私を巻き込むな!?   作:カニバルキャンディー

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雪が大量に降って2時間立ち往生した作者です


少しだけ不穏に

 そして現代に戻る…! 

まぁ、そんな感じで鹿討君が私についてきてイベント会場にいます

最後の方ほとんど飯食って遊んだだけじゃねぇか?いいじゃん別に友達同士なんだからこんなものでしょ

 

 それと私は今回本当に護衛関係にはノータッチ!興味もない!自分で何とかするって言ってたし子供じゃないんだから何とかするでしょ

最悪死にそうとか拉致られそうとかあったら友達として助けるけど…あるわけないか!流石に自分で護衛雇ってるでしょ

 

「それにしても天音さん、俺たちなんでコスプレしてるんだ?」

「私は単純に趣味、お前は男ってばれたらめんどくさい、あとこういう場所は…はしゃいだ方が楽しいでしょ?」

 

 私は21世紀のアプリキャラ、銃を撃つ透き通った世界のキャラクターの便利屋のダウナーな子のコスプレ、パーカーとミニすぎるスカート!髪色はちょうど二種類の色で同じだし身長も大体同じ、コスチュームも揃えやすい!あと単純にかわいい

隣の鹿討君は心を盗む怪盗の主人公コスプレ、理由としては顔隠してるからまぁ、何とかなるんじゃない?知らんけど!大騒ぎになってこのイベントに迷惑かけなかったらいいわ、あと家にあったのでこれが一番揃えやすかった!

こんな緊急に来られても衣装なんて私が迷走してた時の奴しかねぇよ!だからこれで我慢してね!まぁ…男なら一声かければ持って来てはくれると思うんだけども…

そうじゃんしまったな…持って来てもらえばよかった

 

 

 そんなことを考えていたら会場入りして中を見る…おぉ…これが夢にまで見た日本最大級のイベント…!夏と冬の祭典には劣るけどそれでもこっちもレベルは負けてないぜ…!

鹿討君の袖を引っ張って壁際に退避…そこそこの人だかりだからね、流石に私もキツイ

あとどこを回るかとか説明してなかったからそれも教えるか…2人並んでカタログを眺める…ぐぬぬ!これ全部欲しいけど流石に時間が足りない…グッズ系は全部買うけどな!行く先々で買ってやるぜ…

金なら幾らでもあるからそこらへんも問題ないし、お布施もしたいしコスプレ会場にも行きたい!規模が縮小されたとはいえまだまだクオリティ高い人が多いからねぇ!

 

 それにしても独独の匂いを嗅いで…いや嘘…ここ滅茶苦茶女の匂いって感じする…!前世のコミケの汗臭さと男臭さを全部香水と女の匂いに置き換えてもらえれば辛さがわかる…

窓ガラスどころか壁すら何か所もぶち抜いて空気入れ替えてるけどそれでも臭いから凄いよな、私も気を付けよう…マジで、やっぱり気合入れるとみんな香水とかつけてくるよね!

私は付けない主義だからあれだけどマナーとして付ける分にはいいんじゃない?それが数百人規模になると気持ち悪くなるけどな!

 

「うぉ…」

「やっぱりちょっと臭い?そのうち慣れるから気を付けて、それかマスクつける?」

「いや…大丈夫だと思う…だいぶ臭いけど」

「吐き気があるなら早めに言ってくれよ?」

 

 

 目的のサークルに行く途中、ふと目にあったサークル本を軽く手に取って見る…何々タイトルが…『21世紀の生活!なぜこんなにも手間暇を掛けていたのか!』か…おぉ、この本の時代の考察面白いな…全然あってないけど、けどあの時代にはない考察だ…こういうのがあるから最高に面白いんだよね!

この時代独特というか私たちの時代もその時代の人から見たらこんな感じなんだろうなぁっていう感想?

所々あってる場面のあって凄い…江戸時代とかと違ってデータで残ってるから辿り着きやすいのかな?答えはわかってる、その過程をこれは本にしたんだね。

 

 しっかり読みたいし面白いから買うか…サークル主さんに挨拶してお金を払ってデータをもらう…残念ながら23世紀では同人はデータ交換に変わっちゃったんだよね…風情がないというか…ちょっと寂しいというか…

あの時の荷物いっぱい抱えて帰る感じが懐かしいというか、もしかして私って懐古厨!?い、いやでも!あの肩に食い込む感じとか俺凄い買ったじゃん!気が付いたら財布の20万が全部ない!とか…!

楽になったからいいのかぁ…?だってこれイベントだしなぁ…

 

ぐぅぅ諸行無常!

 

そんなアホなことを考えながら目的のサークルまで歩く。

 

 

「おはようございます!私!パルパルです!」

「あぁ!パルパルさん!おはようございます!ご注文の品ですね!もちろん…できております!」

 

 うひょぉぉぉ!とお互いハイタッチをかましてデータを貰う!私が注文したものは想像するだけで世界を変えてしまう力を持った少女を中心としたSF作品のキャラクターの一人である

対コンタクト用ヒューマノイズインターフェイスを書いてもらった…!私の前世の嫁!今世でも会えたね…ネットの画像は戦争時に半分くらい壊れてるからちゃんとしたのは久しぶりに見た…

眼鏡アリと眼鏡ナシのバージョン違い!最高…!部屋に飾ろう…!愛してる!

 

「天音さんがこんな嬉しそうな顔してるの初めて見た…」

「そりゃぁ私の憧れであり最高の彼女だし!久しぶりに会えたんだから」

 

 ん~ちゅと仮想ディスプレイにキス!最高にかわいい!また別キャラも依頼しなきゃ!次は誰にしようかな!

爆乳シノビの感情が無い子にしようかな?まてまて男キャラってのも捨てがたい…イかれた神父にするか!?

 

 あと御布施として今回の出品を全部購入!そもそもこのイベントが好きなジャンルだからどれ買ってもうれしいし楽しい

まぁ、金ならありますからね(2回目)

 

「あと…パルパルさんの隣にいるのってもしかして…」

「ん?男ですよ?珍しいですし写真でも撮っておきます?」

「い、いいんですか!?ぽ、ポーズとか取ってもらったり…!?」

「鹿討…あ~ジョーカー?別にいい?」

「えっと…知らない人に撮られるとかちょっと無理」

 

 ですよね~の言葉と共に奥に引っ込む…別にいいだろって思うけどいろいろ悪さされるからな…一応盗撮の為に顔隠れる奴選んだけど大丈夫かな?

悪さの内容は可愛らしいものからガチで犯罪なものまで選り取り見取り!

そのあと普通に歩き出し更なる目的地!

ルンルンといろいろ買いながら進んでいると鹿討君が耳元で私の身体を盾にするように囁いてくる。

 

 

「天音さん天音さん…すごい写真撮られるんだけど…ちょっと怖いレベルなんだが…」

「嫌ならきっぱりと断って、いいならポーズ取ってあげて?ここはそういうルールだから…度が過ぎる盗撮は私が対処するけど」

 

 腰からモデルガンを抜いて鹿討君に持たせてポーズを取らせる

途端に群がるように写真を撮り始めるオタクたち、こういう所は男でも女でも変わらないな…こう…モテないのが群がるけど手は出さない感じが…まぁ、ネットにあげたら胸元にピンを付けた怖い人が家に来るだけだろうし

助け船は出さんよ、いちいち切り出してたら時間がないしそれくらい自分でやってくれ、そういう約束だし

 

 生贄を捧げ人の波を蹴散らしながら回る!R18?流石に古文に首突っ込んでるものでそういうのはないし…坂本龍馬×西郷隆盛!とかやらないでしょ?いかん…オタクたちならやりそうだ

というか女体化した感じでやってるわ!次のイベントではそれ系で探してみるか。

私擬人化系大好き

 

 そのあともふらふらと気分で回り色々見て回る!右を見ても!左を見ても!私の生きていた時代のアニメに漫画!心が安らぐ!実家のような安心感!

今この瞬間だけ私が生き返った気分

 

 たまに私が死んだ後に作られたスピンオフとかあるらしいのでメモって後で見るようにする!

同人系でも私が知らないものがあるから勉強になるなぁ…全部見よ

ついでに軽く雑談しながらサークルの主に考察を聞く

 

「この作品!貴女のコスプレのもとのキャラ!そう!今の社会を的確に表しているんです!主人公しか男が居ない!教師は男!生徒はすべて女性!つまりこの作者は200年後の未来を予想してたのです!」

「ただのハーレムものだから気にしなくてもいいと思うけど」

 

「では!この女性を多く召喚して戦わせる!これも未来を予測しているはずです!男を中心にしたハーレム!恐らく子供を孕ませてもらうために召喚されたと考えられます!」

「女性の方が売れるから偉人が女体化してるだけだぞ、私たちの生態系みたいなもんだろ」

 

「薄い本と呼ばれるものでは主人公に孕まされる女性キャラが多い!」

「それはただの同人誌だから…」

 

「ではでは!男性をアイドルとして見世物にして一人の女性に逆ハーレム!これはすべての女性を体現したものではありませんか!?」

「あんまり間違ってはないけどアイドルとして曲売るだけだと思う…」

 

 こんな感じでこの時代特有の考え方とか考察とか聞けるから楽しい!

200年前の私じゃ考えられない考察、こういうの大好きなオタクだから仕方ない

 

「あ、天音さん!俺この作品知ってる!は?なんで主人公とかませ女が付き合ってるんだ?そこはヒロインじゃないのか?コイツいつも文句ばっかり言って主人公の邪魔するキャラだろ」

「二次創作だからいいんだって…あとたぶんツンデレ、これ二部ください」

 

 あといいのが著作権が切れてるから普通にクオリティーの高い同人ゲームが出てるっていう…うふふ!仕事しばらく休んで全部やっちゃお!DLするだけでも時間かかるレベルのがごろごろ!

目当てのブースを回りそろそろメインイベントが始まる!

オークション会場に移動して堂々と一番目立つ席に座るッ!受け取った番号はラッキーセブン!いいねいいね!運も私の味方してきた!今日の気合は仕事中の非じゃないぜぇ!

ついでに隣に座る鹿討君、男だからなお目立つ!力は借りる気はないけど目立たせるぐらいはいいでしょう!

男が欲しいって言ったら全員が差し出すわ、我らオタクたちでも逆らえないんだよねぇ…とてもつらい

 

 

 ではでは本日のメインイベント!私の時代の現物オークション

単行本・ボックス・画集・グッズセット、あの時代に合ったものは多分なんでもある!

貴重なものがより取り見取り!何でもある代わりに値段も天井知らず!嬉しいかな!それは仕方ない!

 

【それでは皆さん!メインイベントです!先ずは200年前のタペストリーから!これは状態がとてもいいものなので30万から!】

おっと…アレは爆乳シノビアクション!?何でここに!?ぜひ欲しい!てかオークションのもの全部ほしい!

 

「天音さんが見たことないテンションなんだけど…いつものクールな感じはどこ行ったの…」

「んなもんねぇよ!50万!」

「俺も参加しようかな…えっと…あのフィギュアとかほしいかも」

 

 熱が上がる!とりあえずお金が続く限り全部のオークションに参加しよ!

明日からの生活なんて知らねぇ!興味ねぇ!全部欲しい!

 

【そこの7番の方落札です!では続いてはこちらのフィギュア!タイトルは門を開く者!とある民家の地下室から発見された非常に状態のいいものです!200万から!】

「400万!」

「俺は1000万!」

 

【他に誰もいませんか!?ではハイそこのお兄さん!1000万で落札です!】

 

 にゃろう…私もそのフィギュアほしかったのに前世では持ってたのに…欲しいなぁ!今度おねだりしたら倍ぐらいの値段で売ってくれないかな…駄目だろうなぁ…添い寝ぐらいならする!

仕方ない一期一会だし次発掘されたら全力でとりに行くか…私の仕事の報酬半分ぐらいグッズにしてくれないかなぁ

けど悔しい!私あのフィギュア欲しい~!

 

「鹿討君いつの間にそんな金持ってたの…」

「ほら、俺男だからセックス以外に精液を国に渡すと追加でお金貰えるんだ」

「男は楽でいいねぇ…私も命かけなくてお金稼ぎたい…」

「あ、天音さんが抜いてくれる?危険なことしなくてもいいと思うし」

「引きちぎるぞ?」

 

 一方はいたずらっぽく楽しそうに笑って片方はちょっと引きつったような笑みを浮かべる

この世界では滅多に居ない男女での友達のように笑いあう

 

 

────────────────────────────────────────────────────────────

 半分ぐらい落札できたぜ…!フィギュアが4点!タペストリーが10点!画集は高すぎて変えなかったわ…

最低値段が1億だよ…高すぎる!私も億ぐらいは持ってきたけどそれ買ったら他のが買えなくなるから仕方ない

次は長期の仕事増やすか?でもなぁ…夏休みとかなら何とか…夏だから男たちもいろいろしたい傾向にあるから長期の仕事が増えるんだよねぇ、その分値段も爆上がり!

 

「滅茶苦茶楽しかったな!天音さん!今日はありがとう!おみやげも何個か買ったし初めての体験もできた!きさら達も連れてこればよかった」

「いいんじゃないか?その時は私がまた案内してやるさ、暇だったらだけど…きさら達はきわどい系のコスプレしてくれたら私が本気で嬉しい」

 

 そこから数時間後楽しいイベントが終わる…終わりたくないけど終わらないと行けないこの物悲しさという雰囲気嫌いだけど好き。

いつもは一人だけど今日は友達が居るから寂しい感じはしない、むしろ楽しいぐらい、ちょっと恥ずかしいから面には出さないけど…

2人して近くのベンチに座りながら自販機で買った飲み物を投げ渡し自分も買ったコーヒーで喉を潤す

 

「んじゃ帰ろうか、車とかある?私家まで運転するよ?」

「天音さん運転できるんだ!今度乗せてよ!」

 

 残念ながら私は今日車じゃないんだよねぇ…止めるところないからね!ドライブはまた今度!

会場を出てさて帰るかと立ち上がる

 

 瞬間首筋に何かを撃ち込まれる感覚?

は?鹿討君ならともかく私が狙われた!?いや違うか!隣にいたからか!?やっべ完全にやらかした!

引き延ばされた感覚の中、訓練通りに体が勝手に動き出す。隣に座ってるはずの対象者にGPSをくっつけようとポケットに手を入れるが…何もない…

 

しまった!本当に今日何も持ってねぇ!!!

 

そのまま意識が落ちて地面に転がる…近くで誰かが叫ぶような声が聞こえるが…もう何も聞こえない

 

 




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