ホロライブライダーズ 不死身の闘牛(ザ・リメイク)   作:プロトタイプ・ゼロ

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えぇ……これはもう完全にアマゾンズです。誰が何と言おうとアマゾンズです。異論は認めます、はい。


第六話「仮面ライダーアマゾンズ」

 

 

 

 

「うらぁ!!」

 

 素早い動きで駆け回りながらジャマトの群れを蹴散らしていくアマゾンアルファこと天野迅。無駄のない動きで数の多いジャマトを確実に葬りながらフブキの方へ近づけないように動く。

 

 野性的ながら一瞬の油断も隙もないアマゾンアルファは、背後から迫ってくる鋭い槍の刃先を首を傾けることで躱しその取っ手を掴みジャマトを地面に叩きつける。そしてそのまま槍を振り回してジャマトに打撃ダメージを与えていくと、槍を放り投げてジャマトに突き刺す。

 

 まるで人類の敵たる黒きGの如く湧いてくるジャマトの群れに囲まれたアマゾンアルファは、全身に力を込めてバチバチと雷を纏う。

 

「ウォらああああ!!!!」

 

 帯電状態から一気に放電させジャマト達のみを狙って貫いていく。凄まじい勢いで心臓部分を貫かれていったジャマト達は内側から焼かれながら黒焦げとなって消滅する。

 

「はぁ、はぁ……くっ!」

 

 片膝をつき息を荒げる。もともとアマゾンズは雷に弱い性質を持つ。それは迅の変身するアマゾンアルファも同じである。とある事情により体内に発電器官を持つ迅だからこそできる芸当だ。その分自傷ダメージは大きく長時間の帯電状態は維持できない。

 

 なんとか息を整え立ち上がる。周囲を見渡しジャマトがいないことを確認しアマゾンアルファから人間態に戻ろうとしたその瞬間、目の前に黒いオーロラカーテンが現れたのを見て警戒心を最大限高めた。

 

「……ここは? つぅか何でアマゾンアルファが居やがる……?」

 

「……誰」

 

 突然現れた青年。緑の複眼のようなライトに赤いバイク――ジャングレイダーに乗った青年が周囲をキョロキョロと見渡したあと、目の前にいるアマゾンアルファを睨みつける。

 

「誰でも良いだろうが。つぅかここ何処だよ……? あの植物みてぇなのは何だ?」

 

「詳しくは知らない……でも多分、世界の敵」

 

 わらわらと湧いてくるように現れたジャマトの群れを指差しながらそう言う青年に対して、アマゾンアルファはそう答える。

 

「なぁるほどな。なら、身に降りかかる火の粉くれぇは払わせてもらうぜ」

 

 青年は懐からアマゾンズドライバーを取り出し、それを腰に付ける。

 

「そ、れは……アマゾンズドライバー!? ということは、お前は……!!」

 

 起点部分となるコアユニットの左手側に配置された「アクセラーグリップ」を捻りコアユニットを作動させる。それにより装着者である青年のアマゾン細胞を刺激させる。

 

『O・ME・GA』

 

「…………アマゾン」

 

『EVOLU - E - EVOLUTION!』

 

 周囲一帯に爆風を吹き荒しながら緑色の炎に包まれる。もう一度爆風が吹き荒れると、その姿を爬虫類であるトカゲをモチーフの緑色を特徴としたアマゾンオメガへと変えた。

 

「アマゾン……アマ、ゾン……!! アマゾンはすべ」

 

「ふおぉぉぉお! アマゾンオメガじゃないですかぁ!!すごい!! まさか今アマゾンズが見れるなんて!! すっっっばらしいことですよ!!」

 

「危ないから下がっててね?」

 

 アマゾンに対する殺意を剥き出しにしていたアマゾンアルファだったが、言葉を遮るように興奮したフブキにテンションが下がり腕をだらりと下げてしまった。

 

「……コイツは何言ってんだ? まぁいいや。取りあえずまずはお前らから狩らせてもらうぜ?」

 

 そしてそんなフブキのテンションが理解できずにいたアマゾンオメガはジャングレイダーから降りるとジャマトの群れに突っ込んでいく。

 

 殴り、蹴り、時に腕についたアームドカッターで斬り裂き……暴力的でありながら知能を感じさせるその戦い方にアマゾンアルファはゴクリとツバを飲み込んでしまう。

 

 自分にはできない戦闘方法。だからこそ危険な存在だと思ったアマゾンオメガに対して改めて殺意を抱き、いつでも飛びかかれるように戦闘態勢を取る。

 

「さぁて、そこの赤い奴は俺の敵って事か? 殺気がウザいんだけど」

 

 あらかたジャマトを狩り終えたアマゾンオメガはゆっくりとした動作で背後を振り返り、今にも襲いかかりそうな雰囲気を醸し出しているアマゾンアルファを睨みつける。

 

「アマゾンは全て殺す」

 

「ふおぉ!! これは……これはすごい光景が見られそうですよ!! アマゾンアルファVSアマゾンオメガ!! というアマゾンズの名シーンになるのか!!」

 

「……危ないから下がってようね?」

 

 またもや二人の殺意を下げてくるフブキのテンションの上がった熱意に、アマゾンオメガは呆れアマゾンアルファはこの場所から遠ざけようとする。フブキは動く気配はなかったが。

 

「ちっ、まぁ俺もお前がアマゾンである以上は放置は出来ねぇけど……」

 

「殺す!! アマゾンは全て残らず殺す!!」

 

「それはこっちのセリフなんだよ!」

 

 まさに今ぶつかる……と思った瞬間急にアマゾンオメガがフブキのほうを指差す。

 

「あっ、そこの煩いのはちょっと退いてろ。巻き込むかもしれねぇし」

 

「いや煩いってのはちょっと酷くないですか!?」

 

 ガビーンと効果音が聞こえてきそうな表情で文句を言いつけるが、もうすでにアマゾンオメガの視線はアマゾンアルファに向いていて聞こえてはなさそうだった。そんなフブキの肩を優しくアマゾンアルファが叩く。

 

「怪我でもしたら大変だし、わりと邪魔だから本当に離れててほしい」

 

「うえぇん……」

 

 フブキはシクシクと泣きながら離れていった。さすがに言い過ぎたかなと罪悪感が二人の中に芽生えた。

 

「はぁ……お前のツレか? アイツ……」

 

「いや違う。成り行き。襲われてたから助けただけ」

 

「あっ、そうなのか……」

 

「というわけで殺す!!」

 

「脈絡無いぞそれ」

 

 凄まじい速度で目の前に現れたアマゾンアルファの蹴りを楽に避けたアマゾンオメガは左腕のアームカッターで切り裂く。

 

「くっ……まだまだぁ!!」

 

 腕でガードしてからアマゾンオメガを蹴り飛ばして宙返りして距離を取る。その強さを警戒してか距離を取ったまま近づこうとしない。

 

「がっ!やったなクソガキ!」

 

 アマゾンズドライバーのバトラーグリップを引き抜き鞭に変化させるとアマゾンアルファの腕に巻きつけ拘束する。

 

「ぐっ……うらぁぁぁぁ!!」

 

 アマゾンオメガがムチを振り回すことで何度も地面に叩きつけられたが、アマゾンアルファはすぐさま帯電状態へと移行すると全身からバチバチと放電させて電撃を鞭に通してダメージを与えようとする。

 

「電気ナマズかよ!」

 

 すぐさま鞭を放り投げて退避する。さすがに雷を喰らうわけにはいかないからだ。

 

「アマゾンアルファはピラニアだバカヤローー!!」

 

 遠くの方で戦闘を眺めていたフブキが我慢ならずと言ったふうに叫んだ。

 

「そこ煩い」

 

「ピラニアが電気出すわけねぇだろ!!」

 

 ごもっとも。

 

「がっ……!!はぁはぁ」

 

 自傷ダメージにより膝をついて胸を抑える。肩が大きく上下していることや、つい先程までも雷の力を使っていたことからそのダメージは大きくなっていたことがわかる。

 

「ちょ、ちょっと大丈夫なんですか!?」

 

 さすがに心配になったフブキが駆け寄ろうとするが、それをアマゾンアルファが手で制す。

 

「電気使うアマゾンかよ……こりゃ油断出来ねぇな……」

 

「はぁ、はぁ……殺す……アマゾンは、全て、殺す」

 

 なんとか立ち上がりよれよれながらもハルカに近づいていく。それに対してアマゾンオメガの方はまだまだ余裕がある感じだった。

 

「はぁ……こちとら全員潰したはずのアマゾンが何で生き残ってんのかマジで理解出来ねぇが……そっちが突っかかってきた以上潰させてもらうぜ」

 

 アマゾンアルファととアマゾンオメガがぶつかり合う……その瞬間、その場に似合わない口笛の音が響いた。

 

「あ? 何だこの口笛……?」

 

 急に聞こえてきた口笛の音に二人の動きが止まる。口笛の主は二人から少し離れた瓦礫の上に座っていた。茶色のレザージャケットを着込んだ男性が、鋭い目つきで二人の戦闘を観察している。

 

「ここらへんには頭のおかしい奴らがいるんだなぁおい」

 

「だ、誰ですか!?」

 

「おい、誰が頭おかしいだとゴラッ」

 

 瓦礫の山から軽々しく飛び降りた男性は頭を掻きながらアマゾンオメガを睨む。

 

「テメェらに決まってんだろ、どアホ。なにくだらねぇことで争ってやがる」

 

「こちとら命掛かってんd・・・テメェ、アマゾンの気配がするな? 誰だテメェ」

 

「霧島龍真……通りすがりのアマゾンさ」

 

 龍真と名乗った謎の男性の言葉に、二人のアマゾンが驚愕する。

 

「アマ、ゾンだって……!?」

 

「……んとにココどうなってんだ。アマゾンのバーゲンセールか?」

 

「いいや? ここらへんにいるアマゾンは俺らだけだ」

 

 飄々といったふうにアマゾンアルファとアマゾンオメガの殺意をスルーし、アマゾンオメガの言葉を否定する。

 

「……ちっ、あの黒いモヤといい、どうなってんだコレ……」

 

「あのいけ好かない狐野郎が俺らを呼び寄せたんだろうよ。あわよくば共倒れってな。だからアマゾン同士殺し合ってる今がくだらねぇって言ってんだ」

 

「……狐ねぇ。そいつに踊らされてたってか? ちっ、白けるな」

 

 完全を戦う意欲が削がれたのかアマゾンオメガから殺意が消える。それでもなおアマゾンアルファは殺意を漲らせている。

 

「だとしても……アマゾンは全部殺す!!」

 

「あーやめとけやめとけ。お前らがかかってきても俺にゃ勝てんから」

 

「…………やってみないとわからない」

 

 苛ついたように少しだけ声を荒げながらそう言う。

 

「俺からすれば俺に突っかかってきたコイツと遊んでただけだし、お前がこっちに掛かってこねぇ限りどうでも良いけど」

 

「へぇ~そりゃ珍しいな。アマゾンは全員敵に突っかかっていくアホだと思ってたぜ」

 

「勘違いすんな。こっちの事も大体分かったしな。元々俺は俺に襲いかかってきたアマゾン以外狩ってねぇよ。最も、襲いかかった奴は全員狩るけど」

 

「なるほどなぁ」

 

「……なんだ、この、感じ?この気配は……」

 

 突然なにもない空間を迅が見つめる。するとその先に黒いオーロラカーテンがまたもや開いた。

 

「あん? あれは……俺をここに連れてきた黒いモヤじゃねぇか!! それにこの感じ……アマゾンの気配は感じるが、何か妙だぞ……?」

 

 黒いオーロラカーテンの奥から感じるその気配に3人の警戒心が高まる。

 

「へぇ……アマゾンがそろい踏みかよ? これはいいコレクションになりそうだな」

 

「……誰だ!!」

 

「……なるほどなぁ。お前、以前俺に突っかかってきた奴だな?」

 

「ふん。以前は取り逃したが今度はそうはいかんぞ! 今度こそ俺のコレクションに加えてやる」

 

「あいにくだがお断りだ」

 

「ってかテメェ誰なんだよ」

 

「コレクションの獲物にわざわざ言う奴があるか?」

 

 ジクウドライバーを取り出し腰に巻き付けると、青と黄色のライドウォッチを起動させる。

 

【ザモナス】

 

「ほう……? なんとも珍しいもん持ってるじゃねぇか」

 

 ジクウドライバーとライドウォッチを見た龍真が目を細めてながら呟く。

 

「変身」

 

 周囲一帯に爆風が吹き荒れ、凄まじい熱気を纏う。その熱気と爆風に3人は顔を守るように隠す。そこから現れたのは背びれのような頭部に鱗状のアンダースーツなど、全体的に魚類のようなデザインをした仮面ライダーだった。右肩からは翼のような形状のマントを纏っている。

 

「おい、アイツの持ってる時計みてぇな奴には気ィつけろよ。あれに触れると俺達の力と歴史を奪っちまうからな。アイツはそれをコレクションとして集めてる」

 

「くっ……ん? あの腕についてる色のついた時計は……」

 

「あぁ、コイツ? 俺のコレクションだよ……5歳のガキにはもったいねぇ力だったからなぁ!!」

 

 アマゾンネオのウォッチを起動させる。

 

【アマゾンネオ】

 

「……溶原性細胞のオリジナルか!!」

 

「ネオ……ネオだと!!それは、それはお前が持ってていいものじゃない!!!!」

 

 ライドウォッチの音を聞いたアマゾンアルファが激昂しながら帯電状態になり、凄まじい勢いで雷を放電する。

 

「おいおい、そうカッカすんなよ」

 

 だがそんな放電もあっさり避けたザモナスはアマゾンネオのライドウォッチの力によって作ったニードルガンで迅を撃つ。

 

「うぉらぁぁぁ!!」

 

 帯電状態の腕で受け止めると突き刺さったそれを引き抜き投げつける。針は雷を纏い目に見えぬ速さとなるが、ザモナスはその針をマントを翻すことで避ける。

 

「あーらら。なんか怒らせたって感じだな」

 

 戦闘を傍観していた龍真がジャケットのジッパーを下げる。そこにはアマゾンアルファやアマゾンオメガの使うアマゾンズドライバーとは形状の異なるドライバーが巻かれていた。

 

 腰に巻かれているドライバー――ヴェノムドライバーのレバーである「ヴェノムグリップ」を引き倒し、ヴェノムドライバーの複眼が紫色に発光する。そして起動したコアユニットが龍真のアマゾン細胞を刺激させた。

 

「…………アマゾン」

 

 毒々しい紫色の炎に包まれた龍真は、腕を一振して炎を振り払う。その姿は先ほどまでの人としての姿ではなくアマゾンヴェノムへと変身した。

 

「はぁ……まぁ、改めて名乗ろうか。俺の名は霧島龍真。またの名を、アマゾンヴェノムだ。よろしく」

 

 ヴェノムという名が表す通り毒々しい紫色の体色をした新しいアマゾン。黄色の複眼が3人の仮面ライダーを睨むと、瞬きをした瞬間にはアマゾンヴェノムの姿が消え、そしてザモナスの眼の前に現れていた。

 

「なっ……!?」

 

「おら」

 

 気だるそうな声とは裏腹に強烈な拳がザモナスの腹に当たる。それは衝撃となってザモナスを吹き飛ばし、積み重なった土管をぶち壊し砂煙を上げる。

 

「ほら、どうした? お前の獲物は今動いていないぞ?」

 

 まるで挑発するように手をひらひらさせる。それにキレたのかザモナスがニードルガンを放つ。

 

「芸が無いなお前」

 

 パシパシとニードルガンの針を掴んで握り潰す。ゆったりとした動作でザモナスに近づくと首根っこを掴み上げ、2人の方に投げ捨てる。

 

「がぉらぁ!!」

 

 駆け出していたアマゾンアルファがザモナスが地面に落ちる前に雷を纏った拳を顔に当て、その横から現れたアマゾンオメガがアームドカッターで斬り裂く。

 

 息の合った連携によりザモナスは瞬く間にボロボロとなっていく。

 

 帯電状態のアマゾンアルファがアマゾンズドライバーのグリップを捻る。先ほどよりも強烈な雷を身に纏ったアマゾンアルファは光を超えた速度で何度も何度もザモナスを殴りつけていく。なお、雷を纏った際の余波でアマゾンオメガとアマゾンヴェノムは少しだけ焦げた。

 

「おらぁ!!」

 

「ぐはぁ!?」

 

 アマゾンアルファがアマゾンオメガの方へザモナスを蹴り飛ばすと同時に、アマゾンオメガもアクセラーグリップを捻り前腕部のヒレ状カッター「アームカッター」を大型化させ、ザモナスをすれ違いざまに斬り裂く。

 

「終わりにさせろ!!」

 

「任せておけ」

 

 アマゾンヴェノムがヴェノムドライバーのヴェノムグリップを2度引き倒し、脹脛部にあるフットカッターを大型化させ飛び上がると同時に踵落としの動作でフットカッターを突き刺す。

 

【ヴェノムストライク】

 

 フットカッターから猛烈な毒がザモナスの肉体に流し込まれる。アマゾンヴェノムはザモナスを蹴り飛ばし、ヴェノムレバーを引き上げる。

 

「ほれ、これくれてやるよ」

 

 突然アマゾンアルファの方に向くと手に持っていた何かを投げ渡す。いきなりのことで落とさないようにしながらキャッチしたそれを見てみると、それはザモナスが持っていたアマゾンネオのライドウォッチだった。

 

「お前と何の関係があるのかはわからねぇが、大事なもんなんだろ? ちゃんと持っておけよ」

 

「うん……ありがとう」

 

 アマゾンアルファが感謝を述べ大事そうにアマゾンネオのライドウォッチを胸に抱かえる。アマゾンオメガとヴェノムは吹き飛んでいったザモナスの方を見る。

 

「ま、まだだ……っ!!」

 

「やれやれ……もう殺したほうが早いんじゃねぇの?」

 

「だ、駄目だよ!! 殺すのは駄目だ」

 

「ふぅん? 甘ちゃんだねぇ」

 

 ボロボロでありながらも立ち上がるザモナスを見てそう言ったオメガに対してアルファが止めるように言う。それを見てヴェノムが少しだけ笑った。

 

「ぐっ……!? ぐぉおお!? ぐぁぁぁぁぁああああ!!」

 

 突如ザモナスの体が崩壊を始め、ひび割れた箇所から光が溢れ出す。

 

「……っ!! みんな逃げて!!」

 

 それを見たアルファが危険を感じて2人に叫ぶ。

 

「!!」

 

「……!!」

 

 その言葉に従って2人は凄まじいスピードで後ろへ飛び退く。隠れて見ていたフブキはアルファが回収して同じように飛び退いた。

 

「がぁぁぁぁぁ!!」

 

 ザモナスだった何かは周囲を巻き込む形で盛大に爆発した。

 

「無事か小僧ども」

 

 立ち上がったヴェノムが確認するように振り返る。

 

「まぁ、なんとかな」

 

「僕は全然無事じゃない」

 

 普通に立ち上がったオメガと違い、なぜか地面に頭から突っ込み埋もれているアルファ。上半身が完全に埋もれてしまっているが、足でアマゾンネオのライドウォッチを掴んでいた。

 

「お、おい!? お前大丈夫かよ!!」

 

「ふんぬーー!! だ、駄目です。白上の力じゃ引き抜けません」

 

 アルファの両足を掴み引き抜こうとするフブキだったが努力虚しい感じに終わった。

 

「やれやれ……手のかかるガキだなぁおい」

 

 結局オメガとヴェノムでなんとか引き抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけでこんな感じになりましたわけですがはい……道長くんの活躍は今回はなしですねはい。もうしわけありません。

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