「南主任、札幌駅の立ち食いそば屋で怪しい男を見かけたと証言しています。」
と、高山は南に行った。
「何、札幌駅であやして男を目撃していた。」
「ええ、そうです。」
高山は、蕎麦屋の店員に話をした。
「どんな、人だったか覚えていますか?。」
「ええ、確か40代ぐらいの男でした。」
「服装はわかりますか?。」
「ええ、グレーのコートとサングラスをしていたので。」
「ほう、なるほどね。」
「注文したのはわかりますか。」
と、高山は蕎麦屋のおばさんに行った。
「ええ、確かかけそばだったと思うわ。」
「ほう、なるほどね。」
「やはり、この男が犯人でしょうか?。」
「主任、分かったよ。」
「えっ。」
「犯人はこれを利用したんですよ。」
「えっ。」
「高山、詳しく説明してくれ。」
「はい、早速時刻表で調べてみたら犯人はこれを利用したと考えられます。」
「どんな、トリックを使ったの?。」
早速、時刻表で調べてみると。
寝台特急「北斗星1号」
上野発16時50分 乗車
東海道新幹線「やまびこ57号」
東京発19時04分 発車
仙台着21時05分 下車
仙台発21時13分 乗車
札幌着8時53分 下車
特急「オホーツク3号」
札幌発9時40分 乗車
網走着15時09分 下車
「そして、次の日に八尾をオホーツク海で殺害された。」
「ほう、なるほどね。」
「犯人は東京から仙台へは「やまびこ」に乗って、仙台から札幌へは「北斗星」に乗り、札幌から網走へは「オホーツク」に乗って八尾を殺害したってことか。」
「それで、犯人はわかったのか、高山。」
「はい、おそらく犯人はあの人だ。」
「そうか、その男か。」
「この方法で殺害できるのは、あの人だ、稲本順平だ。」
そして、次の日。
「やはり、あんたが犯人だったのか。」
「えっ、何なんですか。」
と、稲垣は驚いていた。
「稲垣順平、横領容疑で連行する。」
「違う、私は社長に頼まれて。」
「海山社長なら、一昨日名古屋で金策相手の了解を取った、自分のアリバイを証明した。」
「何のことだ、さっぱりわからねぇな。」
と、稲本は言った。
「稲本、東京と仙台から札幌へ向かっていったことも分かっているんだよ。」
「そして、オホーツク海で八尾を殺害した。」
「そうだな、稲本。」
「なぜわかったんだ、俺の計画が。」
暫くして、北海道警察の橘警部と同僚刑事がやってきた。
「稲本順平、業務上横領及び殺人容疑で逮捕する。」
「何。」
と、手錠をかけた。
「うまくいってたのに、うまくいってたのに、くそーっ。」
「さすがだね、高山。」
「ああ。」
「これで、事件は解決だな。」
「ええ。」
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劇中の列車時刻は平成8年のダイヤを使用しています