バカとテストと召喚獣~バカな天才の集まりGクラス~   作:八月一日

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遅くなってすみません。

書いていたら止まらなくって……。
今回は後々のためにAクラスとGクラスが合併するお話です。


第十七問~A&G〜

 

教師陣の汚い待ち伏せで強襲は失敗。

その後チンパンジー(鉄人)の鬼の補習から解放された(それでも問題集3冊のお土産付き)僕らは教室にて…

 

「思えばこの五ヶ月。いや、入学してからの一年五ヶ月。俺たちは随分と酷い目に合わされてきた」

『例えば?』

「担任が鉄人になったり、暑苦しい精神的苦痛を与えられたり、保健体育の参考書(エロ本)を没収されたり、酷い設備の教室に押し込まれたり、学年の全男子が停学になったり、学園長(ババァ)の裸を見せられたり……」

 

そりゃひでぇな…という海穀君に続く様に全員が大きく頷く。

 

「だがもうすぐ報復の機会が与えられる!それは体育祭のーー」

『『『生徒・教師交流野球大会だ!』』』

「このチャンスを逃がすな!俺たちの怒りを、屈辱を、鬱憤をブチ返してやれ!」

『『『応っ‼』』』

「もう少しの辛抱だ!今は爪を研ぎ来るその時まで耐えるんだ!」

 

全員の意思が一つになりかつてない団結力に満たされる。

見てろ鉄人、ババァ、そして教師たち……!

交流野球大会を血流野球大会にしてこれまでの怨み辛みを跳ね返してやるからな……!

 

****

 

同刻、Aクラスにて

 

木下優子はイライラしていた。

Gクラス(彼ら)の衝撃的な自己紹介から一週間、持ち物検査を施行された今日まで、Aクラス内は金髪と烏がイチャイチャしてたり、女侍が目を離すと消えていたり、男女が枕草子を読み込んでいたり、自分の真後ろの席で傲慢眼鏡が黙々永遠に読書している日々が続いてきた。

 

授業中でも変わらないその態度が優等生木下優子には気に食わなかったのだ。

 

そのイライラが先程のFクラスの

男子の特攻時の雄叫びとは似て似つかない奇声が彼女の怒りを爆発させた。

 

「あーー!イライラする!」

「うるさい…我は今の貴様の大声で気分を害した…!」

 

後ろからいかにも機嫌が悪そうな声が聞こえるがその声の主を指差して、

 

「うるさいわね!あんたたちの行動はいちいち癇に障るのよ!」

「ゆ、優子落ち着いて…」

「そうよ優子、先ず一度深呼吸を…」

 

と、クラスメイトの愛子と美穂が私を止めにはいるが自分でも不思議なほど言葉が生まれた。

 

「もう我慢ならないのよ!高橋先生!Gクラスに模擬試召戦争を申し込みます!」

「ちょっ、優子…」

「僕も賛成だよ。彼らの態度は目に余るものがあるからね」

「久保君まで!」

 

愛子が自分の前に立つがその横から学年次席の久保利光君が眼鏡のフレームを押しながら一歩、前に出る。

……ごめんね、愛子、と優子は呟き正面の相手を睨む。

私はもう我慢できない。

 

「ふっ…何をいうかと思えば…。丁度いい、我も召喚獣とやらに興味がある。我は受けてもいいが……常盤、城地、凪叉、東雲、貴様らはどうだ?」

「いいねぃ」

「……う、うん」

「ワシもぜよ」

「同じく」

 

と、全員が頷いたのを確認してから眼前の眼鏡は高橋先生に告げた。

 

「先生、我らGクラスAクラス所属組は今の模擬試召戦争とやらを受けるが…生憎こちらには五人しかいない。それ故、一騎打ちを望む。それぐらいはAクラスを相手をするハンデにはなるだろう。それと勝っても何も何のは面白みに欠ける……どうだ?負けた方は勝った方のいう事を聞くというのは?」

 

優子は頷く。

向こうから条件を出してくれてほんと助かるわ。絶対屈服させてやる。

 

「ですが時間があまりないので教科は総合科目だけとなりますがよろしですか?」

「はい!」

「勿論だ」

「では、これよりGクラス対Aクラスの模擬試召戦争を始めます。一人目、前へ」

 

高橋先生が言うので私は前に出る。

それと相対する様に向こうは響が歩む。

 

「それでは…始めっ!」

「「試獣召喚(サモン)!」」

 

こっちが上って事を思い知らせてあげる!

 

****

 

「ハッ!これがAクラスか?幾らなんでも弱すぎないか?」

「くっ…」

「あ~楽しかった♪」

「うん、そ、そうだ、ね」

「不思議ぜよな」

「うむ」

 

迂闊だった、と自分でも思う。

一教科を除いてFクラス以下のGクラスに総合科目で挑んだ私がバカだった……。

こちらの五人、代表を除いた精鋭五人が瞬殺された。

代表が出ないのは持ち物検査でなんか大切なものを没収されたって落ち込んでたわね。

 

「さて…戦前決めた『勝った相手の言う事をなんでも聞く』だが……」

 

ビクッ

 

クラスの全員に緊張が走らせる。

 

当たり前よね。

何たってアイツの一声でこの先の運命が変わったも同然なのだから。

 

「ーー今は保留とする。いいな貴様ら」

『『『は?』』』

「えっ?ちょっと」

「なんだ」

 

なんだ、じゃないわよ!

 

「あんた自分で提示しといて何が保留よ!」

「…なんだ?貴様、何を期待していた?」

「期待って…だ、誰もしてないわよ!私が言いたいのは」

「何がしたい、か?いやなんで保留にしたか、か…簡単な事だ。そうでもしないと貴様らは本気で当たってこないからな。どんな戦力かもわからずに共に戦っていけと言う方が難しい」

 

なにを言ってるの?この男。

共に戦っていくって?

 

「そんなのもわからずによく部隊長など務まるな」

「なっ…」

 

いいか、と彼は言った。

 

「今から言うのは提案だ。先刻の賭け事とは関係ない。我らと組まないか?」

「な、いきなりなにを!」

「……詳しく言って」

「だ、代表⁉いつの間に復活を⁉」

「……さっき。これはクラス間の交渉、代表の私が出なきゃいけない」

 

そういうと代表は私が隠れる様に前に出る。

 

「ほう…流石学年主席と言ったところだな…こちらの要求はAクラスとの合併、もしくは不可侵」

「……私たちも同じ事を要求する。つまり」

「交渉成立だ」

 

そういうと響は一瞬、普段の素行からは考えられない様な柔らかい笑みを浮かべ、しかし直ぐにそれを消して自分の席に座って本を読み始めた。

 

私たちにとってAクラスとGクラスの合併、それはストレスの募り溜まる日々と大きな戦力を得る事になる。

 

☆☆☆☆

 

その頃、文月学園、裏門にて。

 

「待っていたよ」

「なんだいきなりこんなところに呼び出して…あんたはもう此処には関係ないだろ?悪いが俺も暇じゃないんだ。つまんない用事だったら帰るぞ」

「まあそういうな。決して君に悪い話じゃない。ただ私のいう通りに動いて欲しいだけだ」

「……報酬は?」

「君の未来を明るいものにしてやろう」

「……ふっ…何をすればいい?」

「二つある。なに、簡単な事だ。

まず一つ目は坂本雄二、吉井明久この二人を二度と自分の足で立てなくして欲しい」

「その二人にあんたが車椅子に座っているのに関係してるのか?」

「二人は私の邪魔をした。そのせいで私は歩く事と一緒に全てを失った…!」

「………」

「二つ目はこの学園を潰して欲しい。方法は構わない。この忌わしい学園を社会的に抹殺してくれ」

「…わかった。だがーー」

「心配するな。私のコネで君の未来も安泰だよ。根本恭二君」

「つくづく同情するぜ…竹原元教頭」

 




常夏先輩の次は根本君が邪魔をしてくれる様です。

ーーでは
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