御機嫌ようゴクウブラックだ、冬空コガラシが来てから朝が少し騒がしくなったが不快ではない、私も丸くなったものだ…
そう考えていると件の冬空コガラシが降りてきた
「あのまま天に召されるトコだったぞ!?」
「すみません、すみません!もっと離れて寝るようにしますから〜!」
「いや、寝る時は俺の身体を柱にでも縛るくらいしねーと…」
「ほう…?自ら縛に就こうとは殊勝な心掛けだな、なんなら私が縛ってやろうか?冬空コガラシ!」
「人間は寝る時すら自分を御するのか…少し人間を甘く見ていたぞ…」
「いや俺は望んでねえよ!」
「幽奈ちゃん、コガラシちゃんおっはよぉ〜」
「おはようございます〜」「お〜っす」「…幽奈!」
「昨日は…本当にすまなかった、私としたことがお前の危機に気づけずのんびり温泉になど…己が不甲斐無い…!」
「私からも謝ろう、次あの坊主が来たときは塵も残さないほどに撃退してやろう」
「そこまでしなくていいです!流石に可哀想です!」
「…それにしても冬空コガラシ、よもや貴様が霊能力者だったとはな…」
「驚いたのはこっちだ!まさか住人全員普通に幽奈が見えてるなんてな…どうりで平気な顔して住んでるわけだ」
「つーかアンタたちはなんで幽霊が見えるんだ?…まさか全員幽霊ってオチは無いよな?」
「アタシは生きてる人間よぉ?ちゃあ〜んと足だってあるしぃ〜」
「た…たしかに///」
「呑子さん!はしたないですよ!」
「その一張羅で足を見せるな…」
「む…っ、わっ私だって足くらいあります!」
「対抗せんでいい!」
「でも年季入った霊ほど生者と見分けがつかねーもんだからなぁ…」
「だったら確かめてみるぅ〜?」
「は?」「おいやめろ呑んだくれ!」
呑子は冬空の頭が丁度胸にくっつく様に抱きしめた
「ほら言ったではないか!冬空!貴様も抵抗せんか!」
「俺のせいかよ!」
全く…運が良いのか悪いのか分からんな…もしやこれがらっきぃすけべぇと言うものなのか!?
「で、冬空コガラシよ。結局お主はこのゆらぎ荘に住むのか?」
「当たり前だ!こんなに良い条件の宿から離れてたまるか!!……それに幽奈をちゃんと成仏させてやるって約束したしな。」
「コガラシさん…!」
「…」「……」
「分かっているだろうが仕方のない事だ、幽奈が悪霊に堕ちるよりはマシだろう。」
「それは…まぁ」
「分かっています…」
今の私の力では幽奈を救う事は出来ない…だが何かあるはずだ、幽奈を救う何かが…
「あら…幽奈さんコガラシくんおはようございます!」
「仲居さん!おはようございます〜!」
「すぐ朝食の支度しますねー」「あざっす!」
「あ…コガラシくん?」「はい?」
「お食事代の支払いを待てるのは一カ月までです。1日でも遅れたらご飯抜きですからね!」
「は…はい!」
む、もうそんな時間か…私もそろそろ仕事をしなければな
「…あの人小さいのに妙に凄味があるんだよな…」
「そりゃそうよぉ、仲居さんがゆらぎ荘で2番目に年上だもの」
「へ?」「3番目が幽奈だ」「わっ、私は永遠の16歳ですよ〜!」
「ちなみに私が一番年上だ。冬空コガラシの数千倍は歳をとっている」
「は!?俺の数千倍!?」
「では私が朝食を作ってくる、楽しみに待っているが良い」
「え!?そんな当たり前みたいに!?」
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エタったりはしませんが不定期投稿なのでご了承下さい
それではまた次回でお会いしましょう
ゴクウブラックの呼び方、どっちが良い?
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ゴクウの方
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ブラックの方