バカとテストと召喚獣~バカな天才の集まりGクラス~   作:八月一日

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第六問~超紳士、東雲翔の力~

「はぁ…おい吉井、土屋を保健室まで連れていけ」

「無理ですよ。先生が連れて行って下さい。それともこれも観察処分者の仕事ですか?『と、言うかさっきも騒いで無いのに僕を叩いたりして、この前もブツブツ…』」

「わかったわかった。おい坂本」

「(なんでいまアフレコしたの⁉)」

『(いや声も似てるかな~と思って)』

「(と、言う事は僕らが違うのは頭の中身だけってことか)」

『(そうみたいだね)』

 

「先生なんで坂本君を?」

俺がいなくなると召喚フィールドが消えてしまうから代わりに清涼祭で坂本の得た『白金の腕輪』でフィールドを作るんだ」

 

『(吉井君、清涼祭って?)』

「(夏にやるうちの学校の学祭。そこで僕と雄二は召喚獣バトルのトーナメントで優勝して僕は召喚獣を2匹にできる、雄二は召喚フィールドを作れる白金の腕輪を貰ったんだ)」

 

『ふっ…ここまでだ悪漢無頼』

『くそっ!オレがもう少し召喚獣の操作が出来たら……』

『終わりだ!』

 

雄二と海穀君の暑き死闘は雄二の勝ちのようだーー

 

「フィールド消去」

 

ーー鉄人が無慈悲にもフィールドを消さなければ。

 

「「おい!鉄人!(鉄村先生!)」」

「うるさいですよ」

 

ドスドス

 

Fクラス 坂本雄二 保健体育 0点

               vs

Gクラス 海穀健斗 保健体育 0点 

               vs

Gクラス 東雲翔    保健体育  32点

 

「「ぎゃぁぁ!な、なにしやがる!」」

「それはこっちの台詞です。あなた方は教師・西村の静止も聞かずに無駄な私闘を続けた。こっち、自分勝手な人は大嫌いでして。まだ続けると言うなら先ずこっちを倒してからにして下さい」

 

そう言って東雲君は燕尾服を着た自分の召喚獣を前に出す。

後ろには無数のナイフが並んで浮かんでいる。

そのうちの4本がそれぞれ2本ずつ

胸と頭に突き立っている。

凄い綺麗に急所に当たってるよ…

 

****

 

「おい鉄人、召喚フィールドを頼む!」

「俺は今から土屋を保健室まで運ばなきゃいかんから無理だ。お前は白金の腕輪を持っているんだからそれを使え。姫路、神谷、雨谷、吉井、島田、何かあったら止めろ。少なくとも壁や床を壊すなよ」

 

そう言って鉄人はムッツリーニを軽々と肩に担ぎ上げ体育館を去っていく。

 

「くそっ!おい明久、これ使え!」

 

そう言って雄二は右腕につけている白金の腕輪を外して僕に投げつける。

 

「召喚フィールドを作った奴は召喚が出来ないからな。いいか?何があってもフィールドは消すな。消したら…如何なるか分かってるんだろうなぁ……!」

 

目が怖いよ雄二…

ここまでして海穀君と闘いなんて……二人の間に何があったんだ?

 

「早くしろ明久!」

「うう…分かったよーー《アウェイクン》!」

 

腕輪を填めた右手を右腕を虚空に突き出してキーワードを唱える。

僕の点数を消費して召喚フィールドが広がる。

科目はどうやら現国のようだ。

 

「「「サモン!」」」

 

Fクラス 坂本雄二 現代国語 251点

                     &

Gクラス 海穀健斗 現代国語 41点

                    VS

Gクラス 東雲翔    現代国語 3651点

 

「残念でしたね。こっちはは文系科目が得意なんです」

「ちっ!おい明久、フィールドを作り直せ!」

「何があっても消すなって言ったのは雄二でしょ?」

「ざけんな!時と場合をっとぁ⁉」

「他人と話す余裕があるのですか?どんどん行きますよ。ナイフはまだ沢山ありますよ」

 

そう言って東雲君の召喚獣は右手を振り下ろす。

すると彼の背後に浮かんでいるナイフの何本かが雄二と海穀君に向かって飛んでいく。

雄二はそれをサイドステップのような動きでかわし、海穀君は槍を回転させてそれを弾く。

 

「まだまだ行きますよ」

 

東雲君はそう言うと燕尾服の自らの分身にナイフを操らせる。

次第に動きが大きくなって腕だけではなく身体全体で操りまるで踊っているようだ。

 

その嵐のような攻撃をメリケンサックを持ち、白の改造学ランを着た雄二の召喚獣と槍を持ち、黒い和服を着た海穀君の召喚獣はギリギリのところでよけている。

 

「てめえなんでここまでうまく操れる⁉普通はこの短期間じゃ無理だぞ!」

「ふふ愚問ですね。私はたださっき姫路瑞希さんに教えてもらった事を応用しているだけですよですが…」

「くそったれが!」

 

あはは!ざまあみろ雄二!

日頃は行いが悪いからこうなるんだ!

 

「ーーですがこれではキリが無いので此方を使うとしましょうか。発動」

 

東雲君は唱えると召喚獣の右手に装備した金の腕輪から光が逢ふれ召喚獣と東雲君本人の視界をふさぐように集まりやがて形を成す。

 

「見せてあげましょう、文系の力を」

 

光が消えて行き其処から出てきたのはパソコンのキーボードに似た薄い光の塊だった。

そして彼は言ったーー

 

「さあ、物語の始まりですよ主人公達」

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