過去アビドスを他者視点かつダイジェストという邪道。すっげぇ迷ったゾ~
その人の第一印象はコレだ。
わざわざ辺境にやって来た物好きな変人
その頃のアビドスは既に砂で覆われた場所が殆どで、転出者は大勢いたけど転入者は片手の指の数すらいなかった。
昔のアビドスは豊かだったらしいけど、今の土地にその片鱗なんて一切ない文字通り死んだ土地だった。
誰だって好きでこの土地を見捨てた訳じゃない。もがいて、足掻いて、何とか人を集めて、空元気を出して、以前の活気を戻そうと死に物狂いでやっていた。
でも結局人は減り続けて、人が減るたび土地が冷えて、また一歩土地が枯れていった。今は一握りの人数で、終わりの時を延ばしてるだけ。
分かってる。
私もアビドスの後輩たちも、物分かりの悪い子供じゃない。ちゃんと知ってる。
でも諦めたくないからまだ
それでも時々やってくる人はいた。大体物見遊山かうっかり迷っただけの人だったけどその人は違った。
「初めまして、アビドス高校の皆さん。今日からここに編入する暮宮シズキです。どうぞ宜しく」
転入者すらさっぱりいなくなったアビドス高校に、ほぼ初めての編入者。皆警戒していた。
誰かに話しかける事もせずいつも1人で何かやっていた。その全部がアビドスを助ける為の何かだった。
たった1人でチンピラの拠点に行くし、何処からかいっぱいの物資を持って来るし、何故か校舎のヒビ割れをコーティングしてた時もあった。
皆、この人は何なんだって。何でこんな辺鄙なところに来たんだって思ってた。
彼女がアビドスの為に何かするたびに、得体の知れなさは増して行った。
私たちだって、アビドス復興を夢見て入学した。生まれ育った土地だ。愛着が湧かないわけがない。入学したての時はがむしゃらに走った。
でも夢はいつか覚めてしまった。私たちが何しようと現状の改善はされなかった。半ば義務感で、動き続ける為に動いてた。
そんな矢先に降ってわいた、あの人
ほんと、何なんだ。何であんなに頑張れるんだ。私たちでも諦めそうになったのに、変わらず動けるのはなんでだってみんな言った。少し羨ましかった。
ある時、誰かが気付いた。彼女の見た目が、今年着任したっていう連邦生徒会長にそっくりだって。
それで思い出した。まだ繋がってたテレビの向こうで会見をしていた、キヴォトスの最高責任者になった人と瓜二つ。
みんな、今までよりも彼女を避ける様になった。
こういうのがダメなんだってのはみんな分かってた。
でもやっぱり人は理性だけでは考えられないでしょ?
私たちは生まれ育った地を守る為に動いてたのに、彼女には帰る場所があったんだって。
自分で自分の居場所を守れる力があるんだ。
彼女の妹は、
そう考えてしまって、でも彼女は変わらず奉仕し続けてた。
それがしばらく続いて、退学者もどんどん増えた。結局アビドス高校の生徒は3人だけになった。
残ったのは当時の
いつだったか聞いてみた。何でアビドスに来たのか。何をしに来たのか。
「別にアビドスを救おうなんて考えてはないですよ。せめてマイナスを少しでも食い止めるだけです」
正直よく分からなかった。マイナス続きのアビドスに、今更何ができるのか。
そんな時は2人で戦って憂さ晴らしをした。
「付き合ってあげます。手加減お願いしますね」
シズキ先輩の戦闘は淡々としてして、ひたすら正論を返されてる様だった。
なんだか頭に来て、何度か本気で戦ったのは悪かったけど私だって色々思うところはあったの。
でもたまに本気を出せた時はそんなモヤモヤも忘れてしまった。
なんだかとても楽しくて。
初めてちゃんと戦ってるんだって。
それでもう良いやなんて少し満足してしまって、それでもアビドス復興を諦められなくて。ぐじゃぐしゃになっちゃって。
それで、生徒会長はどんな時でも理想を諦めない人だったから、その理想主義が鬱陶しくなっちゃって。まだ未熟だったんだ。まぁそれでケンカして、というか私が一方的に小意地になったのが悪かったんだけどね。
諦めかけた私を説得できる何かを見つける為にアビドス砂漠に1人で探索に行って、行方不明になった。
シズキ先輩はパトロールに行ってていなくて、私も意地になって帰りだけを待ってた。
それでも心配になって、帰って来たシズキ先輩に事情を話したら一回だけ頭を叩かれた。こんな時でもその殺風景な顔は動いてなかった。
今まで受けた銃弾より、殴られて蹴られた場所より、ずっと痛かった。初めて、戦闘以外で彼女に触れられた瞬間だった。
「私は好きにします。貴方も好きにしなさい」
それだけ言って、シズキ先輩は砂漠に飛び出て行った。
このまま校舎に残って待とうとする体を動かして、後を追った。いつも私は行動が遅いんだって分かった。
ようやく2人を見つけた時には、どっちとも倒れてた。
2人をアビドス校舎に連れ帰った後、気が付いたシズキ先輩が何処かに電話するまで隣でずっと泣いてた気がする。
彼女が呼んだのは、連邦生徒会長だった。電話してから数時間でアビドス校舎まで来た。多分、公務も全部放り出して来たんじゃないかな。
テレビの向こうにいた筈の、シズキ先輩とそっくりな人が、シズキ先輩を抱きしめていた。
あぁ、この人には帰る場所があるんだなって改めて理解した。
その帰る場所に帰れなくなったとしても、私たちを助けようとしてたんだって、ようやく分かった。
その後、シズキ先輩は療養のためって言われて返された。私たちも納得した。アビドスじゃ大怪我の治療なんて出来ないから。
アビドスを助けようとした理由は結局よく分からなかったけど、シズキ先輩の行動で
だから、元気になった生徒会長と話し合ってアビドスをシズキ先輩が観光で来れるぐらいに素敵な場所にしようって決めて、私もそれに頷いて。
それで2人で頑張って、新しい学年になったらノノミちゃんとかシロコちゃんが来てくれた。
生徒会長が卒業する時に、まだまだ頑張るって約束して私も3年生になった。
これで、話はおしまい。
へぇ~、そんな感じになってんすね~(興味なし)
アビドス勢の好感度上げる必要なかったんでひったすらアビドスの存続と能力値上げに時間割きまくってただけなんですけど凄い好意的に捉えられてら。
因みに怪我しまくってたのは某ビナー君のせいです。あいつは素の能力値で戦わないといけないのがキッツイんだ。レズちゃんの能力値がギリだったんで重症かつ撃退のみの結果でしたね。
“ホシノは頑張ったんだね”
「うん、頑張ったんだよ〜。見直した?」
“見直すも何も、元から見損なう理由がないからね”
「………うへぇ」
なんかいちゃついてんなぁ。先生は
“何か失礼な事を言われた気が……?”
気のせい気のせい。
>先生はコホンと咳をして話を戻した。
“話を聞いてもホシノが避けられそうな理由はない、と思うけど?”
「だから先生にお願いしたんだよー。シズキ先輩と話す時間を作ってくれって、ね?シズキ先輩?」
>ホシノの笑顔から妙な圧を感じる
ひぃん……ホシノが怖いよぉ
“それは置いておくとして、怪我は治ったのかい?”
後遺症とかも特になく無事だったぜ。少し痕が残ったからタイツで隠してるけど。見る?
“見ないよ。未婚の女性が異性にそんな事するんじゃありません”
「多分おふざけなんだろうけど分かりにくいんだよね〜。シズキ先輩の冗談って」
…………貴様の仕業か『無表情』!!
>貴方は膝から崩れ落ちた
>ホシノが背中をさすってくれる
「ショックなのは分かったけど、とりあえず起きたら?膝汚れるよ?」
“それで、シズキがホシノを避けてたわけを聞きたいんだけど、私が聞いても大丈夫なことかな?”
>貴方はユメに怪我させてしまった、ホシノの頭叩いたなどの理由から今更顔合わせるのも気まずかったと話した。
「別にそんなの私もユメ先輩も気にしないのに………まぁいいや。それなら何でまたアビドスに来たのさ」
そりゃシッテムの箱から救難信号が来たから………あ”?(唐突)
……この状況自体、連邦生徒会長の仕込みってのは考え過ぎか?あの人もキヴォトス存続RTAやってる様なもんだし大体の状況に関わりある筈で、レズちゃんがアビドスに来るのが早くなったのにも関係合っても不思議じゃ無い。そうで無くともシスコン言われてる節があるし、こっちの仲を取り持とうとしても納得もできなくは無い、かも?杞憂なら別に良いんですけど、考え過ぎても不都合はないし。
そもそも元のチャートではホシノと会う事は無いか、会っても顔合わせ程度だったのに救難信号のせいで初めから狂ったし、それが多分そもそもおかしい。いくら先生でも数日前に一度会っただけの人間に助けてとか言うか?………場合によっちゃ言いそうっすね。
合理か、それとも連邦生徒会長なりの気遣いか、ただの偶然だったり?仮説自体アロナ状態でも連邦生徒会長としての意識はあるのかどうかが前提になってる、が……ん〜分からん。
今回はそこまでタイム重視の回じゃないし何起きても良いっちゃ良いんですけど、知らん事は無くしておきたいんですよねぇ、それなりに設定厨なので。あとで情報収集でもしますか。
“………シズキ?”
「急に黙ってどしたの?」
?………あぁアビドスに来た理由だっけ?TDN打算だよん。来るのが予定より早くなったのは連邦生徒会長のお節介……なのかな?多分。
「そっか………嫌われたわけじゃなかったんだ。なら、良いか」
私が生徒を嫌うわけないじゃ無いですか。(断言)生徒たちは可愛すぎるからねしょうがないね。
>先生は貴方とホシノの頭を撫でた
“私はもう戻るからさ、2人はゆっくり話しなさい。2年も会ってないんだから積もる話もあるでしょう”
またやることが増えたぜ、やめちくり^〜(達観)
先生が帰った直後は少し気まずかったけど、何か話せばきちんと言葉は返してくれる。
動かない表情や他人行儀が事も相まって見た目だけなら機械の様な人だけど、中身は私を気にかけてくれる優しい人だと知っている。
ふと、気になって聞いてみた。数日前の深夜、2度目の再会の時のこと。
「そういえば深夜にビルから出て来たのはなんでなの?」
そう尋ねれば彼女は黙った。少し珍しい。
「………あそこ、私所有のビルなので」
あぁ、と少し驚きつつも納得した。道理でいっつも中が真っ暗なわけだ。それで、納得してしまった。
この時の自分に会えたら、私は自分を張り倒すと思う。行動しても変わらなかったかも知れないけど、それでもあの時何か出来ていたらって思ってしまう。
「それより貴方こそなんであの時間に外に?」
「うぇっ、顔が怖いよシズキ先輩!?」
「おや、無表情が治りましたかね?で、何故あそこに?夜更かしはダメですよ?」
「パトロールだから、パトロールだから寝かし付けようとするのはやめて!?」
あの時の私は彼女に話を逸らされた事に気づいて無かった。
やっぱり私はいつも行動が遅い。