バカとテストと召喚獣~バカな天才の集まりGクラス~   作:八月一日

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こんにちばんは!

学校の体育祭の練習でかなり日焼けした八月一日です。

今回は途中で場面変更して一旦Aクラスにいってとりあえずできているキャラの外見について、担っております。
他のキャラはあと少しなのでもうちょっとお待ちください。

ーーそれでは、どうぞ!


第十三問~木下優子の苦悩~

 

 

「………」

『………』

 

なんで神谷君が中西さんの家から⁉

いや、待つんだ僕!

ここは冷静に暗算でもして気を落ち着かせるんだ!

えっと、1569×7592=……ってそんなの計算できるわけないじゃないか!

たし算、たし算で行こう。

6290+3834=………

 

「『たし算すらできないのかよっ⁉』」

「ねぇ二人とも?たし算はいいけど急がないと遅刻するわよ?」

『え?あ、うん。吉井君、急ごう』

「え?あ、うん」

 

で、僕はなんの為にたし算してたんだっけ?

 

****

 

「『ハァ…ハァ…』」

「だらしないわね二人とも」

 

で、そんなこんなで僕らは走って学校まで来たんだけど思いのほか中西さんが速くて僕と神谷君は教室に入る前に息を整えなくちゃいけなくなった。

 

「いや…中西さん…速すぎるよ…」

「そうかしら?」

『いや…絶対速い…』

 

そんなことはいいから、と言って中西さんは、

 

「あっ、HR始まってるみたい」

『どうする?』

「どうするもなにも卓袱台と座布団の教室で見つからずに行くのは無理だと思うよ?」

『じゃあ入ってすぐ謝るのが吉か…』

「いや、待つんだ、神谷君!」

『遅れてすみません!』

 

僕の静止の声は虚しく空気に吸い込まれきえた。

 

「む?吉井!貴様何度言ったらわかる!」

 

それを見た僕らの担任の西村宗一こと鉄人先生は地響きを起こさせながらこちらに迫って来て一括、拳を振り上げそれを放つ。

しかしその狙いは僕ではなく僕と中西さんの一歩手前に出た神谷だった。

 

『え?なんで僕⁉』

 

鉄人の鉄拳が神谷君にめり込む、と言ったところで二人の間に一つの影が介入する。

その影は…

 

「なぜ止める東雲…!」

 

その影は紳士・東雲翔君。

彼は臆する事なく鉄人の前に立ち半身で目は神谷君と僕を見比べて、しかしその左の手は顔の真横で鉄人の拳をしっかりと受け止めている。

 

「ふう…」

「ぬ?…くっ…」

 

鉄拳を受け止めた左手は徐々に押し返されている…

鉄人が顔を歪めている辺りからみるとあの拳には相当の力がこもっている様に見えるが東雲君は涼しい顔でその拳を押し返す。

 

「西村先生」

「なんだ…!東雲!」

 

伸び切った肘を動かす事なく東雲君は鉄人と正面に向かい合って声をかけた。

 

「なぜ彼を殴ろうと?」

 

答えは簡単だろう。

鉄人が遅刻者に対しての罰として…

 

「それは、こいつがいつもいつも遅刻するからだ…!」

 

やっぱり、僕の答えはあっていたがそこで東雲君はまた口を開いて、

 

「…いつも…ですか。そうですか。では少し失礼」

 

と、言って神谷君のカバンから右手で生徒手帳を出して開いて見せた。

 

「それがどうか……っ!」

 

その開いたページを見た鉄人ははっと目を見開き拳を納め頭を下げた。

 

「…すまなかった、神谷、東雲」

『え?』

「勘違いは誰にでもありますよ先生。頭をあげて下さい」

「え?」

 

よくわからないけどよかったのか?

僕が首をかしげていると東雲君が来て小声でいった。

 

「ボソッ…(西村先生はいい先生ですよ?たまにはしっかり謝ってみては?)」

「でも…」

「大丈夫です。もしものときはこっちが援護しますので」

「う、うん」

 

本当によくわからないけど東雲君の言うとおりたまには鉄人に謝ってみるのもいいね。

 

「先生、遅れてすみません!」

「吉井!貴様ぁ!」

「ひぃぃいい」

 

クソッ。

やっぱり怒られるじゃないか。

そこで東雲君が鶴の一声。

 

「先生、吉井君も謝っている事ですし許してあげては?」

「………」

「それに暴力はいけませんよ?」

「……わかった…吉井、席につけ。それとGクラスと坂本は前に出ろ」

 

東雲君のおかげで助かったけどいなかったらどうなっていただろう。

 

「坂本、お前も前に出た理由はわかるな?」

「明久じゃないんだからわかるに決まってんだろ…さて、Fクラス全員よく聞け!」

 

雄二が教卓に手を付いてクラスメイトたちに呼びかける。

いつもならこんなに気張ってやるわけがないから雄二に得があるということはわかった。

 

「昨日いろいろあってうやむやになったがうちのクラスとGクラスの半分が合同で授業をすることになった。自己紹介はあとあと個人的にしてくれ」

 

そこまで言うと一度雄二は息をついてそしてまたことばを紡ぐ。

 

「いいかよく聞け!こいつらはクラス名でもわかるとおり俺たちより下のバカだ!」

 

Gクラスのところからちらほらと声が聞こえるが無視して雄二は続ける。

 

「だがこいつらはただのバカじゃない。寧ろバカな天才だ!」

 

☆☆☆☆

 

全く…と木下優子はため息をついた。

……なんで私達AクラスとFクラスより下のGクラスが設備共有、合同授業なの。

 

俯いていた顔を挙げると黒板の代わりに設置された電子黒板に五人の顔が映し出されている。

 

「では自己紹介をお願いします」

 

その電子黒板のしたにいる彼らに高橋先生は促す。

 

最初に前に出たのは昨日体育館で殺される勢いでいろいろ投げられた彼だ。

あのときは頭痛がしたものだ。

 

「響 雪夜だ」

 

昨日は遠くてあまり見えなかったけど近づいて見ると確かにイケメンね。

整った顔に名前の通り白い肌、撫でつけた髪は黒色で背が高い。

いかにも男性の理想像と言った感じね。

何人かクラスメイト達が湧く。

でもその次の彼の一言は意外だった。

響は昨日はコンタクトにしていたのか今日はかけているメガネのブリッジをおして一言。

 

「先に行っておくが我の邪魔をするものは容赦なく叩くから気をつけろーー以上だ」

 

そういって彼は下がる。

……なによあの性格…!

木下優子は奥歯がギリギリとなるとを感じた。

 

響とは入れ替わりに男子が一人前に出る。

 

「アハハ、雪夜は相変わらずだね。ん?なにセンセ?名前?城地烏だよ。よろしく。漫画部っていうのを立ち上げて部長やってるから興味がある人は観にきてね~」

 

男子、城地は先刻の響と違って和やかな雰囲気の人物だった。

目は笑っている様にみえて背は平均並みだろうか。

でもその格好はいささか変わっていた。

 

まずは着ているもの。

まだ夏が残っているというのにブレザーを着ている。

ネクタイはしておらずその下に着ているのは文月学園指定のワイシャツではなく黒いワイシャツ、それのボタンを二つ開けて実にラフだ。

左手にはこれまた黒い革製であろうて袋をしている。

極め付けは頭。

城地は黒い癖のある髪がはえる頭部にまたもや黒い手拭いを巻いていてなにより目に付くのは彼の左目、それは深い緑色に染まっていた。

 

「彼の服装はわけがあってあの格好をしています」

 

高橋先生から補足が入るがどんなわけだろうと周りが考えるのが優子にはわかった。

 

じゃまた後で、といって城地も下がる。

その彼とはすれ違いに小柄な少女が前に出る。

 

『『『えっ?』』』

「なに?あれ…」

 

クラス中、自分も含めた全体がざわめく。

 

少女の容姿を一言で表すと【幼い】だろう。

見た目は中学生、もしかすると小学校の高学年にも見て取れる。

しかしAクラスがざわめいた理由はそこではなかった。

 

『なんだよ…あの本』

 

クラスの誰かが言った。

そう彼女は本を持っていた。それはただの本ではなく大きさは普通の文庫本程度の大きさだったが外見は機械の塊と言った異形。

彼女はその本を開く。

それを自分の前の教卓において口を開いた。

 

「こ、こんにち…わ…」

 

細い声だった。

 

「な…名前は、えっと、凪叉"M"ハイディ…で、す」

 

金色で短めの髪を一旦目にかからない様にふれてから彼女、凪叉は自らの前においた本から目を離さない。

優子は理解した。

あの本は辞書だ、と。

見た目からわかるとおり凪叉は日本人ではなくハーフだろう。

そしてつい最近日本に来たばかりということもわかった。

 

「えっと…ナギは…おと、とい、日本に来た…ばかりな…ので、い…ろいろふじゆうがある…と…おもい…ますが…よろしくおねがい…します」

 

そういって凪叉は下がった。

 

頑張り屋さんなのね。

優子は思った。

みんな個性強すぎない?

とも思った。

 

次に前に出たのは髪をポニーテールにした女子だった。

その顔には見覚えがありそれが誰かと言うと昨日、紳士な態度をとっていた東雲翔によく似ている。

彼は双子の妹がいると言っていたので彼女がその妹だろう。

 

なんか私達と似てるわね。

私と秀吉程じゃないけどとてもよく似ている兄妹ね。

 

東雲妹が口を開く。

 

「誰かこの中で強い奴はおるで御座るか⁉」

 

木下優子は頭痛を感じ頭を抱えた。

 

=======

 

side雄二

 

「どういう意味ですか?坂本君」

 

むさい男衆のなかから手が上がりピンクブロンドの髪をした姫路瑞希が尋ねてくる。

 

「そのままの意味だ。

召喚獣の点数をみればわかるんだが…」

 

横目で鉄人を見ると、

 

「フィールドの承認はできん。まだシステムの調整が終わってないらしくてな」

 

だろうな。

神谷が昨日の点数を軽くと言っていたし今回の調整は万全を尽くす為に時間が相当かかるだろう。

 

「まあ、簡単にいえばムッツリーニみたいなもんだ」

「土屋君…ですか?」

「そうだ。こいつらGクラスはそこのムッツリーニみたいに一定の教科だけズバ抜けている奴らだ」

「じゃが雄二よ」

「なんだ秀吉?」

 

今度は爺言葉の木下秀吉が手を上げた。

こいつはれっきとした男だがあまり信じ難い顔つきをしている。

 

「なんじゃ…最後の砦にひびが入ったような……」

「どうした秀吉」

「…なんでもないのじゃ……それよりなぜムッツリーニはGクラスじゃないのじゃ?」

「簡単なことだ、点数が足りない」

 

クラスがざわめきを産む。

ま、700点台のムッツリーニでも点数が足らないって聞いたらこうなるわな。

 

「Gクラスに入るには二つの条件が必要だ」

 

俺はわかりやすく指を二本たてた。

 

「一つは点数だ。一教科が1000点越えが最低条件だ」

 

指を一本折り曲げるとクラスのざわめきが大きくなるが話を続ける。

 

「もう一つは学園長の許可。

こいつはあのババアの気分次第だからどうしようもねぇ」

 

残っている人差し指を折り曲げるとまた暑苦しい男達のなかから手が上がる。

 

「でも坂本?そいつらどこから来たのよ。一年のときどころか今まで見かけなかったわよ?」

 「ああ、それかそれは…」

『僕が話すよ』

 

俺が一瞬話すかどうかを考えると斜め後ろに立っていた神谷が横に並ぶ。

 

『僕らGクラスはこの前まで他の学校にいた。で、なんでこの文月学園に編入されたかというと学え…ババァ長のおかげなんだ』

 

クラス中の視線が神谷に集中する。

 

『僕らは理由は違えど退学されかけた、もしくはされた身なんだ。それからババァ長が僕らの才能を見抜いて今ここにいられる。最近できた理由は教頭が許してくれなかったのだとババァはいってたよ』




感想、ご指摘お待ちしてます♪

この分だと次で序章は終わりそうですね。
次の章は原作に基づいて肝試しです。

それとカップリングアンケートはそろそろ終わりにしようかと。
そうですねぇ…期限は今日から一週間とします。
まだ返答してないかたはお急ぎ下さい。

ーーでは。
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