ブルアカ 主要キャラ全員生存 RTA   作:siyu

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シェマタ

 

 おっはよぉー!!!!!!!!(クソデカボイス)

 

 ホシノとの朝チュンから始めるキヴォトス救済RTA始めるよー!

 

 朝チュンですよ朝チュン。ロマンですよね。JK2人だし砂漠に小鳥いないですけど。まま、ホシノが小鳥なので意味は通ります。小鳥遊(鷹無し)だし。うん、どうでも良いですね。

 

 前回はホシノと仲直り?した所ですね。仲違いした訳でも無いので違うかも知れません。

 

>貴方は目を覚ました

>さて、今日は何をしようか?

 

 とりま午前は連邦生徒会長の情報収集でもしますか。

 

 改めて考えれば連邦生徒会長の事ほぼ知らんし。なんなら通ってる学校すら知らなかったぜ。つってもゲヘナに凸って情報もらうだけですけど。

 

 午後ってか夜は…………やる事は決まってんすけど、あんまり気が進まねぇなぁ……。絶対レズちゃんのストレス値上がるもんなぁ……うわぁ嫌だなぁ……。やめたくなりますよぉ〜。

 

 まぁ、うじうじしててもしょうがないです。後の事は後で考えます。てことでいったんゲヘナにれっつごー!!

 


少女移動中………


 

 とうちゃ〜く。邪魔すんで〜。

 

>貴方はゲヘナ風紀委員長室へ入った

>書類整理をするヒナがこちらを見た

 

「いらっしゃ」

「よくのこのこやってこれましたねあなた!どの面下げてここに顔を出せたんですか!そもそも連邦生徒会長が失踪したというのに貴方が代わりに指揮を取る訳でもなく普段通りふらふらそこらを移動してそんな無責任な格好恥ずかしくないのですか!!いつもあなたは連邦生徒会長に指図されるままに動いてもっと自分で考えて動くべきで」

 

 キュ(羽交い締め)

 

「あら、見事なチョークスリーパーホールドね」

 

>アコにチョークスリーパーホールド*1を決めた

>知力が上がった

 

 これで知力上がるのなんかいやだなぁ……。レズちゃんの脳筋化が進んでしまう。今更?それは言ってはいけない(戒め)

 

 でもやっぱり体術は便利ですね。キヴォトス人は頑丈ですが人間と身体の構造は同じですし、普通に窒息したり酸欠になります。なので締め技がマジで便利です。お金がかからないのが何より嬉しい。

 

>気絶したアコをソファーに寝かせる

>ヒナに毛布はどこかと聞いた

 

「そっちのリネン室にあるわ」

 

 へいへーい。

 

 アコはなぁ……レズちゃんは連邦生徒会長の命で動くので風紀委員と状況次第で協力も敵対もするんで、ヒナが何より優先のアコとは相容れない感じなんですよねぇ。

 

 ヒナはそこら辺割り切って考えてくれるんですけど。JKとしての反応はアコの方が正しい気がしますがねぇ。能力が大人顔負けの子が多すぎなんですよキヴォトス。オラッ反省しろッ!

 

>アコに毛布をかけた貴方にヒナが話しかける

 

「それで、今日はなんの様かしら?来訪の連絡はともかく、理由は書いて無かったのだけど」

 

 ゲヘナの持つ連邦生徒会長についての記録。私が見れる範囲で全部頂戴。

 

「……? 貴方の方が余程知っているんじゃないかしら?あの人、貴方の妹でしょう」

 

 それが知らないんですよね〜。私から聞く事もあっちから言う事もほぼ無かったもんで。

 

「姉妹仲は良好と聞いていたのだけど?……あぁ、仲がいいからこそ互いのことを聞かないって事かしら」

 

 そうだよ(便乗)

 

「いいわ。閲覧許可の出せる分はプリントアウトするから、代わりにいくつか答えてくれるかしら。私としてはそっちの方が重要だもの」

 

 おっサンキュー。何でも言って下さい。どんとこいやぁ!

 

「連邦生徒会長が新設した超法規的機関。キヴォトス連邦捜査部シャーレの持つ権力について詳しく教えて」

 

>貴方は頷き、端的に答えた

 

『連邦生徒会長の持つ権限全て』

 

「————!?」

 

>ヒナがむせてしまった

>ゆっくりと背中をさする

 

 まぁ先生は権限をほとんど連邦生徒会に帰属させたらしいけど。

 

 残ってる権限は、あらゆる規約や法律による規制や罰則の対象外になる事。あと全ての生徒が立場にとらわれずシャーレに所属可能、ぐらいだっけ?(うろ覚え)レズちゃんはシャーレに所属する理由もないんであんまり覚えてないんですよね。ある程度の特権ならレズちゃんにもあるし。

 

 でも勿体無いですよねぇ。せっかく文字通りキヴォトスの全てが手に入ったのに。ま、そんな先生だから連邦生徒会長がキヴォトスを任せたんでしょうけど。

 

「………貴方の前で言うのも陰口のようで気が引けるのだけど、連邦生徒会長は何を考えているの?」

 

 知らん!!(迫真)

 

 だからこそ今更ながら調べ始めた訳ですしおすし。そもそも原作でもほとんど情報が明かされてないキャラの1人ですし、満足するまで調べるの時間かかりそうだから軽く調べる程度で収めます。

 

「返還したとはいえ弩級の権限所持を許されるなら、当然だけど対立するのは得策じゃ無いわね。今度先生に対談でも申し込もうかしら。仲介頼まれてくれる?」

 

 オッケー。可愛い子の頼みならお安い御用です。

 

>ヒナは少し苦笑した

 

「そういう所は相変わらずね。じゃあ次。先生本人について教えて」

 

 ん〜………顔が良い、変態、人たらし、生徒想い、趣味が子供っぽい、変態、バケモノレベルの指揮統率能力って感じですね。

 

「長所と短所の数が半々程度なのと変態が2回出た部分が気になるわね。ちゃんと大丈夫な人なの?」

 

 さぁ?一目見てその人の事が分かる気になれるほど自惚れてないし。連邦生徒会長が選んだって事は人としてちゃんとした方なんだろうけど。

 

「………そう。何にしても本人に会わないとわからない事だらけね」

 

>ヒナは貴方から視線を外し資料を手に取る

>話はここで終わりの様だ

 

「印刷した分は休憩室にあるから、読み終わったら燃やしてね。それなりに機密の書類も混じってるから」

 

 おけ。まぁ、レズちゃんはともかく私自身が写真撮れるので後で時間ある時にゆっくり見直しましょう

 

>貴方は扉から出ようとする

>ヒナが話しかけてきた

 

「シズキさん」

 

 ん?

 

「今度暇が出来たらお茶しましょ?」

 

>貴方は返事の代わりに了承の手振りをした

 

 でもレズちゃんとヒナの暇が重なるって何時になるんでしょうかね。考えたくねぇ。(社畜)

 

「はぁ!?そんなことこの私が許しませんよ!わざわざヒナ委員長の大切な時間を貴方に使わせるわけには行きません、まずはヒナ委員長の1番の部下である私に書類で話を通してからにしなさい全力で落としてあげますからね覚悟しておいてくたさ」

 

 起きたんかい、てかうるせぇ。てことでせいっ!

 

>アコは再び気絶した

>ヒナは小さく拍手をする

 

「見事なフロントネックチャンスリードロップね」

 

>アコにフロントネックチャンスリードロップ*2を決めた

>知力が上がった

 

 あっぶねぇ、アコの乳が横から漏れそうになってましたね。Youtube君にハレンチ認定されたらゲームにも迷惑かかりますからね。何だこいつ馬鹿みてぇな格好してんな。似合ってるぜ!!エロい!!

 

 んじゃさっさと資料読んで午後の予定に向かうぞ〜!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

『神秘認証《雷帝》』

 

 硬質な男性とも女性とも取れない、強いて言えば女性らしい声が、制御室に響く。

 

『お久しぶりですね。雷帝様』

「誰ですか」

 

 少なくとも彼女の知識の中にこの状況で話しかけてくる存在はいなかった。その知識も又聞きゆえの穴あきであるため仕方がないのだが。

 

『お忘れですか?列車砲シェマタ補助AIでございます。名前は結局付けていただけませんでしたが』

「………あぁそうだったな」

『思い出していただいた様で何よりです』

 

 このタイプは神秘によって個人判別を行う。画像処理による判別より、余程楽で確実な判別法だからだ。だが、彼女はそれを突破できる。その異質さは名称(変質)に劣る事なく、その理不尽性を遺憾無く発揮した。

 

「モニターとキーボードを出せ。最後の調整だ」

『はい、椅子に座ってお待ち下さい』

 

 椅子に座ればすぐにモニターが起動し、ホログラムのキーボードが現れる。少し古く感じるモニターを見つめ、キーボードを叩く。シェマタ完成途中で止まった為に残ったいくつかのバグやゴミを消す作業。主な運用はAIが進めていた。

 

『概念防御による銃身の固定が不十分です。恐らくは打つ前に銃身が破裂、大規模な爆発により一帯の土地が蒸発、汚染されます』

「多次元解釈防御結界を銃身の保持に使うと?」

『打てて一発。その後は復旧不可能の機能不全に陥るかと』

「問題ない。狙いは1人だ」

 

 たった1人のためにゲヘナの傑物(雷帝)が作り出したマスターピースを使い潰す。いくらかの知識を有する者に言えば、その全員から罵倒されかねない愚行。

 

 撃たれる本人に、シェマタを使い潰す程の価値はない。他人の協力が無ければ牢一つ抜け出せず、小細工を弄さねば舞台に上がる事すら出来ない凡物。

 

 それでも先生を害する可能性がある。その一点のみで排除の必要性は青天井になる。

 

『対象を設定して下さい』

「目標選択、地下生活者」

 

 静かに、目標を告げる。意識して感情が出ない様に。AIは即座に返答した。

 

『—————探知範囲からは検出出来ません』

「アルゴリズムを組み直せ。それでも無理なら自分自身を修正しろ。見つかるまで何度でも」

『了解』

 

 数分か、数秒か、数時間か。とても暗く、音もない影響で時間感覚の溶けた脳に、決して耳障りの良くない声が届いた。

 

『一つ、反応があります』

「打てるか?」

『問題なく。発射プロセスへ移りますか?』

「Yes。ただ出力は対個人用に変更しろ。周りへの被害は最小限に」

『Aye, ma'am.』

 

 ゴゥン、と重く硬い何かが動き始める様な音が響く。残りは全て組まれたプログラムが動かす。これ以上する事も、できる事もない。

 

 椅子の背もたれに体重を乗せる。

 

『射出まで残り10分です』

「………あと少し。終われば少しは気を抜ける」

『季語が御座いませんね』

「俳句じゃないが。字余りだし」

 

 このポンコツめ。

 

 彼女は目を瞑る。ここ数日は常に気を張りつつ砂漠を歩き回り、夜襲を仕掛け、様々な場所へ行っては蜻蛉返りを繰り返している。普段から動き回っている身ではあるが、ここまでの事は滅多に無い。

 

『少し、いいでしょうか』

「………あぁ、何だ?」

 

 溜まった疲れから、緩やかに息を吐く彼女にAIが話しかけた。

 

『貴方はどなたでしょうか』

「は」

 

 彼女の動きが止まった。動きだけではない。息も、思考も、つま先から頭の頂点まで固まった。

 

 驚きによる生理的な瞳孔の収縮以外、死体と変わらぬ格好だった。

 

『その神秘は紛れもなく、疑いようすらなく、雷帝様と同一の物です。しかし私の(プログラム)がどうしようもなく違和を発する。たかがAIのそれですが、正解の様で何よりです』

「……驚いた。神秘の絡まないAIがここまで人に近づきますか」

 

 彼女は姿勢を正し、改めてモニターへ向き直る。口調も、雷帝のそれではなく口に馴染む敬語へと変わった。

 

「改めまして、私は暮宮シズキ。お察しの通り雷帝とは知り合いなだけの他人です」

『ではシズキ様と。初めまして、シズキ様』

 

 ようやく、半ば止めていた息を吐く。肺の底から全て入れ替える様な重い息が空に溶ける。

 

『しかし驚きですね。今の今でもシズキ様の神秘は雷帝様と同一にしか見えません』

「それについては……そういうモノとして納得して頂くしかないです」

『構いませんよ。必要最低限(need to know)は組織の原則でしょう』

「雷帝は部下教育もしっかりしていたらしい」

 

 AIを部下と言うのかは分からないが。

 

「疲れた……」

『疲れた際には甘い物がおすすめですよ。非常用として残っていますがどうでしょう』

「砂漠で数年放置されたやつは怖いのでパスします」

 

 シズキは目元を揉む。そして、モニターを見た。そこには特に何も浮かんでいない。それでもつい見てしまう。

 

 見かねたAIが話しかけてきた。

 

『………何か言いたげなご様子で。もし私に仰りたい事があるならば、お構いなく。私はスタンドアローンですので外に漏れる事もありませんよ』

 

 存外目ざといらしいと脳内だけで思った。

 

 正体がバレたからといっても、残り数分で消える関係だ。無責任だと理解していたが、ある意味気負う必要のない相手だからこそ、投げやりに話す。

 

「……少し、心苦しいですね」

『?………何がでしょうか?』

 

 シズキはAIにも心が宿る事を知っている。いくらか未来の話、名も無き神々の信仰対象であったアンドロイドは勇者を目指した。

 

 オーパーツであるあちらと、このシェマタのAIでは違いが多々あるが同じ人工の存在。だからつい、相手が人の様に接した。

 

「あなたの最期を看取るのが、雷帝ではなくて申し訳ない」

 

 思わず出たその言葉にAIはただ、いいえ、と答えた。

 

『それは違うのですよ。シズキ様。このシェマタは敵を屠るために製造され、私はシェマタを上手く使うために組まれ、生まれました。かくかしあれと望まれて、自身の意思で誇らしく思い承諾したのです。あなた方の戦争を肩代わりするのが私の役目ですので』

 

 誇らしく思っているのがありありと伝わる声に一つ、シズキは苦笑いの様な音をたてる。成る程、私よりも幾分か分かりやすい人らしさはある様だ。

 

『私たちは、そう。俗に言う便利ぐっずと言うものです。人の代わりに動く歯車仕掛け。一生懸命動く方々を見ていると、道具としては思うのです。面倒なものは全て私たちに任せ、ご家族やご友人達との青春をお楽しみ頂ければ良いのにと』

 

 ——それは、私たちには、出来ない事ですので。

 

 そう言外に伝わる言葉に、その内容の無惨さとは裏腹に、名も無きAIの声は晴れやかに。

 

『しかし、私を作り上げた方々はいなくなった。私達を起動できる雷帝様、シェマタ様のいない世で、使命に殉ずる事も出来ず飾り物として晒さられる方が余程苦しいのですよ。故に、私たちを使ってくださる貴方様に感謝こそすれ、失望など致しません』

 

 そこまで言って、人の心に過敏なAIはやはりめざとく、少しの否定を挟む。

 

『あぁ、勘違いされぬよう。私も人間になりたい訳ではありません。すぐ直るこの機体(からだ)に比べたら、酷く脆い人間の体も、心も、使命には不要なだけです』

 

 そこに人らしい感傷はなかった。ただの事実を羅列する、機械人形の声色で。

 

「………貴方は、」

『だからこそ』

 

 思わず出たシズキの声を遮る、大きな電子の声。

 

『だからこそ、人に成れた同胞(人工知能)がもしもいるのなら、どうか優しくしてあげて下さい。私の短い生に免じて、お願いします』

 

 顔も名前も肉体も持たぬAIはそれでも人の様に、老齢の母親の様に、顔も知らず、存在も確かではない誰かの為に願った。

 

 ただし、と機械の言葉は続く。

 

『もしシズキ様がお嫌でしたら、私の事も、私の戯れ事も、お忘れ下さい。貴方は生きていらっしゃる。誰かと共に在れる。たかが機械の遺言一つに囚われる必要も、ないのですよ』

 

 シェマタのAIは、生まれつき何も持たなかった。顔も名前も肉体も、人が持つ何もかも。あるのは意識と使命だけ。

 しかし人を恨む事もなく、憎む事もなく。ただ、彼女達は失わないで欲しいと愚直に願った。ある意味では人以上に人らしく。

 

「絶対忘れません」

 

 シズキは答えた。今の自身が出せる答えを。

 

「ずっと取っておく約束です。忘れたりしませんよ。私にはまだ、それが出来ますから」

『………そろそろ時間の様です』

 

 人がどんな感情をどれだけ抱こうが、時間は容赦なく終わりを告げる。

 

《発射プロセス完了》

 

 未完成の列車砲の無理な射撃。その負担によって回路が断裂。モニターが砂嵐に呑まれた。AIの声もノイズが混じる

 

『シズキ様。私の最後の所有者へ』

 

 擬似的な太陽が、ヤハウェの化身の手へ堕ちた。

 

『せめて、貴方の行く道に幸運を』

 

 唯一神たる者の武器は雷であり、シェマタの製作者は“雷帝”。更に唯一神が操る天候と、シェマタが放つ太陽は自然界において密接な関係がある。(パス)は十分あり、ここは神秘の色濃く残る箱庭。ならば撃ち漏らしは万に一つもあり得ない。

 

 ジリ、と音が鳴る。

 

 白日を生み出し制御する為の膨大な電力。それによって発生した激烈な電磁波が周辺機器の制御装置を焼き切った。

 

 操縦者本人にすら影響の出かねない不可視の猛毒は、多次元解釈防御結界に阻まれ空へと霧散する。

 

 万難一切を排して、理外の砲が放たれる。

 

 アーク放電の激光が、春の黒い夜空を一時、空を白く染めた。

 

*1
プロレスの締め技だよ!

*2
プロレスの投げ技だよ!!





そりゃ救出RTAやるならその選択肢(地下生活者殺し)取るよねって話。危ないし。
話作りやすそうで作ったAIさんが何故か暴走した回でした
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