「旦那様、支度が出来ましたお荷物はこちらに」
「あぁ、ありがとう刑部君やはり君は優秀だ専属になってほしいのだが」
「お戯れを…前に車を待たせていますので…少なくとも学生のうちは専属は考えられません」
「君ぐらいだよ、男である僕のお願いを断るのは、卒業したら連絡をくれるかい?」
高そうなバックを持ちながら車のドアを開け微笑みゆっくりと一礼をして車を見送る。
はい、今日は日中にいきなり高級料理が食べたいとか言い出した男が呼び出しやがったため緊急でヘルプ入っています
なんでも食べたい高級料理店が潰れててそれで機嫌が悪くなり機嫌を取るために私を呼んだとかなんとか…緊急だからその分給料はいいけど…
急遽別の料理店に私を呼んで給仕と話し相手の依頼が入りました!
私今日普通に買い物とか用事とかあったんですけど!家が新しくなったから武器庫とか趣味部屋とかいろいろ作りたいのに…
しゃーない明日は訓練があるから無理として明後日ぐらいに何とかするか…
私のことをお気に入りしてくれるのはいいけど旦那様もう60でしょ…娘と同じぐらいの奴とヤリたいの…ヤリたいんだろうなぁ
私以外の奴にしてやれ、ちんちくりんの外見だしどこがいいんだっての…他のムチムチとか私よりロリロリ!ってした抱かれたいって女なんてより取り見取りだろうに
勘弁してくれっての…
私以外のメイド組に指示もらい軽くため息をつきながら今日の仕事終了!
「はぁ…まったく旦那様の我儘には困ったものですね…給料増やしておいてくださいよ?じゃないともう受けませんので」
「すまんすまん…お前が旦那様のお気に入りでな…機嫌がよくなるんだよ」
「知りませんよ…私には関係ない事ですし…それでは私は帰ります」
「あぁ、また頼む…私もお前がウチに来てくれると助かるんだがな」
中指を立ててそれを揺らしながら自前のバイクに乗り込み家に帰る。
高級料理食べてたけど仕事だから作法と旦那様の面倒見ないといけないから味がしないんだよ…次は友達とみんなで行きたいなぁ…
なんてことを考えていたら大体15時ぐらいです。
今から外出る元気もないしだからと言って何かするテンションでもないしなぁ…
今日の夜までダラダラしてよ…アニメ見よアニメ…機動戦士がいいな…映画じゃないアニメの初代みよ…
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「みんな無事ログインできたみたいだな!」
白鴉先輩が胸を張りながら全員を指さす、なんと!今回の服装は割と汚れていたり北斗の拳のモヒカンみたいに所々武装が付いた防具をつけています!
前までは入ったときの服装そのまんまだったけどアップデートだとかなんかでちゃんと反映されるようになりました!
没入感が違うからこういうのはいいよね!VRやってる!って感覚が出るし、めんどくさい以外の奴なら大歓迎!
「折り返しも過ぎた!なので今日は初心を振り返り休日にする!街を探索するもよし!休憩するもよしだ!ただし死ぬのはダメだぞ!水橋!注意事項!」
「は~い!武器をしっかり持って行ってください、あ、リュックに余裕があるなら弾と飯と銃器のスクラップを回収よろしく!」
了解ー!の声と共に今日の朝ミーティングは終了!
私何しよう…正直することがねぇ…偶にはゾンビ相手に大暴れするか?
余った銃器のスクラップでデザートイーグルにしたしぶっ放すか!現実にハンドキャノンなんて使えないからねぇ…私の腕が吹っ飛ぶわ!
私の戦闘スタイルはどっちかって言うとジャック・ザ・リッパーだから…速度とテクニックと罠で何とかするタイプ…だがゲームでは違う!反動が殆どないのだ!
あったら素人が撃てないし…あとなんか間違えて作っちゃった武器の数々、レシピ調べてたら間違えて作っちゃったのが残ってる…勿体無いので使います!
「天音さん?滅茶苦茶ウキウキだね?今日何する予定?」
「ゾンビと戯れてこようかなって」
「俺ときさらも一緒に行ってもいい?休んでいいって言われてもやることなくてさ」
鹿討君とそんな話をしていると私の頭に胸を乗せて後ろからきさらが抱き着いてくる
ちなみに2人の服装は鹿討君はカウボーイハットをかぶったジーパンにネルシャツをきてボタンを3つ開けてるセクシーな感じ
きさらもカウボーイハットをかぶりお腹と肩を大胆に露出させ胸元と腰回りだけを隠したような服装!エッチなカウボーイって感じ!
おほ~と胸を堪能しているとあれよあれよと一緒に行くことになりました!
私としてはみんなで遊ぶ分には全然いいので楽しみ、取り合えず昨日作ったバイク出すか…
バイクを外に出しキックスターターでエンジンを始動…よし、ご機嫌なサウンドだ
「どっち私の後ろに乗る?あとどこ行きたい?」
「俺が後ろに乗るよ、場所は…3ブロック離れたところに大きめの車工場があったからそこを探検してみない?」
「私はいいよ?きさらもOK?」
「いいわよ?」
2人がバイク乗り出発進行!風を切りながらバイクを運転!
偶に突撃してくるゾンビは後ろに乗っているホームランスターとサイドカーに乗ってる爆乳ウーマンが綺麗に処理をしてくれる
正直ぶつかってもあんまり影響無さそうだけど流石にやめておくか危ないし
そんなことを思いながら30分ほどバイクを走らせると目的の場所に到着!
「やっぱり乗り物があると早いわね!いつもならここ来るのにだいぶ時間かかるのにバイクだとすいすい!」
「あと1つ車作らないといけないかぁ…工場で車用のエンジン拾えると助かるんだけど」
「車の工場だしあるんじゃないかな?車そのものが転がってたりして…あ、俺ときさらが前線で天音さんが後ろから補助でよろしく」
鹿討君は釘バットと腰にソードオフ・ショットガン、きさらはアサルトライフルとダンビラ…どこで拾ってきたの…拠点帰ったら研ぐから貸してね
私はデザートイーグルとナイフに、間違えて作ったコンパウンドボウの3点セットです…え?これで後衛ですか!?やりようなんて幾らでもあるからいいけど。
扉からではなく窓から侵入、私がまだこちらに気が付いてない倒れてるゾンビの頭をヘッドショット
続いて天井に向けて一発矢を放ち起きているゾンビ5人が上を見るために顔を天井にあげる
その隙に喉元に矢を撃ちこみ音もなく殺しきる。
「クリア、正面は問題ないからあっちのベルトコンベアまで走って」
「本物の軍人みたいね天音って」
「楽なのはいいけど俺たちの出番が無くなりそう…」
「どうせ後で映画のゾンビみたいに大暴れする羽目になるから…」
ドアをゆっくり開け吹き抜けになってる大広間ののようなところに侵入…階段近くの見取り図をちょっと確認!
これによると大体3階建で1階が工場2階がオフィス3階が食堂って感じか?倉庫は近くにあるって書いてあるからあとで行くか…
周りを警戒しながら歩いていくと周りの木箱を破壊してゾンビはいきなり現れるッ!
それに連鎖して近くの部屋からも扉をブチ破りゾンビと異形のゾンビが私たちを殺そうと狙うッ!
その数およそ50はくだらないッ!これが連鎖して増えるのだ!
絶体絶命のその状況でも3人はちょっとしたハプニングのように冷静に武器を構える
「ゾンビ全員殺してからゆっくりショッピングする?それともその都度?」
「「
「なんで英語で喋ってるの…別にいいけども…」
意識を意図的に切り替えて本気モード、流石のこの数は本気にならないと。
2人を保護対象として…猫宮先輩が適当に遊べって言ってたな、じゃあ頼らせてもらって私は自由に暴れるか
「では…オーダーを頂きました、オールキル」
最初に動くのはもちろん天音、矢を4本指の間に挟み恐ろしいほどの速さでゾンビの足、それも膝辺りを撃ち抜き動きを止める
次に動くのはきさら、天音が弓を撃った少し遅れてアサルトライフルが発射され動きを止めたゾンビを撃ち砕いていくッ!
最後に動くのは鹿討、近くに寄ってくるゾンビを釘バットでフルスイングし吹き飛ばし的確に数を減らしていく
隣の部屋に乱雑に置いてあったガスタンクを正確に矢で射貫き次なる手の布石を打つ
次の瞬間爆音を奏でて正面の扉が派手に吹き飛ぶッ!
そちらに目を向けると2m近い巨漢のゾンビが軍の服を着て私たちを補足してる、それが見えてる範囲だけで8人
こりゃまともに戦ったらジリ貧だな…さっきのガスタンクを爆破するかそれとも…お!いいものがあるじゃねぇか!
近くの箱を殴り壊し転がってくる大量の接着剤という名の可燃物質を蹴り飛ばし罠を仕掛ける。
「皆様、爆弾・火炎瓶はお持ちでしょうか?持ってなければ今すぐ外に出てください、持っていたら大きな花火のチャンスです…一瞬で火の手が上がりますよ」
とうとう腰から引き抜いたのは世界最強にして対猛獣用の拳銃という異例の経歴を持つデザートイーグル
2人が一瞬だけ呆けた表情をして次の瞬間全力で走る横を通り過ぎた瞬間撃ち出される、50口径の弾丸!
正確に接着剤を撃ち抜き地面と触れて火花が散る、爆炎が燃え上がり先ほど撃ち抜いていたガスにも引火!一瞬にして燃え上がり3階の天井を焦がす!
即座に真横に向けて弾丸を2発、発射壁に張り付いていた分厚い鉄板が歪みながら私の正面に突き刺さり爆炎を完全に防ぐ。
凄いでしょ?これ大道芸。
「敵が多いならどうすればいいかわかりますか?一ヶ所にまとめて火力で焼き尽くせばいいのです」
「だとしてもやり過ぎよ天音!私たちまで焦げるわ!怪我は?」
「一応大丈夫になったから撃ちましたよ…見てのとおりです…ッ!」
膝を折り崩れ落ちるように横から薙ぎ払われる腕をギリギリで躱す。
腕を持ち上げ不格好な態勢で恐らく攻撃してきたであろう人物に向けて銃をぶっ放すッ!
音的にきりもみ回転しながら瓦礫の中に突っ込んだ音ッ!
即座に態勢を整えて後ろで不安そうに見ていたきさらと鹿討君をもう一度下がらせる。
援護してもらおうにも気を張ってた私を不意打ちできるレベル…え?意識あるゾンビ?
ノロノロと立ち上がったモノを見る
身体の形状は少女…165㎝…スタイルは胸は手に収まりそうな大きさ…腰から尻にかけてスラっと抱きしめたくなる華奢さ
紫の髪をショートに顔付はどちらかというと可愛らしいおっとりとした美少女。服装は…近未来的?ピッチリスーツにボロボロの白衣
私のようなゴツイ首輪をつけている…
仮説としては実験体的な奴か?けどだいぶ美少女…この世界基準なら美男子に作らない?
「かかかかかアカか…ぎひぃ」
文字通り顔が横に裂け肉を引きちぎるためのギザギザの歯となんでも飲み込めるように分厚いベロが口から顔をのぞかせる
悍ましくも美しくゾッとするような表情を見せ舌なめずり
「いい表情ですね…とても…とても興奮します…もしかして私の性癖に合わせてきましたか?」
瞬きはしていなかっただがコマ送りの様に拳を振り上げた瞬間が目に映る
振り下ろされる手首を掴み重心をずらしながらの背負い投げッ!
火の中に投げこみ燃やす
あっっっぶねぇ!今経験だけでぶん投げたぞ!?
身体の動きも微妙に合わねぇし!
「旦那様、奥様私ごと巻き込みながら撃ってください、正直に申しますとピンチです」
「あ、天音さんでもピンチなのか…あんなゾンビ見たことないぞ…」
「取り合えず滅茶苦茶撃つけどちゃんと避けてね!」
銃とナイフを構えて動きやすいように意識して力を抜く
音もなく前に出るとそれと対照的に爆発するような音を立てて先ほどの炎の中からゾンビが飛び出してくるッ!
ナイフで振り下ろされた腕を受け止め返す刀で拳銃を持ち上げるが反対の手で初動を抑えられる。
口がゆっくりと空いていき私の顔面を丸呑みできそうなほど口が開く、分厚い舌で私の頬を舐め
噛みつかれる瞬間全力の前蹴りッ!後ろに倒れると同時に弾丸が私の上を通り抜けてゾンビに突き刺さる!
数歩たたらを踏むが獣のような反応速度で私に向かってタックル!それに反応できず馬乗りに…ッ!
やっべぇ!マウント取られた!対処を…ッ!
次の瞬間巨大な口で私の肩に噛みつき肩の骨を噛み千切り咀嚼!
クソが!舐めてんじゃねぇぞ!!
「ふぅ…では…反撃開始です…!」
呼吸を一瞬止め全身を反らせ、腹にゼロ距離で置いてある拳を瞬時に内臓までめり込ませるッ!
そのまま握力を用いて内臓を皮膚の外から掴み握り潰すッ!
「ひぎぃぃああぁぁ!?」
「ざまあみろ」
ゾンビが悲鳴を上げながら私の上から飛びずさり何処かに消えていく。
だぁぁ…嘘でしょこんな強い奴とみんな戦ってたの…もしかして私このゲーム向いてない…やっぱりゾンビゲーは遠距離でぶっ放すのが正義だったりする?
「大丈夫!?天音さん!?肩が食いちぎられて!今応急処置をするから!きさら周りを見ててくれるか?」
「ん、わかったわ…それにしても初めて見たゾンビ…いつもは見た目がグロいけどさっきのは割と普通だったわね」
「そうなの?いっつもこんな敵と戦ってると思ったわ…敵強すぎてワロス」
あ、結構初めてな感じ?なら突然変異もあるのか?わからん!だって私まともに探索したの2回目だから!
にしてもなんか身体がだるいしさっきから腹が減る…
もしかしてと思いステータスを開くとそこには輝く文字で絶望のバッドステータスが書いてあった
感染者になりました。
感想!!高評価!お待ちしております!!