バカとテストと召喚獣~バカな天才の集まりGクラス~ 作:八月一日
皆様、本当にありがとうございました
これからも【〜Gクラス】をよろしくお願いします。
「さぁ守備だ!きっちり守るぞ!」
「「「おうっ!」」」
雄二の喝に全員が気合を入れ直す。
一回の攻防が終わって今は二回、数学の回。
さて、僕もさっきみたいにデットボールを出さないようにーー
「待て明久。この回は島田に抑えてもらう」
「そっか。数学だもんね」
数学は美波の数少ない(と、いうか唯一無二の)得意科目だ。
前の雄二の数学も200点近かったからこの回はBクラスレベルのバッテリーが組めるということだ。
「ーーそういうことよアキ。この回はウチに任せて」
「うん。頼んだよ美波」
パシン、とタッチをしてマウンドを降りる。
するとその先、ライトへ向かっている姫路さんがこちらをじっと見ているのに気が付いた。
「ん?どうしたの姫路さん?」
「あ、はい。えっと……」
姫路さんがトテトテとこちらにやってくる。
なんだろう?
「明久君。手をーーこう上げてもらえます?」
タクシーを停めるときの様に手を上げる姫路さん。
えぇと、僕も同じようにすればいいのかな?
「こ、こう?」
「はいっ」
ぺちん、とその手を叩く。
「頑張りましょうね、明久君」
「あ、うん。頑張ろうね姫路さん」
『お〜い。吉井君』
再びトテトテと小走りでライトへ向かってゆく姫路さんを見送っていると隣、ファーストの神谷君が声をかけて来た。
「ん?どうしたの神谷君?」
『うん。えっと……』
神谷君小走りでこちらにやってくる。
なんだろう?
『吉井君。手をーーこう上げてくれる?』
バンザイの様に手を上げる神谷君。
えぇと、僕も同じようにすればいいのかな?
「こう?」
『うん』
シュッ(神谷君が鋭い蹴りを放つ)
ガシィ!(僕がそれを受け止める)
「『…………‼(ガンのくれ合い)』」
『足を放してもらえるかなあ…!』
「それより、いまの動きはなんだい…!」
ヒュッ(神谷君がキレるパンチをうつ)
ガッ!(僕がそれをガードする)
「『………‼(メンチの切り合い)』」
「一体、何をしているのですか?」
センターに向かう東雲君が僕らを引き離してくれる。
すると神谷君が僕の耳元で囁く。
『(吉井君。試合中にイチャイチャしてるとうっかり僕の口が滑って綺麗なお姉さんと同居してるの曝露しかねないから気をつけて)』
「(神谷君こそ。そんなことをするとうっかり僕の口が滑って中西さんと同居しているのを曝露しかねないよ)」
「『………あはははははは………』」
「…この件はお互いのためにならないね………ボソッ(言ったら……)」
『そうだね。やめようか……ボソッ(…コロスよ?)』
苦笑いをしながら僕と神谷君はそれぞれの守備位置へ付いた。
****
その後、この回と三回の表は両者無得点のまま終了して三回の裏、保健体育で僕らの攻撃。
ムッツリーニに回れば逆転、回らなければ平行という場面、福村君が意気揚々とバットを掲げバッターボックスへ向かおうとしていると雄二がそれを引き止めて、審判へコールした。
「審判。福村に変わり代打、雨谷」
「……はーいっ」
と、小柄で一見、というか三見ぐらいしても男にしか見えない、ムッツリ商会、職員雨谷恭さんがバットを担いでバッターボックスに入る。
「……康太君、見ててね?ぼく、頑張るからっ」
「………わかった…殺気⁉」
「皆さん此処は?」
『『『業を論し、諭す場』』』
「男性とは?」
『『『哀しみを背負いしもの』』』
「幸せものには?」
『『『本来の業を!』』』
なんということだろうか。
ベンチは一瞬にして覆面と大総統によるFFF黒ミサへと早変わり。
もちろん僕も加わって鎌を持っている。
だって、あんなムッツリ野郎が女の子と名前で呼び合う関係だなんて万死に値するっ!
「では、審議を始めます。意見のある方?」
「はいっ!」
「では須川君」
「火あぶりというのは?」
「ここが燃えてしまいます。なるべく先生方に迷惑をかけないのをお願いします」
「はいっ!」
「はい、では福村君」
「ここは特別(紐なし)バンジーでは?」
「残念ながら今日は屋上は生徒立ち入り禁止です。他に?」
刻々とムッツリーニの死刑の方法が思案される。
ちなみに当のムッツリーニは十字架に縛り付けられている。
「………き、恭!(バタバタ)」
「……みんなやめないと写真売らないよっ!」
雨谷さんが必死で言うがそんなことはおかまいなしだ。
だってコイツを殺したあとデータを奪えばいいんだからね。
『はいっ!』
「はい、修玖」
『女装とそれで校内及び校外徘徊。撮影会というのは?』
「いいですね。異論は?」
『『『否!否!否‼』』』
「………なぜそこで決まる⁉」
「……」
「………恭…!」
その助けを求める声に雨谷さんは二、三度頷いた。
「……康太君の女装…!(ジュルリ)」
ヤバイ。
あの目はヤバイ。
死刑を執行しようとしていた僕から見ても恐怖を感じさせる。
あの目は死よりもキツイなにかをムッツリーニに与えようとしているようにしか見えない。
『Fクラス早くして下さい。それと雨谷さん。鼻血が出ています』
きゃあー、と半ば棒読みで雨谷さんがベンチへ戻ってきて鼻にティッシュを詰める。
帰り際に十字架に縛られているムッツリーニに近寄っていった。
ま、まさかあの状態でイチャイチャするのかっ!
許さんぞ…ムッツリーニ…!
「……写真撮影、楽しみだねっ」
「………(ガタガタガタガタ)」
前言撤回。
『……よろしくお願いしまーすっ。サモン!』
保健体育
Gクラス 雨谷恭 ーー
『散々待たせやがって!いけっ!』
雨谷さんがボックスへ入ると同時にピッチャーが投球モーションに入る。
どうやら、待たされたのが余程頭に来たらしく、その顔は憤っている。
でも、点数処理が終わるまで待てなかったのかなぁ…。
保健体育
Gクラス 雨谷恭 2736点
『ヤベッ…』
『…….いまさら遅いよっ。ファイヤー!』
投球モーションの半ばで表示された点数に動揺したピッチャーはボールをすっぽ抜かす。
掛け声とともに打たれたボールは炎でその大きさを五倍程にしながら地を焼き這う。
『ひっ…逃げギャァァアアア!』
『お、おい!大丈夫グァアアア!』
『こっちくんなぁあああああ!』
炎の巨大玉によって火の海と化したグラウンドはピッチャーを始めとする野球をやっている限りは出ないであろう悲鳴をあげそして自身の召喚獣が焼かれるのを見ている。
保健体育
Gクラス 雨谷恭 2636点
VS
Eクラス×9人 DEAD
立て続けに大量虐殺の報告。
もはやグラウンドには召喚獣の影しが残っていない。
『せ、先生!選手がいません!』
Eクラス側のベンチから男子の声が聞こえる。
そういえば、交代要員は二人までと決められている。
体調不良以外はね。
こういう場合はどうなるんだろう。
『取り敢えず今、戦死した人全員が回復試験を受けて来て下さい』
先生がさらりと凄まじいことを言った。
つまり、またいつ死ぬかわからない中で野球をするために試験を受けろと言っているんだよね、これ…?
『『『二ーE、ギブアップします!』』』
こうして、ピッチャー返しで守備者全員が死亡の伝説を生み出した雨谷恭は後々体育祭伝説として語り継がれることとなった。
UAが一万を超えたから〜、とい理由でコラボをしたくなりました。
ええ、身の程を知りやがれ、というお気持ちはわかります。
ですがやりたいのです。
と、いうことで【〜Gクラス】のメンツとコラボしたいお方は私まで!
と、いうかやらせて下さい!
お願いします!
ーーでは