自由連合召喚   作:短号司令官

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第5話 攻略へ

 

アルーとキールセキ防衛に成功した連合軍は、降伏したボーグらに治療と、尋問を行っていた。

大内田らはキールセキ駐屯地から再びアルーへと移動していた。

 

 

「ではこれより、バルクルス基地攻略作戦について説明いたします」

 

 

大内田は指揮所に集まっていた連合軍の幹部達に、次なる作戦の説明を始める。

 

 

大内田「現在、レイフォルとの国境から十数キロ地点に設けられたバルクルス基地があります。航空自衛隊による偵察と捕虜とした敵機甲師団の指揮官や兵士達全員からの聞き取りから、陸軍1個師団、戦闘機と爆撃機で編成された2個航空団が駐留していると判断いたしました。周辺の地形と基地構造を精査し、脅威となる敵師団を基地から引き摺り出し、空となった基地司令部を制圧したいと考えています」

 

マッカーサー「大内田殿、基地から出てきた敵の部隊に対しては?」

 

大内田「それは我々が相手します。しかし敵の指揮官に逃げられると厄介ですから全方位から攻め込む形で」

 

今村「分かりました。陸軍はこの世界に来てから近代化やらなんやらで白兵戦はこれが恐らく初…上手くいくといいが……」

 

今村の不安に大内田が言葉をかける。

 

大内田「大丈夫です。アメリカ陸軍はともかく、近代化された貴方方帝国陸軍は今や我々陸自と遜色ない実力を有しております。安心してください」

 

大内田からの励ましに今村は満面の笑みで応えた。

 

今村「分かりました。その言葉信じましょう!」

 

大内田「ご理解ありがとうございます。では早速、準備を始めましょう」

 

連合軍はバルクルス基地攻略に向けての準備に入り、脅威となる航空兵力の動きが制限される夜間に作戦が実行される事となった。

 

 

それから1日半後の、午後11時30分

 

 

「陸将、時間です」

 

大内田「よし!これよりバルクルス基地に向かう!」

 

バルクルス基地の敵師団を注意を引き付ける第7師団はアルーよりバルクルス方面に向けて進撃を開始した。

 

 

 

 


 

 

「まだ無線の不調は続いてるのか?」

 

 

バルクルス基地にある司令室で、ガオグゲルが通信参謀に無線の状態を聞く。

通信参謀は深刻そうな表情で首を横に振る。

 

「閣下、やはりこれは自然的なものではなく人為的なものなのでは?」

 

ガオグゲル「どうだろう………確かに通信妨害は理論的に可能とは聞いた事がある。だが我が軍ですらまだ構想段階な物を敵が使ってくるとは思えん。そうなると自然現象としか考えられん」

 

ガオグゲルの中に、電子妨害を日本が実行していると言う考えは無かった。

 

ガオグゲル「これが収まるまでは空中哨戒と付近の警戒を厳重に。それと、周辺の警戒も厳重に」

 

「了解」

  

ガオグゲルは有線電話による基地内の施設と部隊間での連絡の緊密、見張り塔への見張り員の増員、空中哨戒網の厳重化と航空部隊による24時間の緊急発進機を指示し、 守りを固めた。

 

 

しかし尚もガオグゲルは心中に違和感を感じた。

 

 

ガオグゲル(第4機甲師団と第1次攻撃隊との連絡途絶………それの前後で起きた通信とレーダー不調………偶然ではない。明らかに敵からの攻撃によるものだ。だが敵はどんな方法で……?)

 

 

深刻な表情で考えにふけるガオグゲル。答えらしい答えは導き出せず、もう来る筈の無い第4機甲師団からの伝令兵の到着を待つしかなかった。

 

 

それから数時間、すっかり夜は更けて、日付が変わった頃。

 

「閣下!」

 

ガオグゲル「どうした?」

 

「警戒に出ていた第20偵察隊より、アルー方面から敵軍が当基地に向かってきているとの事です!」

 

ガオグゲル「何っ!本当か!?」

 

「はい。報告では、敵軍は巨大な戦車と装甲車を多数保有していたとの事です!」

 

ガオグゲル「直ちに迎撃態勢をとれ!第3師団を迎撃に出せ!航空部隊も直ちに出撃だ!」

 

「了解!」 

 

バルクルス基地に警報が鳴り響き、基地内に居た陸軍第3師団、航空部隊が直ちに出撃準備に取り掛かり、僅か10分足らずで第3師団が基地より出撃した。

 

 一方その頃、バルクルス基地より南東方向を空中哨戒部隊のアンタレス3機が飛んでいた。

 

「もう直ぐ交替の時間だな」

 

哨戒隊の隊長は、腕時計で時間を確認する。

 

「しかし無線が使えないと不便だな」

 

隊長は自ら乗り込むアンタレスに搭載されている無線機の不調に悩まされていた。今の所、近くの友軍機同士とは発光信号で何とかやり取り出来ているので問題はないが、やはり無線交信に慣れると原始的な伝達方法は効率が悪い。

 

「交替時間だな。さっさと帰るか」

 

交替の時間となり、基地に引き返そうと操縦桿を捻ろうとした時、目の前に一瞬だけ光点が3つ程光ったのが見えた。

 

「ん?」

 

その方向に目線を向けた瞬間…

 

「うわぁ!」

 

目の前が強烈な光に包まれ、彼等は愛機共々、空中で四散した。

 

『こちらエクセル、目標地域に航空脅威なし』

 

「こちらモールリーダー了解」

 

 

空中哨戒隊を撃墜した第203飛行隊と後続の第3飛行隊はバルクルス基地への連合空挺団の降下に備えて上空の制空権確保に動いていた。

 

「こちらモールリーダー、バフへ」

 

『こちらバフ』

 

「敵航空目標を排除、貴隊は目標へ突入されたし」

 

『了解』 

 

203飛行隊の後方に居た第3飛行隊のF-3が麻痺状態のバルクルス基地の哨戒網を突破し、悠々と基地上空10000メートルへと到達した。

 

 

『バフリーダーより、全機へ、爆撃用意』

 

第3飛行隊のF-3戦闘機20機のエアインテイク脇に備えられていたレーザー目標指示ポッドから、バルクルス基地の戦闘機格納庫と弾薬庫にレーザー光線を照射する。

 

 

『ドロップ、レディ………ナウ!』

 

 

F-3に装備されていたGBU-54LJDAM、GBU-12ペイヴウェイが投下された。

地上に向けられるレーザー照射光を落下中の爆弾本体に搭載された受光装置が受け取り、その場所へ精密に落下する機能を持つレーザー誘導爆弾は、目標を捉え進路を変えながら落下していく。

 

そして、全爆弾は基地の航空機格納庫と弾薬庫に直撃し、基地に爆炎と煙が立ち込めた。

 

爆撃を受けたバルクルス基地に、爆発による衝撃波が伝わる。基地司令室の窓が衝撃波で割れ、中に居たガオグゲルは奥の壁に叩きつけられた。

 

ガオグゲル「うぅ………」

 

背中から感じる痛みに耐えながら立ち上がり、ガラスが割れた窓から外を見ると、航空機格納庫と弾薬庫が炎上しているのが見えた。

 

ガオグゲル「格納庫と弾薬庫が…………」

 

その直後、別の方向からまた爆音が聞こえてきた。その方向を向くと、レーダーと通信用アンテナが爆炎に包まれ、崩れ落ちていた。

この光景からガオグゲルは、敵は基地の空と耳を奪い、更には航空戦力を奪うために狙っているかのように爆弾を落としているのかもしれないと言う考えに至った。

 

ガオグゲル「バカな!こんな暗闇の中をどうやって狙ったんだ⁉︎こんなもの練度でどうにかできる問題ではないぞ!」

 

帝国軍でも精密爆撃と言う概念はあり、その方法とはもっぱらレーダー照準によるもので、基本的には搭載量が少ない爆弾を効率的に投下するための照準の補助に過ぎない。しかし彼の目の前には、正確に射貫かれたのように爆撃を受け炎上する格納庫と弾薬庫、レーダーと通信アンテナの姿がある。

 

 

ガオグゲル「クソ!基地防空隊に連絡!直ちに敵航空機の迎撃の準備に掛かれ!また来るぞ!」

 

 

ガオグゲルは直ちに基地防空部隊に迎撃態勢を取らせるが、レーダーが使えない状況では、敵の位置や方位が分からないため対空砲が打ち上げられない。

 

ガオグゲル「敵航空機は視認できたか⁈」

 

「駄目です!サーチライトを使って捜索していますが、発見できていません!」

 

一応、サーチライトを使って空に向けて目標を探すが、照射された光が届く距離が短いため、中々発見できない。

 

 

ガオグゲル「これだと敵が何処に居るか分からんではないか!」

 

まさかの状況にガオグゲルも他の幹部達もどうしたら良いのか全く分からないでいた。

 

 

「閣下!」

 

ガオグゲル「どうした!」

 

「対空砲陣地が攻撃を受けました!」

 

ガオグゲル「何だと⁉︎」

 

再び外を見ると、先程まで存在していた対空砲陣地から炎と煙が上がっていた。

 

ガオグゲル「対空砲まで………これでは基地は丸裸だ!他に防ぐ手立ては無いか?」

 

「一応、整備に回していた対空機銃が2基ありますが」

 

ガオグゲル「直ぐに準備させろ。今は機銃1丁でも貴重だ」

 

「了解!」

 

だが機銃2丁では気休め程度にしかならない事は分かっているが、今の状況を考えれば使える機銃があった事は幸運と思わなければならない。

 

 

 

その頃、暗闇の空をC-2とC-130がバルクルス基地に向けて飛行していた。 

 

「降下10分前です!」

 

C-2に搭乗していた連合空挺団は降下に備え、パラシュートや武器等の装具の点検を行う。

 

「1番機ぃぃぃ、行くぞ!」

 

「「「「「おうっ!」」」」」

 

「行くぞ!」

 

「「「「「おうっ!」」」」」

 

「立てぇい!」

 

指揮官の掛け声に皆が応え気合いを入れ、一斉に全員が座席から立ち上がる。貨物室内の左右一列に並び、パラシュートから延びる開傘索を機内のワイヤーに引っ掛けて降下に備える。

 

「重ねて言うが、この作戦の成否が今後の戦いに大きく影響する!良いかぁ!我々は何だ!」

 

「「「「「精鋭無比!天皇陛下万歳ッ‼︎」」」」」

 

「いいか貴様ら、我々も日本陸軍に遅れをとるなよ?とるような腰抜けはいねぁよな!いるようだったら家に帰ってお袋のエプロンで泣いてやがれ‼︎」

 

「「「「yes sir‼︎ for the freedom‼︎for the America‼︎」」」」

 

「よく聞け、我々は祖国…大英帝国の栄えある勇者だ‼︎かつてナポレオンを打ち破った勇者達の血は我々の中にも流れている!今こそ、女王陛下の為に、祖国に再び栄光をもたらさん‼︎」

 

「「「「女王陛下万歳ッ‼︎大英帝国に栄光あれッ‼︎」」」」

 

降下長が機内のランプドアを開け、全員が降下準備に入る。開けられたハッチの向こうを見ると月明かりのない暗闇が広がり、下を見ると暗闇で真下にあるであろう降下予定地点はハッキリとは見えないが僅かに炎による明かりが見える。

  

「もうすぐ直ぐ降下だ!備えろ!」

 

降下長の言葉に、降下のため全員身構える。

 

『コンボイ1番機、コース良し、コース良し!用意、用意、用意…………降下!降下!降下!』

 

ランプドアの側にある表示灯が赤から青に変わり、降下長が合図を出すと同時に先頭の隊員が一歩踏み出し、機外へと飛び出していき、流れるように後続の隊員達も次々とC-2から飛び降りていく。

飛び降りた隊員のパラシュートを繋いでいるワイヤーが強制的にパラシュートを開き、夜空に紛れるような黒色の落下傘を頼りにバルクルス基地へ向けて降下していく。

 

 

 

 

 


 

 

 

輸送機から降下した特殊空挺連隊は暗闇の中、爆撃で炎上しているバルクルス基地からの光を頼りに向かって降りていく。

 

鴨志田(この暗闇じゃ、コイツだけが頼りか)

 

今回の作戦で第一挺進団に所属する『鴨志田』中佐は腕時計のデジタル高度計を見ながら現在の高度を確認する。

  

鴨志田(頼むから誰も気付いてくれるなよ)

 

彼を含めた隊員達は敵がこちらを発見していない事を祈るが今の所、バルクルス基地からは銃撃は無く気付かれた様子は無い。彼等は何事もなく降下していく。

 

鴨志田「見えた」

 

高度が下がり、基地全体が視界に入った。所々で走り回る帝国兵の姿も見える。鴨志田達は比較的敵兵士の数が少ない基地の南側にある無人の兵舎近くに降り立てるように落下傘を操作し、兵舎前へ向けて進路を変える。

 

鴨志田(敵か)

 

真下に3人の敵兵の姿が見え、鴨志田と3人の隊員は片足のホルスターからサプレッサー付きのニューナンブM57を引き抜く。

 

鴨志田「南無山」

 

そう呟き引き金を引くと9×19パラベラム弾が撃ち出され、栓が抜けたような音と共に敵兵が倒れた。

 

鴨志田「確保」

 

敵兵を始末し、周囲の安全を確認して隊員達は遂にバルクルス基地に降り立った。第1空挺団仕込みの五点着地で怪我なく無事に目的地に着地した隊員達はパラシュートを急いで巻き取り、パラシュート入れに押し込む。

そして、直ぐにメインウェポンとなる四五式自動小銃(H&K G3)、M16、EM-1をそれぞれ準備し、戦闘態勢を整える。

 

鴨志田「よし、ここで後続を待つぞ」

 

周囲の安全を確保し、残りの部隊との合流を待つ。

 

「中佐、来ました」

 

部下の一人が上を指差し上を向くと、後続の第1空挺団が降りてくるのが見える。次々と降り立つ第1空挺団の五点着地から戦闘態勢への移行は、訓練で共に行動した鴨志田達でも感嘆する。

 

「鴨志田中佐、橋本です」

 

第1空挺団の現場指揮官である橋本1尉が鴨志田達の元へ駆け寄ってくる。

 

志田「橋本1尉、今回は宜しく頼みます」

 

橋本「こちらこそ。では改めて確認しましょう」

 

橋本と鴨志田は今回の作戦内容を簡潔に確認する。

 

橋本「我々は基地内の通信手段の無力化と陽動による貴隊の突入援護、貴隊は敵基地司令部の制圧で宜しいですね?」

 

志田「はい。では善は急げ。行きましょう!」

 

確認を終えて互いに行動を開始した。

第1空挺団は周辺施設に向け、連合空挺団は基地司令部に向かって別れた。

 

 

鴨志田(確か見取り図ではこの先だな)

 

鴨志田達と同伴するアメリカ・イギリス両軍の兵士達は頭の中に記憶している基地の見取り図を思い出しながら、暗視装置越しに司令部へ続く建物の壁を背に帝国兵の死角となる場所を素早く移動する。

彼等は帝国兵に見つからないよう足音を立てず、気配を殺しながら目的地へと足を進めるが、一向に敵兵の姿と気配は無い。何処にも敵が居ないのである。

 

鴨志田(好都合だ)

 

肉眼ならまだしも、暗視装置を装備しているため夜間でも方向感覚を失う事なく、彼らは最適なルートを辿り、目標へと近づく。

 

鴨志田(見えた!)

 

基地司令部が置かれたコンクリート製の建物の近くに到達した。だがその建物は周囲をフェンスに覆われ、入り口には歩哨が2人立っており、奥には警備詰め所がある。

 

 

鴨志田(やはり此処だけは警戒が厳重だな………時間だとそろそろか)

 

腕時計で時間を確認するとカウントを開始した。

 

 

鴨志田(3…2…1!)

 

カウントが0になった瞬間、周囲の施設から光が消えた。

それと同時に爆発が各所で発生し、基地内に居た帝国兵達の動きが慌ただしくなり、爆発があった場所へと向かっていく。

 

 

鴨志田(流石は日本国の精鋭だ……我々も負けてられん)

 

特殊空挺連隊と別行動を取っている第1空挺団が基地の電力を賄っている発電施設の発電機を破壊、基地全体の電気関連機器が停止し辺りは真っ暗となる。闇夜の中、鴨志田達は暗視装置越しに司令部施設へと接近し、手にしていた四五式を正門の警備兵に照準を合わせた。

 

カチンッ!

 

引き金を引くと、カチッとした音と共に警備兵が頭部から血を吹き倒れた。

 

警備兵を始末し、ゲートを突破すると側にある警備詰め所の正門扉と裏門扉に取り付き、突入態勢に入った。

ハンドサインで米兵2人の隊員が扉をノックする。

 

 

『何だ?』

 

「交替だ。開けてくれ」

 

『そうか。ちょっと待ってろ』

 

中に居た警備兵が扉の鍵を開け、ゆっくりと扉を開ける。

 

(Go!)

  

同時に隊員達は雪崩れ込むように詰所へ押し入り、中に居た警備兵をM16で一人残らず射殺する。

 

「クリア」

 

「へっチョロいモンだぜ」

 

鴨志田「警備詰め所を押さえた。第2小隊は通信室を押さえろ」

 

「了解」

  

第2小隊は隣にあった通信室に向かい、これも難なく制圧に成功し通信機を破壊し電話線を切断、基地司令部は完全に他の施設から完全に孤立した状態とさせた。

チャーリー達は基地司令部に関する情報が無いかを確認する。

 

「hey、ここの見取り図だ」

 

米兵の一人が警備室内から司令部の見取り図を見つけ、机の上に広げた。

 

「こりゃいい収穫だ。敵司令部の制圧が楽になる」

 

見取り図には司令部施設の間取りや地下へ続く通路と非常口、排気ダクト位置細かく書かれていた。

鴨志田は全員を集め、司令部の見取り図を頭に記憶させる。

  

鴨志田「よし。これより敵将の首を取りに行くぞ」

 

隊は警備詰め所から司令部の建物へと移動し、そこから建物を囲むよう四方に展開、見取り図にあった入り口や非常口に就く。

 

鴨志田「各部配置確認」

 

配置を確認し突入の準備に入った。入り口にある鋼鉄製の扉に爆薬を仕掛ける。 

「爆薬設置完了」

 

「退避ッ」

 

腕時計でカウントを始める。

 

鴨志田「3…2…1!」

 

点火栓を捻ると爆薬が爆発し、扉が吹き飛んだ。 

 

「突入!」

 

「GO GO GO!」

 

鴨志田達は突入を開始した。

突入した彼等は、複雑に入り組んでる通路を記憶した地図の通り、司令室がある方向へ走りながら奥へ奥へと進んでいく。

 

 

「なんだ貴様r」

 

「おねんねしてなッ!」

 

その途中で、武装した帝国兵と出くわしたが米兵の1人が迷う事なく帝国兵を射殺し、更に奥に進んでいく。

 

「あれだ!」

  

司令室と書かれた扉を発見し、スタングレネードを手に取りピンを引き抜いて安全レバー握り締める。

 

「マスターキーだ」

 

「OK!」

 

ポイントマンがウィンチェスターM1912でドアの蝶番を破壊し、扉を蹴破る。

 

 

 

「フラッシュ‼︎」

 

そう叫びスタングレネードを投げ入れる。

その瞬間、室内から複数の爆音が響き、それが収まると司令室へと突入した。

 

ガオグゲル「ううっ……」

 

そこには、両目を両手で押さえながら床で転げ回るガオグゲルの姿があった。懐から敵将の写真を取り出し本人かどうかを確認する。

 

鴨志田「間違いない、目標だ。拘束するぞ」

 

志田は彼の両手と両足を手錠で拘束し、目をアイマスクで覆い、口に自殺防止用の猿轡を噛ませる。

 

 

「撤収だ!」

 

この瞬間、バルクルス基地は完全に軍事基地としての機能を損失した。

 

 

そして夜が明ける頃には敵師団を壊滅させた第7師団が突入、その日のうちにバルクルス基地は占領された。

 

 

 

 

 

 

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