ポケットアーカイブ   作:鎮竹燐

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 ゴジラの戦闘シーンを見る→大解散バトルを書きたくなる→ブルアカに突っ込んでみる→先駆者様(ゴジラ、モンハン)を確認する→ポケモンは見当たらなかったからやってみよ、ええかんじの相手は結構おるしええやろ!


 こんなノリで生まれた小説なので唐突に始まるし、唐突に終わるし、続くかどうかも未定です


紅玉 1

 

 

 ずっしりと体全体を包み込む柔らかな感覚。

 冬場の毛布が1番近いだろうか?いつまでも寝ていられそうな暖かさを覚えて心地よくなっていたその時、大きな揺れが体を襲った。

 地震レベルではなく、体を揺すり起こされる様なこちらの睡眠を妨げようとする揺れ。朝は自分で起きるのは苦手だが、ここまで揺らされると起こしてくれる感謝より苛立ちの方が強くなる。

 抗議の意も兼ねて、揺らしてくる対象を殴りつけるために拳を突き出す。

 

 

 バコン!と硬いものが力によって無理やり凹まされたかの様な大きな音が鳴り響き揺れが少し収まる

 そのまま殴りつけた揺れの元凶を見るために、体を起こして目を開ける

 

 

 

 

 まず目に入ったのは砂。いやまじで砂、辺り一面砂景色。いつから俺は外で、しかも砂漠で寝るようになったのだろうか?

 次に目に入ったのはクソでかい蛇、いや蛇かあれ?蛇にしてはあまりにもメカメカしいし天使の輪の様なものが出ている。見覚えがある気がするのだが寝起きで少しぼんやりしているので思い出せない

 最後に気づいたのは足元、もう明らかに人間じゃない色と分厚い爪の生えた足の近くに小さな人影が2つある。ピンク色と薄緑色だ。正直言って小さすぎて誰なのか何なのかもわからないが、潰したりしても怖いのでゆっくりと動き、己の後ろの方へ逃げれるように位置調整を行う。

 

 自分が人間ではない事をこの過程で完全に理解したのに覚えたのは納得。違和感はなく以前から自分は今の姿であったのだと受け入れていた。人間として過ごした数十年の記憶があるにもかかわらず、所謂肉体の記憶でいいのだろうか?それに引っ張られてか、そういう事もあるよね(諦め)という謎の感覚に支配されていたのだ。

 なんでだ?まるで人間を好き勝手するカミサマみてーなやつがいて、そいつのやらかしを知っていて、いつか自分にもそのやらかしが巡ってくると確信していたみたいな感覚だぞ?こうミワセウsu……

 

 

■■■■■■■■■■■■!!!

 

 

 そうやってぼんやりしていた俺を襲ったのは目の前にいた謎の蛇からぶっ放されたミサイルでした

 よし!ぶっこわそう!(寝起き故の短気)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ最近、数週間くらいずっと太陽が照り続けていて、気が滅入ってきたから気分転換と称してお宝探しを後輩と開始して、帰り道に怪物に襲われているのは誰でしょう。そう、私たちです。

「なに馬鹿なこと言ってるんですか!そんな事言ってないでもっと早く走ってください!」

「ひぃ〜ん!もう全力だよ〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも最近おかしなことばっかりだったのだ

 まず気温が30℃を超す事が日に日に増えていった。ひどい時には40℃なんて記録を出す時もあった

 次に日の入りが遅くなった。より正確にいうのであれば太陽が沈まない時がある。それは夜の20時だったり、夕方の17時だったり。本来太陽が見えない時間に見えるようになる現象が度々起きるのだ。

 砂漠化なんて異常気象が起きるアビドスといえどもここまでおかしな気象になることは無い。その為ユメとホシノは少しでも何か情報を得ることが出来ないかと調査に乗り出した。

 異常な熱気対策に十分に水分と、念の為に遭難してもいいように保存食を数日分用意する。調査のための本格的な道具なんてものはないので、軽く地面を掘り起こして何か埋まっていないかの確認をする事を調査として行動を開始したのだ。

 

 

 

 

 

 調査地点は太陽が照り続けている場所、夕方でも夜でも太陽が出現し続けている場所なんて怪しいにも程があるので取り敢えず掘り起こしてみたら

 

 

「ホシノちゃーん!なんだろうこれ?」

「……まさか本当に何か見つかるとは思いませんでした。……これは、ボール?変な柄ですね」

 

 

 何とすぐに見つかった。

 紫と白の2色で構成された不思議なボールで、開閉ボタンと思われるスイッチの上には大きくMと書かれている

 2人してパカパカ開けてみたり、キャッチボールしてみたりして確認していたのだが何か特別な機能があるわけでもなさそうで、本当に何かよくわからないものを掘り当ててしまったなというのがホシノの感想だった。

 

 

「まあお宝、なのかは分かりませんが軽い調査記録をつけるだけなら十分な代物ですし、そろそろ帰りましょうかユメ先輩」

 

 

 そういって帰還の催促をする

 心なしか日差しが強くなってきているような気がする事、ふと周囲に気をつけた時漠然とした不安を覚える事から、ホシノは正直早く帰りたかった。

 だがまぁ、先輩はちょっと駄々をこねるかもしれないし、正直自分ももうちょっと宝探しするのも悪くはないんじゃないかと思わなくもない。だからホシノは不安を無視して、努めて平静を装いながらユメに話しかけた。

 

 

 そして

 

 すぐ返事が返ってこなかった事

 

 何か音が、地響きのような音がする事

 

 ユメが遠くを見る素振りしている事から

 

 

 ホシノは自分の不安が的中したことと初動が遅れた事に気づいたのだ

 

 

 

「逃げますよ!ユメ先輩!!!」

 

 

 

 

 

 

 アビドス砂漠を自由自在に動き回り甚大な被害をもたらす白蛇、ビナーを相手にするにはホシノトユメではハッキリ言って力不足だった。ホシノだけならば最悪傷だらけになってでも生還できたかもしれない、でもユメがいるこの状況で立ち向かっても砂漠に死体を増やすだけだとホシノは理解していた。

 

 詰み

 

 ギリ、と歯を噛み締める。もっと早く気づけたら、もっと用心深ければ、もっと、もっと、もっと、と後悔が止まらない

 

 だからだろうか

 

「………へ」

 

 砂漠の砂に足を取られて転ぶ、なんていうアビドスで生活するのであれば初歩の初歩にも程があるミスをこの致命的な状況でしてしまった

 転んだホシノに気を取られたユメが足を止めてしまう。その優しさは素晴らしいものだが生きて帰る為には不要なものだった。

 置いて逃げろ!と言おうにも後方のビナーは一切減速せずに距離を詰めてきている。あの巨体から今から逃げるのは無理だ。せめて、せめて先輩だけでも守れないものか……!

 ホシノの近くで盾を構えて少しでも何とかしようと足掻いている優しい先輩を生きて帰す、その為に思考を回すホシノの眼前

 

 真っ直ぐ突っ込んできていたビナーが突如として地面から生えてきた何かにぶっ飛ばされた

 

 

「………はぁ?!?!」

「へ?」

 

 バコンっ!!!と凄まじい音を立てながらビナーの顔面が後ろに吹っ飛ぶ。目の前に生えた分厚い爪の赤い巨大な手?とおそらく殴られたビナーという状況に頭がついていかない。

 

 

「わ、わっ!わわわ!きゅ、急に地震?!」

「ちょ、せん先輩!むね、むねでこ、こきゅうが……!」

 

 グラグラグラグラ

 

 

 立て続けに起こる地震

 今自分たちの立つ地面が直接揺らされていると理解したのも束の間、大地が盛り上がる

 体制を崩した今逃げきれないので、押し流される砂に埋もれない用に気をつけながら観察する

 

 

 アビドス砂漠の大量の砂を掻き分けながら出てくる赤い、赤い身体。

 真紅に染め上がった体表、体から生える鋭いトゲ、分厚い尻尾。正確な大きさはわからずとも砂に埋もれかけているビルの大きさなどから10m以上はありそうだ。

 そんな大怪獣が先程までユメとホシノの足元の砂の中に埋もれていて、ビナーを殴りつけたのだ

 

 

 

 「「…………」」

 

 

 もはや言葉も出てこない2人だが、ビナーと赤い怪獣(怪物2匹)が睨み合いをしている事に気づくと、戦闘に巻き込まれない様に近場のビルまで全力でダッシュするのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上がり続ける気温、さんさんと照りつける太陽が大地と肌をこんがり焼く過酷な環境で、争い合う2匹の怪物

 

 蛇と鯨を足して機械増し増し戦闘兵器を作り出しました!と言わんばかりの白い怪物

違いを痛感する静観の理解者、デカグラマトン第三の預言者・ビナー

 

 二足歩行の装盾類のような姿の所々から棘の生えた赤い怪物

 とある世界において大地の化身と呼ばれ、種族として人間に分類される際つけられた呼称は「たいりく」

たいりくポケモン・グラードン

 

 アビドス砂漠と呼ばれる地域で2匹は壮絶な争いを繰り広げていた

 

 

 ビナーが長い体の至る所についたミサイルを発射しながら突進する

 数えるのもバカらしくなるほどの数と威力を誇るそれをグラードンは「かえんほうしゃ」で掃討、突っ込んできたビナーを咆哮と共に受け止め力比べを行う

 

 巨体とそれに見合う重さを持った2匹のぶつかり合いはそれだけで地震が起きたと錯覚してしまうほどの振動を周囲に伝える

 

 ビナーが体躯を生かし締め上げようとするも、グラードンのパワーもまた規格外。両者の力比べは引き分けに終わる

 

 それならばと両者、熱線の準備を行う

 

 ビナーが放つは「アツィルトの光」

 口内で溜められたレーザーは一直線に放たれ岩をも溶かす

 

 対するグラードンは「はかいこうせん」+「かえんほうしゃ」

 対面の敵に遠慮はいらぬと容赦なく技の混ぜ合わせを行う

 

 

 チャージ完了は同着、ならば火力によってケリがつく

 

 

 

■■■■■■■■■■■■!!!

 

GuGaaaAAAAAA!!!

 

 

 ぶつかり合った破滅の光は均衡し混ざり合い、限界を迎えて

 光線同士の接点で大爆発を起こした

 

 

 

 

 

 ビナーも、グラードンも隠すほどの爆風

 砂が建物を飲み込んでしまいそうなほど巻き上がる

 

 

 やがて煙がはれ、砂が落ち着いた頃には両者の姿は見えなくなっていた

 

 

 

 






 書きたかった事、或いは思いついた事
・ブチギレ ゲンシカイキでセトの憤怒とビナー君を串刺しにするグラードン
・氷海で狩りをするカイオーガ
・エデン条約に来訪するレシゼク
・宇宙で先生を乗っけるレックウザ
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