バカとテストと召喚獣~バカな天才の集まりGクラス~ 作:八月一日
「吉井、坂本、土屋。それと島田と姫路。今日は授業を受けなくていいから此処に残れ」
全ては集会が終わった後、鉄人の少しの気遣いから始まった。
「何ですか?」
「授業を受けなくていいってのは嬉しいに越した事はないが……何を考えている?」
「………怪しい」
鉄人を警戒する様に目を細める雄二。
あの鉄人が授業を受けなくていいって言うなんて僕でも疑う。
「そんなに疑うな。ただGクラスの奴らに召喚獣や試召戦争に付いて説明するのを手伝って欲しいだけだ」
「説明ならあんた一人がやればいいじゃないか」
「何でわざわざウチらが?」
「実際に戦った方がいいからな。そうなると相手が必要になる。そこで経験が豊富で召喚獣の扱いに慣れてるお前らが適任と言うわけだ」
「成る程」
「???何で雄二」
「黙ってろバカ」
「操作が上手いほど戦ったときやられにくいからですよ明久君」
そんな事も分からないのか、と言うかの様に雄二は溜息をつく。
「分かった。だか、その代わり俺が戦死したら俺じゃなくて明久を連れていけ」
なっ!
「安心しろ坂本。頼んで置いて補習はさせん。だが吉井、お前朝俺の事を『鉄人』と呼んだよな?放課後に補習だ」
「さらばだ!」
「待て明久(ガシッ)」
「離すんだ雄二!僕は今から頭が腹痛になるんだ!」
「主語以外が日本語になってないぞ。……お前、集会の途中で俺を異端審問に売りやがったな?それのお返しだよ」
くっ…万事休すか…
こうなれば雄二を道ずれにするしかない!
「おい神谷。Fクラスに入る事になった他の奴も連れてこっちに来い」
どうやって雄二を補習室送りにするか考えていると鉄人がGクラスのメンバーを呼ぶ。
『連れて来ましたよ』
「今から何をするんだ?」
見た目は僕らと同じ普通の高校生だけど…何処が特別なんだろう。
「これから召喚システムと試召戦争に付いて説明する」
『召喚獣?試召戦争?何それ』
「黙って聞いてろ(ボコッ)」
『ぐ、ぐふぅ』
「……確か学園長が開発したテストの点を使ってなんがするヤツ」
「そうだ。説明すると長くなるから実際に見てもらった方が早い。吉井、坂本、召喚しろ。承認!」
鉄人の声かけで召喚フィールドが発生する。
「「サモン!」」
そんでお馴染みのスペルでに魔法陣から僕達にそっくりの顔をした三頭身くらいの尻尾を生やしてとんがった耳を持ってる召喚獣が出てくる。
Fクラス 吉井明久 日本史 171点
Fクラス坂本雄二 日本史 226点
『おー!』
「凄い!」
「ほう」
「……カワイイねぃ」
「何とも愛らしいですね」
現れた僕らの召喚獣。
僕の召喚獣は改造制服と木刀を持っている。
一方元神童の装備は白い改造制服とメリケンサックを携えている。
ホントにチンピラコンビだね…
『僕も早く使いこなしたいな。ねぇ佐門(ポンッ)へ?』
Gクラス 神谷修玖 日本史
「先生。何であたしの名前を読んだら出たんですか?」
「召喚獣を召喚為るためのキーワードが
『如何にかならないんですか?』
「残念ながら無理だ。…そうだ丁度いいから神谷、少し動かしてみろ。何なら吉井を殴ってもいいぞ」
『じゃあお言葉に甘えて。行けっ』
掛け声と共に神谷君の召喚獣が突っ込んで…
「ふえ?」
あれ?消えーー
ドゴオ!
何だろう。僕の後ろの壁が壊れた様な…
ギギギと音を立てる様な感じで恐る恐る首を回して見てみると神谷君もの召喚獣が壁を殴ってその腕は壁に突き立っている。
情報処理のせいで遅れて表示される点数。
その点数は…
Gクラス 神谷修玖 日本史 1584点
「「「えぇーー!」」」
「おい神谷とやら!これは如何ゆう事だ⁉」
『どうゆうって言われても…ただ得意な日本史を軽く問いただけだけど…』
「軽く⁉」
「つまりGクラスってのはバケモンじみた点数を取る奴の集まりって事だな」
「いや。そうゆうわけじゃないわ…サモン!……ああ、自分で自分の名前呼ぶの鬱陶しいわ」
Gクラス 中西佐門 日本史 23点
「23点⁉」
「改めて見ると貧弱な点数よね」
『つまり僕たちGクラスは一、二科目だけ1000点を超えた者の集まりなんだ』
如何でしたか?
感想、御指摘、御批判、ダメだし、何でも待ってます。
ーーでは