私を巻き込むな!?   作:カニバルキャンディー

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なんか異様に長くゾンビが続いてしまっている気がします…


ゾンビーズ

 バットステータス【感染者】とは空腹値が0になりその状態で味方の人間またはNPCの人間を襲い食べることによって発症する。

発症した場合プレイヤーの姿を残したまま異形のゾンビとなり周囲の人間を襲う。

なお、異形のゾンビになったプレイヤーはゾンビと人間の区別が付かなくなる。

異形化は時間が進むにつれてどんどん人間から離れていく。

 

 症状は蜂蜜を舐めることにより感染を確率で治せ。

抑制剤を使うことで確定で症状を遅らせることができる。

 

空腹値が減るたびに人外のごとき筋力を手に入れることができる。

 

「ん~全体的に腹が減るって感じか?ゼロになって誰かを襲ったらゲームオーバー?」

「ならご飯多めにとってこないといけない感じかしら?」

「幸い工場で大量に食料と部品手に入れられたし…天音さん今どんな感じ?」

 

 あんまり…お腹空いてる感じはしない…あ~意識したら減って来たかも…まぁ…持つと思うけども

二時間ぐらいかけて工場の中を探索!ゾンビは一応あのラッシュで最後だったらしくはぐれたゾンビは数人いたけどそれ以外は対して敵らしい敵も発見できず。

いろいろと回収!具体的にはレベルの高い防具とか多種多様な銃器の弾に銃器のスクラップや接近戦の武器の数々!それに正直後3日では消費しきれない食糧と大型車のエンジン!これで完全に車を使用可能!

まぁ…一番欲しい抑制剤と蜂蜜が手に入らなかったのはちょっと痛い…帰りに薬局でも襲うかねぇ…あるといいんだけど…てか蜂蜜ってどこにあるの?

工場の中だけだけどまったくそれらしいもの見つからなかったわ…蜜だけに

 

「天音~?何してんの?馬鹿なこと言ってないで帰るよ?」

「ちょ、ちょっと待って…!私置いていかないで…!」

 

 お腹が空いたので開けていた段ボールの味がするお菓子を一気にかき込み食べ終える。バーチャルなのは、わかるけどこれクソ不味いわ…もうちょっと美味しくできない?

まあでもこれでヘルスも安心!大体わかって来たぞ?二時間に1回ってペースって具合だな、食べるのを忘れなければ何とかなるって感じだ

 

「全員準備はいい?ちょっと帰る前に薬局寄って薬探してみるから…それでもなかったら不治の病ってことで」

「「了解~!」」

 

 バイクに飛び乗りエンジンをかける前に掛け声とともにバイクを出発!

途中近くの薬局を襲って抑制剤を3つ手に入れるが…治すための蜂蜜はゲットならず!

 

─────────────────────────────────────────────

「4日目の緊急会議を始める!水橋!」

「はーい、では私たちからですが、車は今から作成に取り掛かって明日の朝には使えるようにしま~す

あと問題が1つ!私感染者になりました!お腹が減ると襲い掛かりたくなるので注意!」

「そういう大事なことは前もって言え!」

 

白鴉先輩に軽く頭をチョップされる…ちょっと痛い…!むか!

「ガルルルル!ガウガウ!」

「うぉ!発症したぞ!者ども!出会え出会え!」

 

 キャンキャン吠えていると猫宮先輩に後ろから掴まれ鹿討君に身体を拘束され身動きが取れねぇ!キャンキャン!

ついでと言わんばかりに女性陣から今日食べる予定の食事を口の中に突っ込まれる…段ボールの味がする…調味料かけてくれ。

 

「まぁ、俺たちは特に何もなく部品とかを回収してきたぐらいか?猫宮達は?」

「俺たちも弾薬や薬系を多めに回収できたぐらいだぞ?」

 

ん~私が居れば武器は基本的に必要ないから弾薬か薬が多くなっちゃうな…楽だけど強くなる頃があんまりないからそこら辺が弊害かな?

もしゃもしゃダンボールを食べ進める…不味い…

 

「僕たちは家でのんびりしてたからあんまり進展はないかな…それより水橋さんでも攻撃を貰うだなんて…どんな敵だったの?」

「ガウガウ…んっ!んん…!えっと…全体的にムチムチしてる系のゾンビ、顔は可愛い系?けどジェイソン・ステイサムレベルの筋肉の持ち主…正直遠距離からの攻撃か私レベルの接近戦ができたら戦えるよ」

「つまりは無理ゲーって言うことだね…どうする?」

「まぁ、私が全力で罠張るから…雑魚たちの足止めは頑張るぜ」

 

 欠伸をしながら近くに置いてあったレンチを手の中で回す。

日が昇るまであと6時間ってとこか…私なら余裕だな、というか寝るとヤバい…気が付かないうちにヘルスが減って無意識のうちにみんなを食べ散らかしてそう。

銃座と後どうしようかな~時間はクソほどあるんだ適当に行こう

 

「あ、暇だったら誰か私の話し相手付き合ってくれない?手だけ動かしてるの暇なんだよねぇ…」

 

 車の側は作って置いたのでエンジンを中に入れてプラグなどを繋いで軽くエンジンをかける

重低音が響き心臓を刺激する心地よい音が流れる。

いいねぇ…私の趣味じゃないけどこの音は聴いてて興奮してくる。次のイベント大きめの車ゴリゴリの痛車にして行くか…いやぁ…場所取るか?

ああいう場所って持って行ってもよかったか?

 

「水橋さん…ゾンビが何人か気が付いたみたいだけど、狙撃しても大丈夫?」

「ここからの距離なら周りに音聞こえないから撃っても大丈夫」

 

 小鳥遊君が地面に伏せながら恐らくこちらに向かってきてるだろうゾンビに向けて数発発砲。

結構様になってるね?カッコイイ~

 

「それより水橋さん最後の7日目に言ってたゾンビ出てくると思う?」

「私が運営だったたら絶対出させる、そっちの方が楽しいし」

 

 あはは~と笑いながら近くにあったドライバーをぶん投げ外から飛んできていた触手が生えた鳥の頭をもぎ取る。

いよいよ普通の雑魚ですらなんか変異体になってる…カウントダウン進んでんなぁ、犬とかもはやバイオのアリスがガラスで倒したみたいな変異してるし。

グレネードランチャー付きの銃に改造するか?よしやってみるか。

 

それはともかく次は屋上だな…取り合えず次は銃座を弄るか?屋根も作らないと鳥が…お腹空いた…

お腹空いたなぁ

 

お肉が食べたい。

 

─────────────────────────────────────────────

「今日で5日目!いよいよラストスパートがかかっている!なので今日からやたらめったら回収ではなく狙ったもの回収していこう!

具体的に言うならば水橋から依頼があった銃器のスクラップと傷薬や蜂蜜と鎮静剤!この2つは最重用!だがその他の物資も重点的にやっていこうと思う」

「え~白鴉先輩に言われちゃったんで言うことはありません…」

 

解散!のいつもの声通りにみんなが出ていく。

にしても流石に5日もやるとルーティンになってきてちょっと飽きるな…まぁ、アーリーアクセスみたいなものだから仕方ないとはいえ…それに私って言う特急戦力が居るから

戦闘にいまいちハリがないというか…全滅する!って感覚がないというか…。まぁそこら辺はいいか…

 

 あ、ストーリーとかも追加するのかな?なぜゾンビが発生したか!研究所に入って君たちがそれを解明しろ!的な?

あ、私を襲ったあの特殊なゾンビとか明らかにストーリーあるでしょ?地下室に行ったらズラッとあの個体が並んでたりするの?

 

「結構面白そう…」

 

 遠征組の車が重低音のエンジン音を響かせるのを聞きながら窓の外でぼ~とタバコ型のタコスを食べる

いい音を立てながら頭にお玉が当たりそちらを振り向くと

 

「なに優雅にしとんの?ウチらも仕事せえへんとアカンて、ただでさえ大飯食らいになってもうてるんやから?」

「や、このアポカリプスに愁いを帯びてたと言いますか…」

「それは昨日でしまいにし?」

 

ブーブーと口で言いながら甘える…さてじゃあ仕事するか。

今日の私の予定は~車が通れる橋を作って~それを爆破できる装置を作って~

重火器は昨日のうちに終わらせたのでいいとして…壁をもう一段強化したら取り合えず罠と壊れてもいい建物を増設するか…

 

 鼻歌を歌いながらハンマーを振るう、取り合えずそれっぽい壁…あとなんだっけ…ちゃんと私たちの所にたどり着けるルートがないと行けないんだっけ…

めんどくさ!

 

 身体と意識を分裂しながら作業をしていると家の中に警報が鳴り響くッ!

即座に壁の出っ張りに足をかけパルクールの要領で屋上まで辿り着き置いておいたスナイパーライフルを覗く。

遠くの方からゾンビ達が1スタック程…多くない?

 

「何があったんやー!?天音~!?どこにおるん!?」

「屋上ですよ糸桜先輩…どうやらゾンビラッシュらしいですね…あと10分ちょいぐらいでこっち来るみたいです…」

 

 先頭を走ってるゾンビを取り合えず撃ち殺してみるが…全然変化なし、ワンちゃんリーダーでも居たらよかったんだけども…

まぁ、暴力だったら私の仕事だ。

ベランダに飛び降り昨日のうちに作って置いた銃座に弾丸を補給してそれを横に4つ並べる。

 

「奥様…こちらの銃座をお使いください」

「アンタはどないするん…て聞く程やあらへんか…ウチ素人やさかい当てたらすまへんな?」

「いえ…正直メイド服ではないのであの人数は大暴れしないと厳しいので是非遠慮なく…ではぶっ放してください!」

 

 ズドドドド!と爆発的な音を立てながら銃座が火を噴くッ!

その隙に武器庫に入り拳銃を腰に差し火炎瓶とダイナマイトを袖の中に仕込む。

ナイフを太もものベルトに5本挟み背中にこの間誰かが拾ってきたスタンバトンをしまい、ポンプアクションショットガンを手に持つ

そしてアサルトライフルを1丁弾込め完了…

今できる限りの武装を完了させる。

 

 幸い罠をしっかり作ってる方向からゾンビ共は来ている、あとは全力で暴れれば…まぁ何とかなるんじゃない?ならなかったら絶望の明日が始まります!

そうならないために頑張りましょう!っとベランダから颯爽とゾンビの大群の前に辿り着く

 

「では皆さま…ご退場をお願いします…」

 

 ゆっくりと頭を下げてアサルトライフルを地面に突き刺しゾンビの大群に飛び込むッ!

ショットガンでゾンビの足元を射撃、散弾が豆腐のように人体を破壊して前線に居るゾンビを転ばす

それを飛び越えゾンビの大群の中心に着地し即座に袖からだした2本の火炎瓶を火をつけずにゾンビ達にぶつけ下準備…!

伸ばしてくる手を引きちぎり胴体に向けてショットガンをぶっ放す。

いやな予感がしたのでゾンビを足場にして空中に飛ぶ、私が前までいた場所に触手が何本も突き刺さり私を串刺しにしようと伸ばされていた

 

「なるほど…残り半分といったところで真打登場ですか…奥様もそろそろ弾切れでしょうし…」

 

 ゾンビの首をへし折りながら地面に着地して拳銃を引き抜きながら全弾をヘッドショットしてゾンビ共を黙らす

一匹一匹は強くもない…だけど量が多すぎる…!めんどくせぇ!

奥様のリロードは身体が勝手にやってくれるとは言え重火器だ20秒はかかる…援護がない状態だとキッツいなぁ…!

触手を躱してダイナマイトに火炎瓶を括りつけ火をつける…約5秒ッ!

 

 軽く上に投げ近くの触手を引きちぎりクッションにした瞬間大爆発!

ゴロゴロと転がりながら触手を蹴り飛ばして予定通り地面に突き刺したアサルトライフルを引き抜き構える

 

「うへぇ…後13匹ですか?余裕ですね」

 銃を構え撃とうとしたその時照準がブレる

ん?私がミスした?この程度で疲れるような鍛え方はしてないはずだぞ…?

雨が降ったのか銃も濡れてるし…地面に突き刺したら濡れたか?おっと…本格的に雨が降って来た…また地面が濡れてる…

 

「にしてもお腹が空いたなぁ…口いっぱいに肉が食べたい…血が滴るぐらいのレア…」

 

 近くに肉塊が通ろうとした瞬間反射的に入り部分を引きちぎりあとから来る肉塊にぶつける

これも結構おいしそうだな……やっべ!!!

腰袋に入れていた食事を無理やり口の中に叩き込み噛まずに飲み込む!

ぼやけて居た目がしっかりと見えてくる!

 

「…ここまで意識が朦朧としたのは訓練で薬物を致死量まで盛られた時とアニメ見すぎたくらいですよ」

 

 ナイフを袖口から取り出して私を抜けていったゾンビに投げつけ絶命させる。

取り合えず最終日の懸念事項が1つ増えちゃったな。

 

─────────────────────────────────────────────

「は~い白鴉先輩に変わって私事水橋が司会デース理由は特になし…んじゃまずは私から…今日ゾンビ達が襲ってくるイベント?が発生しました

私と糸桜先輩で何とかしましたけど問題発生!私の感染だいぶ酷い!派手に動いたら空腹値が速攻で持ってかれます」

 

「それじゃあ最終日天音さんは出ないってこと?」

「や?一応屋上から弾バラ撒いたり支援的なことはできるから問題はないかも」

 

 全員がなるほどと頷いてそれぞれ食事を食べ始める

私の食事だけ1.5倍なのは仕方ないのです食べないとみんなを食べるから…

 

「んじゃ俺ら猫宮組は取り合えず弾薬は大量に手に入れれたぞ、悪いがはちみつは見つからなかったな…あれ何処で手に入んだよ」

「じゃあ最後に俺達鹿討班は…待望のはちみつをゲット!家の中を探したら出てきたから低確率で出てくるんじゃないのかな?」

 

あ~低確率って感じ?じゃあ出ないのも仕方ないか…治るのも確率って言ってたな…これもクレーム入れておくか

さっそくはちみつを貰って一気飲み!さて行けるかな?

ステータスを開くとそこには…

 

 

【感染者】

 

「ダメだこりゃ…」




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