ポケットアーカイブ   作:鎮竹燐

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 最後の投稿から約2週間ほど経ちましたがみなさんお元気でしょうか?
 私は先生としてセイアスナリオネルをなんとかスカウトして(固有解放のために2天井)、豆腐として突如顔面で殴りつけてきた誕生日の近い作曲家殿を迎え入れ、Dr.として面白い盗賊お姉さんと真面目前衛ハンマー娘を加えて、Pとして親愛10のための試行錯誤を繰り返し、ポケトレとして伝説のポケモンをしばき倒していました。
 グラードン編は次で締めます。更新は……未定です





紅玉 5

 

 怒りに飲まれ、理性を忘れそうになっていたとしても最低限しなきゃ行けない事はちゃんと覚えている。

 自然のエネルギーを吸収して大幅なパワーアップを図るこの手法、「ゲンシカイキ」ははっきり言って天災だ。ゲンシカイキによってグラードンは本来の姿を取り戻すとされていて、マグマを生み出し、大地を広げ、天に現れた日照りは一切の水分の存在を許さない大日照りと化す。

 銃弾で撃たれても痛みを覚えるだけで済むような不思議生態をしているキヴォトスの住人たちといえども自然災害は警戒するべき対象だし、ゲンシグラードンが生み出すレベルの災害となれば死を覚悟するレベルだろう。

 

 そして今俺の近くにはヘイローの消えている(意識の無い)ユメがいる。彼女を俺が原因で死なせるなんて絶対にゴメンだ。ならばどうやってユメの安全を確保するのか?

 アイデアならある。マスターボールと紅色の球(べにいろのたま)、そして我が宿敵(海の化身)根源の波動(こんげんのはどう)だ。

 やつの根源の波動(こんげんのはどう)は己の力で水を操りそれをぶちかましてくる大技だ。なんとも器用なことに発射待機状態の技を周囲に浮遊させて全方位にぶっ放すなんてこともしてきやがる。あれに何度煮湯を飲まされた事か……!

 兎も角、奴にそういった芸当ができるのであれば同格である己にもできる。無論、物理型特殊型の違いはあるだろうがゲンシカイキした今そのような型の違いなどあってないようなものだ。

 ゲンシカイキに使用した大地のエネルギー(神秘)を球体状に形成していく。紅色の球(べにいろのたま)はグラードンの力を秘めた宝玉でマスターボールもまた球体。参考として形を作るのに大変都合がいい。内部の感覚はマスターボールのように体を休められるようにして、外殻はそれなりに硬めにする。後はコレを送り届け、そこを更に力で覆って安全地帯にすればいい。送るのは……高校でいいだろ。ホシノがもしかしたらいるかもしれないしな。

 

 

 

 

 

 さて、やる事はやった。十分に時間も与えてやったんだ。

 簡単に沈むなよ?

 

 

 

 断崖の剣(だんがいのつるぎ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦闘開始の合図は突如として大地から現れた刃が告げた

 予備動作のほぼ無い完全な奇襲。しかしグラードン曰くクソ蛇ことビナーも、ユメを射抜きグラードン痺れさせたセトの憤怒も攻撃を避ける。避けることができたのは双方ともに警戒していたからだ。奇襲仕掛け痛めつけていた相手が突如として発光し、次には姿を変え周囲を地獄のような環境に変えたのである。警戒しないなんて阿保のすることだ。

 ビナーは準備していたレーザーを、セトの憤怒は雷の矢を構える。されど2人は攻撃を中断せざるを得なかった。グラードンの攻撃が止まない。避けられたことを視認すらせずに、次の動作に移っている

 

 

 

断崖の剣(だんがいのつるぎ)

 

 

 

噴火(ふんか)

 

 

 

 大地の化身の咆哮に地が蠢く。剣の如く鋭く尖った地面が盛り上がり真っ直ぐと飛んでいく。更にそこは火山の噴火の如き炎が追加される

 

 

 

 その巨体故に全てを避け切る事は不可能と判断したビナーは迎撃を開始する。急激に変化した環境の影響で内蔵されている兵器群の大半がダメになろうともその戦闘能力は健在。尻尾で大地の剣を薙ぎ払い、迫る噴火はビームで撃ち落とす。その間に動くミサイルを稼働させ待機状態にし、環境が変わっても生きていた砂を用いて砂の津波を引き起こす準備をする。

 

 対してセトの憤怒。砂漠と嵐と雷そのもので、雷で構成された手と翼を持つ異形の巨人は迎撃ではなく回避を選択。大地から空にいるセトの憤怒を貫かんと天まで伸びる大地の剣を、かけらも残さないと言わんばかりに迫り来る噴火を射程圏外まで雷速で離脱して回避、手中に矢を生成して次弾を装填する。

 

 

 

 ビナーとセトの憤怒の行動は間違っていなかった。相手が異世界にて伝説、神話になるような怪物であることを加味しても、その行動や次への準備は引けを取らないものであったし、その攻撃があたれば確かにダメージを与えることもできただろう。

 だが、

 だがである。

 ただの伝説ならばまだマシだった。神話の生物でもまだマシだった。たとえそれが全盛期の力で暴れていてもビナーとセトの憤怒の二体がかりであれば痛み分け程度には収まっただろう。

 誤算、想定外の事象はただ一つ。

 目の前の怪物にはもはや、周囲への環境の配慮や論理的な思考・理性というものはなく。

 ただ本能のままに、殺意を持って、襲いかかってきているということだった。

 

 

メテオビーム

 グラードンが集めた宇宙の力(神秘)がグラードンの力の出力を高めた上で放たれた

 

地震(じしん)

 グラードンの起こした衝撃が大地を揺らして地震になった

 

噴火(ふんか)

 爆発している怒りが噴火となって現実を焼いた

 

断崖の剣(だんがいのつるぎ)

 大地が剣となって、大地の化身の敵を串刺しにした

 

火炎放射(かえんほうしゃ)

 放たれた激しい火炎がビナーとセトの憤怒を焼き、

 

ストーンエッジ

 鋭く尖った岩が焼けた傷口を抉るように突き刺さった

 

 

メテオビーム

ソーラービーム

炎のパンチ

原始の力(げんしのちから)

叩きつける(たたきつける)

熱風(ねっぷう)

アームハンマー

 

 

 

 

 焼かれ抉られ殴られ叩きつけられ、さらに殴られる

 

 ビナーの装甲はもはや見る影もなく、そこらじゅうに白いスクラップが飛び散っており、顔面もボコボコに歪んでいる

 セトの憤怒は存在を保つのも辛いのか時々その姿にノイズが走り、その体を所々欠損させている

 

 もはや誰が見ても満身創痍、瀕死(ひんし)という表現がピッタリなほどだ。

 普段のグラードンであれば多少の慈悲をみせて逃したのかもしれない。だが、そうはならなかった。

 

 

はかいこうせん + 

かえんほうしゃ + 

メテオビーム

 

 

 一つ一つでも脅威の威力を誇る技が混ぜ合わされ、一つになって放たれる

 

 

 

 

 

 一瞬の静寂

 

 

 

 

 

 視界が白く染まり、目が眩むほどの爆発が起こる

 衝撃で家屋の窓ガラスが吹き飛び、砂漠に埋もれていた住宅やビルも融解し、起こった地震はキヴォトスを揺らす

 

 

 

 

 

 

GuGaaaAAAAAA!!!

 

 

 

 辺り一帯に咆哮が響き渡った

 

 

 

 

 







 ホントはホシユメも入れたかったけど展開に悩んでこれで投稿したという裏話があります
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