ディアンケヒト・ファミリアの末っ子   作:マジックテープ財布

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113:厄災(ジャガーノート)

 眼晶(オクルス)から聞こえてきた『厄災』という言葉に、骨しかないフェルズの脳裏に1匹のモンスターが過ぎるものの……。

 

(いや、あれがモンスターであるものか!)

 

 他のモンスターと同じくダンジョンで生まれるものの、それ以外は他のモンスターではあり得ない性質を持つ『怪物』であるとフェルズが断じた。

 

 まず、この厄災は『特定の条件下』で生まれる。

 ゴブリンやシルバーバックといった倒された端から短い期間で新たに生まれてくるわけでも、ゴライアスなどの特定階層に1匹しか出現しないといったありふれた条件ではない。

 厄災が出現する条件。それは『迷宮に対する大規模な破壊行為』である。

 壁の修復中はモンスターが出現しないという特性から冒険者が休憩のために破壊する程度なら問題ないが、それ以上──例えば闇派閥(イヴィルス)御用達の自爆兵器で使用する材料としておなじみの火炎石を数百ダースほどを局所的に用いることで冒険者の生き埋めを狙ったりすると、『それ』が現れたのだとか。

 

 その時は()()()()()()()()()()()()()ことに加えて異端児(ゼノス)を公にする可能性があることから傍観するしかなかったが、結果的に()()()()()()()()()()()()()()()()()

 そのファミリアの等級はB。LV4を少なくとも2人は保有している集団が1人を残して全滅する戦闘能力に、ウラノスはその厄災を『破壊者(ジャガーノート)』と名付けた。

 

 話を性質に戻そう。『迷宮が大規模に破壊されない限りは生まれない』、『LV4を中核とした冒険者の集団を壊滅させるほどの戦闘能力』というなんとも出鱈目な存在だが、これだけならば()()()()()()と思えば筋が通る。

 

 ただ、フェルズは()()をあえて『怪物』と呼んだ。

 当たり前だ。ジャガーノートには()()()()()のだから。

 モンスターの急所であるはずの魔石も無く、さらにはドロップアイテムすら存在しない。出来ることと言えば、ダンジョンを悪意を持って傷つけた愚者の前に姿を現し、たとえ頭部を失おうが胸部を貫かれようが関係なく動き続ける常軌を逸した耐久力と全てを引き裂く圧倒的な力でもって愚者を引き裂き、やがて活動限界が来て自死する。

 それではまるで、『使い終わった道具』のようではないか。そんな存在をどうして異端児(ゼノス)たちと同じモンスターと定義出来ようか。

 

 そんな怪物が再び姿を現した。

 しかも、ウラノスが言うには『下層』で現れたという。さらには初めに中層と言ったことから、少なくとも24階層(ここ)も危険地帯と考えるのが自然だ。

 

「おいおい、フェルズ。マズくねぇか?」

 

「あぁ、非常にマズイ。致し方ない、ここから退避──」

 

「少し待て。これは……、"なんだ"?」

 

 避難を行おうと思った矢先のこと。ウラノスが発した驚愕の声に全員が制止する。零能ではあろうとも、全知ではある神から聞こえてきた疑問の声。それが意味するのは、誰も答えを知らない『未曽有の危険』に他ならない。

 

 されども、そこはやはり元賢者。リドとグロス以外の異端児(ゼノス)に撤退準備を指示すると、眼晶(オクルス)越しにウラノスへ問いかけた。

 

「ウラノス、状況だけを教えてくれ。後、ここにアクス・フローレンスが居る。彼も同席させた方が良いか?」

 

「あぁ、すまない。アクス・フローレンスか。異端児(ゼノス)を動かす必要が出てくる。"最悪"も考えて、同席して欲しい」

 

 ウラノスから許可をもらったことで、アクスはグロスの側に座ると手を挙げる。気付いたフェルズが尋ねてくるが、彼は『情報共有してください』と当たり前のことを要求する。

 情報開示と共有は患者の生死を決める重要な要素である。なのでアクスの言う事はもっともだが、フェルズは現在ウラノスに詳細を訪ねている最中だ。

 

 そんなわけでフェルズがリドやグロスに説明役を押し付けると、アクスはさっそくとばかりに質問をする。

 

「リドさん、グロスさん。そのジャガ丸君って言うのはどんなモンスターなんですか?」

 

「ジャガーノート ダ」

 

「まぁ、オレっちも話しか聞いたことがないんだが……。フェルズたちが言うには、"ダンジョンの免疫機能"……だっけか?」

 

 地上の食べ物が第2級冒険者の集団を殺戮するほどの戦闘力を有するなど、冗談にしても笑えない。そうため息をつくグロスの横で、リドは過去にフェルズが言っていたことをそのまま説明する。

 

「免疫機能ということは、外敵を排除してから勝手に消滅するようなモンスターですか?」

 

「お、おぉ。理解が早いな」

 

「【ディアンケヒト・ファミリア】なので」

 

 医療に従事してあるだけあり、アクスの理解は早かった。即座にジャガーノートの特徴の一部を読み取ったが、残念ながら全容には至らない。

 また、医療方面の知識に傾倒しすぎてジャガーノートの特徴を誤解している部分があったため、そこはリドやグロスが適宜口を出すことで修正していく。

 こうして、ジャガーノートの情報を無事に共有出来たアクスの胸中に浮かんだもの。

 

 それは──。

 

(おうち帰りたい)

 

 ホームシックである。

 神々の指示であるために仕方なくやっていたが、まさかそんな危ないモンスターもどきが出るとは思っても見なかった。

 

 やはりダンジョンは人が住めるような場所ではない。

 温かい寝床に美味しい食事。そしてなにより、家族が居ない。

 金にがめつい爺(ディアンケヒト)様はどうでも良いとして、たまに持ち上げてくれて遊んでくれる兄や姉たち。そして、自分が生涯をかけて守り通したい聖女。どんなに手を伸ばしても、指先にかかりもしない物ばかりだ。

 すぐ横に『死』が転がっている地の底。そんな極限な環境に晒され、アクスは改めて『人の温もり』というものを渇望した。

 

 そして、同時に──。

 

(生きて、帰りたいな)

 

 アクスの奥底にあった『生への執着』が顔を覗かせる。

 彼の意識の奥の奥。もはや最奥と言っても良いぐらいに潜み、その上に『義務』やら『願い』といった土が被さったせいでアミッドにすら掘り返すことが叶わなかった原始の欲求が、死と隣り合わせのダンジョンでの避難生活という『地殻変動』によって地上へとまろび出てきた。

 

 人はそれを『ショック療法』というが、この際呼び方はどうでも良いだろう。本来はその『生』を強く意識することで冒険者として1番大事な『生き汚さ』を培うのが当たり前だと言えるのだが……。

 毎度の如く、このパルゥムは違った。

 アクスはポカをやらかしたり、朴念仁のような反応をしたり、保護者の気持ちがよく分かっていない行動を起こすクソガキだが、謂わば『聡い子』である。だからこそ、そんな()()()()()()()()()()()()は自分には出来ないことは彼自身がよく分かっていた。

 

 もし、そんなことをしてしまったら。あの日、自らに誓ったことを忘れてしまったら。この気持ちは()()()()()()()()()()()()()()()()になってしまう。

 自分もそうなりたい、あるいはそこへ近づきたいという気持ちがあるからこそ、相手を先入観なく等身大で見ることが出来る。葛藤も、格好悪いところも、そして陰で努力してきたところも全てひっくるめて憧れなのだ。

 未だその背中は遠いけど、いつかは横に並び立てるようになるように。今、ここは踏ん張らねばならない。

 

(だからこそ、オラリオのために僕がここに居なきゃ。皆の努力が無駄になる)

 

 決意を新たに、アクスは久方ぶりに表層へと噴出した人間らしい願望を自らの意思で再び奥へと押しやった。

 

 閑話休題(そんなわけで)。アクスの精神性が1歩進んで0.5歩ぐらい下がったところで、ようやくウラノスから詳細を聞けたフェルズがリドたちの方を向き直った。

 

「ジャガーノートの復活が確定した。さらに……、"下"へ向かっている」

 

「おい、どういうことだよ! お前の話じゃ、あいつはそんな遠くに行けないはずだろ!」

 

「ジュミョウハ、ドウシタ」

 

 少し前にアクスへ話した説明を根底からひっくり返す情報に、リドとグロスはがなり立てる。

 しかし、いくら全知の神であっても『未知の塊』と称されるダンジョンの中の様子。ましてやモンスターの細かな情報など読み取れるわけがない。ウラノスや彼から詳細を聞いたフェルズは、それらもひっくるめて『異常事態(イレギュラー)』という他無かった。

 

「さらに悪い知らせがある。アンフィス・バエナが復活した」

 

「フェルズさん、それはおかしいです。ギルドの討伐記録では、まだインターバルは明けていませんよ」

 

 今度はアクスから声が上がる。

 冒険者はその場の空気やライブ感で生きていると思われがちだが、不安要素の尽くを潰す習性がある。それはダンジョンを進むルートだったり、危険なモンスターや異常事態(イレギュラー)の情報だったり、挙句の果てにはゲン担ぎだったりと多岐に渡るが、ツケを支払うのは『自分やパーティの命』。ゆえに徹底した情報収集は冒険者の基本と言える。

 

 アクスもその例に漏れず、ギルドから発布された階層主の公式討伐記録は毎日とは言わずとも目を通している。そこに書かれていた討伐記録から【トート・ファミリア】が発刊している『怪体新書(モンスタール・アナトミア)』というモンスターに関する図鑑に書かれていたインターバルを鑑みれば、()()()()()()()

 そのため、疑問として口に出したのだが……。

 

「それも分からない。異常事態(イレギュラー)という他無い」

 

「あっちを向いてもこっちを向いても異常事態(イレギュラー)じゃねぇか。どうしちまったんだよ、母ちゃん(ダンジョン)

 

 あまりにも不明点が多すぎる。生みの親に対するボヤきが口からついつい出てしまったリドだが、ふと少し前にアクスがやっていたことを思い出した。

 

「アクっち、さっきみたいに幻影を入れ替えて下層の様子見て来れねぇか? 本当にアンフィス・バエナが復活してるのか見るだけで良いんだが……」

 

「簡単な指示と視界共有が出来るんで、入れ替えなくても偵察ぐらいなら出来るかと」

 

 何とも痒い所に手が届く魔法である。

 幻影ならばいくら消されても精神力回復薬(マジック・ポーション)があれば被害は0に抑えることが出来るし、せっかくの好意を無下にすることはない。そう考えたフェルズが許可を出すと、さっそくとばかりにアクスは魔法を行使。9騎の騎兵を生み出し、さぁ偵察……といったところでフェルズが急に待ったをかけた。

 

「あ”っ」

 

 隠れ里の入り口は冒険者やモンスターが入りにくいほど狭い。ゆえに慎重に指示出しと操作を行わなければならなかったのだが、フェルズの声でその操作のテンポがずれてしまう。

 結果的に何騎かの犠牲が出たので作り直す羽目になったアクスが恨みがましそうな視線でフェルズを見ると、当の本人も申し訳なく思ったのか『本当にすまない』と謝って来た。

 

「それで、どうしたんです?」

 

「先日、その魔法の詳細を見させてもらったが、幻影1つに魔法を1回分蓄えることが出来たはずだ。治癒魔法を全騎につけて欲しい」

 

「幻影ですよ?」

 

 アクスの質問にフェルズは答えずに俯く。骨の身なれど、現在のフェルズの頭の中には陰ながら調査してきたこれまでの事件の記憶が蘇っていた。

 知り得た情報量は膨大だが、内容は断片的で不確かなものばかり。『品質が怪しい小さな歯車たち』と形容するのが妥当だろうか。

 

 それでも、歯車には変わりない。

 1度噛み合ってしまえば──。

 1度回り出してしまえば──。

 それは数人程度(【ヘスティア・ファミリア】)でも止めることは容易ではないだろう。

 

 それどころか、歯車の圧力に耐え切れずに砕けてしまう可能性すらある。それだけは確実に防がねばならない。

 治癒魔法はそのための『保険』だ。

 だが、『保険』というにはまだ足りない。フェルズはしばし黙り込んだ後、リドたちの琴線に響く情報を吐き出した。

 

「おそらくだが、この騒動に【ヘスティア・ファミリア】も巻き込まれている。支援は多い方が良い」

 

「ベルっちたちが巻き込まれてるってのかよ!」

 

「ラーニェさん、火炎石ってあります? 幻影に持たせて特攻させれば火力補えると思うんですよね」

 

「アクス、話をちゃんと聞いテおケ。フェルズが見てるゾ」

 

 さらっと幻影に自爆特攻させようとするアクスはともかく、【ヘスティア・ファミリア】という言葉にリドが叫ぶ。それに呼応して周囲の異端児(ゼノス)たちが騒ぐが、グロスに宥めてもらう裏でフェルズはウラノスからもたらされた情報と自分で調べた情報を織り交ぜながら説明を始める。

 

 事の発端は、冒険者【疾風】が18階層で冒険者を殺害したこと。彼女はそのまま19階層へと降りたらしく、元々賞金首であったことからボールスを筆頭にリヴィラの街で討伐隊が組まれたのだとか。

 そして、そこにミッション帰りの【ヘスティア・ファミリア】が居合わせ……同行した。

 

「ちょっと待てよ、フェルズ。ジャガーノートって下層に現れたんだろ? もしかして、鉢合わせしたんじゃ……」

 

「【疾風】……。冤罪だと思いますよ?」

 

「まずはアクス・フローレンスの質問から答えよう。答えは"分からない"。使い魔で街の様子を確認したが、死体はそのまま埋められたようだ」

 

 火炎石を持たせ、治癒魔法を取り込んだ9騎の幻影を送り出したアクスは、まるで確信したような疑問を投げかける。【疾風】──リュー・リオンの人と成りを知っているがゆえに出た言葉だが、今のフェルズには『分からない』と答えるのが精一杯だった。

 それに、【ヘスティア・ファミリア】はミッション帰りという討伐隊にもってこいな即戦力である。【疾風】を追いかけている内にジャガーノートと接敵した可能性は限りなく可能性が高い。

 なので、フェルズは少しでも事態を把握するために異端児(ゼノス)全員で下層に向かわせる計画を立案した。

 

「把握? ベルっちたちの救援じゃないのか?」

 

「間に合わない可能性もある。だからこその把握だ」

 

「間に合わないって……。どういうことだよ」

 

『間に合わない可能性』という言葉にリドは息を呑む。だが、フェルズは冷静に『凶兆(ラムトン)が下層に居る可能性が高い』という追加情報を告げた。

 

 どうやら、クノッソス攻略戦の折に闇派閥(イヴィルス)以下──自分さえ良ければ構わないという思想の『小悪党』がかなり逃げ出したらしい。

 ただ、彼らも言わば退()()()が欲しかったのだろう。クノッソス内に保管されていたモンスターたちの中から、『深層』に生息するワーム・ウェール──凶兆(ラムトン)というあだ名がつけられたモンスターを持ち去っていることが分かった。

 

 深層。真の死線(トゥルー・デッドライン)と定められる『ギルド』によって一部の実力あるファミリアのみにしか情報共有がされていない領域である。

 一応、ギルドの定めている適正基準はLV4だが、LV5でも油断をすれば即座に死が約束される危険地帯。いくらワーム・ウェールがたまに下層まで昇って来るとはいえ、場違いも甚だしい。

 

「なら、こんなところでグズグズしてる場合じゃねぇ! 早く行かねぇと!」

 

「リド ホウシンヲ キメルマデ マテ!」

 

 並べられた情報を前に我慢が出来なくなったリドが隠れ里から飛び出そうとするもグロスに止められる。

 たしかに今すぐ行動を移さねば、間に合わない可能性はある。それでも、現在進行形でこのダンジョンは『おかしい』のだ。

 厄災や階層主の復活に目が行きがちだが、モンスターの行動も活発化している。現に隠れ里のすぐ傍をモンスターの集団が移動しているようで、絶え間ない足音がリドたちの耳にも入ってきている。

 そんな状況のダンジョンに突っ込めば、二次被害によって大切な仲間を失いかねない。なればこそ、先に方針固めてから全員に共有。入念な準備を行った後に出発した方が安全だとグロスは説く。

 

「ちゃっかり"救援"と言ってますね」

 

「だな」

 

「……セワニ ナッタカラナ」

 

 ニヤつくリドと目を合わせないようそっぽを向くグロス。そんなどこかの狼のようなツンデレ具合を見せるガーゴイルの横で、アクスは幻影たちの進捗をフェルズに報告する。

 やはりというべきか、モンスターが活発化している。加えてブルークラブといった下層のモンスターが中層に続く階段付近をうろついていたため、このままだと中層に下層のモンスターが蔓延るという事態に発展してしまうことをアクスは報告につけ加えた。

 

「現在、壁に傷をつけながらモンスターが少ない道から巨蒼の滝(グレート・フォール)を目指してます。こんなことなら火炎石もうちょっと持って行ったらよかった」

 

「火炎石は取り扱いが難しいし、私たちも滅多に使わないからな。むしろ、9個もあったことに驚いている。それにしても君、ちゃんと報告出来たんだな」

 

「そりゃ出来ますよ。僕を何だと思ってるんですか」

 

 あまりにも頻度が多く、そして精度が高い偵察報告にフェルズはかなり失礼な物言いをする。そのあんまりな言い分にアクスもムッとするが、それはそれで仕方のないことだといえる。

 【ディアンケヒト・ファミリア】では『報連相』こそ患者の命や薬の在庫に直結するため、()()()()彼もちゃんとそういった振る舞いをする。ただ、度々見せる奇行から、アクスは時折なにも告げずに他人の世話を焼く小型犬。もしくは幼児の類だとフェルズは認識している。

 本来であればもう少し自身の行動から来る結果を小1時間問い詰めたい衝動に駆られたフェルズだが、アクスが異常を発見したのか『あっ』と叫ぶ。

 

「どうした?」

 

巨蒼の滝(グレート・フォール)にてアンフィス・バエナを確認しました。それと……、【ヘスティア・ファミリア】と【タケミカヅチ・ファミリア】の連合が戦ってます。……あ、アンフィス・バエナが"飛んだ"」

 

「今すぐ加勢しろぉ!」

 

 あの巨大な質量を持つモンスターが飛ぶとはどういうことか。フェルズにそんなことを考える暇はなかった。

 アンフィス・バエナが聞いたこともないトンチキな行動をしていることから、戦いも終盤なのだろう。今更、異端児(ゼノス)を急行させても間に合わないし、【タケミカヅチ・ファミリア】が居る以上は匿うにしても幻影にここまで案内させた方が衝突は少ない。

 そう判断したフェルズは、幻影を偵察に向かわせるというリドやアクスのファインプレーに感謝しつつも、即座に指示を下した。




本当はアンフィス・バエナ戦も入れたかったけど。途中で切れそうだったので、思い切って文字数短くしました。
まぁ、今のトレンドは5000文字ぐらいだし。許してヒヤシンス。

じゃが丸君
 下層最速のモンスター並に運動性が良く、魔法をはじき返し、加工超硬金属で構成された鎧や盾も容赦無く切り裂く攻撃力を持つ化け物。
 アクスが出会ったら? 即死亡に決まってるだろ。いい加減にしろ。

じゃが丸君関係で、なかなか話に昇華出来ない裏話
 アストレア・ファミリアのアクスは魔法で『アイテムボックス化』したバックパック内にライラお手製爆弾をぎっちり詰め込み、アリーゼたちの特効によってダメージを与えた後に自らの腕ごと食わせて起爆。腕1本を犠牲勝利したとか、なんとか。
 アミッド印の機械鎧…もとい、銀の腕を装着して元気に遊び相手兼武器(大剣)のユーフィちゃんやアストレア様や新しいお姉ちゃんたちと暮らしてるとかなんとか。

アクス
 精神性がちょっと(当社比)成長したちみっこ。
 ホームシックになってもなお、オラリオのために頑張れる(頭のネジが幾分か吹っ飛んでる)いい子。
 ちなみに、現在の聖女様の状況は【杖と剣のウィストリア】エンディングのフローズンにある『君成分が足りない』と似たような感じ。アクス成分ってなんだよ。

幻影に火炎石
 分身の賢い使い方って卑劣そうな人が言ってたもん! 最近のランキングのトレンドに書いてたもん!
 なお、シャクティはバチギレして、アミッドは例の如く瞳孔開いたまま『お話』不可避な模様。
 ちょっとやりたかったネタ。
 「ラーニェさん、火炎石持ってない?」
 「幻影に持たせたら、〇すわよ」
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