乗り鉄探偵南 達仁 L特急「雷鳥7号」京都北陸殺人事件 作:新庄雄太郎
「あった、これだわ。」
と、穂乃果は言った。
「そうか、やはり一連の殺人は大麻事件に関係していたんだ。」
「何だって。」
「という事は、殺害された二人は一連の大麻事件に関係していたかも。」
「うん。」
そこへ、北条刑事と亀井刑事がやって来た。
「さすがですね、南さん。」
「あっ、北条刑事に亀井刑事。」
「よくわかったね、達仁さん。」
「ええ。」
「被害者の二人は、2ヵ月前に発売したクッキー事件に関係していたことが分かったんだよ。」
「能登と特急「雷鳥」の殺人は一連の大麻事件に関係してたんだよ。」
「やはり、そうでしたか。」
「あのね、能登で起きた殺人なんだけど、被害者は上野から寝台特急「北陸」に乗り、金沢から急行「能登路1号」に乗って輪島へ向かったことが分かったの。」
「ほう、いやーよく気づいてくれたね。」
「さすがだわ。」
「亀井さん、この方は凄い推理ですね。」
と、北条刑事は亀井刑事に言った。
「ああ、この方は音ノ木坂学院に通う高校生探偵なんだよ。」
「へぇー、凄い推理なのね。」
「うん。」
「でも、問題はどうやって犯人は特急「雷鳥」の車内で殺害後に何処で下車したかですね。」
「そうなんだよね。」
「つまり、彼女は犯人は最初から特急に乗っていたんです。」
「ほう、なるほどね。」
「という事は、犯人は金沢で下車して金沢駅から別の特急に乗り、名古屋か米原、京都で新幹線に乗り継いで東京へ戻ったって事は考えられないかな?。」
「ああ、なるほど。」
「それも、考えられるわね。」
と、北条刑事は言った。
「つまり、犯人は前もって渡して、能登で毒殺させて、そして、新幹線に乗って京都で特急「雷鳥」に乗って毒殺させて、金沢で下車。」
「ほう、なるほどね。」
「という事は、犯人は新幹線に乗って京都で特急に乗って殺害したという事だね。」
と、北条刑事は言った。
そこへ、水原と柚木刑事がやって来た。
「なるほど、犯人は京都で特急「雷鳥」に乗って、毒殺後に金沢駅で下車したって事か。」
「それも、考えられますね。」
「ええ。」
「でも、とにかく犯行は可能なんですかね。」
「ええ、早速時刻表で調べてみました。」
「えっ、本当か。」
「穂乃果、時刻表を持って来い。」
「うん。」
そして、時刻表を達仁に渡した。
「つまり、犯人はこれを利用したんです。」
と、調べてみると。
東海道新幹線「ひかり37号」
東京発6時48分 乗車
京都着9時41分 下車
北陸本線・L特急「雷鳥7号」
京都発9時42分 乗車
金沢着12時27分 下車
北陸本線・L特急「しらさぎ8号」
金沢発14時01分 乗車
名古屋着17時16分 下車
東海道新幹線「ひかり8号」
名古屋発17時19分 乗車
東京着19時20分 下車
「なるほど、犯人はそれを利用したんですね。」
「ええ。」
と、刑事たちは言った。
そして、犯人は誰なのか?