異世界に転生した、何を言ってるか分からないだろうけど残念ながらこれ現実なのよね、嘘だと言ってよバナージ…あれ?カミーユ…だっけ…どっちにしろダメだわ、あの繊細男はもっとぐちゃぐちゃにするなきっと、それか男は種馬だと!?とか言ってキレる。
といった今どきの若者に通じるか分からないネタを披露しつつ今の状況を現実逃避しながら紹介しよう
転生した世界は私が居た世界から200年後、もはや私の生きていた世界とは似ても似つかない異世界と呼んでもいいぐらいの世界
輪廻転生でももう少しあの世をさまよってるはずだぞ、神様もせっかちだ…まだまだ寝てたかったんだがな…意識とかは全くなかったけど
そういえばドラえもんは現実には作られなかったな、ファンとしては悲しい、あのネコ型ロボットさえいれば私も前世に帰れたものを
いかんいかん、話がとっ散らかるのは私の悪い癖だ…リテイク求める、最初から行こう
私の名前は
きゃ!ななななんで私が!?みたいな反応は別の奴にでも頼んでくれ
自分の股座にブツがないのが15年たっても違和感しかないよ、トイレ行くとついつい確認してしまう。筋力も低いから物も持てない、代わりに体が少し柔らかくなったかな?
年齢は15歳、数ヶ月後には高校に入学予定だ、外見?残念ながら平たい族だよ私は、それに身長も154cmと小柄だ
趣味は21世紀頃のアニメや漫画を見ること、異世界でも殆ど同じような作品があったし未来に転生して一番嬉しかったことは過去の名作が完結した状態でゴロゴロ転がっていることだな
筆が遅いで有名なハンターの作品も終わったし、ひと繋ぎの財宝を求める作品終わって番外編も最高だった、その他に私が死んでから有名になった作品も幾らでも見られる、数十年は暇つぶしに困ることはないだろうな
日本人は未来に生きてるな。娯楽が死ぬほどある!
髪の色は今どき珍しくもない黒髪に白メッシュが入った背中の中間まである長さだ
私は何度も短髪が良いと言ったんだが…母親が許可を出してくれなくてな…流石に一人娘の私だ、親孝行しなければ…
めんどくさいがもはやトレードマークみたいなものだろう。
そうそう、ほとんど変わらない今世…だが前世と決定的に違うのは男と女の数だ。
とある科学者が発明したんだと、女だけで子供が作れる装置を、そこでとち狂った女たちは考えたじゃあ男いらなくね?皆殺しにしたらいいじゃん!
ってな正直脳みそがとろけ切ったとしか思えない、そんな戦争理由がなぜか通ってしまった、そして勝てるはずのない男対女の戦争これもまた何故か分からないが女が勝ててしまった。
21世紀最大の謎だよ。まったく
だが科学者がもう一度詳しく調べてみたら女だけじゃ子供産むのはムリです!戦争はやめてください!
そうして男はレッドリストに乗るくらい数が減ったとさ、チャンチャン
男にとってもいい迷惑だったと思うぞ、正直絶滅した方がいいと思うが
そんな経験をしたから男たちはたいてい女性に嫌悪感を持ってることが多い、当たり前だろうな?滅ぼそうとした相手だぞ
そんな男が貴重な世界に男ではなく女として転生?転移?蘇りか?なんでもいいわ
その世界に女として産まれてしまった、まぁ…勉学は不便はないな。
なんでかって?前世の知識のおかげで国数理英がイージーだったんだよ、社会だけは変わりすぎてて覚えなおさないといけなかったがしょせんその程度だ
アドバンテージが違い過ぎる、こちとら前世社会人だったんだぞ?普通の勉強自体は問題なくできるさそもそも世界の法則自体には何の狂いもないのだから、学年トップくらい朝飯前だ
そしてそれを生かして私は男に対するメイドのようなものをしている、言わば飛び級のようなものだ、優秀だから最短でやらせてもらってるって感じ、需要もそこそこ
この世界本当に男が居ない、そして男を狙う女は年々増えているだから同じ女が福祉として守ってあげましょうって寸法だな、むしろマッチポンプ?
まぁ、なんてことない男が近くにいても発情しないとかそういう目を向けないとか、男性にストレスを極力与えないとかそういう検査を受けた後基本的な戦闘訓練をして一人前って感じだ
小柄で若いからって理由で娘の代わりとかそういうのでそこそこ有用されている
偶に結婚してくれとか言われるが…
私は男になぞ興味もないしそもそも男に突っ込まれるのも股から子供を産むのも無理だ、精神が耐えられん、中身は21世紀の化石男だぞ?
普通の怪我とかなら大丈夫なんだが…こう…な?わかるだろう?他の女性に回してやれ、そっちの方が喜ぶ
私が死んでからはおそらく人類は滅びるだろうが、私が生きている間は普通に人並な人生を送れるだろうな。
だからそれなりの高校、大学、会社に入り漫画やアニメを見つくして生きていこう
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「だ~か~ら私は男混高には行く気はない、このご時世幾らでも行きたがる人は居るでしょうに」
「あぁ、幾らでもいるし倍率もこの中学から1.2人入学できれば上等なレベルだ!それに選ばれたんだぞ!ウチからの推薦だ!」
「ならなおさら適当な人に割り振るべきでしょうに…少なくとも私は嫌ですよ、男と付き合うなんてめんどくさいし」
「残念ながら決定事項なんだ、すまないとは思っているが、というかお前今めんどくさいって言ったか?」
「言ってないデース、帰りたいデース」
ファック!どうせ受かったのが私しか居なかったとかそんなオチだろう?勘弁してくれ、なぜ学校の拍付けの為に私生贄にならねばいけないのか。これがわからない!
めんどくさい…心の底からめんどくさいッ!だがここまで決まっているならもうどうしようもないだろう、ここで私がふざけるな!社会の横暴だ!人権侵害だ!おんぎゃー!と暴れたところで周りの級友達から羨ましいと袋叩きにされるのが目に見えている
それだけ男と付き合うというのはステータスなのだ、私にとってはバッドステータスにしかならんが…クソ…問題行動起こして退学してやろうか…それやるとメイドも首になりそうだからやめるか
金がないとアニメグッズが買えん
「ちっ…知ってるでしょ?私が男嫌いだって…はぁぁ…どうせ決まってたことなんでしょう?適当に便宜を図っておいてください、あとメイドの仕事の予定!」
「大丈夫だ!ファッション男嫌いの水橋でも…いや!水橋なら男を捕まえて妊娠できる!もしかしたら直接行為をさせてもらえるかもしれない!いやお前ほど優秀ならきっとすぐに結婚もできるはずだ!もちろん謝礼金と入学費はこちら持ちだ!」
この21世紀ならセクハラで逮捕されそうなことをいう教師、だが今の23世紀だとそれが普通なんだよ、イカレてると思うだろ?私もそう思う
だがこの世界、男が少ないから必然的に子供が少ない、だから産めよ増やせよ地に満ちよがここ100年の考え方になっている、聖四文字もニッコリ
近親相姦?4世代までならなんとでもしてやる、学生妊娠?元気があってよろしい!ハーレム?それは法律で決まってる!最低3人は妻を取れ!それ以上はなんでも便宜を図ろう!
ま、こんな感じだ、私には興味がないから調べなかったがそれ以外にもいろいろ男には義務があるんだとさ
その代わりに卒業したら一生働かなくてもいいぐらいの金が国から毎月支給されるし、基本的になんでもわがままは聞いてくれるらしい、外出もメイドありなら出られるし
動物園の動物よりは自由があるんじゃないか?
「ちっ…それじゃあ先生。私先戻りますので」
「あぁ!先生ここ閉めて戻るから皆によろしく言っておいてくれ」
舌打ちを隠そうともせず、むしろ大きめに出して業務的に頭を下げて生活室から出ていく
まったくめんどくさい事この上ないな!21世紀の創作物を漁るのに忙しい私を捕まえておいて…ただでさえ無駄に訓練とかあるのに
「はぁ…取り敢えず受験戦争に巻き込まれないと思えばいいのか?しかし暇だ…友達は…無理だなこの時期は誰もが鬼気迫ってる」
卒業旅行はお預けか、まぁいいだろう、偶にはのんびりも悪くない、ドラゴンボールの新作を見るか…H×Hをラストまで見るか…悩ましい所だ
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速いもので数ヶ月、私は適当にジョジョ13部まで漫画とアニメを見返してついでにデッドプールシリーズをひたすら見てただけだったが
まさかヒューが90歳になるまで本当にやっているとは…私の目をしてもわからなかった…ライアンは老けなさすぎ、本当にヒーリングファクター持ってるとしか思えない
歳を取るにつれてイケメン度が上がってくのはもはやバグだろ…!目の保養にはなるがな!
あれだ男でも惚れる男ってやつだ、私が本当の女だったら股を濡らしてたね
さて、現実逃避もこの辺にしてそろそろ現実を見るか…
新品の制服に着替えてそろそろ登校するか…これからお世話になる
男子女子混合高校、通称男混高に
新品の制服に袖を通してアニメを流しながら電車に乗り込む 電車に乗って30分桜が舞い散る学び舎に到着…正門はまさに鉄壁、というかメイドとしての知り合いが数人いた文字通り格上の人たちだ、二度見されたけど…うるせぇ…私が未成年って伝えてただろ
学校自体が分厚い塀に囲まれてまるで刑務所のようだな。監視カメラも大量おそらく警備員の詰め所も完備してる凄まじいなここは…
まぁ、この世界でも絶滅危惧種の男が通うんだ、これだけやってもまだ足りないのだろう、知らんし興味もないが仕事以外であんまり付き合いたくない
事前に知らされていた教室に荷物を置き体育館に集まる
さてさて、我らが生徒会長は何を言ってくれるのだろうか、少し期待が高まる
壇上に上がってきたのは金髪のスタイルがいい少女ではなく女性と言っていい風貌
前世の私だったら見とれていたな、今は突っ込みたくても突っ込むものがないのが残念だ
『諸君!凄まじい倍率を勝ち抜き入学をおめでとう!私はこの学校の生徒会長、
『諸君らは男子生徒の奴隷だッ!彼らの子種を胎に受け止め子を成す為の奴隷でしかない!結婚できるものなど僅かだろう!一クラスに一人いるかもわからない!』
『諸君らは優秀だろう!だが隣を見ろッ!君だけが優秀なんじゃない!全員が優秀なのだッ!それを胸に男子生徒の心を打ち抜くよう一層努力を忘れるなッ!』
聞きやすく、だが的確に心の響くようなそんな声色で生徒会長が放つ
なるほど…確かにそうだな…だから入りたくもなかったんだが…私の時間を興味もない男子のために使いたくはない
だがまぁ…この学校を卒業できればある程度、自分が望んだ場所にも入れるだろう。私は今のままだったら普通に行けたはずなんだがな…
「ふぁぁ…しかしまぁ、私は男子のお眼鏡にはかなわなかったということだな、いいことなのか悪い事なのか」
「悪いことだよ!何のためにこの学校に入ったかわかんないじゃん!」
欠伸しながら空中モニターを触って独り言を呟いていると隣から声が聞こえる
視線を向けると青髪で身長は私より大きい子がこっちを向きながらむすっとした様子で話しかけてきた
「あぁ、すまない独り言だったんだが不快にさせたか?」
「独り言はいいけどさぁ、ほら!アンタも男と結婚したいからこの学校入ったんでしょ?それなのに男の人に選ばれなかったから一緒のクラスにすらなれなかったわよ!」
「そういえば男たちが好みでクラス丸ごと選ぶんだったな、というか今回何人入ってる?」
「え?えっと…2人?」
「このご時世でも少なくないか?いよいよ我らは絶滅寸前だな」
「てかアンタの名前教えなさいよ!私は
「私は水橋天音、ま、私は男に選ばれるのは無理だろうが君なら選ばれるんじゃないか?」
そうでしょ!?の声を聴きながらディスプレイを弄りながら次見る作品を探す
200年も前の骨董品を探すのは意外に大変なんだ、わかりやすく言うなら江戸時代の書物を探すようなものだな、もはや何書いてあってもそれ自体が貴重な文献になってしまうな
だが押しも押させぬ変態国家、漫画アニメ系は大抵ネットの世界を探せば見つかるものだ、見つけるのは大変だがこれがまた楽しい、だが現物を買い取るとなるとそれこそ莫大な金がかかる
あとグッズも本当に高い…現物なんて何万の世界だぞ…
お、仕事の依頼が入ってるえっと…一晩パーティーに出たいから護衛が欲しいか
条件は娘のふりをする…私向けだな
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そんなこんなしていたら速いもので一週間が終わった
杞憂だったが勉強のレベルはまだまだ余裕だな、流石に専門レベルまで行かれるとお手上げになるが…
「というかそもそも男に好かれるための行動や言動も勉強させられるのか…いや、この学校はそういうのがメインだったな、じゃあ問題ないのか?」
ねりねりと校内を練り歩く、無駄にデカいなこの学校…流石県内の男子を唯一入学させられる学校だ
施設のレベルが違う、いろいろ面白い場所もありそうだ今度本格的に探索してみるものイイな、パンフレットには大規模な図書館所かジムまであるらしいじゃないか
心が躍るね、私結構好きなんだ
何気なしに窓の外を見ると…なんだあの車?私の知る知識で一番近いのは…
創作で見たアーマード・ハイエース?ほぼ装甲車の車だな、たとえアスファルトが爆破されても後ろのキャタピラで問題なく走行できる、水の中に投げ出されたら前のタイヤが外れてスクリューになるとかなんとか
誰だ乗ってるのはどっかの金持ちがアピールのために呼び寄せたとかそんな感じか?私の客の中にもあんなの乗ってるの一握りもいないレベルだが…?
「いや違うか…2人のうちのどちらかだなアレは…えっと…名前なんだったか…そうだ思い出した
流石に4階から正門は正確には見えないがあの感じはおそらくそうだろうな、いや待て違うやつかも…名前覚えてたのが一人しか居なかったから名前出しただけだし
男は確か寮住みになるんだったか?学生婚してるなら妻と一緒でもいい、好みの女を連れ込んでヤリ部屋にしてもいい、すべてが思うが儘
自由がない代わりに決して不自由はさせませんがキャッチコピーだったな無理やり寮住みさせてる時点で不自由だろうに
一ヶ所に集めて守りやすくするためって意味合いもあるらしいが…そりゃそうだろうな私でもそうするわ
「ま、私には関係ないか、今日はどうするか…そろそろ仕事だし装備の点検でもしてるかなぁ…」
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金か無いか暇を持て余した学生がすることはなんだと思う?タバコ?酒?非行?残念私は健康優良児だ。バイクも乗りたくなってきた前世の知識でバイクにも乗れるしな、アレはそうそう構造は変わらないだろうし
部活?それもいいだろう、適度な運動は人生の潤いにもなる、陸上部とかお金がかからなくて始めやすい!
おっと話がずれたな、私のする学校での暇つぶしは読書だ、天気がいい日に屋上で風と太陽を浴びながらするほど贅沢なものはない
「今日は何を読むかな…涼宮ハルヒの鴈案も読んだし…とあるシリーズでも読み直すか」
流石屋上、人が殆んどいない、他の女子は男のケツを追い回してるか結婚する為に2年の男子集会に出てるかのどっちかだろうな
私みたいなのがマイノリティなのさ
ここの屋上なんとなく探索して漫画みたいに開くかな~って触ったら開いただけだしそもそもここがあることすら知ってる人少ないんじゃないか?
ふむふむ…やっぱり一方通行カッコいいな…一世を風靡したキャラクターだけある…私としては土御門の方が好きだが!あの天邪鬼だけど目的の為なら手段を選ばない感じが最高
一時間ほど集中して読む、ふと屋上の扉が音を立てて開く、そこに現れたのは
男
今世では産まれてはじめて見る同世代の男
普段は年上ばかり相手していたから仕方ないといえば仕方ない
「ふむ…」
身体を触る、心臓別にときめいたりしていない、下部子供を欲しがっては居ない、代謝興奮も汗もかいて居ない
思考、特段変化なし…むしろめんどくさいって思ってるレベルだな
つまり私は同年代の男を見ても特に何も思わないってわけか…
今更だな
「それで?そこで突っ立ってるのは構わないが、じっと見られると気が散るからやめてくれないか?あと男一人だと目立つぞ」
「え!?あ!ご、ごめん!」
脚を組み直して続きを読む…上条さんってこの世界に居たら刺されそうだな、最後はどうなったか…インデックスエンドだったか?
21世紀特有の熱い物語、懐かしさすら思い浮かぶ物語…楽しい見てて心が熱くなる、年甲斐もなく私が何かになれそうな気がする
主人公がヒロインを助けてハッピーエンド、素晴らしい!逆張りなんていらない、ただひたすらに真っ直ぐな物語
はぁ…最高だ…余韻も何もかも…
「な、なぁ!なに」
「あのさ、私今余韻に浸っているんだよ、速く続きが読みたくてうずうずしてるんだまた今度にしてくれるか?」
軽く舌打ちしながら睨むと少し怯んだように席に戻る
ったくさっきから視線が痛いんだ、多分護衛のメイドか?私のことなんぞ放っておけばいい…てか見すぎ穴が開くわ
数冊続きをタブレットでかごの中に入れて購入しながら男の横を通り過ぎる
すまんな、お前の妻にでもばぶばぶプレイでもしてもらえ、居るだろ男なら巨乳妻?
ペットボトルのコーヒーをバックにしまい屋上から出ていく
願わくは私の道とコイツの道が混じりませんように
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