「布都君、大丈夫かい?」
「旦那様…少々お時間頂けますでしょうか。すぐに片づけますので」
え~ただいま…メイドの仕事をしてたら絶賛カーチェイス中でございます、運転してるのは防弾防刃対爆性能のクラウン!
一応車体重くしてるから重心下だしちょっとやそっとじゃ揺れないはず…なんだけど相手がモンスタートラックなんですよねぇ…こんな往来で何してん…しかもご丁寧に後ろにも挟む感じで…ぶっちゃけ絶命絶命?
窓を開けて懐から引き抜いだ銃で弾が切れるまでタイヤを狙うが…当たらねぇ!めくら撃ちとはいえこれは酷い
これだったら運転席狙えばよかったクソ!
仕方ないここは…秘密兵器でも使いますかね!経費で落ちるから高いのを使えるのが嬉しいね
現在の旦那様はロマンスグレーのイケオジ!職業はVR関係を中心に事業を手掛けてる会長!男でも外を歩けて将来的に女性に頼らずに生きていける社会を作る
そのためにまず男が女性に慣れなければならないVRの世界で!をモットーに活躍してる凄い人!私もVRゲーム遊んだことあるけど現実に帰ってこれなくなるわこれ…滅茶苦茶楽しい…
だからか知らないけど過激派女性団体に命を狙われている。この世界で一番やっちゃいけないことは男を傷つけること問答無用で死刑になるんだが…それでも狙う女性は絶えない、理由?女性の利権とか僻みとかモテない恨みとか?
あと男だけ優遇されやがって!って嫉妬
まぁ、その男だって歳を取ってぶっちゃけ勃たなくなったらお役御免になる場合が多い、そこからが男性にと取っては第二の人生といえるだろう
その…外国だと人権何それ?って感じで薬漬けにして寿命で死ぬまで搾り取るところがあるからまだ日本はマシ
おお!ブッダよ!眠っておられるのか!
「旦那様申し訳ございません。足元から箱が2つほどあると思いますので開けてもらってもよろしいでしょうか?」
「これかい?手渡しでいいかな?ほら」
「ありがとうございます」
21世紀から変わらずの手りゅう弾と手に馴染んだP90…なんで私はこんな苦労をしてるんだろう…しばらく仕事は控えようかなぁ…
けどもうじきイベントだから稼がないとなぁ…運営にもお金渡して次をやってもらうんだ…!
ブレーキをかけてタイミングをずらしたり軽く煽ったりししながら高速道路を暴走する!
てか警察とか軍隊が遅いねぇ!こちとら男乗せてるんだからはよコイや!私が居るからかぁ??関係ねぇよなぁ!!
華麗に避けるから爆撃でもしてくれ!
「僕のことなら気にしなくても大丈夫だよ、君の好きにやりなさい…枯れても男だ責任ぐらい取れる」
後ろでネクタイを緩める音がして懐から紙たばこを取り出し口に咥えて火をつける
前世でよく嗅いだ懐かしい煙が車の中を充満し私の心に火が付く
「では旦那様…お願い事が1つ…美味しい食事を奢ってください」
「店ごと買い取ってあげるさ」
手りゅう弾のピンを引き抜き4.3秒待ち窓から転がす
タイミングよく爆発し後ろのトラックがひっくり返り、ついでに手動運転から自動運転に切り替える
窓から飛び出し1回転しながら屋根の上に着地、P90を構えて運転席に向けて乱射!反動を上から押しつぶし30発の弾丸を音速で窓ガラスにすべて叩き込むッ!
わはは!いかに防弾ガラスだろう5.7㎜弾なら罅ぐらい入るんだよ!そしてガラスの特性上!一ヶ所罅が入ればもう脆いものよ!
ひび割れたフロントガラスが破れ中の運転手を撃ち抜き軽く絶命させる。
そのまま高速の壁をぶち抜いて地面に落下していくトラックを眺めながら車の中に戻り運転!
「お騒がせしました、今日の予定より1時間遅れていますので予定を繰り上げますか?」
「いや、全部キャンセルしよう…ご飯を先に食べようか何系がいいかな?やはり若いし肉かい?」
「旦那様…とりあえず奥様にご連絡を…あ、私お寿司がいいです」
この後滅茶苦茶おいしいお寿司食べた!
値段が時価よ時価…高いのはわかるけど値段がわからないが本当に怖い!
今まで食べたお寿司の中で一番おいしかったけども…もう一度連れてきて欲しいなぁ
それと給料はだいぶ上乗せしてもらいました!うふふ!軍資金が増えたぜ!
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そんな感じでッ!待ちに待ったイベントの日!
「おお!ここがイベントか!俺始めてきた!」
「そもそも近くに警備が居ない状態で外で歩くのが初めてじゃないの?」
なぜか知らないけど鹿討君がくっついている…いや世間話してたらそういう話題になった話したら付いてきたいとか言ってきたんだよね
男がこんな警護もないイベントに行かせられるかって私以外の全員に猛反対食らってたけど!そしたらメイドである私がいるじゃんとか抜かしてきたんだよね、せっかくのイベントで私の羽目を外せる日なのにこの日の為に努力してきたのに…
なので胸倉つかんでヘッドバット叩き込んでぶっ飛ばしておいたけど
周りにいた妻達が銃を引き抜いて私を狙ってきたから逆に全員の銃を撃ちぬいてやったわ!お前舐めんな!私戦闘員じゃないけど一般人に負けるほど弱くはないわ!
手に持っていたベレッタM92Fを腰に戻してへたり込んでいるクソ野郎を睨みつける
「クソ野郎、テメェの都合で私の楽しみを無駄にさせてんじゃねぇぞ?私がその空っぽな頭を吹っ飛ばさなかったのはお前が無知だからだ、よかったな男で、いいから諦めて動物園の種馬でもやってろ」
「あっ…あの…わ、悪い…」
中指を立てて舌打ちをしてガラ悪く教室から出ていく
これで諦めただろう、正直清々したわ、この件で私が犯罪者になったらそれはそれまでだ、馬鹿な男に迷惑かけられたって思って盛大に暴れてやるよ。
大抵のことは笑って許すし大体付き合ってやるけど勝手な事情で私の年1ぐらいの楽しみを消されると流石にキレるわ、いくら友達だろうと譲れない線はある
久しぶりに感じるやっちまった感とそれ以上の解放感を味わいながら家に帰って寝る!
んで次の日…な~んか鹿討君が土下座してるんですよねぇ…しかも私の家で私の部屋の前で…朝起きてドア開けてトイレでも行こうかにゃ~とか考えてる矢先に目の前で土下座してる人が居たら私は正直びっくりするよ?
だって悲鳴でたし…ひぃぃぃぃ!って感じの甲高い声が出たわ…私も女の子なんだな…こんなことで思い知りたくなかったけど、もっと劇的なことで女って思いたかったわ…
「ごめんなさい!俺が無知だった!明日の為に今日まで頑張ってたんだよな!俺知らなくて…今回も守ってくれればいいやぐらいの気持ちで居た!天音さん!ごめんなさい!」
「いや…まぁ…わかってくれたならいいんだけど…なんで等々に私の家に…お母さんはどこ行った?あれ今日仕事だっけ…とりあえず着替えるから下で待ってて…」
とりあえずたたき出して素早く制服に着替える…いや待て…今日は休みだから制服は不味いか…私服に着替えよ
まだ少し肌寒いので白色のタートルネックセーターに12のタイツを履いて黒色のスカート本当はチョーカーとピアスをつけたかったんだがそこまではいいか…
欠伸しながら一階に降りていくと勝手に冷蔵庫を開けて牛乳を飲んでいる姿…いや人の家で飯を漁るなぶん殴るぞ
「それで休み真っただ中の私に何の用?ただ謝りに来ただけ?それとも捕まえに来た?」
「謝りたかっただけ…です…」
「男が謝れるだけ上等か…まぁ、あんまり興味もないけど…」
牛乳を飲みながら頬杖を付く…え?目的これで終了?
間が悪そうに視線を私以外に向ける…はぁ…仕方ねぇえなぁ…これで何かあったらまた私が悪人になるじゃんか、仕方ねぇなぁ…流石に怒られたことない男にこれ以上は酷か
この世で一番怠いのはヒスった人間と自分の機嫌を自分で取れない奴…まぁ…今回は私が折れてやるか…よく見たらスマホにきさらからの連絡が凄いし…
「今日は何かすることある?ないんだったら一緒にアニメでもみる?ドラゴン殺しっていうバカでかい大剣で戦うダークファンタジーの金字塔みたいなアニメだけど…知ってる?」
「知らないから。見たい!一緒に見ようぜ!」
大丈夫か?これ結構グロいけど…まぁいいって言うならいいか実は作品が完結した5年後リバイバルで新しく作り直したらしいんだよねぇ…私死んでたから知らないけど
見始める前に下準備として冷蔵庫で摘まめるものを軽く作って鹿討君に体に悪い系の砂糖マシマシ炭酸ジュースを持たせ私の部屋に案内する
この一手間でまったり度が死ぬほど変わる!そしてそして!
実は私の部屋にはちょっとした自慢があって世界で一番巨大な人をダメにするソファーがあるのです!もはやそのサイズベット!外国から直輸入した!お値段は10万と少し!安い買い物だぜ!
これに埋もれながらアニメと動画見るために買った大きいディスプレイで見るのが贅沢の極み乙女!
「凄いな…そのソファー?」
「でしょでしょ!外国からの直輸入!コネ使ったわ!せっかくだからここで埋もれて一緒に見るか!私の贅沢だぜ!」
ソファーに埋もれながら私の隣をバシバシと叩いて座らせ適当につまみを食べながらアニメを見始める
主人公がその作品を代表する身を超えるほどの大剣とも呼べない鉄の塊で人間よりも強大な敵をなぎ倒すッ!
ぶった切りッ!叩き潰しッ!打ち抜くッ!男が憧れるその背中と生き様ッ!私の無くなった男心がビンビンと刺激される!
「この豪快な感じが本当にかっこいい!ここから!ここからが面白いんだよ!この武器を手に入れたところからが最高なの!」
「オススメされていろんな作品見たけどこんなにストーリーがしっかりしてる…人間って割かれるとこんなに血が出るのか!?そもそも臓器ってこんなにあるのか!?」
あ、しまったこの世界の男こういう過激系の見せない教育なんだっけ?自分で知る分にはいいけど学校では教えないって感じ
知らず知らずのうちに歪み教育を見てしまった…私には関係ないから別にいいけども
「お~終わったか…こういうグロテスク系?見るのは初めてだったけどあんまり俺には合わないかも…こう…もっと主人公が真っすぐで熱いのがいいかも」
「少年週刊誌系ってことか…なら王道のやつか?アクション以外だったらダイビングのギャグ作品とか?」
くすくすと笑いながらつまみを食べながら皿を持ち上げ鹿討君にも食べさせる
どうよ、割と簡単に作れるけど自信作のつまみ!この世界だと割と邪道って言われる、男に食べさせるのは健康志向の長生きさせるようなモノが多いからな
唐揚げとか天ぷらとかはいいけどギトギト油系のは食べさせるのはちょっと…って感じ、私は知ったこっちゃねぇって感じだけどな!体に悪ければ悪いほど旨いし!
揚げた油が一番うめぇ!
化け物をぶった斬る一番の見せ場が終わりそのままその作品を途中でやめる
そのあとは少年漫画系のアニメを再生する、いいところは滅茶苦茶面白くて面白いところ、悪いところは年単位の時間がかかるぐらい長い事!
なのでまぁ…ある程度短めの作品でおもしろいやつ…全然思いつかん…取り合えず美食屋の作品でも見るか…長いけど途中で切っても文句言わんだろ
この後滅茶苦茶一緒にアニメ見た!
夕方になり程よい時間そろそろ飯の準備しないといけないな…そういえばコイツ家で食っていくのか?
別に食べていってもいいけど私が作ってもいいのか?今更だけど後できさらに連絡返しておくか、てか鹿討君今日私の家に来てること誰か知ってるよね?誰も知らないまま来たとか私普通に捕まるぞ!?
うわぁ…流石にそれはちょっと
「晩飯はどうする?今日はお母さん帰ってこないらしいから私が作るけど食べてく?」
「いいのか!?なに作るんだ?」
「肉じゃがと焼き魚あと味噌汁」
「最の高」
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鼻歌を歌いながら料理を開始!
まず三枚に下ろした魚を焼いてそのあとに全自動で仕込んである肉じゃがを温めなおして準備は万端!
自動料理?アレ高いくせに味が薄いから美味しくないんだよねぇ、誰だよ産まれなおしたら舌もリセットされて薄味も大丈夫とか言ったやつ
全然濃い味の方が美味しいけど!?だから自分で作った方がいいわ!凝ったものは作れないけど普通程度ならできるしなぁ…
ちなみにこの世界の女子たちはお店に出せるレベルが最低ライン、流石花嫁修業に余念がない。
「いっぱい食べる?それともほどほどにしておく?」
「ほどほどで…お菓子食べ過ぎたからあんまりお腹空いてなくて」
「あいよ~」
ほどほどに米を茶碗に盛ったモノを机で待っている鹿討君のところに持っていく…お茶ぐらい用意しろコノヤロー!
まあいいや、流石にお客さんにそこまでさせるわけにはいかないか!
「おお…美味しそうだ」
「多分味が濃いから無理だったら言って」
いただきますと言ってご飯を食べ始める…うむ、相変わらず旨い!
「おぉ…美味しい…こんなにちゃんと料理できるなんて凄い」
「私の普段のイメージどうなってんだ…」
「アニメと漫画ばっかり見てる…面白い女性」
反応高評価お待ちしております