ホロライブライダーズ 不死身の闘牛(ザ・リメイク)   作:プロトタイプ・ゼロ

7 / 16











おういぇい!
久しぶりの投稿ですな!!わーっはっはっはっはっはっ!この作品を見たな!俺と縁ができたな!


第七話「異常な力」

 

 

〜〜〜ヘブンバーンズレッドの世界〜〜〜

 

 謎の生命体「キャンサー」に襲われた地球は危機に瀕していたとされる。「キャンサー」と名付けられたその謎の生命体達には、これまで人類が生み出してきた叡智の結晶たる兵器など一切通じることなく終わり、撃退する術を持たない人類は屈辱なる敗退を決めることになる。

 

 土地は放棄され、様々な国が戦禍に消えていった今では、陸地の大半は「キャンサー」の支配下であり、人類に残された時間は少なくなった。そうやって絶滅も覚悟したとき、人類は愚かにも「キャンサー」に抵抗するためひとつの新兵器が開発した。

 

 決戦兵器「セラフ」。人類は「セラフ」を操る術を手にした者たちをかき集め、最後の希望を託してセラフ部隊を設立した。

 

「ふむ、くだらん……実にくだらんな」

 

 黒いオーロラカーテンを背に、件のキャンサーを椅子代わりにした少女――櫻姫。クロスギーツと協力関係にある彼女は、かつて仮面ライダーが訪れた世界であるヘブンバーンズレッド……略して「ヘブバン」の世界に来ていた。

 

 この世界のことを記した本を片手に優雅にミルクティーを飲んでいた櫻姫だったが、その内容を読んだ彼女は不愉快なものを見たように顔を顰めると本を闇の中へ入れ込む。

 

「確かにキャンサーとやらは人類にとっては強力なる敵となるだろう。だが、そんなことは我にとっては関係なきことよ。くくっ。こうして躾けてやれば我が忠実なるしもべになりうる」

 

 たった一人の少女によって全滅させられ椅子代わりにされたキャンサーは、自分の上に座る存在にビクビクしながら決して櫻姫の機嫌を損ねないように椅子になる。

 

「我が怖いか? くく、可愛いやつめ」

 

 櫻姫がぴょんとキャンサーの上から飛び降り地面の上に立つ。生存本能が逃げろと訴える中、刻まれた恐怖が逃げることを許さない。

 

「ふむ……さて、この世界はどうやって遊ぼうか」

 

 顎に手を置き少しの間思考を巡らせた櫻姫は、悪巧みを思いついた悪ガキのように表情を歪め地面に手を置く。

 

「さぁ、さぁ……この地に眠る化け物共よ、我が支配の闇に堕ちるがよい」

 

 小さく綺麗な手から溢れ出した闇が地面を覆っていくと、その中から2体の巨大なキャンサーが出現する。

 

 1体目は黒い身体と鎌のような前脚を持つ四足歩行の大型キャンサー……デススラッグ。

 

 もう1体は狐のような見た目をした紅い身体が特徴的な大型四足歩行キャンサー……レッドクリムゾン。

 

 2体のキャンサーは出現すると同時に櫻姫に攻撃を仕掛ける。デススラッグが胸部の顔のような部位から光線を放ち、レッドクリムゾンが森林を一瞬にして火の海に変えるほどの強力な光線を口から放つ。だが、

 

「ほう……貴様らを蘇らせてやった恩人に攻撃とは、躾が必要かな?」

 

 2体の大型キャンサーによる渾身の攻撃に対して腕をたった一振りしただけで弾き飛ばし、獰猛な笑みを浮かべて黒いオーロラカーテンに手を突っ込みジリオンドライバーと似た形状のドライバーを取り出し腰に付ける。

 

『OMEGA DRIVER』

 

 櫻姫がオメガドライバーの本体から引き出したカードトレイに太陽の紋章が描かれたプロミネンスカードをセットし、カードトレイを再び押し込む。それにより自動的にオメガドライバーにあるカバーの半分を右側へとスライドする。

 

「変身!」

 

『SET LOGIN』

 

 オメガドライバーから5個のオメガキューブが出現し櫻姫の周囲を動き回る。目のようになっているオメガキューブの中心から青白いレーザーが櫻姫の肉体を包み込み黒いパワースーツへと変える。

 

 『GENERATE』

 

 オメガキューブの一つが櫻姫の胸部と合体し、さらに縮退炉「ヴィジョンリアクターΩ」から極めて高密度な重力による疑似ブラックホールが発生し、一度櫻姫を飲み込み完全に消滅。そこから再び疑似ブラックホールが現れその中から仮面ライダーゲイザーや仮面ライダーリガドと似た姿を持つ仮面ライダーオメガが現れた。

 

 その見た目は仮面ライダーリガドの赤い部分を青に、金の部分を銀にした感じであり、胸部に埋め込まれた特殊変換炉「オメガアークリアクター」が紫色の光を放ちながら回転している。

 

「仮面ライダーオメガ……お前たちに絶望を与える存在だ」

 

 自らをそう呼ぶ存在が、圧倒的な暴力で2体の大型キャンサーに恐怖を植え付けた。

 

『ENFORCEMENT OF VIOLENCE, OMEGA』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜色々な世界のどこか〜〜〜

 

 鏡のファーストの世界、パラダイス・ファンタジアの世界、ひろがるスカイ!プリキュアの世界、D×D世界の管理者の世界、2人はプリキュアの世界、侍戦隊シンケンジャーの世界、デジモンの世界……様々な世界に黒いオーロラカーテンが開き、その世界に関係していた怪人やモンスターが現れる。時々関係していない存在も混じっているが。

 

 それぞれの世界の主人公や仲間達が、突然現れた存在の対象にあたることとなった。

 

「やれやれ、櫻姫ってやつも面倒なことをやってくれるな」

 

 カシャリと音を立て青年が首からぶら下げた2眼のトイカメラ「BlackBirdFly」で写真を撮る。戦争ともいえる状況の中呑気に写真を撮る青年の後ろから怪人――グリラスワームが襲ってくるが、青年が体を曲げたことでよろめきながら青年の前に出てしまう。

 

「まったく。人が写真を撮っている時に襲ってくるなんてマナーがなってないな……変身」

 

 いつの間にか腰に巻かれていたネオディケイドライバーに「カメンライドディケイド」のカードを装填。

 

【KAMENRIDE DECADE!】

 

 青年の体が全身を覆うアーマー「ディヴァインスーツ」に覆われ、ネオディケイドライバーから出現したバーコードの様な「ライドプレート」が緑色の複眼「ディメンションヴィジョン」に突き刺さる。この時ディメンションヴィジョンが一瞬発光すると同時に、灰色だった装甲「ディヴァインアーマー」がマゼンタ色に変わる。

 

「俺が相手になってやる。かかってこい」

 

 青年――門矢士は仮面ライダーネオディケイドに変身すると、グリラスワームに向かって指を2回曲げて挑発する。グリラスワームはキレたように雄たけびを上げながらネオディケイドに突っ込み蹴り飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜魔法少女まどかマギカの世界〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 クロスギーツが乗っ取り開催したデザイアグランプリの会場の一つとなっていたこの世界でも、櫻姫が開いた黒いオーロラカーテンから無数の怪人達が世界を壊すために動き出していた。

 

「もう! なんなの!? この数は!!」

 

 ブラウスとスカートにベレー帽やコルセットを組み合わせたクラシカルな形状をした黄色の花がモチーフとなった魔法少女マミが、16~19世紀頃の西欧で使われていた古風なライフルドマスケットを魔法で生成し無限に湧き出てくる怪人達を撃ち抜いていく。

 

「知るかよそんなの!!」

 

 その近くで神父服がモチーフであろう衣装にノースリーブの上着は前側が開いた形状の魔法少女服を着た少女が長い赤髪を黒いリボンでポニーテールを揺らしながら、アクロバットで軽快な動きで高性能な仕込み槍と高い技術を駆使して襲ってくる怪人を薙ぎ倒していく。

 

 無駄のない動きと連携で襲いかかる怪人達を倒していくが、銃弾で貫かれ槍で刺された怪人達は泥となって地面に落ち、すぐに元の姿へ再生していく。そうした無限に等しいループのような戦闘を繰り返した二人の呼吸は激しくなり、少しずつ体力が削られていく。

 

「ごめん二人とも!!」

 

「なんとか助けに来たよ!!」

 

 絶望とも言える戦力差でも諦めずに戦い続けた二人のもとに、ピンクと青色の魔法少女が駆けつける。ピンク色の魔法少女――鹿目まどかが可愛らしいフリルの付いた魔法少女服を着込み手に持った弓で光の矢を放ち怪人達を射抜き、マントを着用した剣士のような凛々しい魔法少女衣装に左側が長い斜めラインのスカートと肩出しスタイルが特徴的な青い魔法少女――美樹さやかが手に持ったナックルガードの付いた片刃のサーベルを使い目にも止まらぬ速度で怪人達に接近し、斬撃や打撃を繰り出していく。また複数の剣を召喚し投擲攻撃に用いるなど、どこぞの正義の味方気取りの少年のような戦法を行い怪人達に突き刺していく。

 

「いやぁ、なんだか敵が多いね〜。それに、今まであたし達が戦ってきた魔女とはなんだか違うみたいだし」

 

「油断しちゃ駄目よ! どんだけ倒しても復活してくるみたいだから!」

 

「えぇ~!? そんなのどうやって戦えばいいの……?」

 

 2人が合流し4人になった魔法少女達が手を取り合い戦う。その様子を少し離れた位置にある崖の上から見ていたとある人物がため息を吐きながら崖から飛び降りる。

 

【ドライバーオン プリーズ】

 

 少年は右手にはめてあるドライバーオンウィザードリングをかざす事で「ドライバーオン」の魔法が発動しベルト――ウィザードライバーが出現。そこからバックルにある手をかたどった部位ハンドオーサーを操作して左向きに変える。

 

【シャバドゥビ タッチ ヘンシン! シャバドゥビ タッチ ヘンシン!】

 

 左手にはめたフレイムウィザードリングをかざす。

 

【フレイム プリーズ ヒーヒー ヒーヒーヒー!】

 

 フレイムウィザードリングを自分の真下に向け赤い魔法陣を出現させる。少年の体が魔法陣を通過すると、長い黒のロングコート「ウィザードローブ」に複眼がないマスク「ベゼルフレイム」という魔法使いを思わせる姿になる。

 

「まったく……ここからは魔法使いのショータイムだ」

 

 4人の前に着地するとウィザードローブを巨大化させながら翻し、さやかを狙った火球を防ぐ。後ろでさやかが頬を赤く染めなからお礼を言っているが、その声が聞こえていないのか仮面ライダーウィザードは怪人の群れに突っ込んでいった。さやかはキレて追いかけ、3人は肩をすくめながら苦笑いを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜ホロライブライダーズの世界〜〜〜

 

 

 

「なぁお前……名前なんて言うんだ?」

 

「天野迅」

 

「坊主、随分と珍しい名前してんな」

 

 仮面ライダーザモナスの襲撃から数日が経ち、白上フブキをなんとか追い返した(本人はとても残りたさそうにしていたが、迅の必死の説得により渋々帰っていった)アマゾンの力を持つ3人は一緒に行動をしていた。

 

「お兄さんはなんていうの?」

 

「俺? 俺は水卜(みうら)ハルカ。なんか知らんけどえげつねぇほど事件が起こる世界に転生した元一般人だ」

 

「そうなんだ……」

 

 アマゾンの時点で元一般人なわけねぇだろと思ったし、なんだえげつねぇほど事件が起こる世界と龍真は思ったが口には出さなかった。同じことを迅も思ったが空気が読める子供なので口には出さなかった。

 

「おじさんは?」

 

「おいおい、おじさんはよしてくれ」

 

 純粋な視線と共に降ってくる言葉に龍真は苦笑する。頭をガシガシと掻き乱し、ため息を吐いた。

 

「さっきも名乗ったが俺は霧島龍真。ただのアマゾンだ」

 

「ただのアマゾンは理性保てない」

 

「奇跡的に理性を保てたからな……運が良かっただけさ。坊主はアマゾンアルファだよな? 俺の記憶が正しけりゃアマゾンアルファの変身者は別人のはずなんだが」

 

 その質問に対して迅は少しだけ驚いた表情を見せる。少し踏み込みすぎたか、と内心冷や汗をかきながらも決してそれを表に出さないように龍真は迅を見つめる。心なしかハルカも興味あり気に見えた。

 

「僕のお父さんは鷹山仁。その遺伝子をそのまま継いだせいか、僕はアマゾンアルファになれるようになった、らしい」

 

「らしい……?」

 

(やっぱり坊主の親父はあのクソ野郎か……)

 

「うん。黒服さんがそう言ってたから」

 

 二人の心の中で「誰だ黒服って」と思ったが、口に出さないほうが良いと判断した。

 

 場所は代わり、裏千束がマスターを務める喫茶店「FlowerLove」に訪れた道長は人が少ないのを確認すると適当な席に座り珈琲を注文する。

 

「いらっしゃい。今日は女の子を連れ込んでいないんだね」

 

「ぶっ飛ばすぞ」

 

「ふふ、ごゆっくり」

 

 ニヤニヤと笑いながら珈琲を机に置き、服の中から一枚のチケットを取り出す。それを珈琲の近くに置くと道長が眉をひそめる。

 

「……何だこれ?」

 

「さぁ? なんかスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズを名乗る不審者がお前宛てに置いてった」

 

「なんだそりゃ」

 

 道長の知り合いにスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズなどいない。いたとしてもいないと言う。白上フブキ? スターだと思っていないので道長の中にはいない。

 

「ホロライブのライブチケット……? こんなの渡されても俺興味ねぇぞ」

 

「知らないよ。私は渡してくれって言われたから渡しただけ。行くかどうかなんて知らん」

 

「お前本当に接客する気あんの……?」

 

 まるで道長を客だと思ってなさそうな裏千束の表情と言葉遣いに呆れたように肩をすくめる。とりあえず貰ったチケットをポケットの中に突っ込み珈琲を飲んだ。

 

「まぁ、暇だったら行ってみるか……」

 

「好きにしなよ。私はその日忙しいから別の人誘えよ」

 

「……これ一枚で一人じゃねぇのかよ」

 

「知らん」

 

 レジに向かった裏千束はやはりぶっきらぼうだった。頭をガシガシと掻くと一気に珈琲を飲み干しお金を払って店を出る。ポケットに手を入れチケットを取り出して日にちを見た道長はため息を吐いた。

 

 その日は何も予定がなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜当日〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 ライブの日になるまで手当たり次第屑転生者を狩り続けた道長は、仮面ライダーとしての実力を少しずつ上げていきブーストレイズバックルを手に入れた。

 

 本来のデザイアグランプリならば一度でも必殺技を使えばブーストレイズバックルはどこかに飛んでいってしまうが、なぜか何度必殺技を放とうが飛んでいくことなく手元に残った。

 

「はぁ……黒の言ってたスターオブなんちゃらって奴は何のために俺にこんなチケットを」

 

 自分宛てに渡されたホロライブチケットを見ながらブツブツとそう呟く。

 

 地上戦ならばよっぽどのことがない限り無敗を誇っている道長はそろそろ空中戦用のレイズバックルが欲しいと思い始めていた。ブーストレイズバックルならジャンプ力が向上するが、道長の思う空中戦をするには少し違う。

 

「まぁ、なんとかなるだろ……」

 

 会場の職員にチケットを渡し確認を終えるとライブ会場に入る。中は既に溢れるばかりに人がごったごたしており、凄まじい熱気に包まれていた。

 

 道長にとってライブの熱気はあまり好きではない。入ってすぐにもう帰りたくなってきたが、せっかく来たのだからと自分に言い聞かせながらホロライブチケットに書かれている場所まで歩いていく。

 

 ホロライブチケットに書かれていた場所はライブステージに一番近い2階の端だった。こんなところに来てなんの……と心の中で文句を言いながら席に座る。

 

「よう、来たかバッファ」

 

「は?」

 

 座ってすぐに声をかけられ、しかも自分のライダー名を言われたことに席を立とうとする。だがその前に腕を捕まれてしまう。

 

「まぁまぁ落ち着けよ。こんなところで戦うわけにはいかないだろ? せっかくのライブだ。少しは楽しんでいこうぜ?」

 

「誰だお前……」

 

「あー……まぁ、浮世英寿だ。お前は道長だろ?」

 

「……そうだけど、お前なんだか気持ち悪いぞ」

 

 名前を当てられたことに気味が悪いと感じながらとりあえず座り直す。英寿と名乗った青年はどこか掴みどころのない笑みを浮かべて……内心少しだけ傷ついていた。

 

「お前が俺をここに呼んだのか? あんな回りくどいことをして」

 

「まぁそうだな。確かに呼んだは呼んだが……今は別にいいだろ。もうすぐライブも始まるし」

 

「なんなんだこいつ……」

 

 英寿が会場の方に目を向ければちょうどステージに歌のお姫様たちが現れたところだった。それによりただでさえ盛り上がっていた熱気がさらに盛り上がる。ホロライブへの歓声で会場を包み、ペンライトを振るう。ちらっと隣に視線を向ければ道長は興味なさげに見えた。

 

 1時間が経ち会場のテンションは最高潮を迎えていた。ホロライブのファン達が声を上げながら腕を上げ、歌姫たちが変わる変わる歌い始める。

 

 一瞬だけ白く可愛らしい衣装に身を包んだ白上フブキが道長の方を見て微笑んだ。おそらく偶然だろうと英寿は考えたが、隣で道長が苦虫を噛み潰したような顔をしているのを見てニヤッと笑う。

 

 ゲーマーズと呼ばれるホロライブグループの一つ。白上フブキ、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころねがユニット楽曲「We are GAMERS」を歌い、そして踊る。

 

 4人の歌姫に会場はさらに盛り上がる……はずだった。

 

「おいおい、随分と楽しそうなことしてんじゃねぇか!!」

 

 不気味な笑みを浮かべた壮年の男性がライブステージの上に現れる。すぐさま警備についていたG3達が取り抑えようと向かっていくが、それらを全て躱し腰にベルト――キメラドライバーを装着する。そこからトライキメラバイスタンプを取り出し起動させる。

 

【トライキメラ!】

 

 そして次にキメラドライバーにキメラバイスタンプをセットする。

 

【オク! サイ! ムカ!  Come on! キメラ! キメラ! キメラ!】

 

【オク! サイ! ムカ!  Come on! キメラ! キメラ! キメラ!】

 

 右腕を前に突き出し両手をクロスさせ、

 

「変身!!」

 

【スクランブル!】

 

 右手でスタンプを倒す。

 

【オクトパス! クロサイ! オオムカデ!】

 

【仮面ライダーダイモン! ダイモン! ダイモ〜ン!】

 

 三種の生物――オクトパスとクロサイ、そしてオオムカデのエフェクトが出現し、同時に砕け散ってその破片がギフの棺のような形状に変化し、壮年の男性にまとわりつく事でスーツが形成され仮面ライダーダイモンへと変身する。

 

「ハンドレッドに従わぬ愚かなホロライブの民達よ、貴様達にジャッジを下す!」

 

 仮面ライダーが現れたことで混乱しそして出される会場の悲鳴を聞きながらゲーマーズに近づいていく。それを見た道長はすぐに立ち上がり走り出した。英寿は椅子に座ったまま走っていった道長を見たあと、足を組んで観戦する姿勢に入った。

 

「さぁ、どうするバッファ?」

 

 走り出した道長はすぐに懐からデザイアドライバーを取り出し腰に装着すると、ゾンビレイズバックルを取り出しデザイアドライバーにセットする。

 

 時間もないため左腕を掲げてゾンビレイズバックルを起動させると、肋骨状の模様が浮かぶ装甲「アンデッドチェスター」を纏い仮面ライダーバッファに変身。2階から飛び降りゲーマーズの一人である猫又おかゆの前に着地すると、ダイモンの鋭い蹴りを左腕に装備されている「ポイズンチェンバーアーム」でガードする。

 

「えっ……!?」

 

「誰だ貴様!!」

 

 前後の驚きを無視して足をはねのけるとゾンビブレイカーでダイモンの胴を斬りつける。だがダイモンはそれを予想していたのか後ろに飛ぶことで斬撃を躱し、警戒するように立ち止まる。

 

 バッファは立ち上がると一度だけ後ろを振り向く。おかゆはビクッと肩を震わせころねやミオが心配そうにおかゆの名を呼ぶ。

 

「危ないから離れてろ」

 

 冷たく言い放ちダイモンに向かっていく。デザイアドライバーを回転させ側転しながらデュアルオンする。上半身に纏っていたアーマーが下半身に装着され、ダイモンを蹴りつけながら「ポイズンチェンバーレッグ」の猛毒を叩き込む。

 

「くっ……仮面ライダーを名乗る不届き者が調子に乗るな!!」

 

 キメラドライバーを3回操作して必殺技待機に移行する。

 

【クロサイエッジ!】

 

 右拳にクロサイの頭部を模したエフェクトを纏い、突進する様にパンチを装備のない上半身に向けて繰り出す。だがその瞬間バッファはもう一度デザイアドライバーを回転させゾンビレイズバックルを左側にするとアンデッドチェスターを上半身に纏い、その拳を真正面から受け止める。ゾンビの不死身さを利用してダメージを抑えるとゾンビブレイカーのカバーを足で踏みつけて上部までスライドしてポイズンチャージを行い、カバーが自動的に戻るまでにダイモンにゾンビブレイカーの刃を叩きつける。必殺技待機音が鳴っている間にトリガーを押し、回転率が上昇しているテリブルチェーンが猛毒を纏う。

 

【TACTICAL BREAK】

 

 回転する刃を何度もダイモンに叩きつけ斬り刻む。それにダイモンがよろめいたのを確認したあと、その肩を踏み強引に膝を地面につかせゾンビブレイカーを叩き込みそして蹴り飛ばした。

 

「くそ……貴様ァ!!」

 

 離れた位置に倒れたダイモンはなんとか立ち上がると背後に灰色のオーロラカーテンを出現させる。そこから現れたのは3体の怪人だった。

 

 スート・ダイヤのカテゴリーJに属するクジャクの始祖たる不死生物ピーコックアンデッド。なぜかギャレンバックルを越しに装着している。

 

 蠍のワームであり宇宙から飛来した存在の一種、スコルピオワーム。手にはなぜかサソードゼクターとサソードヤイバーを持っている。

 

 ロイミュードの王たるスパイダー型ロイミュード002が進化した存在、ハートロイミュード。腰にはなぜか量産型ドライブドライバーを装備し、シフトブレスを左手首に付けている。

 

「行けハンドレッドの忠実なるしもべたちよ! あの愚か者に聖なる鉄槌をくだせ!!」

 

 ダイモンの指示により3体の怪人がそれぞれ仮面ライダーギャレン、仮面ライダーサソード、仮面ライダーハートに変身し、バッファに向かって攻撃を開始する。

 

 マスクドフォームだったサソードがライダーフォームにキャストオフしクロックアップで高速移動しながらバッファをサソードヤイバーで斬りつけ、反撃しようとしたバッファの動きをハートが重加速を起こして遅くする。重加速になぜか巻き込まれていないピーコックアンデッドがギャレンの姿のまま火球を飛ばしてバッファを吹き飛ばす。ちなみにダイモンはなぜか観客やホロメン共々重加速に巻き込まれ怒鳴り散らしていた。

 

「ちっ……」

 

 苛立ちと共にバッファの複眼が灰色に発光し不気味な触手を出現させながら周囲に超強力な電磁波を発生させ重加速を無効化する。それに伴いクロックアップしていたサソードも強制的にクロックダウンし突然のことで勢いを殺しきれずにギャレン(ピーコックアンデッド)に衝突する。

 

「はぁ、はぁ……なんだ、これ?」

 

 自分から生えている不気味な触手が体の中に戻っていったのを確認したあと訳が分からず首を傾げる。だが敵が困惑している今がチャンスと見たバッファはギャレンを踏みつけ動けないようにするとサソードを持ち上げゾンビブレイカーで斬りつける。

 

 デッドリーポンプを上げポイズンチャージを行うとテリブルチェーンを回転させる。毒々しいオーラを纏わせギャレンもろともサソードを斬りつける。トリガーを押してタクティカルブレイクを放ち、2体の仮面ライダーに変身した怪人を爆破させる。

 

「凄い……」

 

 小さく呟いのは誰だったか。最初こそ仮面ライダーが現れたということで恐怖と混乱が渦巻いていた会場は、まるでヒーローショーを見る子供のように盛り上がりを取り戻している。

 

「せっかくだ、使ってみるか」

 

 バッファはブーストレイズバックルを取り出しデザイアドライバーの右側にセットする。

 

『SET』

 

『SET』

 

『DUAL ON』

 

『ZOMBIE & BOOST』

 

 追加するように出現したブーストのロゴが下半身のアーマーに変換され、そのまま装備される。

 

『READY FIGHT』

 

 ゾンビブレイカーを肩に担ぎ、バッファは指で挑発した。

 

 

 

 

 

 

 




はいというわけで前書きがクソうるさいことになってますが、こんな感じになりました。
よければ感想などくれると嬉しいです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。