2日目の夜でーす…普段ならあの程度の動き朝飯前なんだけど…なんか疲れてたらしくて糸桜先輩と一緒に寝ちゃってた…
や~やらかしてしまった…遠征組を差し置いて居眠りなんて…
「天音さんお疲れだったの?」
「なんか微妙に疲れちゃったんだよね…や~車直して銃作って時間が余ったから簡単な民家行ったら熊と戦闘したんだけど…死ぬかと思ったわ」
「そっちも熊が出たのか?俺たちの方も出てな、危うく睦月の奴が食われるところだったぞ」
猫宮先輩が楽しそうに笑いながら鹿討君の背中を叩き椅子に座る
その隣に白鴉先輩が座り全員が座り終える、私と糸桜先輩で食事の配膳!流石に物資集めてきてもらってるからね!申し訳ないが先に来る
2人で割と本気で料理を作りました…私は一般ぐらいしか作れないけど糸桜先輩が日本料理プロレベルらしくてそれのお手伝いを…ゲームなのに物凄く美味しそうでした…
なんか実家が飲食店なんだってさ…
あと空腹度的にはあんまり変わらないけど気持ちは違うからね!やっぱりゲームでも美味しいもの食べてるって感覚がないとやる気でないし
「では!今日の成果を発表する!最初は拠点班からだ!」
「車を1台修理完了、ガソリンも9割は入ってるから遠出組が好きに使って欲しい、あと水が3日分に食料が1日分、今日持って帰ってきてくれた分はまだ確認してないから明日次第?」
「2日目で車を直したのか!?それは疲れもするだろう!」
だとしてもねぇ…なんか異様にVRの中疲れるんだよな…なんだろ?動く分には問題ないけども…よくわかんね!
連続してやるから身体が慣れてないだけか?支障はないけども…
「では次は俺たち白鴉組だ!取り合えずスーパーの物資は昨日回収できなかった分も含めてすべて回収、食料はもうしばらく持つだろう…街の探索だが…見たこともないものが多すぎてよくわからんが正直な感想だな…」
「おいおい、よくわからんってなんだそりゃ…もっとこう…ねぇのか?」
「おいおい焔…だからって言ってなぁ…俺たちは200年前の知識なんてないぞ?食料がありそうとか武器がありそうとか…看板で判断するしかないからな…」
もぐもぐと食事をしながら今日の話を聞く
確かに200年前の事なんて私ぐらいしかわからないんじゃない?
だから私を連れて行けば全部上手くいきます!とは言えないからなぁ…まぁ…物資とか勿体無いけど銃器店とか何か使えそうな雑貨店を探すしかないんじゃないかなぁ…
というかそもそも一週間は短すぎる…本来もっと長く遊ぶものだからね?こういうじっくりやる系のゲームは
「んじゃ次は俺たち猫宮組か、俺たちは街の外れまで行ってみたんだが…外に行くにつれてゾンビの強さが上がってきやがった」
「あ~だからさっき熊が出たとか言ったんですか?ガオガオ~って」
「それだけじゃねぇ、軍人みたいなゾンビから背骨が飛び出て頭蓋骨を持ち上げてるゾンビまで…より取り見取りだ」
なにそれぇ…VRだとかなりグロくない?このゲームR18じゃなかったはずだから…外見だけかな?内臓と血は出ないって感じか?
手足とかは切れるのか?明日そこらへん確認してみるか…罠の種類が変わる
私グロいのあんまり得意じゃないんだよねぇ…現実とかだったらまだしも作り物はいくらでもグロくできるから嫌なんだよね
食事を終えみんなが思い思いに喋り休憩の時間。
私は今日回収してきた武器のスクラップを解体して新しい銃に作り変える。ショットガンは作ったから今度はアサルトライフルかな?
今日の分で種類はバラバラだろうが全員に行き渡らせられるだろうな。
あ、スナイパーライフルも作らないといけないかも…スコープってあるのかな…
欠伸をしながら銃を組み立てていると後ろから軽く背中を叩かれる
振り返るとそこには猫宮先輩が立っていた!うぉ!一番背が高いから私が座ってるともはや子供と大人ぐらいの差があるわ!
威圧感が凄い!ちょっと怖い!
「よう、今日は花連が世話になったな」
「私の方が世話になってる感じですよ、寝ちゃったし…やらかしたぜ!」
「仕方ねぇよ 1日目とか夜の見張りもやってんだろ?そんなに武装してな」
「あちゃぁ、気が付いてました…?」
当たり前だと頭をくしゃくしゃに撫でられ近くに座って飲み物を渡してくれる
バレないようにしてたけど流石に2日連続でやろうとしてたらバレるか…
このゲーム夜でもこっちにゾンビが気が付いたら普通に襲い掛かってくるかもしれないし
今のところはバレてないけど日付が進んだらどうなるかわからん…もしかしたら普通に夜は拠点からでなければいいかもしれないけど
そこら辺はわからん!まぁ私が寝不足になるだけだから別にいいや
「明日は罠作ったり周りに穴掘ったりするんでまだマシになると思いますよ?」
「だとしてもだ、お前が言ったんだろ?ゲームなんだから気楽に行こうってな、俺を…俺たちを頼ってくれよ?俺たちはタフだこの筋肉でいくらでも受け止めてやる」
力こぶを見せつけまたしても頭を力強く撫でまわし楽しそうに笑う
純粋に元男としてこの力こぶとか普通に憧れるんですけど…にしても包容力凄まじいな
女としてキュン!じゃなくて男としてキュンと来るわ。
「……猫宮先輩やっぱり小柄な女の子にモテるでしょ?」
「花連が居るからそう思われてるが…別にそっちの趣味じゃ無いんだけどな?」
少しだけ恥ずかしそうに笑って、誤魔化すように私の手元を見つめてくる猫宮先輩
あ、喋りながらでも銃の組み立てぐらい余裕です、上級メイドですから!
なんか猫宮先輩ってお兄ちゃんって感じがするんだよなぁ、白鴉先輩とは違った頼れる感じ
あっちは上司としてちゃんと指示してくれるんだろうな~って
こっちは無条件で甘えられる感じって言えばわかるかな…こう…無茶振りしてもしゃーねぇなぁ…で何とかしてくれそう
「あ、手動かしてるだけじゃ暇なんで猥談でもしません?」
「今の流れでなんでだよ…!?しっとりしてたじゃねぇか!」
「いやぁ…私身長差カップルが性癖だった時が前世からありまして…
こう、糸桜先輩達が見上げて微笑みあってたりとかヤるときに繋がったまま身体が浮かんじゃう…!その…私の体のサイズに合わないってこんなに大きいの?…みたいなのを想像すると凄い興奮するんですよね!
もちろん性的興奮じゃないので悪しからず!」
浜×滝とか金×酒とかタイシン×トレとか…!!ジャーニー×トレとか…!!!
コ×安とか平×コとか…!!
私はそういうカップリングに前世から弱いんだ…!
関係性がいいよね…小さい方が大きい方に強気だけど本質的には大きい方に何かされるとすぐに弱弱しくなってしまう
後普段ツンツンしてる受け側が2人だとデロデロに甘えるとか最高
いろいろな…感じを想像できるのがいいよねぇ…
おっといけない…前世のオタクが出てしまった…
「水橋が滅茶苦茶喋るのはじめて聞いたんだが…別に喋ってもいいけど今か??」
「だって暇なんですもん、猫宮先輩も暇だからこっちに来たんでしょ?それとも私を口説きに来ました?や~いロリコーン、私は少女的だからロリじゃないです~」
「赤裸々に全部語ってやろうか?あぁ!?」
ワイワイ騒いでいると糸桜先輩が飛んできて2人とも叱られました…耳元でボソッと3人でもええけど?って言われちゃった…!
まぁ、私は中身が男だから男女女じゃなくて男女男に感覚が近いから変な感じになりそう…
処女だし前世は童貞だったからよくわからん…
◆◆◆
「では3日目!各自気を付けて行動をしてくれ!後今日はログアウトの日なので早めに帰ってきてくれると助かる!」
解散!の声と共にみんなが武器を持って外に出る。
今日の遠出組は猫宮先輩と白鴉先輩夫婦です!頑張ってねぇ~
理由としては単純に自動運転じゃない車の運転ができる人が竹染先輩しかいなかっただけなんだけどね…
私たちメイドには必須技能だけど普通の人だったら自動運転で十分!趣味とかじゃないとまず使わないし推奨もされてないんだよね…危ないから
「さ~て…私たちも仕事するかな…いよいよ拠点周りを何とかしないと…」
「ウチは相変わらず料理作りやなぁ…午前中には終わりそうやけどなんか手伝った方がええかや?」
「あ~そうですねぇ…罠をちょっと作って置いてくれますか?私1人だと正直掘って設置で1日終わりそうなので」
了解やで~頑張ってぇな~の声を背後にスコップを予備を含めて4本取り合えず担いで外に出る…シャア行くぞ!
拠点から少し離れたところの地面を掘り始める。
今の私は重機だ!
まぁ、ひたすら地味な作業が続くのでダイジェストで…
穴をひたすら掘ります、大体私の身長より頭3つぐらい高いぐらいを目安に…本来なら本物の重機とか引っ張ってこないと無理だけど
ここはゲームなので…1回シャベルを振るうとそこそこの大穴が空きます!これを拠点を囲むようにグルっと掘る!これだけで大体半日…
ちょっと休憩して、今度は建築士の初期装備であるハンマーで堀の壁をひたすら強化!これによってゾンビに壁を殴られても簡単に穴が空くことを防げます!
続いて!使え無さそうなスクラップを改造してベアトラップと首の位置に刃物が出るように仕込む
あとはそうだな…ワイヤーがあればよかったんだけど無いのでパンジ・スティックを木ではなく鉄で作り地面に突き刺す
引っかかったら自重で潰れて4人ぐらいなら串刺しにできるんじゃないかなぁ…できるといいなぁ…
んで!次は車…は材料が足りなくて無理なのでサイドカーが付いたバイク!これだったらエンジンが小さくても使えるし
30分もかからずに作れます…いやぁ…私専用になりそうだけど…誰かに使い方教えるか…
これをやるだけで3日終了!!次は車が通れる橋とそれの爆破できる導線作ろうかな~!
足止めにするか罠で殺すかで割と悩む…そこら辺はみんなに相談するか…
銃器のスクラップが多くなってきたら2階にズラッと重火器並べよ。車の荷台にもつけてなんちゃって戦車でもいい気がしてきた…
夢が広がるな!
「し、しんど…!黙々と仕事し過ぎた…!」
「お疲れさまやねぇ…えらい張り切っとるやん?昨日のこと引きずっとるんか?」
「ん~ちょこっとそれもありますけどもう折り返し地点ですからね…ぶっちゃけ難易度が上がってくらしいので下手なことしてると引き潰されるというか…」
「何や最初そんな事聞いた気がするわ…ちょっと気張りすぎや無い?」
そんな会話をしていると遠出組が帰ってくる…まだ橋は作ってないので車は外でお願いします
人間が通れるぐらいの橋は作っておいたのでそれは大丈夫
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「3日終了だ!回収してきたものはそれぞれチェストに追加しておいた、それじゃあ次は誰か変わったことがあったとかあるか?」
「はい、僕たち変なゾンビと会いました、背骨辺りから肋骨?みたいなのが飛び出た素早いゾンビを発見して…遠くから狙撃で倒せたんですけど…近づかれたら相当厄介だと思います」
小鳥遊君がスクショしたであろう写真を机の上に乗せてくれる…てかそうじゃん…別にスクショしてこっちに持って来られるじゃん…今度から情報共有これにしよ…
んでなになに…写真を見るとまさしく背骨から羽のように真っ白い肋骨が飛び出てる男性のゾンビ…小鳥遊君が弾当てられたってことはあんまり素早くないのか?
昨日は背骨が伸びた奴で今回は肋骨ねぇ…最終的にはバイオハザードみたいな化け物になったやつが出てきそうでちょっと怖い…このゲームそっちのジャンルだっけ?
あのエイリアンどもを相手にするには現実のメイド服とちゃんとした装備が欲しいって…少なくともショットガンじゃお話にならない…
「取り合えずゾンビの種類が増えてきた以外に何かあるか?ないなら今日はログアウト、ゲーム内の時間は進まないらしいが…夜はやることが無いので4日の朝からにしてもらう予定だ」
「は~い!白鴉先輩私からの質問!次は何時ぐらいにやるんですか?私明日、日中自分の家片づけて部屋作らないといけないんですけど…できるなら19時か20時ぐらいがいいんですけど…」
「俺はそれで構わんが…みんなは大丈夫か?」
周りを見渡して特に反対意見もなし…
今は夏休みだし
「では!解散!あとで連絡を入れるからよろしく!」
お疲れさまでした!の声で一斉にログアウト!
一瞬意識が飛び、次の瞬間見慣れた天井…VR機材から立ち上がりまずやることは…トイレ!!4時間近くゲームやってるんだから流石にね!
あと水分補給と軽い食事をパクリ…ゲーム内で食べてるけど現実内で食べてないから変な感覚…これ下手したら餓死するんじゃね?脳は食べた感覚あるのにお腹は空いてるって
「割と眠いけど今何時だ…うぉ!?23時かちょっと疲れたし早めに寝るか…」
軽くストレッチと柔軟…ん~?なんか体に違和感…体調不良って訳じゃないけどワンテンポに満たないレベルで体の動きが遅れる
脳内でずっと動いてたせいか?こんなに長くVR潜ったことないからバグってんのかも…まぁ寝れば治るか
という訳で就寝…
体感時間がバグる…滅茶苦茶不思議な感覚だわ…
感想高評価お待ちしております