乗り鉄探偵南 達仁 L特急「雷鳥7号」京都北陸殺人事件 作:新庄雄太郎
「その被害者は確か、どうして能登へ行っていたのかな。」
と、穂乃果は言った。
「うん、十津川警部の話だと一昨日の夜に上野から夜行に乗って金沢へ向かい、そこから急行に乗って輪島へ向かっていたことは分かっているんだよ。」
「つまり、帰りはどうなっていたの?。」
「私が時刻表で調べてみたらね、行く時は寝台特急「北陸」に乗って、帰りはL特急「加越」と新幹線だ。」
「ほう、なるほどね。」
「被害者はこれを利用したんだよ。」
寝台特急「北陸」
上野発21時50分 乗車
金沢着6時39分 下車
急行「能登時1号」
金沢発8時00分 乗車
輪島着10時20分 下車
急行「能登路8号」
輪島発8時31分 乗車
金沢着12時18分 下車
L特急「加越8号」
金沢発13時00分 乗車
米原着15時13分 下車
東海道新幹線「こだま264号」
米原発15時23分 乗車
東京着18時52分 下車
名古屋着16時00分 そこで「ひかり」に乗り換える。
東海道新幹線「ひかり72号」
名古屋発16時07分 乗車
東京着18時08分 下車
「なるほど、帰りはL特急「加越」と新幹線「ひかり」又は「こだま」に乗り継いで東京へ帰る予定だったんですね。」
「という事は、名古屋から「ひかり」に乗り換えて東京へ帰京する予定だったんだね。」
「でも、どうして輪島へ行ったのかしら。」
「十津川警部の話だと、一昨日の夜に上野駅でその男が目撃しているんだ。」
「やはり、氷室さんが。」
「うん。」
「つまり、犯人は京都から特急に乗ってそこから乗り換えて東京へ戻ったって事は考えられないのかな?。」
と、達仁は言った。
「なるほど、犯人は金沢駅で下車して別の列車に乗り換えて東京へ戻ったって事か。」
「うん。」
と、そこへ2人の男が入ってきた。
「すいません、君が特急「雷鳥」の事件の発見者ですね。」
「ええ、そうですけど。」
「あのー、あなたは。」
と、花陽が言った。
「私は富山県警の柚木と言います。」
「同じ水原です。」
2人は、達仁と穂乃果達に警察手帳を見せた。
「早速だが、先日起きたL特急「雷鳥7号」の殺人事件の事で聞きたいですが。」
「はい。」
そして、達仁と穂乃果は事件の事を話した。
「なるほど、すると被害者は京都から新幹線に乗って、その直後に何者かに殺害されたという事だね。」
「はい、私と達仁君たちと一緒に乗っていた時にその女は京都から乗っていたことは分かっているんです。」
「ほう。」
「刑事さん、犯人は金沢で下車して乗り換えて東京へ戻ったんじゃないのかな。」
「ああ、我々富山県警としてはその線で捜査はしていますが、不審な客はいなかったか聞き込みしてみましたが不審な客は見なかったそうです。」
「そうですか。」
「やはり、犯人は金沢から特急に乗っ手京都、米原か名古屋で新幹線に乗り換えて東京へ戻ったって事も考えられるわ。」
「そうね。」
と、ことりは言った。
そして、犯人は誰なのか?