私を巻き込むな!?   作:カニバルキャンディー

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バレンタインデー!(一日遅れ)


普通に進む日常

 え~事件の次の休み現在私はメイド協会本部の会議室でこの間あった誘拐事件をスライド形式&視界共有、最近の技術は便利だな前のことでも臨場感たっぷりで報告できる。

現在私がやってるのはこの間あった誘拐事件の説明会的な奴、これがあるから巻き込まれるとめんどくさいんだよ。

後片付けとか再発防止策とかは本部が考えてくれるからいいんだけど…説明するのは私だからなぁ。

この会議自体がめんどくさいんだよほんと!

 

 それでこの会議はだいぶ大御所のメンツが集まってる

具体的には、この間あった戦闘メイドの隊長ラムカ他数人に私が知らない護衛メイド隊、隊長数人…

んでもって一番めんどくさいのが最上級メイド。

 

 メイドってのは下級、中級、上級、最上級に分かれてる、普通は中級が限界、上級は限られた一部の人間にしかなれない。

私は最年少で上級になったけどな!むろん戦闘能力と護衛能力状況判断能力とか規定以上にならないとダメ、

それが全部認められてやっと最終試験に望む。

最後の試験。私にとっては滅茶苦茶簡単だったけど…まぁこの世界の女子にはキツイんじゃないか?詳しくはまた今度考えるか…

 

 最後の最上級、これは産まれた時から皇族や旧華族、財団に奉仕するために教育されたメイド隊。

他国の要人や王族などの身辺警護なども普通に任される

すべてが最高峰、他のメイドとは文字通りレベルが違う。1回仕事であったことあるけど隠し持ってる武器とか全部バレたわ…逆に私はまったくわからなかったんだよねぇ…

逆立ちしても勝てないねアレは…まぁ私が戦うことはないと思うんだけど

 

「ヒュー!いい殺気だと思ったらァ殺し方まで最高だな!まるで踊ってるみたいだ。お前本当にウチ出身じゃねェのか?」

「私はずーっと身辺警護、戦い方は半分我流だっての」

 

なんか隣に座ってるロリメイド、ラムカが楽し気に口笛を吹きながら私に笑いかける。

戦闘メイドに褒められると割と嬉しいな、認められた感がある

 

「何がいいって殺しに躊躇がねェ普通は無理だ、アタシですら覚悟決める一瞬怯むんだがな」

「別にイかれてるってわけじゃないからな?ちゃんと心理テストクリアしてるし」

「どうだかな、あんなの自分が異端だってこと理解してりゃァ常人のフリでパスできんだろ、自分がイッてるって自覚があるならな」

「だったらどうされますか?お嬢様」

 

 2人のスイッチが入る天音が腰の拳銃を引き抜きラムカが背中からショットガンを取り出してお互いに向けあう

何か火種があれば即座に燃え平がるだろう。

 

「2人ともそれ以上やるなら訓練場に行きなさい」

 

 鶴の一言で2人の動きが止まる、最上級メイドの一人がいつの間にか背後に回り2人の肩に手を置く

戦闘隊長にも最年少の天才にも気づかれない程の早技、背中に嫌な汗が流れる

そこに居たのはピンクと青が混じった色の髪、165㎝程の伸長、髪を少し高めの所で結ってある。ゾッとするほどの美女

雰囲気は少しダウナーな感じか?

 

 

 どちらともなく銃を仕舞ってイスに深く腰掛ける。

流石に睨まれたら喧嘩もできないわ。

そのあとは少しの話し合いと対策会議が終わり会議事態も終了、議事録は別の奴が書くから私は関係ないから完全に終わり!

ちょうど昼頃…朝早くはなかったけど二時間近くやってたからだりぃ…

 

 

 いやぁ…本気でかったりぃ…これも仕事だから金は出るには出るけど学校の休み潰してるから精神的にだるいんだよなぁ…休みくれよ私に

欠伸をしているとラムカが背中に飛び乗って体重をかけてくる…何だこいつ…軽いな流石ロリ…後私ちょっとロリコンの気があるからあんまりベタベタすんな

ち、ちが!21世紀のオタクなんて多かれ少なかれソッチの気があるんだから仕方ないだろう!?

誰に言い訳してるんだ私は?

 

 

「布都、飯行くか?アタシ美味いところ知ってるから紹介するぞ」

「え~奢り?私お金ないんだってこの間の趣味で全部使ったからさ」

 

 まぁ、戦闘メイドなんてさっきの小競り合いは日常茶飯事なんだろう。だからなんてことない風で話しかけられるし私も対応できる、あと楽何にも考えなくてもいいし

コイツ…ミルクみたいな甘い匂いする…こんなところまでロリか?そういう趣味の奴が居れば…もっとちゃんとしたロリもいるわ、コイツ邪道側だわ

おんぶしながら部屋を出ていこうとすると後ろから声がかけられる

振り向いてみると先ほど私たちを止めた最上級メイド…やっべさっきもそうだけど全然気配すら感じなかったんだが

 

「布都さん、ちょっといい?」

「最上級様が私になんのようだ?そりゃぁさっきの喧嘩は悪かったと思ってるが」

「そっちの件は関係ないわよ」

 

はて?じゃあなんだ?私最近上から睨まれるようなことなんてやってないと思うんだけどな?

 

「貴女が倒したあの女性…私のご主人様の親戚だったのよ」

「マジか、あんなのが身内とか世も末だな」

「ご主人様も迷惑してたわよ…けど一つだけ私のご主人様から伝言」

 

 少しだけ気怠そうな雰囲気がピリッと張り詰めた雰囲気に変わる

あ~オンオフがしっかりしてるタイプでご主人様第一…これはこの世界の私以外のメイドならそうか。

 

【身内を殺さないでくれてありがとう、あんなのでも身内だから情があるの…その子に私の名前を聞いて今度遊びにいらっしゃい、お話聞かせてほしいわ】

 

「以上です…では私のご主人様のお名前は…」

「あー!あー!聞きたくない!めんどくさいことになることこの上ないから聞かないです!これは馬鹿にしてるとかじゃない!だから怒るなよ!」

 

バックステップをかましながら全力で会議室から出る!

最上級だぞ!ぜっっったいめんどくさい!あの感じだと国内の権力者だろ!?上流階級ならまだいい方だっての!

 

「ラムカ!ご飯行くぞ!私は腹が減った!」

「くっくっくっ…口出さなかったが面白れェな、聞いとけばよかったろ」

「面倒ごとに巻き込まれたくないんでな」

 

ゲラゲラ笑う合法ロリを背中に背負いながらオススメの食事処に飛び込む

 

結構美味しいパスタだった…この世界パスタとかお洒落な料理も前世の現場仕事してる人間向けの量出てくるからちょっと驚くんだよな…

今時珍しい手料理…相当金かかってるだろうに…奢らせたけどな!

 

────────────────────────────────────

「ま、そんなわけで昨日の休みは潰れましたとさ」

「ごめんね…その、俺が巻き込まれたせいで天音さんの休みを潰しちゃって」

 

 次の日学校!昼休憩の時間また校舎裏で鹿討君と昼飯を食べています。

う~ん、ちらちら男が校舎裏にいるって情報が流れ始めたからそのうちここも使えなくなるな。別に私は気にしないからいいけども…

どこで食べよう…また探しておくか

 

「気にするな、金は貰ってるし…まぁ、たまにはいいでしょ、それに今週は仕事もないからのんびりアニメでも見るよ…何見ようかなぁ…戦車道のアニメにするか」

「い、一緒に見ない?きさらも見たがってて…」

「えぇ~きさらだけ置いて帰れ」

「酷い!」

 

 軽く肩をパンチして顔を見てクスクス笑いだす。

昨日の残りで作ったグラタンとおにぎりを胃の中に入れて軽く欠伸…せっかくに昼休みだしなんかしたいなぁ…

読書も楽しいけど今は体を動かしたい気分なんだよな。

きょろきょろと辺りを見渡す…お!バレーボールがあるじゃん!これで遊べるな

 

「なんか体動かすか…鹿討君バレーのレシーブわかる?」

「一応…やったことないけど…」

「なら産まれて初めての行為だな、レシーブのリレーで落としたらジュース奢りな」

 

 そこらへんに転がっているバレボールをトスで上げてパス、鹿討君が不格好のままレシーブで何とか上げる

数回ラリーが続き私が高くボールを上げる。鹿討君が何を思ったが綺麗なポーズを決めて全力のアタック!

まぁ…ちょっと運動したばっかりのヘロヘロ男のアタックなんて無駄無駄ァ!

レシーブで受け止め思いっきり上げついでに自分もジャンプ!見せてやるよ!メイドとして鍛えた私の実力!

 

「アタァァァク!」

「ちょ!?天音さん!?うぉぉ!?」

 

 そのまま受け止めようとした鹿討君ごと吹き飛ばす!ふはは!これでジュースは私のものだぜ!

笑いながら尻もちついてる鹿討君に手を伸ばし起き上がらせる…むふふ…笑みが抑えられない!モンエナ系買ってもらお

 

「物凄い痛いんだけど…結構本気でやった!?」

「遊ぶなら全力ででしょ!よ~し!ジュース奢りだな!」

 

 イエーイ!と煽りを兼ねてプロデューサーがスカウトに来るぐらいいい笑顔でピース!

見惚れてもいいんだぜ?あ、やっぱりやめてくれ…告白されてもめんどくさいし。

取り合えずジュース奢ってもらお

 

「あ~天音さんごめん…ジュース明日でもいい?」

「ありゃ、そうなの?最悪奢らなくてもいいけど」

「俺たち男ってあんまりお金持たなくてさ…欲しいって言えば何でも持って来てもらえるし」

 

 それもそうか…まぁ、別にただの学生のお遊びだしどっちでもいいけどな。

半分ぐらい暇つぶしだし、いい感じに昼休みも終わる時間だ…

 

「んじゃ戻ろうか、教室まで送るよ」

「ありがとう、明日ジュース持ってくるから何が欲しいか連絡入れておいて」

「覚えてたらでいいよ別に?ふぁぁ…眠い…さっさと行くか」

 

 並んで教室まで歩き出す。割といろんな人に注目されながら

本人たちは全く気にした様子もないが。

 

 次の日!この馬鹿ウチの家にダンボール1箱分のジュース送ってきやがった!瓶に入ってる高めの奴だししかも!

こんなにいらねぇ!?しかも全部2リットル!?私に太れって言うのかよ!?にゃろう雑に大量に送れって依頼したな…

 

「仕方ねぇ…のんびり飲むか…賞味期限持つかこれ…うぉ…これ依頼先で出された高級品じゃん…」

 

────────────────────────────────────────────────────────────────────────────

「お父様、おはようございます…今日は私が護衛兼娘役を務めさせていただきます。」

「おお!布都君!今日は君に依頼出来て本当に良かった!特別な集まりなんだ!箔をつけないとね」

 

 目の間にいる30代後半、職業はマッチングサービスのアプリ運営、驚くなかれ男と女じゃなくて女性と女性のマッチングサービス

しかもこの世界みんな美人美少女!百合スキーもニッコリ!

男が少ないせいでどうしてもあぶれるカップルは出てくる。だから早めのうちに男を諦めてボーイッシュな女性や可愛い女の子を求める

抽選で当たれば子種がもらえてワンちゃん百合カップルの間でも子供ができるかもしれない。

そんな人間も割といる…私は前世からの業で男より女の子の方が好きだけど…

 

閑話休題(そんなことより)

 

 この世界の上流階級の男たちはパーティーが大好き!なんでかって?僅かな男同士で集まらないと心が折れるから!

絶滅危惧男が生きていくにはこの世界は辛いことが多い…自殺してしまう人間も割といる。そうならない為に男同士で相談したり何でもないことを話す

それだけで生きていけるらしい…女子高に入れられた新人男子教師ってレベルじゃないからな…仕方ない…

 

 頻度だけど規模によるけど一週間に1回ぐらいはやってるんじゃない?大きいのだと私レベルが呼ばれるって感じ

ちなみに妻は出禁、男同士の付き添いなのに女が出てきたら冷めるらしい、わからなくないけどな。

バカやってるときに女がいると冷めるあの感じ…前世で何回も味わったよ…

 

 そして今日のパーティーは私レベルが呼ばれるってことでだいぶデカい!

前情報だと20人規模、そこに私たち護衛と食事とか担当が増えて倍って感じだな…久々にちゃんとしたパーティーの仕事だ…気合入れて頑張ろう。

パーティーとかできない金を持ってない庶民の男子たちはネットで知り合ってお金を出し合って小さな会場を借りたりとかで集まったりする

まぁ…お金がないから下級メイド良くて中級ぐらいしかいないから偶にテロで攫われかけるけど…それで戦闘メイドが助ける!そしてまた男が社会に出なくなるのサイクル

 

 運転手に車を運転してもらい会場に到着。ここから完全に意識を水橋 天音から刑部 布都に切り替える。

服装もいつもの服装からパーティー用のドレスに着替える、髪はハーフアップにし、真っ黒に染め直し目立たないように艶を出す

お父様から一瞬も目を離さず完璧な娘を演じ護衛する。

 

 会場に入る、食事はバイキング形式…無差別テロなら毒を入れるな…口付ける前に私が食べておくか、飲み物も軽く口をつけておこ

え?私が毒殺される?舐めんな抗体と解毒ナノマシンぐらい歯の中に仕込んでます!なので21世紀の毒は粗方大丈夫。

 

 お父様が好きな料理と奥様から食べさせて欲しいって言われてる料理を皿に乗せつつはしたなくないレベルの速度で口の中に入れて毒見…よしOK

次にワインか…一瞬口付けて舌触り…美味いなだいぶ高級品…毒は無し…これもOK

よし、この会場のものだったら飲み食いは大丈夫だ。いざとなったら口移しでナノマシンを入れるか。

 

少し歩いていると目の前から30代の男性がメイドを連れて歩いてくる。

 

「おぉ!新坂さん!この間はどうも!お互い今週も生き残れましたね!」

「村坂さん!こちらこそどうも!妻たちは強敵でしたね!私の方は3人目の妻が妊娠してくれて国の規定をクリアできそうですよ!これ以上待たせたら3から6人と離婚するつもりでした!」

「新坂さんは優しいですね、私なんて1年妊娠できなかったら即離婚ですよ」

 

 あっはは!と挨拶に来た男性…えっと…車関係の仕事をしてる人かな?顔と名前はわかるけど職業とどのレベルの人とかは担当じゃないから覚えてない…

別にいいか、後ろについてるメイドに目線を合わせて目礼…多分普通の護衛役かな?立ち姿はほどほど。

話し合ってるのを後ろで身動きせずに聞き流す、あんまり知ってても良いことないからね…

 

 

「そういえばそちらにいるのは…娘さんですか?」

「そうなんですよ!偶々予約が取れました!私の娘 布都君です!」

「ご紹介に上がりました…布都です、新坂様…お父様がお世話になっております。」

 

 今回は相手もこちらも仰々しくないので軽く会釈、もっと仰々しくなるとこの間のお父様みたいにカーテシーになってくる

そこらへんは時と場合によって使い分けよう!教育されてるから下級メイドでもなんとかできるんじゃない?

 

「彼女が!噂は聞いてますよ!若き天才だと!村坂さんはいいメイドを引きましたね!それに引き換えうちのは…まぁ…及第点ぐらいですよ…」

「まぁまぁ、女性でここに立ててるだけで最低はクリアしていますよ!それでは私はあいさつ回りに行ってきます、行こう布都」

「はい、お父様」

 

 まぁ、こんな感じに女性を見下すのはデフォルト、寧ろ今のは優しいまである。

私にやられたら普通にキレるし二度とそいつの依頼受けないけど、守る気が起きないのはダメだって…いざって時に体が動かない!

 

 そんな感じにお父様を守りながらいろんな人にあいさつ回りとかいろいろ…確かこのお父様若くしていろいろやってるから顔が広い…

バリバリやりてって感じ…あと2時間ぐらいかかるかなぁ…座ってお喋りしようぜ…立ってるの疲れてきた…あとトイレ行きたい。

警戒と集中は切らしてないけど思考は別の方に行くんだよなぁ…これ人間のビンランド佐賀

心で欠伸しつつ見た目は完璧メイドを演じる…前世と違って男どもの話が長い。

 

「あれ?水橋さん?どうしてこんなところにいるの?」

 

 聞き取りやすいウィスパーボイスの声が私の後ろから聞こえる…

お父様に許可を取り振り返るとそこにいたのは、小鳥遊君…

やっべぇ…職場で知り合いとバッティングしちまった…!!

 




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