哂・恋姫✝凡夫   作:なんなんな

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エロスは一日にして成らず。
取り敢えず脇ペロまで行きましたが、
恥ずか死しそうになったので、
袁分と(蜂蜜)水分を補給します。


※袁分補給※ 短編「美羽様の一日」

デーデレッデッデー

デーデレッデッデーデーデーデーデーデーデレッデーデーデーデーデー

ズーチャラッチャッチャラー

ホッコリッヲーワライットーバーサレーテー

(オープニング)

 

 

――袁術公路の朝は早い――

 

「お嬢様〜〜早く起きないと孫策さん来ちゃいますよ〜」

「うみゅ……しょんしゃくの相手など……にゃなのがやれば良いであろ……。わらわはまだ眠いゆえ……スピー」

「もうっ、お嬢様ったら☆」

――龍二つ : 寝言・かわいい――

 

「ん……みゅ……ななの〜?七乃はどこにおるのかや?七乃ーー」

「あ、お嬢様。やっと起きていらしたんですか?孫策さん、もう帰っちゃいましたよ?」

「ふんっ。どうせあれが足りんこれが足りんと文句ばかりであろ?寝ている間に通り過ぎたならそれに越したことはないのじゃ」

「まーたいい加減なことばっかり言ってぇー」

「そんなことより七乃よ。妾は喉が乾いたのじゃ!蜂蜜水を持って参れ」

「ダメでーす。先に着替えて朝食を召し上がらないと。もう時間的に昼食ですけど」

「ヤなのじゃ!妾は今 蜂蜜水が飲みたいのじゃ!」

「も〜〜。仕方ないですねぇ。じゃあ、お食事と一緒に出しますから、それで我慢して下さいね」

「ん〜〜、分かったのじゃ。そのかわり、とびっきり濃く作るのじゃ」

「はいはい。……じゃ、早く寝巻き、脱いじゃってください」

「ん」

「?」

「ん!」

「どうしたんですか?お嬢様」

「脱がしてたも♪」

「これは死ねるッ!!」

(もう。お嬢様ったら甘えん坊なんですから〜)

――巳四つ : 起床(着替え→朝食/昼食)・かわいい――

 

「もーー勉強は飽きたのじゃぁぁぁーーー。あーそーーびーーーたーーーーいーーーーーのーーーーーーじゃーーーーーーー」

「まだ始めてから四半刻も経ってないじゃないですかぁ。もうちょっとぐらい頑張りましょうよ」

「この学問は小難しくて好かん!前までやっておったのがあるであろ?あれが良いのじゃ」

「でも詩歌はもう私じゃ何も教えられることは有りませんしぃ……。帝王学は領主であるお嬢様にとって、とっても大切なものなんですよ?」

「政云々であろ?そんなもの七乃がやればよいのじゃ」

「もー。そんなので、私がいなきゃどうするんですかぁ」

「……七乃は妾とずっと一緒であろ?」

「これは死ねるッ!!」

(はぁ……じゃあちょっとだけ気分転換に散歩でもしましょうか)

――未三つ : 勉強・かわいい――

 

「モグ……んぐ……ハム………」

「お嬢様、そんなにガツガツ食べて……。お行儀が悪いですよ。ほら、ここにもついちゃってるしぃ」

「む……んみゅう………これ!七乃!そんなに強く拭くでない!」

「あ、すみませ〜んお嬢様。お嬢様のほっぺが柔らかかったのでつい〜」

「むーー。……七乃もここに柔らかいのがついておるではないか。……おぉ………柔らかいの♪」

「これは死ねるッ!!」

(お嬢様、そんなことしてないで早く食べちゃって下さいね〜)

――酉一つ : 夕食・かわいい――

 

「お嬢様ー、そろそろ上がらないと上せちゃいますよ?」

「いーや。もう少し入っておくのじゃ」

「お風呂上がりには蜂蜜水が用意してありますよー」

「だからなのじゃ。妾はの、長く風呂に入った後の蜂蜜水が特別美味しいことに気付いたのじゃ!すごいであろ?」

「そうですか……じゃ、もう少し入っておきましょうか」

「うむ!」

「………………」

「………………」

「………………」

「………………」

「………………」

「…………みゅ…」

「……お嬢様、上がりましょうか」

「そうじゃの………ん……ななのぉ〜………抱っこ……」

「これは死ねるッ!!」

(立てなくなるほど我慢できるんならその頑張りを他に使ったらどうですか?)

――戌二つ : 入浴・かわいい――

 

「じゃあ、灯り、消しますよ」

「待つのじゃ七乃。……これ、読んでたも」

「え?これですか?でもお嬢様の方が上手じゃないですか。」

(それに内容も難しいし。寝るときに読む感じではないですよね)

「妾には七乃が読むのが一番なのじゃ」

「これはs……ふふ、仕方ないですね」

(これは死ねるッ!!)

「早くしてたも」

「――關雎、后妃之徳也。風之始也。所以風天下而正夫婦也。故用之郷人焉。用之邦國焉。風、風也。教也。風以動之、教以化之。詩者、志之所之也。在心爲志、發言爲詩情動於中、而形於言言之不足。故嗟歎之。嗟歎之不足。故永歌之。永歌之不足。不知手之舞之。足之蹈之也。情發於聲、聲成文。謂之音。治世之音、安以樂其政和。亂世之音、怨以怒。其政乖亡國之音、哀以思其民困。故正得失動天地。感鬼神。莫近於詩。先王以是經夫婦、成孝敬、厚人倫、肇慧教化、移風俗。故詩有六義焉。………」

「……スゥ………………」

「お嬢様ーー」

「ん……みゅ…………」

「灯り、消しますね」

 

「おやすみなさいませ。お嬢様」

――戌三つ : 就寝・かわいい――

 

「……さて…と。今日も一日頑張りましょうか」

――戌四つ : 張勲、仕事開始――

 

 

テン テン テン テン

テレテテテン テン テン

テ テ テレンテレンテレテ テ テ テレ

テレテ テ テレ デン デン

テン テン

アーカクーモーエルーーアカネーグモーシズシーズナガーールー

(エンディング)




美羽様と七乃さんは互いに害のないヤンデレぐらいで丁度いい気がします。
私の中の美羽様は詩歌の才能だけ抜群のイメージ。

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