特急オホーツク・網走へ向かう殺人者   作:新庄雄太郎

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そして、事件の謎が深まってきた。


第5章 課長・稲本順平

「どうも、課長の稲本と言います。」

 

と、桜井と菅原に挨拶した。

 

「早速ですが、横領事件の事で詳しく話していただけないでしょうか。」

 

「ええ、もちろん。」

 

そして、菅原と桜井は社長の大原と話を聞く事にした。

 

「ええ、売上金を持ち逃げしたのは2ヵ月前の事でした。」

 

「ほう。」

 

「その売上金って言うのは。」

 

と、菅原は言った。

 

「はい、我々が苦労して企画した売上金です。」

 

「なるほど、すると八尾は持ち逃げしたと言うんだね。」

 

「ええ、我々はそう思うんです。」

 

「彼は、16時の寝台特急に乗って札幌へ行ったんですが、何か知っていますか。」

 

と、菅原は堂上社長に言った。

 

「ああ、八尾なら大学時代に彼女がいるんですよ。」

 

「ほう。」

 

「という事は、八尾と札幌にいる彼女を会いに行っていたんですね。」

 

「網走で起きた殺人についてなんですけど、会社で恨まれることはありませんでしたか?。」

 

と、桜井は言った。

 

「さぁね。」

 

「私にも見当がつかなくてね。」

 

早速、菅原と桜井は堂上と稲本に言った。

 

「そうですか。」

 

菅原と桜井は、高杉に報告した。

 

「そうか、やはり彼は寝台特急「北斗星」に乗って作ポロへ向かい、そこから特急「オホーツク」に乗って網走へ向かった。」

 

「ええ、我々が分かっているのはそこまでで。」

 

「そうか。」

 

一方、南と高山と小海は網走で捜査をしていた。

 

「つまり、犯人はもう1人の共犯がいるんじゃないのかな?。」

 

と、高山は言った。

 

「高山も、その可能性があるのか。」

 

「でも、自殺にしては変だと思うわ。」

 

「何、小海もそう思うのか。」

 

「ええ。」

 

「この会社員の中にいるんじゃないかな?。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

次の日、被害者理遺留品が発見したと連絡があった。

 

「どうも、今日網走で横領した金が見つかったんだって。」

 

「ええ、7万あるから関係していると思いまして。」

 

「なるほど。」

 

「和樹さんは横領なんかしないわ。」

 

「えっ。」

 

「でも、あの人が横領するなんて。」

 

と、彼女は言った。

 

彼女の名前は二宮真紀、二宮は八尾の恋人でよく札幌へ来ていたと判明した。

 

「ええ、和樹さんが札幌へ来ると言ってホームへ待っていました。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「それで、八尾は寝台特急「北斗星」に乗っていたのか。」

 

と、南は二宮に言った。

 

「ええ。」

 

「そして、私は札幌で和樹さんと一緒に特急「オホーツク3号」に乗って網走へ行きました。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「社長は、あの後に札幌へ行っていたから寝台特急「北斗星」に乗っていたから、札幌のアリバイはあるからな。」

 

「ええ。」

 

「やはり、犯人は稲本じゃないのかな?。」

 

と、小海は言った。




犯人は誰なのか、そして犯人が使った列車トリックとは。

そして、犯人は誰なのか?
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