バカとテストと召喚獣~バカな天才の集まりGクラス~   作:八月一日

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第四問~巫女って人撃っていいんだっけ?~

『もっと詳しく言うと他の科目はFクラスと同等かそれ以下……あれ?抜けない。うーん、うーーん。誰か助けて!抜けない!』

「ねえ雄二。普通の召喚獣って壁触れたっけ?」

「いや、無理だ。床以外の物はお前の召喚獣以外は干渉出来ないはずたが…あのババァ、また調整に失敗したな」

『ねえ、いいから助けてよ!』

「全くしょうがないわね…あら、以外と難しいのね。こうかしら?それともこう?いや、こうかも?………………パス」

「最初の方は難しいんだよね。よっと(ズボッ)」

『ありがとう、えーと吉田君』

「吉井だよ。吉井明久。神谷君だっけ?僕らそんなに顔似てる?」

 

神谷君は顎に手を当てうーん、と考える。

数秒経ったら彼は結論を出したらしく口を開いた。

 

『…つぶあんまんとこしあんまんくらい』

「それって中身だけだよね違うの⁉」

『強いて言うなら髪の色かな…君は茶色だけど僕は黒。それ以外は同じだと思うけど…見た目は』

「そうだな。見た目は同じでも明久の方が数段バカだからな」

「アキの方が頭悪いしね」

「………観察処分者…」

「皆さん違います。明久君は飲み込みが遅いだけです。そうですよね明久君?」

「いや、姫路さんそれフォローになってないから。結局僕がバカって事しか言ってないから」

 

僕らがたわいもない(?)会話をしていると…

 

『(ピンポンパンポーン)えー、Aクラス、Fクラスの一部の生徒、Gクラスの全員聞いて下さい。君達の召喚獣は練習様に動かしやすくしてあります。詳しく言うと観察処分者と同じ使用になっていますので操作性は良くなると思われます。ですが物理干渉ができるので誤って壁を壊したり穴を開けたりしない様に。以上です(プツッ)』

僕らは今さっき神谷君が開けた壁の穴を一瞥してから…

 

「「「西村先生、どうします?」」」

 

鉄人はゆっくりと額に手を当てて溜息まじりに言った。

 

「…学園長には話をして置いてやる。その代わり、他の物は壊すな」

「「「はーい」」」

「じゃあ他のヤツも召喚しろ」

「「「はーい。サモン!(ポポンッ)」」」

幾つも魔方陣が浮かび上がり各々のデフォルトした分身が出てくる。

 

『そういえば何で僕だけ制服で素手?』

「ほんとだ。鉄じ…西村先生、また学園ババァ長が調整に失敗した見たいですよ」

「お前は人の名前もろくに言えんのか、全く」

『鉄村先生、何でですか?』

「神谷、だからお前はGクラスなんだ……多分それがお前の召喚獣の装備見たいだぞ。よくみろ、マントを羽織っているじゃないか」

「『ほんとだ』」

 

神谷君の召喚獣は文月学園の制服によくある外は黒で内っ側は赤いマントを羽織っていた。

 

「だが鉄人、それはおかしいじゃないか。明久でさえ木刀を持っていると言うのに」

「…そういえば得点が高すぎると逆に装備が弱くなると学園長が言っていたな。神谷、試しに吉井の召喚獣を殴らせてみろ」

「待ってください先生!1500点越えの攻撃なんて喰らったらフィードバックで僕が大変な事に!」

『えっとこうかな?えいっ!』

 

神谷君の召喚獣がヘロヘロの腰の入っていないパンチを繰り出す。

 

「今さっき召喚した奴がそんな簡単に殴れるわけだろ」

「そうですね」

 

あ~心配した。

そんな事をして居るうちに神谷君のパンチが僕の召喚獣に当たる。

この勢いなら10点も減点されないだろう。

 

でも神谷君はその期待を裏切って僕の召喚獣を後ろに吹っ飛ばした。

 

「ぎぃやぁぁああ!折れた!大切な骨っぽいのが折れた!」

 

空中を綺麗に飛んだ僕の召喚獣は壁に叩きつけられ床に落ちる。

 

Fクラス 吉井明久 日本史 11点

 

「いててて…うわっ160点も減らされた⁉」

『ごめん、吉井君。大丈夫?』

「う、うん なんとか…よっ(コキッ)これで良し。ん?何中西さんだっけ?」

「ええ、そうよ中西佐門。それより吉井君、今あなた何したの?」

「え?外れてた関節をはめ直しただけだけど…」

「普通は出来ないわよそんな事」

 

そうか僕はいつも美波に関節を外されてるから……変なスキルだけ持ってるなぁ僕。

 

「でも西村先生、これじゃアキの身体が持ちませんよ?」

「それもそうだな。良し、日本史フィールド消去、総合科目フィールド承認!」

「待つんだ美波。君は僕だけをサンドバッグ役にするつもりだったの」

「だって瑞希はフィードバックなんか喰らったら大変だし、坂本なんてあんなだし…」

 

『ふはははは!無駄だ!』

『くっ流石《悪鬼羅刹》と言ったところか…だがオレもそこまで甘くはない!』

『ほう。おもしれーじゃねえか《悪漢無頼》!来やがれ!』

『うおおおおお!』

『はあああああ!』

 

なんか遠くから物凄いバトルの音が聞こえてきた。

目をやるとメリケンサックと槍で負けず劣らずの闘いをしている二匹の召喚獣がいた。

 

Fクラス 坂本雄二 総合科目 3948点

                  VS

Gクラス 海穀健斗 総合科目 4084点

 

「ねえアキ、あんたあの二人を止めて来れる?」

「ごめんなさい…」

「じゃあ次は中西さんの番よ。存分にやりなさい、アキを」

「理不尽だぁ!」

「わかったわ。吉井君、歯を喰いしばって」

「君も待つんだ中西さん。鉄人が科目を総合科目に変えたから君の点数だと僕が木っ端微塵になってしまう」

 

Fクラス 吉井明久 総合科目 750点

           VS

Gクラス 中西佐門 総合科目 3256点

 

30倍以上の攻撃なんて喰らったら僕の身体は……うう、考えるだけで恐ろしい…

 

「平気よアキ。木っ端微塵にはならないわ」

 

美波が僕を落ち着かせる様に優しく告げる。

 

「中西さんの装備を見て」

 

そこには巫女装束を纏い大弓を掲げているボサボサ髮の召喚獣がいた。

 

「弓だから木っ端微塵じゃなくて穴ができるのよ」

「分からない!大穴が身体に空くのが平気な理由が僕には分からない!」

「弓って使ったことないのよね。取り敢えず3本一緒に撃てばあたるかしら?」

「気にするな中西。遠距離武器は操作が難しいから殆どオートでやってくれるぞ」

 

ちぃ!鉄人め、余計な事を

こうなったら中西さんが矢を放った瞬間横に飛んで回避するしか…

 

「ズドン!」

 

なんか可愛らしい声と共に放たれる矢…ってええ⁉

あれ矢⁉矢って言うか杭じゃ…

 

「ズドンっ」

 

3000点台の攻撃、しかも召喚獣と同じくらいの太さで放たれる矢は僕の召喚獣に回避の時を与えず命中してしまう。

杭矢は僕の召喚獣と床を削り取りながら進み壁を穿つ。

 

巫女って人撃っていいんだっけ?

僕のゲームで培った知識が無駄な疑問を作りながら自らの花が散るのを感じた…

 

 

 

 

 




感想等、待ってます。

あっそうだ、どなたか召喚獣の装備、いいのありませんか?
すみません他人任せにして…
私が考えるとなんだかどれも同じ様なのしか思いつかない物で…
なので、他の人の考えもいれたほうがいいかな、と思いまして。

メッセージでも感想でもいいのでどうかよろしくお願い致します。

ーーでは
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