ベル・クラネルとリュー・リオンの発見。たしかに捜索対象が見つかったことは喜ぶべきだが、アクスにとってはここからが本番だった。
まずは生存確認。死んでいたらそれまでだが、生きていたら様々な処置でもって死から遠ざけねばならない。
ひとまず、アクスが真っ先にやるべきこと。それは──。
「はーい、ウィーネさん。ストーップ」
ただでさえ予断を許さない状況。そこに外的ショックを与えられたら、今度こそご臨終となってしまう。
そのため、ベルに向かって走り出そうとしたウィーネを言葉で止めることだった。
呼び止められたことで不満たらたらな様子の彼女に、アクスは『結構ヤバいんで、そのまま突っ込んだらベルさんが死にます』と包み隠さずに伝えると、ウィーネも緊急性が理解できたのだろう。『死んじゃう?』と心配げに見つめる彼女に対し、アクスは首を横に振った。
「大丈夫です。ただ、少しばかり周囲を静かにしてもらえると助かります」
アクスは
それでも、治療中は無防備になることはどうしようもない。そんなわけでウィーネ、リド、グロスには周囲の壁を削ったりとモンスターの邪魔が入らないように指示を出してから診察を開始する。
深層を彷徨い歩いていたためか、アクスの予想よりもベルたちの傷は深刻だった。
擦過傷、切創、刺創、挫創、裂創、咬創。まるで『身体』という家に傷という住人がみっちり住み込んでいるかのような症状。加えて現場も深層という自分の命すら危うい周辺環境でもあることから、大人でも怖気づいてしまう状況である──が。
「診察終了。治療を開始します」
極々自然にアクスは治療へと移行する。
たしかに傷も酷ければ、
しかしながら、彼らの状況は決して『手の施しようがない』わけでも『手遅れ』なわけでもないのだ。
「アクっち。マリィから血をもらってるんだが、使うか?」
「まずは液体を嚥下できるぐらいまで回復させます」
この様子だと内臓にも酷いダメージが入っているだろう。そうなると、
なので、リドの問いに答えたアクスは
「
はじめにベルとリュー。それぞれに
また、ゆっくりと治癒させることで消耗する体力を少しでも抑えておきたいという狙いもある。その方が後のリハビリも比較的楽になるし、なによりこれから大規模な移動を行う。患者の体力は多いに越したことはないのだ。
最後に、『血』のこともある。
ディアンケヒトがいうには、血というものは命そのもの。もしくは身体を巡る川のようなものらしい。
血を失えば失うほど顔色は白くなり、手足は冷え、やがて意識が薄れていく。最後には心臓がいくら鼓動しても全身へ送り届ける血そのものが足りなくなり、どれほど鍛えた肉体も物言わぬ躯へと変わってしまう。
そうならないために治癒魔法によって血を作り出すことは出来るが、それには途方もない魔力と絶え間ない魔法の行使が必要だ。以前に師匠(ヘイズ)が内緒で教えてくれた『回復魔法の造血効果増幅』を持つスキルがあれば多少無茶も出来るのだろうが、こんな場所でない物強請りをしても仕方がない。
「もう一度……
少しでも死に繋がるような大きな傷。もしくは傷付いた血管を修復するために2回目の
改めてベルたちの全身を観察すると、大きな裂傷などが塞がりつつあった。
ここまで来れば、後は出力を抑えた治癒魔法で内部ごと治せば液体を飲むことは可能だろう。
ただ、その前に処置しておくべきものがある。ベルの腕だ。
赤黒い布越しに押すと、
本当であれば治療の仕上げに半分ずつ飲ませようと思っていたが、このまま放置していると
「ヴェルフさん、使わせてもらいます」
赤黒い布越しに
これで良い。ここで
なので、
「うっ……ぁ……。だ、誰……」
(マズっ!)
だが、ここで問題が生じる。
だからであろうか。フィアナに変装する機構の
「フィン……さん?」
「っ! ……あ、あぁ。よく頑張ったね、ベル・クラネル。もう大丈夫だ、君たちの仲間も直に到着する」
リリルカに似た姿とフィンに似た姿。2つの姿に変装できるこの鎧だが、時間が無かった弊害からそれぞれの姿に変装できる機構が
今までは割と余裕があったために確認をしながら変装を行ってはいたのだが、今回はいきなりベルが目を覚ましたことで作動させる機構を間違えてしまったのが原因だ。
クリエイター気質な人たちがこれを知れば『テスト中に分かるよね?』や『設計書起こしたの誰だよ』といった罵詈雑言が山ほど飛んできそうだし、
さらに言えば、出来る(と思っているだけのポンコツ)パルゥムは考えた末に斜め上の行動に出ちゃったわけで……。
結局、
「君の腕は凍らせておいた。後で【ディアンケヒト・ファミリア】に見せると良い。ほら、まだ本調子じゃないだろう。今は寝て体力を回復させると良い」
「あ……の、リュー……さん……。と、隣……」
「あぁ、彼女は既に治療してある。さて、君も治療したし、そろそろ帰らせてもらうよ。この周辺の壁やモンスターの対処は済ませてあるから、そろそろ救助が来るはずだからじっとしているんだよ」
『じっとしているんだよ』の部分がやけに感情的に聞こえたが、襲い掛かって来る睡魔に勝てなくなってきたベルは首を上下に振る。次第に寝息を立てだした彼に、ようやくアクスは変装を解いた。
出力を抑えた治癒魔法を行いつつ、彼はやってしまったことに対する後悔や『怒られる』といった悪戯を行ってしまったクソガキ的な考えが反復横跳びするものの、最終的には『やってしまったものは仕方がない』という考えに至ったらしい。
すると、そこにグロスが通路の方を指差しながら近づいてきた。
「アクス ソロソロ クルゾ」
「分かりました。【フレイヤ・ファミリア】の方とお話するので、脱出の準備を進めておいてください」
耳を澄ませれば、リリルカやヴェルフの声に混ざって大勢の足音が聞こえてくる。ベルたちを回収すれば、長かったこの救出劇もようやく折り返し。後は後ろを気にせずにひたすら上に向かうのみだ。
ならば今一度、【フレイヤ・ファミリア】の力を借りる必要がある。
今度は安直に信じたりはしない、
そこにはいつの間に戻ったのかアレンの姿もあり、何やら今後のことで揉めているようだ。
「貴様か。
「
なんでも彼は『救助が済んだ』という理由から、全速力でこの場から撤退することを訴えている。それこそ頑固に……いや、反論を一切否定するような姿勢にはじめこそ虫を貫いていたヘディンは次第にイライラし出す。
「愚猫、いつまでもいつまでも下らん戯言で私の計画を乱すな」
「チッ、いつまで三下のお守りをやるつもりだと聞いてんだ。救助は済んだだろ。逃げることに専念すれば、後はあの戦力だけで帰還できる。違うか?」
「ほう、冒険者でありながらダンジョンのイレギュラーを忘れたか? ならば、ベル・クラネルたちが死亡した後に女神の御前で申し開きをするんだな。"妹と一緒に空気を"──」
「2度は言わねぇぞ。テメェの勘違いを俺に押し付けるな」
一触即発どころか、既に導火線に火がついているとしか思えないやり取り。正直に言えば喧嘩ならダンジョンから帰ってして欲しいし、そもそも無関係なパルゥムの上で言葉による空中戦を始めないでほしい。
今ならば、師匠(ヘイズ)に『【フレイヤ・ファミリア】幹部の悪口』というネタで3日ぐらい語れそうだ。それほどまでに色々貯め込みながらも、アクスは【ディアンケヒト・ファミリア】必殺の
「アレンさん、少なくとも下層の入り口である25階層の連絡路までは先行してもらわないと困ります」
「あぁ?
「それは結果論です。【ヘスティア・ファミリア】の遠征先は、たしか25階層。そこからならば派閥連合は無事に帰れる証跡でもあります。離脱をする理由としても十分だと思います」
事前にウラノスやフェルズ。そしてリリルカたちを通じ、アクスは【ヘスティア・ファミリア】の遠征先について聞いていた。
そこからならば、派閥連合もようやく戦力としてカウントされる。よって、過剰ともいえる戦力でダンジョンを脱出することが出来る。さらに彼らの中には
アクスが理路整然と噛みついてきたことにアレンが口元を歪ませていると、地図を見ていたヘディンが声をかけて来た。
「ところで、貴様らはどの階層で離脱するつもりだ?」
「それは分かりません。僕の見立てでは、元の拠点がある24階層付近かと思います。急いだら上層にもすぐに上がれますし」
おそらくだが、ベルの発見とアクスが治療をした報告はリドの持つオクルスによってフェルズたちの耳に入っているだろう。その後にすぐ移動となる可能性も大いにあるが、ひとまず腰を下ろすぐらいの余裕はあるはずだ。
そういった理由をアクスが説明すると、ヘディンは続いて所要時間について問うてきた。尋ねて来た時の顔から、
「ヘディンさんたちが先行してもらう前提であれば、僕たちは移動に専念できます。オアシスや安全な階層で休憩を挟みますが、合計すればリヴィラの街まで半日もかからないかと」
「それより上は縦穴を使えば問題ない。そうなれば、ここから1日もしない内に我々の離脱は可能か。……だ、そうだぞ。副団長殿?」
「チッ、分かった。先行するが、遅れでもしたら承知しねぇ」
どうやら
しかし、ヘディンは彼を呼び止めると、少しばかり考えるそぶりを見せてからとある提案をしだした。
「貴様の幻影魔法。18階層や上層といった危険度が少ない場所に数騎ほど隠しておけば、地上に早くたどり着くんじゃないか?」
「あー、そういえば出来ますね。後でやってみます」
地上で何か重大なことが話されていても、ダンジョンに居るアクスでは参加すること自体が難しい。その対処法として、先ほどヘディンが話した方法である。
たしかに幻影1騎あたりの戦闘力は、アクスと同等ぐらい。上層であれば敵の強さから見て消滅するリスクもないし、そもそも幻影なので飲食の心配もない。
後は呼び出されたら変装しながら単身で上層に移動し、そのまま用件に向かえばいい。そう考えればアクスにリスクもなければ片手間で出来るので、後でやってみることを伝えながらフィアナへと変装。念のため、指差し確認とヘディンからのダブルチェックを挟んでから
既にベルはヴェルフが。リューは背格好の問題からルノアが背負っており、周囲の警戒含めて出立準備が整っている。そんな彼らにフィアナは近づくと、傍に近寄って来たユーノに乗ってから出発を宣言した。
「では、地上へ向かって帰還します。それと、私とこの子たちは中層でやり残したことがあるので、地上まで同行できません。そこら辺は留意しておいてください」
「なにかあるのかい?」
「
「そりゃそうだね。仕方ない、分かったよ」
てっきり地上まで付いて来ると思っていたアイシャが聞き返すと、アクスは『魔法の言葉(
実際に
さて、これで憂いもなく出発──といった矢先。ルノアが申し訳なさそうに声を上げた。
「あー、フィアナだっけ? なんか、変なモンスターが乗って来るんだけど?」
「あ、カーバンクルニャ。珍しいニャァ~」
フワフワなエメラルドの毛に成猫ぐらいの体躯。紅い宝石で出来た角を額にくっつけた秘獣と呼ばれる存在に、アーニャが声をあげる。
ユニコーンと並びレア中のレアモンスターにボールスが目を『
「そこの人、この子はうちの子です。害したら足の腱を切りますよ?」
「じょ、冗談だって!」
「あぁ、安心してください。
「悪かった! 本当に悪かった!」
大半の冒険者は目先の欲に捕らわれやすい。弁解しつつもカーバンクルから視線をそらさないボールスに対し、先ほどまで【フレイヤ・ファミリア】のあれこれですっかりご機嫌斜めだったアクスは少しばかり八つ当たりをする。
言うまでもないが、こんなところに1人で居れば危ない。なのでボールスは泣き喚きながら土下座してくるものの、フィアナは既に視線を彼からルノアの肩に乗っているカーバンクルの
「とりあえず、話をしてみます」
「え、出来るの?」
「まぁ……、おそらく?」
頼りない返事をしながらも、カールをユーノの頭へと誘導する。カールの言葉をユーノが読み取り、それをフィアナへと意思疎通させることでカールの言葉を翻訳しようとしているのだ。
この翻訳作業によって出発に遅れが生じるが、ヘディンたちからなんの苦情も出ていないのでモーマンタイだ。
「えーと、この子はリューさんに助けてもらったみたいですね。恩返しがしたいと言ってます」
「本当かニャ?」
「キュー!」
一足飛びにルノアの方へと戻ってきたカールが元気に鳴く。一切の悪意が込められていない声に、彼女は『しっかり掴まっていなよ』と
そう、今から行うのは全力での逃走。冒険者や
「傾注! まずはオアシスまで走ります! 進路を妨害するモンスターのみ交戦! 特にベルーダは最優先で撃破してください!」
春姫とリリルカと千草といった後衛組を幻影に乗せた後、すっかり指揮役が板についたフィアナの声を合図に全員が下層に続く連絡路へ掛け出していく。有無を言わさない逃走劇の開始に何かを言いたそうにしたヴェルフが少しばかり出遅れるが、後ろから聞こえてくる壁が隆起する音に慌てて走り出した。
その際、殿として最後尾についていたラーニェが壁から生み出されたモンスターを確認するや否や、『スカル・シープ!』と前方に通達。瞬く間に蜘蛛の糸のように広げた鋼糸でスカル・シープの動きを阻害した彼女は、粘着性に富んだ糸を天井にくっつけてから大きく跳躍することで瞬時に集団へと戻ってくる。
無駄のない動きに
「前方より、リザードマン・エリート! 数は10!」
「【不冷】《イグニス》、魔剣を寄越しな! アタシがやる!」
「っ! ……頼んだ!」
爛々と輝く目が派閥連合を射抜き、続けて堅牢そうな鱗に覆われた腕が壁から飛び出てくる。ベルを背負っていることで満足に戦えないヴェルフの代わりに魔剣を振ろうとアイシャが手を差し出すと、少しばかり葛藤した末に彼は大人しく折れない魔剣──『始高・
「ありがたいね、そぉらっ!」
気合を込めた声と同時に振り下ろされた
その後は
しかし、騒動を聞きつけたのか。横の通路からスカル・シープやバーバリアンといった厄介なモンスターが時折やってくるため、その度に
「回復します!」
一見すると順調に逃げおおせているようだが、深層はパーティが全滅してしまうほどの『ずれ』が発生しやすい場所。よってフィアナは『ベルたちの容態を安定させるため』という建前で、残り少ない治癒魔法入り幻影の魔法を順次解放しながら常に全員が最速で駆け抜けれるように気を配り続ける。
なお、これは余談だが、実はというとフィアナも一杯一杯であった。なにしろ、指揮や横槍の対処を行いながら幻影を操作して回復というマルチタスクの極みのような真似をしているのである。
アンフィス・バエナの時ほどではないが、それでもしんどいことはしんどい。そんな度重なるストレスに、思わず『深層なんてもう来ねぇよ!』と心の中で唾を吐いたのは秘密である。
「やった、連絡路だ!」
「オアシスでの休憩は20分でお願いします!」
「鬼かよ!」
そうこうしている内に連絡路が見えてくる。ようやく地獄の深層を抜けることが出来、さらには一息つけると狂喜乱舞していたボールスに対し、フィアナは地獄の極卒のような言葉を投げかける。
ただ、休みたいのはフィアナも同じ。むしろ、『早くこいつらどっか行ってくれないかな』とさえ思うほどに荒んでいた。
主に美の女神の派閥のせいではないか? 答えは沈黙。いいね?
されども、それらを抜きにしても派閥連合を早く上に向かわせる理由がある。ベルの腕だ。
なので、目安は半解凍ぐらいだろうか。とにかく早めに抜けるに限ると、フィアナは説明する。
「背負われている方の腕が無くなっても良いなら別ですがね?」
「そういうわけだ。キリキリ走りな、仮にこの坊やの腕が無くなったら……
もはや可哀想なぐらいに憔悴しきっているボールス。しかし、彼がベルを【疾風】討伐に駆り出さなければこのような事態には……、ベルのことだからなんやかんやで巻き込まれそうな未来しか見えないのが悔しいところである。
とにもかくにも、『ベルの腕』というタイムリミットを聞いたアイシャと椿が物理的に尻を蹴り飛ばし、その度に泣きながら『地上帰りたい』とボヤくボールス。その光景にリリルカまでも憐憫の視線を向けたものの、ヴェルフだけはフィアナを見ていた。
初めて出会った時に一瞬だけ見えた
さらには魔剣を攻撃としてではなく、医療品として使うその使い方。点と点で繋がりかけたヴェルフだったが、すぐに頭を振って余計な考えを排除した。
(まさか……な)
「ヴェルフ様ー、どうしのですか?」
「すまん、ベルを背負い直してた。今、行く」
あり得ない。そもそも性別が一致しない。
そんな考えからヴェルフは早々に憶測を頭の隅に追いやり、連絡路をゆっくりと上がり出した。
ようやく復路ですが、帰りは軽く1話で流そうかと。
この子、本当に12歳?
2面性のある子って素敵やん?
というのは冗談で、治療しないと死ぬ現場なので一生懸命なだけです。
さっさと治癒魔法使った方がよかったんじゃないの?
治癒魔法でさっと回復すると、すぐに目を覚まして正体が露見する可能性。
ベルの腕がぐちゃぐちゃなので、自分で動かれるよりも運んでもらう方が負担が減るため。
作者的に『さすがにアクスの治癒魔法で全快したら、色々バレるやろ』と思ったため。
まぁ、無理に理由付けした感じです。
リューとカール
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ』参照。
ちなみに、カールの男嫌いは原作通りである。
フォボス
攻撃したことは何度かあったが、壁を作ったり、バルカの怪物の足止めをしたり、裏で水の供給元として使ったりと暴力とは違う路線で散々使い倒した挙句に最期は打ち手の相棒の腕を固定する役目を任された魔剣。
相手を打ち滅ぼす魔剣としては失格だが、災厄から守る守り刀としては最高の仕事をしてくれた。
ヴェルフ
フォボスの件で点と点が繋がりかけたが、『女じゃん、こいつ』で早々に推測を放棄した鍛冶師。
もしかしたら
最近、暑くて執筆速度が急激に落ちています。
なので、もしかしたら1週お休みを頂くかもしれません。
前もそう言って休んでなかったのですがね。そこはまぁ、休むと習慣になっちゃう気がするので。
そういうわけで、ギリギリで無理になったら詳細にてお知らせするので。よろしくお願いします。
それにしてもマジで暑い。熱中症不可避…。
その時、ふと閃いた!
このアイディアは、アミッドとの
イチャイチャに活かせるかもしれない!