私を巻き込むな!?   作:カニバルキャンディー

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投射呪法アニメで見ると本当にかっこいいな


文化祭当日

文化祭当日、我らが男混高は2日も文化祭をやる、理由としてはお偉いさんも一般人も大量に来るから1日だけじゃ足りないからだとか

 

 前世だっだら男も女も騒ぎながら楽しむ学園生活なのだが…あいにく私がいるのは男が極端に少ない世界

そして合法的に男の活躍が見られる、となると青春のキラキラではなく性欲のドロドロとした熱意が見え隠れ…

 

 あ、あと入場するためのチケットの値段も青天井に上がってったとか、本来もだめだけど裏で取引されてるやつがね…

そういえば私チケットもらってないな…いや貰っても困るんだけど後輩が来年はいるかもしれないから欲しい欲しいって駄々こねてたな

しまった…完全に忘れてた、恨まれそう…ご飯か仕事でも1回変わってご機嫌とるか

 

軽く欠伸をしながらエリザベートの衣装で控室で待機…なんか先生方がせっかくなら衣装で舞台挨拶しない?みたいなこと言い出したから緊急で衣装作ってもらったんだよね…

数日でよく作れたな…アニメキャラみたいにごちゃごちゃしてないから作りやすかったとか?

 

「てか猫宮先輩と鹿討君は鎧をもう着てるの…重くない?中身割と軽い素材だったりする?」

「そうじゃなかったら俺っちはともかく睦月は動けないだろ?」

「確かに…私でも鎧着て動くのなんてだいぶ厳しいし、というか単純に邪魔じゃない?」

 

 わぁぁ!と体育館から盛り上がってる音が響いてくる…控室まで聞こえてくるって相当盛り上がってるな…私が死んだシーンか?

いやぁ…私エリザベートとして相当暴れまわったけどこれ大丈夫か?あとで殺されない?しかも終わり方はすっきりしないような感じ

やっぱり捕まるんじゃなくて盛大に殺されてた方がよかったか?でも白鴉先輩が描いたシナリオだしあんまり文句言うのもお門違いか?

 

「まあまあ水橋さん、仕方ないんじゃない?僕も最後のほうにちょっと活躍しただけだし」

「俺なんて最初から戦ったけどあんまり活躍できなかったし仲間仲間」

 

朝食を食べながらケラケラと笑う鹿討君…そっちは三分割でしょ!?私なんて悪役1人しかいないから凄いヘイト買うんだよ!

 

「そろそろ映画が終わる、準備した方がいいぞ」

白鴉先輩が執事の格好で部屋に入ってくる

 

「私今更だけどなんで男子の映画だけで一時間使ってるんだろ…もっと祭りとか楽しまないのか?私だけ?」

「ここに来る人なんて男目当てなんだからいくらでも時間使うんじゃない?ほら、行こう!天音さん!」

 

 鹿討君と小鳥遊君に手を引っ張られながら舞台端まで連れていかれる…よし、切り替えるか

どうせ今日だけなんださっさと終わらせてこの後の祭りを楽しもう、青神ちゃんとも遊ぶ約束してるし

最終日は男連中と遊ぶ予定…遊べる?なんかバタバタしすぎてあんまり遊べない未来が見えるけど?

それもまた青春か、ならいいか…お疲れ様会もしないといけないしな

 

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少しだけ刺激的な映画が終わり、観客の興奮は最高潮!

男たちが汗を流しながら戦う!血と炎とアクションさえあればテンションは上がるものだ

 

体育館の照明が落ち、モニター前のみ強調されるようにライトアップ

ドタドタ!と鎧姿を着た、猫宮と鹿討が剣を担ぎながら現れる

 

猫宮は切り込み隊長らしくワイルドに観客に手を振り

鹿討は騎士団長らしく騎士のように堂々と黄色悲鳴を一身に浴びながら微笑む

 

 その足元に矢とナイフが突き刺さり全員がそちらを振り向くと気取った表情しながら小鳥遊が目線をフードで隠しながら歩いてくる

その隣には一部の隙も無く完璧な執事服を着こなし氷のような表情を観客に見せつける白鴉。

 

 次にコツンとヒールを打ち鳴らす音が体育館に響く、それだけで男たちの登場に熱狂していた観客が静まり返りヒロインの登場を待つ

純白のドレスを翻して堂々とモニターの前に歩き手に持った槍を優雅に振り回し、完璧なカーテシー

そっと天音が横にずれ白鴉に道を譲る

 

「今日は俺たちの映画を見てくださってありがとうございます、映像は販売もしていますのでお気に召しましたらどうぞお求めを!

初めての作品でしたので拙いところもありましたが…我々は楽しくやらせていただきました、これにて男子組の発表を終わらせていただきます!」

万雷の拍手を受け全員が頭を下げ、軽く手を振りながら裏手に帰っていく

 

私がナイフ投げたり弓で狙撃したんだよね…完全に当てないようにしたけど…得意っちゃ得意だけどちょっと緊張したわ

さて…舞台挨拶は終わったし…解散になるかな

 

「んじゃ、私友達と遊んでくるからよろしく。あ、明日の予定とか決まったら連絡入れといて」

「了解だよ、んじゃまたあとでね天音さん」

 

軽く手を振って控室から出る

青神ちゃんに会いに行くかな、出店とかいろいろやるらしいし回るのもいいかも

 

────────────────────────────────

「私も映画見たわよ!めちゃくちゃよかったじゃないの!」

「でしょ~?しかも超特急で仕上げたから私が暴れて皆が倒して私が投獄されて終了ってな具合」

「結構すっきりしたって皆言ってるわよ?最後は結構悲惨だし」

 

 お祭り特有の味の濃いたこ焼きを食べながらラムネで喉を潤す

200年たっても文化祭の出し物は変わらないな、まぁ、限られた空間でやることなんてそうそう進化しないか

いくらお金持っていようと食品衛生法に引っかかるのはまずいしな…質は異様に高いけど

 

「アンタご飯のことばっかりじゃない!もっとアクティビティを楽しみなさいよ!ほら、お化け屋敷とかあっちの的当てゲームとか!行きましょ?」

「この時代のお化け屋敷めちゃくちゃ怖いから凄い嫌いなんだけど…」

 

ゴミをゴミ箱に投げ入れ、青神ちゃんに力ずくで引っ張られながらお化け屋敷に突入

 

 眼球を直接触る、青白く腐臭さえ漂ってきそうな腐った腕を反射的に払いのけ数歩後ろに下がる

背中に何かが当たり袖口からナイフを取り出そうとするその手を万力のような力で押さえつけられ、首元にそっと手を置かれ命を握られる

背後から熱い、そして甘い匂いが吐息が聞こえる

 

「ひやぁぁぁぁ!!!てめぇ!かかってこいや!!ふざけんな!」

「天音!天音腕痛いって!ちょっと口悪いわよ!」

 

 私が生きてた頃よりはるかに安価になったAR技術をふんだんに使ったのを売りにしている

ジャンプスケア(殺すぞ)に背後からのアンブッシュ(舐めてんのか)が大量にあふれ出るお化け屋敷

別れた部屋を出るとこんなのばっかり!昔見たホラー映画のキャラクターが大量だわ!

 

 もしかしてここはキャビンだったりする!?私あれのBGM変えたやつ大好き!くそったれが!

私スプラッターとかは平気だけどこういうホラー物ダメなんだって!殴れないとかじゃなくて音もなく背後に立たれるとビビる

 

 きゃ~♡みたいな感じで青神ちゃんに抱き着いてその体堪能しようかと思ったけどそんな余裕ないわ

凄まじく怖い…こんなに怖かったけ!?しかも腕使えないようにされたって現実に干渉されてない?私が最後の理性で自分で我慢したとか?

 

「アンタ幽霊とかダメだったのね、知らなかったわ…メイドにもダメなものがあるのね!」

「スイッチが入ってるなら話は別なんだけどな…完全にオフだとどうにも苦手なんだよなぁ…別のところ行かない?」

「そうしましょうか、射的と的当てどっちから行く?」

「どっちでも、あんまり本気出したら申し訳ないけどな」

 

 そこらへんで売ってた水を飲み干して握りつぶす…よっしゃ…とりあえず震えは止まったかな?

びっくりすると落ち着くまで時間かかるから嫌なんだよまったく。

 

フランクフルトを口に咥えながら無駄に広い中庭に出る

そこには体を動かすアクティビティがずらりと並ぶ。

 

「天音!まずは的当てね!その次はパルクール!」

「ここお嬢様学校だよな…なんで結構本格的な奴が揃ってるんだ…?」

 

 的当ての前に立ってコルクガンを構え的を狙う

勿論やろうと思えば百発百中なんてお手の物、上級メイドの名に懸けて外すわけにはいかないし

ま、今回は外すけどな!遊びで本気とかダサいでしょ

 

「あれ?それ欲しかったの?」

「そうそう、このキャラクターかわいいと思ってたんだよね」

 

 尻尾の大きなピースをしているリスのキーホルダーを手の中で転がしながらそれを見つめる

流石に本職が全力を出したら怒られるし

にしてもこのリス不細工だけど結構かわいいな…ブサカワか、女性に生まれ変わって10何年やっとブサカワを理解できたぞ!

これは一歩前進か?

 

さてさてほどほどにもうちょっと遊ぶか

 

────────────────────────────────

そんなこんな文化祭2日…1日目と同じような舞台あいさつを終える

ソファーで仰向けに何ながらだらけているといいことを思いついたと鹿討君が興奮したように話しかけてくる

 

「せっかくだから衣装のままでいかない?せっかくの文化祭なんだし!」

「えぇ…遊園地のキャストじゃないんだから…面白そうだし乗った」

「俺も構わんぞ、昨日今日で片づけるには勿体ない衣装だ!」

 

 寝ころびながら両手を挙げて賛成のポーズ、隣で資料を読んでいた白鴉先輩も手を挙げて賛成

近くで携帯をいじっていた猫宮先輩と小鳥遊君も片手をあげて賛成

 

「俺っちもいいぜ!格好いいしな」

「僕もいいよ?軽い素材だったし」

 

 んじゃ、せいぜい目立ってくるか…とりあえず準備しないと…この衣装動く想定されてるけど武器を仕込む想定はしてないから

趣味じゃないけど電磁ナイフとか即席組み立て銃も持ってくか…

私のほかに上級メイドがそこそこ、わからないように居るから大丈夫だと思うけど私が最後の防波堤だからな

 

「よし!お前ら準備しろ!水橋!寝ころぶな!服に皺がつくぞ!」

「私がそんなヘマするわけないです~」

 

 ソファーから立ち上がりクルリと1回転…皺なし、シミなし完璧だ

軽くドヤ顔をしていると白鴉先輩に頭を叩かれ涙目になりながら全員で外に行く

 

私が割と興味がないから騒がないけど私以外の女子は男子のコスプレを生で見る機会なんて一生のうちあるかないかレベルのもの

つまりは凄まじく騒がしくなるってこと!

 

流石に抱き着いて着たり無理に近づいてくることはないけど半径2メートルぐらいバリアを張ったように女子たちが蠢いてる…

ぶっちゃけ怖い、そして視線に殺意があれば今頃穴だらけになってそうなレベルで身の危険を感じる

イメージはバイオハザードの網目のレーザー、私バラバラになるわ

 

「とりあえず私からあんまり離れるなよ…ないとは思うけど体触られたり我慢できなくてとかあり得るんだから」

「俺っちも?」

「俺っちも」

 

猫宮先輩腹筋を軽く殴って小鳥遊君の背中も流れるように叩く

おっと殺意のボルテージが一段階上がったぞ?そろそろ不意打ちで殺されるかもしれない

女子の目を大量に浴びながら昨日来た中庭に到着!

 

「お、天音さん見て見て、パルクールやってるよ」

「鹿討君やってみる?安全は確保されてるらしいし」

 

 よっしゃ!の声とともに鹿討君と猫宮先輩がパルクールに申し込みをしに行った

受付の女の人めちゃくちゃ困ってるし助けを求める目をしてるな…知らんがな

 

「水橋さんもやらなくていいの?」

「私がやったら無双になるでしょ…そこの射的すら手加減してるのに」

「えぇ~僕水橋さんのちょっといいところ見て見たい」

「人の話聞いてたお前…まぁ、祭りだし、いいか記録更新したら私に何か奢れよ」

 

 ケラケラ笑いながらパルクールの列に並ぶ、全部で3個のステージからなる。わかりやすく言えば簡易的なSAS〇KE

前で警戒に鹿討君がパルクールを頑張るが…1ステージであえなく脱落、続く猫宮先輩は2ステージで横から飛んできた少し硬めの丸太に吹き飛ばされて脱落

 

少しして私の出番、ドレスだけど余裕でしょ…むしろ縛り入れておいた方がいい気がする

「私は宣言するわ…決してこのドレスに泥を付けないと、つけていいのは処女の血のみだから」

「おおっと!なんという自信!なんという強欲!水橋天音!役のように完璧に決められるのか!彼女の挑戦が始まります!スタート!!」

 

 ブザーが鳴り一本橋をとりあえず全力で走る、この程度なら私にとっては普通の地面と変わらない

次に抱き着いて、下に落ちるステージ、けど下品に抱き着くだなんてエリザベートには似合わないでしょう?

 

「と、飛んだー!抱き着くための丸太を蹴って最速で次のステージ!完璧すぎる!」

余裕!第1ステージのギミックは今ので終了!続いて第2ステージ!

 

 丸太が振り子のように揺れて道をふさぐ、ちなみに足場も木の一本橋と自然に優しそうなステージ

散歩でも行くような軽い足取りで歩く。轟音で迫ってくる丸太を鼻先一センチで交わしてのんびりと余裕をもって橋を歩き切る

正直もう少し速度上げてないと意味たいと思うんだけどな…まぁ楽でいいけど

 

次のギミック、先ほどは横に飛んできていた、なら今度は縦だ!匍匐前進をしながら進めばクリアできるだろう

だから私は堂々と歩く、飛んでくる丸太の上に乗り、轟音を奏でて動くそれに一切左右にぶれず次のステージのエリアに到着

 

「優雅!まさしく優雅です!完璧にして高貴!その純白のドレスに一滴の水すら付けずに第3ステージです!」

ステージを見ると銀髪の凄まじくスタイルのいい、男の夢を体現したような美しいスタイル…そして見知った顔…というか私の後輩…お前何でここにいるの

 

「えぇ…?てかなんでお前がここにいるんだ、今日仕事だったか?」

「お、お嬢様からお願いされたっス…まさか先輩が来るとは思わなかったんっスけど」

「えっと…どうする?」

「強く当たって後は流れでお願いするっス…マジで」

 

そういうことになった!

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「天音さん本気でやったらああなるのか」

ドレスを翻しながら優雅に鉄骨の上で戦う天音、勿論2人とも本気ではない

観客に魅せられるようにわざと大げさな動きをして楽しませる

 

「僕たちに見れるようにしてるんじゃないかな?本気でやった時の見たことあるけど…もっと効率的だったよ」

「確か八雲の家のお家騒動だっけ?天音さんに助けてもらったんでしょ?俺まだ動画見てないんだよな…最近フェイトが面白くて」

「あれ長いもんね、ちなみに僕は麻婆神父が好き」

「俺は衛宮だな!あの英雄にしかなれない感じが好きだぜ」

 

そんなよくある学生の話をしながら、アニメよりもアニメらしい動きをしながら戦ってるメイドたちに視線を向ける

 

「トゥルゾ!あれを投げなさい!結構やるわこの子!」

「お嬢様!撤退をさせて欲しいっス!!先輩に本当に勝てないっス!!」

 

 天音が頬を吊り上げ手を横に出すそこに飛んでくるは装飾もなにもされていない槍

後輩メイドの頬が引きつる、彼女は演武用のそれから実戦用のそれに少しだけ意識を切り替えたと

 

「そろそろフィナーレと行きましょうか」

「マジでお手柔らかにお願いするっスよ」

 

 突っ込んでくる後輩メイドが投げた爆弾を柄で上空に跳ね上げ、そのまま軽く回転しながら横なぎに槍を振るい鉄骨から叩き落す

ハイ終了!爆弾以外にも手を考えろって言ってんだろ、あとそれは室内とかじゃないと最大限効果を発揮できないんだって

 

「ゴール!!有言実行!完璧です!最後の難関のメイドも倒し文句のつけようもありません!」

 

盛り上がっている男連中のところに帰る…最後以外結構楽しいアスレチックだったな

メイド協会もあんな感じのやつ作ろうぜ、楽しいし、メイド長にでもお願いしてみるか。

 

「天音さんお疲れ、格好良かったよ!」

「イエーイ、もう少し歯ごたえ合ってもよかったかも」

「まあまあ、文化祭だしこんなものじゃないかな?」

 

 そんな感じで文化祭を楽しんでいたらもう後夜祭の時間

もちろん私たちは大勢と混ざることができない、やったら後夜祭が乱交パーティーになるわ

皆文化祭でテンション上がってそのままの勢いとかあるからな…いくらここが名門だろうとそこらへんは昔と変わらん

 

そんな訳で男連中達と屋上で黄昏ています正確には黄昏てるの2人だけだけど

屋上のフェンスに白鴉先輩と一緒にもたれかかりながらなんか踊ってる3人を見る元気だなこいつ等…結構歩いたり食べたりしたはずなんだが

 

「んで先輩楽しめた?」

「あぁ、この学校に入って一番楽しかったよ…映画も撮れたしこんなにバカやれたしな」

「私もなかなか楽しかったよ」

「先輩冥利に尽きるな…」

 

手に持った飲み物で乾杯




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