魔法重視の竜の騎士は転生者 作:ザムデイン!
私の名前はレイ。この世界に生まれダイの双子の姉である私は「
まあ親としては良い人達だったが…人間社会で生きていくには落第も良いとこだっただろう。
初めは正体不明の男でも快く受け入れていたのに、嫉妬に駆られた陰険そうな(推定)大臣に唆されただけで、あっさり掌クルーな国王である我が祖父もどうかとは思うのだが…
まあ他に兄弟が居たならともかく、一人娘の王女が出自も不明の男と駆け落ちなんて父親としても国王としても悪夢もいいとこだろう。
当人同士の相性はともかく、立場としてはアルキードになんの後ろ盾も無く武力一辺倒な世間知らずの
単なる村娘とかならまだ良かったのに…母様も王族なのに駆け落ちとかアグレッシブ過ぎだろう…
それに駆け落ちするならするで、あっさり見つかって大勢派兵されるような近隣に潜んでいた見通しの甘さも酷いだろう。
まあ少年漫画故のシンプルさで纏めたらツッコミどころが多くなってしまったのだろうが…巻き込まれた旧アルキードの国民は気の毒だが、そのあたりは運命だったということで(薄情)
王国上層部の人間だけを恨むならともかくそれで「全人類憎し!」になるのも訳わからん。だから
ラーハルトも「お労しやバラン様」みたいな感じだったけど、まあ彼の場合は子供の時に母親ごと迫害されているしな。まあアレに関してはハドラーが悪いというかなんもかんも時代が悪かったわけで…
だが彼も世間知らずなことに変わりないが。2人共武人としては凄い高みにいるのだろうが。
私の才能はどちらかというと魔法寄りのようだ。武才も無いわけではないのだが、魔法が凄すぎる。
ポップと役割が被るが、この際仕方ない。
「右手からメラゾーマ…左手からベギラゴン…合体!!!
海に向かって魔法を放つ。私が修行場にしている周辺は海の魔物も近付かなくなった。海から大量の海水が蒸発して浅瀬が一時剥き出しになる。私は「ロトの紋章」の聖戦士
ギラとイオの最上級呪文は両手で放つ前提の呪文で、人類が扱うには到底無理な伝説上の魔法として特別扱いされている。ギラ系がやたら強くベギラマがメラゾーマより格上な扱いっぽいし。
両手で使う前提じゃギラ系やイオ系の合体呪文は無理かと思っていたのだが、ここで思い返してみるのが、ハドラー親衛騎団の
終盤の強敵だったとはいえ…つまり何が言いたいのかというと、結局は本人の力量次第ということだ。去年にアルビナスのサウザンドボールの再現に成功させてから、合体魔法に磨きがかかった。
ベホマラーやギガデインも使えるし、ベホマズンの契約も出来た。レベルが上がればそのうち使えるようになるだろう。
「レーイ!じいちゃんがご飯出来たってさぁ」
「はいはい、行きますよーダイ…」
「すっげえ魔法だったね!」
「まあ勇者パーティのマトリフさんを除けばもう私が人類最強の魔法使いでしょうし…ね」
ぶっちゃけ彼相手でも
「ダイもじいちゃんの言う魔法使いは目指さなくていいけど、勇者志望でもそこそこ魔法使えたほうが良いだろうからしっかり練習しておきなさいよ?」
「うう…じいちゃん、レイばっかり褒めるしさ、嫌になっちゃうよ」
「私と比較したらどんな天才でも霞んじゃうんでしょうしねえ代わりに戦士としての『戦いごっこ』ならいい勝負じゃない」
───
「───そろそろ出て行こうと思っているのおじいちゃん…」
「やはりか…お前程の才能は旧魔王軍に居た頃でも見なかった…そのうち飛び出すと思っていたぞ…」
「
「ふむ…それでどうする予定なのじゃ…」
「ロモスを少し観光したら騎士の国カールに向かって、きちんとした剣術学んでくるつもり…『
「お主はよく考えておるな…しかしこの時代に必要なのか?」
「私の勘がヒンビンいってるのよ…『邪悪な者たちが地上を攻めてくる』ってね…それに私にはメタリンとホイミンが居るから大丈夫」
「ピギィ~」
「そう。私達も頑張るから大丈夫。心配しないで長老。」
メタルスライムのメタリンとホイミスライムのホイミンは私のお供だ。デルムリン島なんて環境で育ったなら魔物使いにならないなんて嘘だろう。
ホイミンの役割はまあゲームと変わらない回復要員だ。根気強くレベル上げればベホマラーやベホマズン覚えるかもしれないし。
魔法適正が高く賢いだけあって喋れるようになった。4から仲間モンスターの代表格だし過去作で普通に喋ってるしな。メタリンにはまあ彼だけの役目があるのだ。
「ピッピピピピ~ピィピィッ!」
「はいはい、ゴメちゃんもずっと私とも友達よ、ダイのこと貴方もお願いね?」
「ずるい!レイだけ1人で行くなんて!」
「貴方は魔法と闘気の練習を続けなさい、そのうち『素晴らしい出会い』があるから…武術はアバンって人が来たら教えてくれるでしょうから…」
私達の今の年齢が10歳…新生大魔王軍の地上侵攻がダイが12歳の年…だから2年後…これだけでも覚えておいといて良かった…
「よし、魔法の筒に2人共入れたし…路銀はモンスター素材売れば良いしっじゃっ行ってきます!」
───
「ここがカール王城か…ロモスほど腑抜けていなそうね…」
まだまだ精強な兵士が揃っている気配がビンビンする。
「たのも~」
そこから出てくるカールの兵士達をバッタバッタ薙ぎ倒して、なんとか騎士団長のホルキンスさんに師事出来てそれから2年が過ぎた。
「へえじゃあ、それでニセ勇者共とっちめたのね、やるじゃない」
「もうっなんでレイは戻って来てくれなかったんだよぉゴメちゃん攫われて大変だったのにぃ」
「別にそんな小物程度貴方だけでなんとかなったならそれでいいでしょう『次の来訪者』も貴方に任せるからね」
「ええ~っ!?なんで~!?」
それから少しして、レオナ姫がやって来た。
気配消した上で
私は練習しまくってた甲斐あってある程度コントロール出来るが、ダイはまだ無理だったからな…賢者のバロンや大臣のテムジンとその一味はひっ捕らえられ、無事解決した。そして褒賞としてねだった修復されたキラーマシンがパプニカから届いた。
「レイや…そのキラーマシンをどうするつもりなのじゃ?」
「作られた目的がなんであれこのマシンが結構強くて有用なのは間違いないでしょう?勿論乗る気なんてさらさらないから。私くらいになると普通に戦ったほうが強いし…操縦機能は取っ払ってもらったわ。
ダイジョーブこーいう時のために禁呪法もきっちり外で学んでおいたの、仮初の命を与えて自意識を持たせれば私に忠実な頼りになる仲間になるわ、動力源は私からの少量の魔力で済むわ」
──────
「マスターレイサマ。チョウロウブラスサマ。オトウトギミダイサマ。コレカラモヨロシクオネガイシマス」
「ふぅ、成功したわねっ貴方の名前はロビンよ。この島と人類の守護者となり、勇者の盾と剣になりなさいロビン。」
「ロビン…ハイメイシマシタ…コレヨリアナタガタノタテトナリツルギトナッテアシキモノドモヲウチホロボシマス」
ゲームみたいにレベルアップしてくれればいいんだけどそう上手くはいかないよなあ…
「よろしくっロビンっ!俺が島を案内するよっ!」
少々変わった新しい仲間だが、ダイは流石の偏見の無さであっさり受け入れた。そうしてその少し後に大勇者がやって来た。
レイちゃんの元の名前はダイの本来の名前の「ディーノ」と同じ恐竜繋がりで「レックス」からの女性系で「レジーナ」。
彼女の方も「L」だけだったので「LEI」になりました。