衆目に晒される。
何が言いたいかと言うと、『走らなくて良い代わりに無様な姿を見られる』ことになるため、非常に恥ずかしいのだ。
これから治療院に至るまでの道中。ずっと見世物になってしまう未来が確定している1人の乙女が放った絹を引き裂くようなスクリームを耳にしながら、マルタは隣で走っていたアミッドに声をかけた。
「アミッド様、大丈夫ですか?」
「い、一応。れ、LV.2なの……で」
「ご無理をなされない方が……」
マルタやベルナデットの呼びかけに、アミッドは息も絶え絶えながらもなんとか答える。彼女こそ夜通し業務をこなしていた1番の当事者であるのだが、少し先の方でディアンケヒトを力づくで引っ張っていくアクスが心配ということで無理を推して着いてきた生粋のブラコンである。
そんな今にも倒れそうな彼女を心配してか、いつの間にか『アミッド様を介抱し隊』などと自称している数名が彼女の周囲を取り囲んでいるため、アミッドが倒れた時の措置は万全とマルタたちは他の者たちのフォローへ廻る。
そんなことが後ろで行われているとは露知らず。アクスとディアンケヒトは、とある神に声を掛けられていた。
「やぁ、ディアンケヒト。……大丈夫かい?」
「すまんが、医者を呼んでくれまいか?」
「君が医者だろう?」
「冗談が通じん奴め」
ボケを冷静に打ち返したデュオニソスのいけ好かない態度に悪態をつくディアンケヒト。そんな彼の所々には痛々しいあざや擦り傷が多く出来ていた。
その理由は、彼らよりさらに前の方で具合が悪そうにしている市民を介抱しているアクスである。彼が道すがら具合の悪いそうな人やぐったりしている人を見かける度にものすごい勢いで走っていくため、彼に巻いていた紐をしっかりと握っていたディアンケヒトがこれまたすごい勢いで引っ張られるのだ。
その暴走機関車の如き疾走は既に犠牲者が何人が出ており、先ほどの脱落組に入っていたりする。ただ、そのことをいくら注意しようがアクスのこれは性分を超えてもはや
「ふんっ、可愛い眷属の優しさの代償よ。屁でもないわい」
「その優しい眷属がうちの眷属に消毒液を浴びせようとしているのだが?」
未だ『私は汚れている発言』を警戒してか、懐から消毒液を取り出すアクスにそれを両手で制する
しかし、
「なに、ワインを嗜む友達が居てね。夜通し語り合った帰りに君の叫び声を聞いただけさ」
何気ないように理由を話すデュオニソス。彼からほのかに香るブドウの匂いから彼の証言は本当なのだろう。
今は味方であっても信用できないという情報は唯一味方と断言できるロキやフィンからもたらされているため、
「精々飲み過ぎには気を付けることじゃな」
「あぁ、そうさせてもらう。ところで、
フィルヴィスに抱えられて戻ってきたアクスが見慣れない装備品を装着していることに気付いたデュオニソスは一言断りを入れてからアクスの付けていたゴーグルを手に取り、それをしげしげと観察し出す。
「珍しいね。ゴーグルなんて手元が見辛くなるだろうに……」
「目の保護にはなるじゃろう。それに後々のことを考えたロキたちがようやく返してくれたんじゃ、使わなければもったいなかろう」
「すると、近々の作戦には……」
色々事情を察したデュオニソスの言葉にディアンケヒトが頷くと、彼は『すまないね』と謝罪する。今回のことは言わば、未来という若者が進むべき道の妨げとなる大人が遺した過去の清算である。そんな後始末のようなことに今を懸命に生きる子供であるアクスも駆り出さないといけないことについてデュオニソスは謝罪しているのだ。
「いえ、僕はアミッド・テアサナーレの願いに共感した【ディアンケヒト・ファミリア】の人間です。再びオラリオが傷つくのを見ていられないですし、他人の傷を放置出来るほど人は悪くないつもりです」
「そうか。重ねてすまない、君の決意を軽んじてしまった。……そろそろ行くとするよ」
そう言ってフィルヴィスと共に路地の方へと歩いて行くディオニソスを見送ったアクスは、横で猫でも追い払っているかのような手の動きをするディアンケヒトを引っ張りながらランニングを再開した。
そして──。
「まったく、手間を掛けさせてくれる。"エイン"、
「承知しました。デュオニソス様」
全く異なる名前で呼ばれながらも丁寧に礼をしたフィルヴィスが何処かへ消える。路地の奥は再び静寂を取り戻すや否や、葡萄酒をこよなく愛する男神は今までひた隠しにしてきた悪意を曝け出すように──嗤った。
***
様々なことが起こったものの、まだ1日始まったばかり。LV1や残業塗れの身体には苦痛でしかなかったランニングが終わった団員たちは、主に3つの班に分かれてそれぞれの業務を始めた。
1つ目は治療院の業務である。【ディアンケヒト・ファミリア】は医療系とは言いつつも、
しかし、全員が万全ではない今。この業務はLV2だったり元々が体力お化けだったりとランニングの後でも元気溌剌な団員たちが率先して対処してくれている。
2つ目は休息だ。
毎晩毎晩残業ベースという黒どころか漆黒ともいえる労働環境に身を置いている団員たちは、漏れなく慢性的な体力不足に陥ってしまっている。ゆえに早急に体力の回復に努めねばならないし、なによりクノッソス攻略という最大の山場がある以上は今が休息するタイミングとしては最初で最後だ。
……早い話『良いからさっさと寝ろ』ということなので、往生際悪く治療院の仕事をしようとしている不健康な面々は漏れなくベッドに寝かされていく。
そして3つ目。この業務はとある前提条件をこなした者のみに限定される。
しかし、ある意味で治療院の業務よりも過酷で、場合によっては精神を酷く摩耗する業務である。
その業務とは──。
「私に並行詠唱の講師をしろと?」
「はい。それが私たちが
治療院の営業が開始されると同時にやって来たフィンたちを応接室に通したアミッドは、開口一番対価を要求する。
オラリオの魔術師としては最高峰であるリヴェリアに並行詠唱の講師をやってもらうというのは対価としては悪くないが、並行詠唱はそこら辺の魔法を使える冒険者が一朝一夕で出来るような技術ではない。ただの講習会となってしまうことを危惧した彼女だが、アミッドはその心配は杞憂であることを告げた。
「大丈夫です。ゆっくりと歩きながらですが、体力の回復程度の魔法を並行詠唱出来る方が数名居ます。他にも麻痺や毒といった状態異常を治療する魔法を持った方も数名。こちらも先ほどの方々と同じゆっくり歩きながらですが、並行詠唱は可能です」
アミッドからもたらされた報告に対し、リヴェリアは思わずロキの方を見る。すると、その視線に気づいたロキはアミッドの言葉の中に嘘はないことを心底驚いたように『ほんまみたいやわ』と呟く。
「ブワッハッハ、儂の子供たちを甘く見おったな! ロキィ!」
「じゃかぁしい! どうせアクスやろ!」
快活に笑い出したディアンケヒトにロキががなり立てる。
まるで全ての事象がアクスに続いているかのようなローマ的決めつけだが、実のところロキの言い分は的中していた。
少し前──具体的に言えば【ロキ・ファミリア】の遠征に同行した頃はアクスよりも並行詠唱が上手い魔導士は居た。
それこそ、並行詠唱のへの字くらい立っていないにもかかわらず調子に乗っていた彼を
しかし、【フレイヤ・ファミリア】のお姉様方やら【ロキ・ファミリア】のお姉様方の決して羨ましくない可愛がり(いためつけ)の結果、今ではもう彼に並行詠唱で勝てる者は【ディアンケヒト・ファミリア】には居ないと断言できる程アクスの並行詠唱の技術は伸びに伸びた。
それこそ雨季の後に生えてくるタケノコの如くニョキニョキと伸びていく彼の弛まぬ努力の結晶。ただ、そこで終わるほど彼の周りに居る人物は無気力ではない。そんなアクスに追いつこうと少なくない
ちなみにそんな経緯を聞いたフィンの顔には『全員纏めて遠征同行』という文字がデカデカと書かれていたのだが、流石にこの場でスカウトする分別は付いているのだろう。リヴェリアに指導をするように指示を出し、にこやかに契約書を差し出した。
「いやぁ、僕たちでも対応できる対価で助かったよ。ひょっとしてアクスが何か言ってくれてたのかい?」
「はい。事前に話を聞いていて助かりました。危うくこの場で暴言を言いながら断るところでした」
危うく聖女のバイオレンスな言動の餌食になるところだったフィンは冷や汗を流す。しかし、事前にアクスが働きかけてくれたようなので、事なきを得たことにフィンは内心感謝しながらアミッドとディアンケヒト両名によるサインを見守った。
やがて、両名のサインが契約書に書かれたことで正式な契約が為される。これ以上は作業の邪魔になると判断したフィンが一安心とばかりに席を辞そうとするのだが……。
「とりあえず、フィン様。ロキ様も改めてお座りください」
「ひょっ?」
まるでバトルフェイズはこれからが本番といった彼女の様子に素っ頓狂な声を出す両人。目の前に座るアミッドの顔が見る見るうちに般若へと変わり、その怒気に当てられた彼女の主神がこっそりと席を立とうとしたところに渾身の聖女パンチを鳩尾に見舞われたことで
「えっと……。合意してくれたんじゃないのかい?」
「合意はしましたし、納得はしています。ですが、私も人間なんですよ?」
当然ながらアミッドはこの一戦が失敗に終わればオラリオが破滅することは分かっているし、フィンの要求は最前線を走る冒険者として何ら間違っていないこともよく分かっている。
それでも彼女は神ではない。疲れもすれば、理不尽な要求を前に小言を言いたくなる普通の人間。加えてフィンよりも遥かに年下の存在だ。
はっきり言おう。アミッド・テアサナーレは『おこ』であった。
「困ったな、何をすれば許してくれるんだい?」
「大丈夫です。ロキ様と一緒に私の小言に付き合っていただければそれで充分です」
「アクスじゃ駄目かい?」
『犠牲前提の作戦』を否定したはずのパルゥムがさらっと聖女の怒りを鎮めるための人身御供としてアクスを提案するが、そうは問屋が卸さない。この話し合いが始まる前にアミッド自身が『後は私だけで大丈夫』とちゃっかりアクスをここから離したのだ。
チェンジどころか試合終了ともいうべき状況のオンパレードに、フィンはふぅと息をついた。
「ロキ、今まで楽しかったよ」
「うちもやで」
まるでこの世の終わりのようなやり取りが為されるが、安心して欲しい。彼らなりのギャグというやつだ。
ただ、間違ってもアミッドの怒り
その後、上層や中層のモンスターすらも慄く【ロキ・ファミリア】の主神と団長がしおしおになりながら応接室から出ていったとか……。また、片づけに入ってきた団員がソファでぐったりしていたディアンケヒトを見つけて大騒ぎになったとか……。その真相は闇の中である。
***
余りの無茶ぶりに【ディアンケヒト・ファミリア】の良心でもある聖女がキレたナイフに変貌し、フィンたちへ向かってチクチクと言葉による刺突を繰り返していたちょうどその時。【ディアンケヒト・ファミリア】の庭先では、リヴェリアによる並行詠唱の講義が行われていた。
「説明した通り、並行詠唱は習熟するのに非常に時間がかかる技術だ。しかし、ここに居る全員は多少の心得を持つ者が私の予想よりも多い。なので、予定変更だ。これより実践を模した訓練を行おうと思う」
魔法に精通したエルフ──さらに言えばその中でも王族であるハイエルフという受講料的に青天井になりそうな贅沢な講師を前に、エルフの団員が全員漏れなく崇拝しきったような表情を浮かべ、それ以外は『なんで?』といった表情を浮かべる。
そんな中、己の中に流れる血に辟易しながらも彼女は慣れた調子で訓練内容を組み替えていく。
元々は座学を通して並行詠唱の主旨やら注意点を教え、その後にレフィーヤやアリシアといった既に戦闘中でも魔法を詠唱できる者たちによる模範演舞を行ってさらなる見分を深めてもらうのが最善だと考えていた。
その理由として、彼女は『並行詠唱を半ば修めている者が多数居る』というアミッドの言葉を始めこそあまり信じていなかった。それどころか、超過労働によるアミッドの見間違いだと判断していた節すらある。
それもそうだろう。今ではすっかり己の技術としているレフィーヤも並行詠唱の技術を会得するには苦労していたし、なにより自分もそうなのだ。
少し言い方が高圧的にはなるが、純粋な戦闘力の底上げという単純ながらも確固たる意志を持ち辛い医療系ファミリアの団員たちが簡単に手を出せる代物ではない。先日起こったダイダロス通りでの戦闘にて、体力の回復だけながらも並行詠唱で戦闘不能者を診ていた設置された治療所の代表者4人だけでも一介の治療系ファミリアとしては破格であるため、『流石にこの人数が並行詠唱できるというのは見間違いの類だろう』と高を括っていた。
いたのだが……。
まさか練度はピンからキリまであったものの、
「お前たちは
「アクス君がよく練習しているので、私たちもやるべきかなと思いまして……」
「……アミッドたちの話の通りだが、やっぱりアクスか」
アリシアたちをマンツーマンレベルで宛てがい出したリヴェリアは、絶賛庭先に置かれた木箱の中ですやすや眠る
ただ、その視線は辟易したというよりも『この子供はどこまで行くのだろうか』と興味を持ったような類いの視線であった。
一般人やそこらの
遠征に同伴してもらったことによる経費の大幅削減から始まり、さらにはクノッソスで散らしてしまった仲間の命を
極めつけは
今にして思えば、あの場で『敵対』をしていた場合は危なかったとリヴェリアは考える。ただでさえ人手不足に加え、あのリザードマンを筆頭に高レベルの冒険者でしか対処できない
さらにはフェルズからもたらされたオクルスの存在も大きい。ノータイムで情報を伝達できるあのマジックアイテムにより、以前に行っていた部隊への指示出しのために光による暗号を用いることが無くなった。
これで各部隊への連絡のためにかなりのパーティを分散させるという相手にとって『格好の餌』を用意するという下策を用いる必要が無くなり、【ロキ・ファミリア】の全戦力を戦線に投入することが出来ることとなる。
「まったく、お前が絡むと碌なことが起きないな」
眠りこけたアクスを前にリヴェリアがまるで問題児を嗜めるかのように呟く。肝を冷やすことも多かったが、それと同じぐらい目の前の小さな少年は人を助けている。その結果が回り回って他者を助け、気付けば誰もが笑顔になっていた。
(正義は巡る……か)
かの【ガネーシャ・ファミリア】の団長の妹がよく口にしていた言葉を思い出す。
人によって正義の意味は様々だが、正義は伝播するものだ。柔らかいものが固くなろうとも、冷たかったものが熱を帯びても、例えそれが真の正義ではなかったとしても……。いくら正義の在り方が変わろうとも巡っていく。
彼女はその正義が必ず人を笑顔にすると信じていたが──、その意味をリヴェリアはようやく理解した。
今もスピスピ寝息を立てる目の前の少年を前に、彼が今の心を忘れないまま健やかに育って欲しいとリヴェリアは強く願う。
このまま順当に育てば、アクスは間違いなく一角の人物となるだろう。戦闘能力は同じ種族であるフィンに劣るだろうが、【ディアンケヒト・ファミリア】で培われた奉仕精神や治療技術は今のオラリオでは腕っぷし以上に必要な要素である。
英雄が好むのは異性や宝物と相場は決まっている。
『これでお前が女だったら大変なことになっていたぞ?』とティオネ辺りが聞いたら怒り狂うこと間違いなしなことを言いつつ、リヴェリアはアクスを抱き上げた。
たしかに良い感じで眠ってはいるし、早朝ランニングの話を聞いていたので疲れてはいるのだろう。
「講義の最中に寝る不届き物はどこの誰だろうなぁ!」
「あ”あぁ”あー!」
奇しくも応接室と庭先で、
そんな何気ない日常を幾夜か過ごし……。それぞれはとうとう、クノッソス侵攻前日を迎えることとなった。
ディアンケヒト・ファミリアもやる時はやる集団なんですよ。各々の癖とか愉快な人材が集まってる? それはそう。
アクス
木箱がよく寝床になっているポメッ子。
前の感想でアンパンマンだの言われてたけど、(アミッドへの信奉ともいうべき過剰な)愛と(前に進む)勇気だけが友達と考えれば、あながち間違いではないのでは?
オールマイトとかもあったけど、ヴィラン顔でゲラゲラ笑いながらエニュオと対峙するアクスが見たいか見たくないかと言えば…。まぁ、見たいかな。
アミッド
おこ聖女。必殺の聖女パンチは主神のレバーを的確に抉り、言葉のナイフは格上でも容易に屠るぞ!
アクスが居ることによるバタフライエフェクト(一部抜粋)
ダンジョン内外の治療により、冒険者の数がかなり多い。
遠征についていったことによってロキ・ファミリアの財政が良くなっている。
蘇生によってロキ・ファミリアの戦力ダウンが最低限まで抑えられている。
フレイヤ・ファミリアと結構親密なお付き合いにより、ベルが絡まない限りは結構融通を利かせてくれる。
ヘスティア・ファミリアに至ってはダンジョンや遠征のあれこれを教えてくれる先生が居ることでの知識の拡充。
うん、イヴィルスにとってはこの上なく邪魔だね★
まぁ、これでも黒龍には勝てないだろうし、無双は出来ないと思う。
おまけ
ガチで怒られる5秒前(ダンボール? 木箱と思いねぇ!)
【挿絵表示】