ホロライブライダーズ 不死身の闘牛(ザ・リメイク)   作:プロトタイプ・ゼロ

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うわああああああああああああああああああん!!!!色々とつらいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉげっほげほ!
というかキャラ像掴めねぇんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ


第八話「それは悪魔の声」

 

 

 

 ライブ会場で始まった戦闘は激しさを増していた。ゾンビブーストフォームへとフォームチェンジしたバッファは鈍足だったスピードを上げ、観客やホロメンを狙った攻撃を限りなく落としていく。逆に今回ホロライブのライブステージを襲撃してきた仮面ライダーダイモンは、オーロラカーテンシステムを使いどれだけ倒されようと仮面ライダーや怪人を補充してくる。

 

「そろそろだな」

 

 その様子を2階の観客席から眺めていた青年――浮世英寿は組んでいた足を解き立ち上がる。そして2階の裏に行くとその近くにある鏡に突然話しかけた。

 

「おい、どうせ来ているんだろ? バッファの手伝いをしてやってくれ」

 

 普通なら返事など返ってくることはない。だというのに英寿の顔には「返ってくる」という自信があった。そしてしばらくして、鏡の向こうに黒い影が現れた。

 

『……仕方ないな』

 

 影が鏡から現れると、一度だけ英寿の方を見てからライブステージの方へ向かっていく。残された英寿はいつものように不敵な笑みを浮かべると、ライブ会場の外へ歩いていった。

 

 場所は代わりライブステージの上では、バッファがホロメンを守りながら戦っていた。腰を抜かしたのか地面に座り込んだころねやミオ、おかゆの前に立ちダイモンが灰色のオーロラカーテンから呼び出したアークオルフェノクの攻撃から庇っていた。

 

 ブーストレイズバックルによる機動力が上昇しているのを上手く使いゾンビブレイカーでアークオルフェノクに斬りかかりながら、隙を見てホロメンを狙おうとする仮面ライダーハートを蹴り飛ばす。観客席の方に目線を遅れば混乱によりごったごたしながら逃げようとする大勢の人たちがいる。

 

「ちっ……」

 

 他人のことを顧みない自分本願な逃げ方に苛ついたように舌打ちをする。だが、バッファとてそれが当然であることは頭では分かっている。

 

【POISON CHARGE】

 

 アークオルフェノクが放った光弾がホロメンに当たる寸前に割り込み自分の体を盾にしながらデッドリーポンプを刃先まで上げる。poi-zom圧力の向上によりテリブルチェーンの回転数がアップし、刃先に毒々しいオーラを纏わせアークオルフェノクの光弾を叩き落としながら進み、そしてもう一度デッドリーポンプを上げる。

 

【POISON CHARGE】

 

 デッドリーポンプを下げからもう一度デッドリーポンプを刃先まで上げ、テリブルチェーンの回転率をさらに底上げする。アークオルフェノクに殴りかかってからゾンビブレイカーを叩き斬るようにぶつけ、そのままインプットリガーを押す。

 

【TACTICAL BREAK】

 

 ゾンビブレイカーをアークオルフェノクの肩に押し込み強引に膝をつかせたあと斬りつける。吹き飛ばないようにもう片方の肩を踏みつけると、何度もゾンビブレイカーで斬りつけ猛毒をアークオルフェノクの体内に流し込んでいく。仮面ライダーハートがホロメンを狙おうと動き出すが、アークオルフェノクを蹴り上げゾンビブレイカーを使って仮面ライダーハートの方に斬り飛ばす。

 

「なっ!?」

 

 吹き飛んだアークオルフェノクは仮面ライダーハートに叩き落されるが、なんとか立ち上がったアークオルフェノクは怒り狂ったように光弾を撒き散らす。ホロメンの方はブーストの機動力を生かしてなんとか防御できたが観客席までは手が回らなかった。

 

【アドベント】

 

『ギャアアアアアァァァオォォン!!』

 

 光弾が観客席にいる人達に当たると思われたその瞬間、くぐもった音声が流れ黒い龍が光弾を弾いていく。その黒龍――ドラグブラッカーの背中から飛び降りた謎の人物――仮面ライダーリュウガはバッファを一目見ると、すかさず飛び蹴りを入れた。

 

「いったぁ!? なにすんだてめぇ!!」

 

「うっせぇなぁ!! お前がちゃんと戦わないから私が出る羽目になっただろうが!!!!」

 

「知るかそんなこと!! というかお前喫さ」

 

「それ以上喋ったら殺す」

 

「あ、はい」

 

 喧嘩が起きそうになったが一瞬で鎮圧された。決してバッファはリュウガの殺気に屈してなどいない。いないったらいない。

 

「急に現れやがって……なんだ貴様!!」

 

 ダイモンが憤慨しながらリュウガを指差す。面倒くさそうにバッファからダイモンの方へ視線を移動させ、そしてドラグセイバーとドラグバスターを召喚する。

 

 ドラグバスターで連射しながらダイモンに近づく。ダイモンはリュウガが遠距離武器を使うことに多少戸惑いつつも嘲笑いながら光弾を落としていく。そして光弾を落とすことに夢中になったその隙を突き、ダイモンの胴をドラグセイバーで斬り裂く。

 

 アークオルフェノクや仮面ライダーハートがダイモンを守りに行こうとするもドラグブラッカーが火球を吐いて邪魔をする。スペックだけならばリュウガよりもダイモンのほうが高いだろう。だというのにリュウガがダイモンを圧倒している。

 

 ドラグブラッカーの黒い火球がダイモンの足元に当たり石化し動けなくなる。

 

「お、おい!? やめろ、来るな!! 来るんじゃねぇ!!」

 

 ゆっくりとダイモンに近づきながら一枚のカードを取り出しドラグバイザーにセットする。

 

【チャージベント】

 

 ドラグバスターの銃口にエネルギーを収束させダイモンの腹に当てる。そしてキメラドライバーとトライキメラバイスタンプを奪い取る。

 

「じゃあな……フルバースト」

 

 ダイモンはドライバーを奪われたことで変身が維持できなくなるが、生身になる前にドラグバスターからエネルギーが放たれ消滅する。疲れたようにため息を吐きながらバッファの方を振り返れば、ブーストゾンビフォームになったバッファがアークオルフェノクを圧倒しているところだった。

 

 ブーストが上半身に来ていることで大幅にパンチ力が上昇しその勢いで何度もアークオルフェノクを殴りつける。殴って殴って殴って……そしてデュアルオンをしてゾンビブーストフォームに戻るとバーサークローをアークオルフェノクの体に食い込ませて壁に激突する。

 

 ゾンビレイズバックルのウェイキングキーを回し、ブーストレイズバックルのハンドルを続けて2回捻ることによりブーストタイムに移行、さらにもう1度捻る。

 

【BOOST_TIME!!】

 

 水牛を模した頭部を持つブーストライカー・バッファモードを呼び出し騎乗する。

 

【ZOMBIE_BOOST】

 

【GRAND_VICTORY】

 

 アークオルフェノクをブーストライカー・バッファモードの角に乗せて上空へ吹き飛ばし、そのまま下半身に装備されているブーストフォームのマフラーから勢いよく炎を噴射させてアークオルフェノクにポイズンチャージを行いトリガーを押した状態のゾンビブレイカーで斬りつける。アークオルフェノクはライブステージに落ちる寸前に爆発し消滅した。

 

「おらぁ!!」

 

「うがっ!?」

 

 ライブステージに降りたバッファがフブキたちの方へ顔を向けると同時に、後ろからリュウガの飛び膝蹴りを食らってぶっ倒れた。リュウガはバッファの頭を掴むと召喚したままのドラグブラッカー乗せになり何処かに消えていった。

 

 会場は唖然とした空気になり、偶然ライブ会場に来ていたとある青年が「……だる」と言葉をこぼしてその場から立ち去った。

 

 一方その頃、相変わらず辻斬り状態の櫻井景和がブジンソードフォームで激闘を繰り広げていた。剣撃以外の能力を持たないタイクーン・ブジンソードフォームと戦っているのは黒く染まった獅子の鎧を纏った仮面ライダーブレイズ・タテガミ氷獣戦記。同じ剣を使うライダー同士の戦闘は、僅かにタイクーンの方に分があった。

 

「ハァ!!」

 

「くっ……強すぎる!! これが、クロスギーツが警戒する理由の一つってわけですね」

 

 ブジンソードフォームの拡張専用装備「武刃」が水勢剣流水を払い除け、そのままの勢いでブレイズの装甲を斬り裂く。ブレイズから人間の姿に戻った倫太郎は膝から崩れ落ち、そして血を流しながら消滅する。その場には青い色の鍵が落ち、それをタイクーンが拾った。

 

「よう、久しぶりだなタイクーン」

 

 拾った鍵をしばらく眺めていたタイクーンだったが、突然かけられた声に振り向く。タイクーンと同じく腰にデザイアドライバーを巻いた青年――浮世英寿がいつものように素敵な笑みを浮かべていた。

 

「……なんの用?」

 

「いやなに、たまたま近くを通りかかったからな」

 

「……そうか、じゃあ死ね」

 

 武刃の切っ先を英寿に向ける。だが英寿の笑みは崩れない。

 

「なぁ、タイクーン。もしも……もしもお前の義姉を俺なら蘇らせることができるって言ったら……その言葉をお前は信じるか?」

 

 殺意とともに歩く足がピタリと止まる。真っすぐ向けられていた切っ先が僅かに震え、タイクーンが動揺しているのがわかる。

 

「……できるの?」

 

 画面越しに聞こえてきた声は不安の感情。英寿を疑いながらもそれでも聞くのは、やはりそう願っているからかと英寿は感じた。だからこそ英寿は自信たっぷりに頷く。

 

「もちろん。今の俺は創世の力を持っているからな」

 

「……だけど、本当に……」

 

 迷うように視線を反らし、英寿から離れてトボトボと歩いていく。その様子から英寿は「まだ、無理そうか」と呟いた。

 

 目に光を灯さなかったタイクーン――景和の顔に少しだけ笑みが浮かんだが、それも一瞬のことですぐに無表情に戻り転生者狩りを始めた。

 

「願え……お前の理想のために」

 

 タイクーンが消えてから現れたジャマトライダーの群れを見て仮面ライダーギーツ・マグナムブーストフォームに変身し、マグナムシューター40Xを構えた。この後……何気に初登場のジャマトライダーだったが、ギーツが戦闘を始めてから約5分で全員倒された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜どこかの世界〜〜〜

 

 

 

 

 

 溢れ出てきた無数の怪人達や復活した屑転生者達を呆気なく葬り去ったネオディケイドは、自分の目の前に存在する黒いオーロラカーテンを睨みつける。

 

「これか、俺の力をパクったやつは」

 

 拳にマゼンタ色のエネルギーを溜めてから勢いよく黒いオーロラカーテンを殴りつける。すると誰からの干渉も受けないはずの黒いオーロラカーテンがまるでカラスを割ったような音を響かせながら跡形もなく消滅する。

 

「やれやれ……流石にこれは俺の後継者には荷が重いだろうし、俺がやるしかないか」

 

 ボソッとそう呟くと灰色のオーロラカーテンを出現させてその奥へ消えていく。

 

 現在様々な世界に出現している黒いオーロラカーテンの数……76個。ネオディケイドが破壊した数……45個。

 

 残り黒いオーロラカーテンの数……31個。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜ホロライブライダーズ〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 ライブ会場に仮面ライダーが現れてから数日が経った。ホロライブタワーの代表取締役社長谷郷元昭。ホロメン達から「YAGOO」と呼ばれ親しまれている彼は、手を後ろで組みながら地上を見下ろしていた。

 

 いつも朗らかな表情を浮かべている彼にしては珍しいほど表情は硬い。社長室に置かれているソファーには黒いキツネをもした仮面をつけた青年が座っている。

 

「それで、どういうわけなのか説明してもらえるのかな?」

 

「説明とは?」

 

「とぼけないでもらいたい。今日この日のライブは彼女たちにとってもとても大切なものだったんだ」

 

 机をバンと叩きながら青年に迫る。

 

「まぁまぁ、そう怒るなって? ほら、コーヒーでも飲んで落ち着けよ。今回に関してはなにも手を出しちゃいないさ」

 

 肩を竦め、仮面をずらしてコーヒーを飲む。

 

「流石に俺だってあそこでハンドレッドが割り込んでくるとは思ってなかったさ……まぁ、俺が出なくても解決したみたいだが」

 

「もし今回のライブが失敗に終わっていれば、君にはそれ相応の対価を払ってもらうことになっていたよ」

 

「おうおう、怖い怖い」

 

 おちゃらけたようにおどけてみせる青年に、滅多なことでは怒らない谷郷元昭の拳が強く震える。

 

「まぁ、次何かあればその時はちゃんと解決してやるよ……お前とはビジネスパートナーで居たいからね」

 

「うちの一番星を奪っておいて……ふざけないでほしい」

 

「はいはい、それはどうも」

 

 青年は手をひらひらとさせて社長室から出ていく。出ていく瞬間黒いオーロラカーテンが見えたことからいつもの手段で帰ったのだろう。

 

 青年がいなくなったことを確認した谷郷元昭は机に強く拳をぶつける。扉の向こう側ではサーカス団の道化師のような服装をした獣人――尾丸ポルカが驚いた顔をしていた。

 

「すっっっっっっごいこと聞いちゃった……え、やべ……どうしようこれ!?」

 

 たまたま谷郷元昭に用事があったポルカだったが、聞いてしまった内容に動揺を隠すことなくその場を後にする。

 

「これ聞いたの奏じゃなくてよかったかも……」

 

 ポツリと呟いた一言は割と失礼だがそこまで間違ってないかもしれない……作者の意見です。おいメタいぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけでこうなった。どうしてこうなった……?
感想などくれると嬉しいです
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