翌日。治療院の開店準備もせずにアクスは羊皮紙片手に『ヴァルカの紅房』を訪れる。世界クラスの高級ブランドであり、冒険者の間で最も信頼が厚い【ヘファイストス・ファミリア】の
「おはようございます」
「お、
「
玄関の清掃をしていたドワーフの男性に羊皮紙を渡すと、それをしばらく見ていた彼が『主神様からか』と呟いてアクスを案内する。
「主神様よ。
「えぇ、通してちょうだい」
豪奢の扉から入室許可が出る。ドワーフが道を譲ったため、アクスは『失礼します』と言ってから中へ入ると右目に眼帯を付けている女性が見ていた資料から目を離してアクスを見てきた。
「アクス、いらっしゃい」
「ヘファイストス様。おはようございます」
ヘファイストス。このファミリアの主神でありながら自身も神匠と呼ばれるほどの鍛冶の腕を持つ鍛冶神で、その腕前は
そんな神からの
「おー、アクスの坊。来たか」
「椿様。ご無沙汰しております」
「はっはっは。相変わらずだな、お主は」
煎餅を口に含みながら立ち上がった黒髪褐色の女性がアクスの脇の下に手を入れ、そのまますっくと持ち上げる。
彼女の名は椿・コルブランド。【
どちらかといえばダンジョンよりも工房に篭っている方が多い鍛冶師なのだが、彼女に至っては『自身の武器がどの階層のモンスターまで通じるのか』という疑問の下、奥深くまで進みながら斬りまくっていたらいつの間にかLV.5まで強くなっていた変た……もとい、剛の者でもある。
「あの、なんで椿様が?」
「それはもちろん、手前の
「いざじゃないから! まずは
今、何か聞き捨てならない言葉が聞こえた気がする。そう言おうとしたアクスだが、小脇に抱えられる形で椿は早速と執務室から出ようとするのをヘファイストスがすんでのところを抑える。相変わらずの話の聞かなさに頭を抱え、椿からアクスを回収し、両者ともソファに座らせた上でヘファイストスが口火を切った。
「まず、アクスに頼みたいことは団員の回復。このところ、色々作業が立て込んでてね。不注意での火傷も頻発してるの。
「それで僕ですか」
「あなたの相場じゃ魔法1回でも最低品質の
あくまで
しかし、
「では、続きは手前から話させてもらう。アクス、お主は先だっての【ロキ・ファミリア】の遠征……。特に撤退理由については覚えているか?」
「たしか、武器の喪失ですよね」
「あぁ、ガレスから知らせを受けた時はひっくり返ったもんだ。【ゴブニュ・ファミリア】が作ったあの
アマゾンの
「そんなわけで
「そんなポンとお高い武器の代表格を仰られても……」
「こういう
決して壊れない武器を作ると言ってのけた椿がいうには、『
「回復の頻度はどのぐらいですか?」
「手前の体力次第……。1時間に1回は欲しいな。無論、アクスがここに居る間は不眠不休で作業するつもりだ」
徹夜確定である。アクスの中に居るイマジナリー【
その後、『12歳の子供に無茶はさせられない』というヘファイストスからの言葉もあって夜中に起きれない場合は仕方ないという話になったが、『1時間に1回、椿への回復』に『空き時間はここの鍛冶師の治療』に『余裕があれば他の工房や支店への出張治療』というのがアクスにもたらされた
ただ、アクスには未だ
「報酬についてはいかほどのご予定ですか?」
「10万ヴァリスを【ディアンケヒト・ファミリア】に支払うわ」
安すぎる報酬にアクスは目を剥く。
確かに彼の往診は500ヴァリス未満と低品質
そしてなにより、LV.2冒険者の
どちらにせよ、自分とファミリアの価値を著しく下げる報酬だ。『ちょっと無理です』と席を立つアクスであったが、それをヘファイストスが止めながら椿の方を見やる。
「もちろん、それだけじゃないの。って言っても私もせめて500万は出すつもりだったんだけど、……この
「然り。お主、フィンから槍を受け取ったろう?」
「はい」
「それで深層まで遠征について行ったと?」
「そうです」
「っはぁ~~」
散々質問攻めしてきた末に心底幻滅したような長いため息。先日のオッタルと言い、団長という存在はもしかしなくても人格面で問題がある人物ばかりなのだろうか。
もしかして、アミッドやフィンはオラリオで上位に位置づくほどまともな団長なのではなかろうか。──姉は酒が入ると面倒臭いけど。
そんなことを思いながらもアクスは椿の熱弁に耳を傾ける。……若干、目が死んでるのは見逃して欲しい。
「良いか? あれは手前が作ったが、せいぜい深層手前で通用する"型落ち品"だ。あれで深層など自殺行為に過ぎん! あのフィンが何て言って渡したか知らんが、もう2度とあんな武器で行くな! 今度は命が無いぞ!」
「はぁ……」
「大体だな。いくら
出るわ出るわ、主にフィンへの文句。ただ、彼女の言い分は極少数派の意見としてオラリオの中に息づいているらしい。
なにせアクスは有名すぎる。真っ当な品性の冒険者や一般市民に限るが、かなりの患者を治療をしてランクアップをしている彼をいつ死ぬかも分からない深層に向かわせたということで【ロキ・ファミリア】を悪く言う声が少なからず居るそうだ。
「──ゆえに、お主の武器を作ることになった」
「……は?」
何がどういうわけなのだろうか。唐突の話題変更に付いて行けなかったアクスは、兎がアルクスレイを食らったような顔で固まっていると、横からヘファイストスが補足をしてきた。
先だって椿が往々にして言っていたアクスについて、アクスが往診を始めてからずっと利用していた【ヘファイストス・ファミリア】の団員でさえも思っていたらしい。ただ、お得意様の【ロキ・ファミリア】に喧嘩を売る行為はご法度だということに加え、余りにも一般市民への噂の普及が早いので調べてみると、元々声を大にして叫んでいたのは神々で言う『アンチ』といった最初から【ロキ・ファミリア】憎しと掲げている連中だったことが分かった。
そこまで分かると自分が彼らに大分ノせられていたと分かって大分落ち着いたが、それでも何か──できればノせてきた奴含めて一泡吹かせられないか──となった時。
──じゃあ、お金でも集めて代表者が何か作って渡す?
──それですぜ!
ヘファイストスの言葉に全員が納得。さっそく手分けして噂の流れた端からこの計画を話していく。
自派閥、他派閥、中にはギルド職員まで少量ながらも自分たちが出せる金額を寄付し、その中で1ヴァリスも出さずに『【ロキ・ファミリア】憎し』と言葉を投げかける者に対しては『お前ら、あれだけ騒いでたのに出さないの?』という同調圧力で次々とアンチを潰して回って行ったのだとか。
こうして【ロキ・ファミリア】に対しての不平不満は沈静化したわけだが、ここまでの感想としてアクスは口を開く。
「そこまでおっしゃられても、僕としましては無関係を主張したいのですが」
「無関係よ? でも、覚えておきなさい。妬み嫉みは本人が全く知らない外で起こることもあるんだから」
「まぁ、そう難しく考えるな。主神様はアクスを使って経費を安く抑えられる。手前は
「椿、誰が何を作るのかはまだ決めてないんだけど?」
流石にその言い分は簡単に言い過ぎではないだろうか。そう考えるアクスだが、オラリオで1、2を争うファミリアの鍛冶師が打ってくれるのであればありがたく頂戴すべきだ。
「さっきの報酬が少なかったのもそれね。さっきも言った通り、500万ぐらいは渡す気だったけどオーダーメイドを渡すという条件で減額。それでも鍛冶師によってはこっちがかなりサービスすることになるんだけど、ずっと格安で往診してもらったお礼ってことで……ね?」
「とりあえず、答えは是だろう? 是だよな? 是と言ってくれ!」
長机に手をついて身を乗り出してくる椿にアクスは首を縦に振るしかなかった。
一応、個人指名の
ただ、武器の場合はどうなるのだろうか。悩んでいても仕方がないため、未来の自分に処理を託したアクスは
「では、早速連れて行くぞ! 今度こそ神々の頂へ──」
「待って待って待って! 来る前に言ったでしょ、先に行くところあるから準備していなさいって!」
「あぁ、そうだった、そうだった」
「ほんっとーにこの
そのままメインストリートに沿って進んでいき、エレベータを使ってバベルの中にある【ヘファイストス・ファミリア】が運営する店舗の間を通っていると、少し先で何やら聞き馴染みの声が聞こえてきた。
「うえぇぇ! 神様、バイト掛け持ちですか!?」
「そういうベル君もどうしてここに!」
なにやら額を抑えているヘファイストスに先導されながら歩いていると、とある店でベルとパルゥムよりもやや大きい女神が何やら言い合いをしている。見るからに喧嘩をしているわけではないものの、かなり大っぴらに叫んでいるので周囲の目が彼らに集まっているが、当人たちは気づく様子もなく近くに居た私服姿のエイナに食って掛かる女神。
そんな一部始終を見ていたヘファイストスは、アクスを連れながらもその集団に近づくと『ヘスティア』と声をかけた。
「なにをしてるのかしら?」
「や、やぁ。ヘファイストス。見ての通り店番……だよ?」
「そう、私の目には暢気におしゃべりをしているように見えたんだけど?」
咄嗟に着いた嘘を見抜かれたヘスティアと呼ばれた女神は『う”っ』という声を上げ、彼女たちのやり取りを見ていたベルたちはいきなり別の女神が現れたことにペコペコと礼をする。
ただ、性格的に恭しくされるのは少々苦手なヘファイストスは手をヒラヒラさせつつもヘスティアにここに来た用件を伝える。
「確かあなた、自分の眷属を救ってくれたアクス・フローレンスっていう子を探してるって言ってたわよね。はい、連れて来たわよ」
「おー、君かぁ。この子で合ってるのかい、ベル君?」
「はい。お世話になったのはこの人です」
「神ヘスティア、お会いできて光栄です。アクス・フローレンスと申します。遅れながらベル様とエイナ様、数日ぶりでございます」
「あら、もしかしてタイミングぴったりだったかしら」
奇しくも救った当人とファミリアの主神に居合わせた現状にヘファイストスは口元を手で隠しながら驚きを露にする。そのままエイナもアクスに助けられたことをベルから聞いていたのでアクスに礼を言うというお礼会場になりかけるが、一応
「ヘスティアは私の友神なの。それで、この子の眷属がアクスにダンジョンで助けてもらったからお礼が言いたいってことで連れて来たのよ。まさか、本人も居るとは思わなかったけど……。この子が例のねぇ」
ヘファイストスはベルの上から下を観察し出す。体格や骨格、肉の付き方などを観察するような眼孔の鋭さは、まるで鍛冶師が使い手を見定めるようであった。
すると、そんな視線に耐えきれなくなったベルが慌てて財布から200ヴァリスをアクスに手渡してくる。『治療代です』と言ってくる彼であったが、アクスは現在地とベルの格好。そして、担当アドバイザーと言っていたエイナの存在である程度察しがついた彼はそのお金を突き返した。
「ツケにしておきます」
「え、でも……」
「武器か防具を買いに来たのでは? 200ヴァリスが無くて目当ての物が買えず、渋々安い物を買って怪我をして大量出費とか嫌でしょう?」
無理矢理200ヴァリスを押し付けたアクスは両手を真上に上げ、受け取り拒否を表明する。彼の言い分はたしかにそうだが、それでもモヤモヤしていたベルにヘファイストスは横から割って入ってきた。
「良いから受け取っておきなさい。この子の善意はLV.2になるぐらい筋金入りなんだから」
「れ、LV.2!?」
「この子が!?」
「あれ、ベル君も知らないの? フローレンス氏はオラリオの方が有名だよ?」
「眷属の子はともかく、ヘスティア。この子のこと知らないのは大問題だと思うけど。
見るからにオラリオに来て間もないという雰囲気のベルはともかく、お情けでぐうたらさせていたヘスティアの反応にヘファイストスは呆れながらアクスの具体的な偉業を説明しだす。
彼の偉業は特段凶悪なモンスターと真正面から戦ったことに対してではない。もちろん、17階層に出現するゴライアスを仕留める集団には護衛付き
往診によって
また、一般人も冒険者がごった返す治療院にわざわざ行かずとも道行くアクスに声をかけるだけで医療が受けられるため、冒険者よりも弱い一般人や冒険帰りの冒険者の『手遅れ』が減った。
それが4年間における彼の実績である。もちろん、アミッドを筆頭に【ディアンケヒト・ファミリア】の団員たちによる厳しい審査に引っかかったファミリアには一切訪問していない。その上でこの結果だ。
これには下界の人間たちLOVEの神々も『It's so good!』とニッコリ笑顔。その後は荒れに荒れた命名式にてディアンケヒトのストレスと引き換えにアクスは二つ名を頂戴して今に至る。
「あー、たしかそんなこと……聞いた気がするなぁ……。アハハ」
「ずっとグゥタラしてたからね。とりあえず、あなたはちゃんとサボらないこと。そっちの眷属の子はちゃんとした武具を身に着けること。良いわね?」
用件は済んだとばかりにヘファイストスはアクスを連れて店から出ていく。そのままバベル内の新米鍛冶師たちの工房や、ヴァルカの紅房以外で制作を行っている鍛冶師たちの支店など
「疾く行くぞ、アクス! 既に支度は済ませているからな!」
何とも言えない表情を浮かべた鍛冶師たちに見送られながら、彼女は自身の工房へ入って早速作業の手順を説明する。
正直、鍛冶師ではないアクスは何が何なのか分からなかったのが、とりあえず『声を掛けたら回復。その後は1時間おきで来て声をかけるまで再び待機』ということだった。
「すぐに回復は駄目ですか?」
「駄目とは言わんが……。疲れた身体に順応仕掛けていた所にいきなり体力を回復されると、余計な力でぶっ叩いてしまいかねんからなぁ」
どうやら鍛冶の世界にも色々あるらしい。おそらくだが、待ちの時間が長いためにヘファイストスが団員の回復作業を付け加えたのだろうとアクスは推測する。
ただ、1時間でそこまで出来るのかと言われるとかなり不安だ。そんな不安を見透かしたように、椿は笑いながら近くの戸棚を指差す。
「手前のことは心配いらん。ほれ、この通り
手の届くところに置かれた瓶の山。どれも体力を回復するには過剰すぎる物品ばかりなため、アクスは『高レベルすごい』と椿の金銭感覚を驚いていると、早速作業が開始される。
真っ赤な金属を前に決して怯まず、槌を打つことで飛び散る真っ赤な不純物に肌が焼けようと椿はひたすら熱しては打つを繰り返す。汗を拭うことすらなく時には荒々しく、時には繊細に小刻みに金属を打つその姿はどこか神々しさを覚えるほどであった。
「アクス!」
見る見るうちに金属が戦斧の刃らしき物体が出来上がっていき、そのタイミングで椿がアクスの名を呼ぶ。すかさず体力の回復と傷の治療に限定した治癒魔法を行使する。見る見るうちに火傷が塞がり、槌の音が最初の時と同様に力強くなる。
「扉は開けたままで良い! 1時間後にまた来い」
口早に話すと椿は再び
***
「作業が落ち着いた奴からあっちに集まれ!」
「おい、押すなよ!」
ヴァルカの紅房の広間では十数人の鍛冶師たちがアクスの周りに集まっている。皆、箇所は違うが火傷を負っており、目の下にクマが出来ているほどの衰弱具合。端的に言って
回復が済めば次の人だかりが広間に入り、それが済めばまた次の──。またそれが終わったら次の──どころか、最初に回復したはずの人も居る始末。1振り作るのにどれだけ体力を使っているんだという話だが、そろそろ時間のはずだと呼びに来たヘファイストス曰く、『鍛冶師は全てを込めて打つから仕方がない』そうだ。
「回復」
目の前の人もそうなのだろう。口数が圧倒的に少なくなるまで集中した椿は、回復しても何も言わずに作業に没頭している。いつの間にか刃だけではなく柄なども作り出しており、1日で1本作り上げてしまうかのようなペースにオラリオ最高峰の鍛冶師の称号の意味をアクスはようやく理解する。
そうこうしているとすっかり夜になる。当然と言わんばかりに椿は食事を口にせず、水分補給と言えば思い出したかのように煽る
オラリオの灯りが徐々に無くなっていく頃、ヴァルカの紅房の中も例外を除いて閉じられる。その例外──椿の工房では。
「……」
「……」
無言で回復魔法が飛ぶ。相変わらず回復されても何も反応しない椿を前に、アクスは外に出て待つ。
否──ただ、待つだけではない。長い廊下を歩きながらアクスは詠唱を始める。
死と再生の象徴よ、我が声に耳を傾けたまえ。癒しを求める者よ、我が声に集まりたまえ。
早口言葉が不得手なことは彼もよく分かっている。ゆえに、今は並行詠唱の会得がこの先も遠征に参加するなら不可欠だ。
しかし、アクスは進んで遠征に行きたいわけではない。むしろ、あんな死が近い場所に行くなどあまりしたくない程に彼は真っ当な恐怖心を持った1人の人間であった。
ただ、それでもあの聖女の背中を追っている1人として彼は手段を模索する。人の手で救うには多すぎるほどの悲しみは必ず零れ落ちるものだが、それすらも乗り越えて1人でも多くの命を救うために出来ること。それは『すぐ傍に居てすぐさま治療すること』に他ならない。
死が蔓延するダンジョンのパーティの前線。さらには死の淵に立とうとしている救いの手から零れ落ちそうな命を助けるためにどうすれば良いのか。答えは
この誓いに基づき、我が行使する。
ケーリュケイオン
動きながらの魔法の行使。リヴェリアに教えてもらった並行詠唱の基礎だが、まずはこれを確実に出来るようになるまで練習する。後のことは【ロキ・ファミリア】で往診する時にでも彼女に聞けば良いと、アクスは時折椿に回復を掛け、迫ってくる眠気を
***
そうして時は弾かれた矢のごとく高速に流れていき──。あっという間に3日目となった。
「はい、これで
「お疲れさまでした」
「いやはや、おかげで一番大変だった部分が難なく進んだ。礼を言うぞ」
執務室のテーブルを囲み、ヘファイストスが
最初こそ無茶ぶりかと思われていた全工房への回復作業だが、蓋を開けてみればかなり時間的余裕があった。というのも支店の扉を開けてから訓練と同じように歩きながら詠唱をし、鍛冶師に予め書いていた『人を集めてください』というメモを見せると彼らが事情を察してくれたに過ぎないのだが……。
「まさかずっと起きて並行詠唱の練習をしているとは思わなんだ。お主も相当キマってるというやつだな。ハッハッハ」
「
「はーい」
「本当に大丈夫かしら」
「よーし、それでは手前は報酬の準備を……。えぇい、離せ主神様よ!」
ふにゃりと表情を崩したアクスにヘファイストスは心配そうに見つめるが、ご機嫌な椿が引き続き作業をしようと席を立とうしたので止める。そのまま
「ただいまー!」
「アクス、治療院では静かに 「寝るぅ!」」
アミッドの注意も聞かず、通常の3割増し元気なアクスはそのままベッドに直行していく。余りの変わりように団員全員は疑問符を頭に浮かべていたが、
クエスト報酬
流石にお古だとこの先生きのこれないため、デュランダルの武器を原型だけ作っておいて工期を早めるという感じで捻じ込み。
作る理由(ロキ・ファミリアへの不信感)に至っては、『たしかに』と思ったのでコメントで寄せられていた物をちょっと加えさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
誰が作るのかは未定--だけど、椿か上級鍛冶師のどちらか。(ヘファイストス様は流石にない)
通常の3割増し
彼はキャットピープルではありません