ホシノ系オリ主がキヴォトスで暮らす話 作:一般通過死徒転生体
まあクライシスコアもやってたんですが、一番の理由は「違う・・・過去おじはこんなんじゃないしユメ先輩もこんなんじゃない!!」という感じでセルフ解釈違い起こしまくってたからです。
前回のあらすじですよ!ご友人!
※今回話が一気に飛びます。つまり役に立たないということです。
黒服(電話)『その子中学卒業したらアビドス入れるから』
ロア、ホシノ、ユメ「「「は?」」」
ーカイザーコーポレーション支社にて・・・
「なあ、お前『黒い残影』の噂知ってるか?」
そう聞いてくるのはオートマタの同僚だ。
オートマタの、とはいったが俺もオートマタだから何を言っているんだ。という話ではあるが。
それに、こういう話は休憩中にしないとまた部長にどやされるのだが、今はその部長がいないため、周囲の他のオートマタも話しつつ作業をしている。今はそういう時間なのだろう。
「何だよそれ、新手の怪談か?」
「そんなんじゃねえよ。何でも『黒い残影』ってのはアビドスを中心に活動している組織の『終止符事務所』って所の所長らしくてな、金を払えば限度はあるが、まあ基本的に何でもやってくれるらしい」
「容姿の情報は百鬼夜行のような黒い着物に、黒い仮面だそうだ」
「だから『黒い残影』か」
「まあ平たくいえば何でも屋だな。最近の活動情報は猫探しだ」
猫探しねえ・・・本当に何でもやってるんだな。
あ?今こいつ活動情報といったか?カイザーがわざわざ一個人の為に情報を?
「本社の人間が興味を示すような問題でも無さそうだが・・・なぜ活動情報なんて集めてるんだ?」
そう言うと目の前のやつは液晶に映っている顔を変え、少し心配しているような声色で言う。
「お前本当に知らないのか?少しは情勢にも興味を持った方がいいぞ」
「うるせ。で?なんでマークされてんだ。その『黒い残影』ってのは」
「ここと同じようなカイザーの支社が一個潰されてんだよ。しかも、そいつ単騎でだ」
「は?」
支社を潰した?カイザーの?しかも単騎で?まともじゃない。それは化け物と呼んだ方がいいだろう。
「気持ちはすげえわかる。でも潰された理由が理由でな」
「り、理由って?」
「まあ何時もの上層部の身勝手だ」
「なんでも、達成報酬を支払わず兵士で潰しにかかったらしい。その報復として2大隊規模の兵士を再起不能、上層部はCPUを軽く破損してる。建物の中も滅茶苦茶だったらしい」
俺達オートマタはCPUを破壊されるとその時点で機能を停止する。
早い話が、CPUが人間にとっての脳で、そこを潰されると即座に死に至る。と言うことだ。
「ひでえな。そんな化け物相手にしたくないもんだぜ」
「本当にな。それはそうとおまえ、このま「お前ら無駄話してる暇があったら手を動かせ」はーい」
部長が帰ってきてしまったから、作業に集中しなければ。
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薄暗いオフィスの奥に位置する机。
そこに盗聴器を耳に取り付け、漆黒の和服に身を包む青年が座っていた。
青年の名前は阿座上ロア。
現在アビドス自地区周辺で活動している何でも屋『終止符事務所』の所長、『黒い残影』である。
青年は盗聴器を外し、呟く。
「まだ活動を初めてから数ヶ月もたってないが・・・やはりカイザーの支部を潰したのが大きかったか」
彼がこのキヴォトスに来てから少し時間がたち、ようやくこの銃社会に慣れてきた、というときに舞い込んできた大型の依頼。
報酬も十分で、やりごたえもありそうだったから期待していたのだが。
まさか依頼に行ったタイミングではなく、終了のタイミングで騙して悪いがされるとは思わなかった。
「やっぱカイザーはどこまで行ってもカイザーか。一度でも信じた私が馬鹿だった」
それに、カイザーは不当な金利をアビドスに押し付けている相手でもある。
まあ、それを知りつつ契約書にサインした旧生徒会も旧生徒会だが。
とおるるるるるんっとおるるるるるるん
携帯がなり、電話にでる。相手は小鳥遊さんーピンク髪の私より身長が低くて、ツンデレの先輩ーだ。
「もしもし、阿座上ロアです」
『バイトが終わったら、ユメ先輩が話したいことがあるらしいので校舎によってください』
ユメ先輩ー淡い緑色の髪の先輩だ。何がとは言わないがデカいーは突飛な思い付きをよくする。今回もそのたぐいだろう。
「了解しました。校舎によればい『ロア君聞こえてるー!?』耳がつぶれるっ」
なんだ!?急にでかい声が!?やばい耳がキーンとする!
『ユメ先輩!スマホ返してください!』
『今日学校で会議するから来てねー!あっバイト終わってからでも大丈夫だからねー!』
「了解しました。バイトが終わったら向かいます」
『ふんっ!と、取った。ユーメーせーんーぱーいー?』
『わあっホシノちゃんがおこったー!』
『とにかく、待ってますから』
そう言うと小鳥遊さんは電話を切った。
・・・正直な事を言うと、あの二人が揃っている時にはあまり会いたくない。
昔の私と
当然そんな感情を向けるのはお門違いと言うやつだろう。
だが、思い出さずにはいられないのだ。あの日々を。
『後輩君、あの雲くらげみたいだよ!』
『本当ですね。とてもよく似ていると思いますよ、先輩』
・・・やめよう。これ以上考えても、虚しく成るだけだ。
それはそれとして・・・
「立ち聞きはダサいですよ。黒服さん」
そう声をかけると、部屋の暗闇から黒服さんが現れる。
「ククッ気付かれていましたか」
「普通に入って来れないんですか?あなたは・・・」
そう、黒服さんは毎度毎度ワープで入ってくる。こちらの迷惑も考えてほしい。
「それで?本日は何の用で?定期実験ですか?」
「いえ、今日はその件ではなくあなたの『異能』についてです」
ぴくり、と眉を動かす。
『異能』
それは私がキヴォトスに来たときから持っていた特殊な力。
私が望んだものを手元に出現させ、私の何かを代償として持って行く特殊な力。
まさに『異能』だ。
いままで試した限り、出現させる物には私の記憶にある前世のアニメやゲーム、マンガなどの創作物の物や能力や、家電や日用品なども取り出すことができた。また、その特異性や練度で代償も変化する。今の実力で多用は出来ない。
因みに、現在の私の主武装は『決死の一生』とトンプソン・コンテンダーというガチガチの近距離戦特化となっている。
「あなたの異能はこれまで私が説明していたような単純な物ではなかったのです。あの力はまさに異能と呼ばれるに相応しい力でしょう」
「いいから、結論をください。人を待たせているんです」
少し急かすと、黒服さんは少し不機嫌オーラをまといつつも、興奮を隠しきるものではないようだ。厄介オタクみたいになってる。
「我々ゲマトリアの技術を使ってようやく発見できましたよ。あなたの能力の本質を!」
黒服さんはまくしたてるように言う。
「あなたが能力を使用した瞬間、空間に微弱なずれが生じました」
「お望み通り結論をいいましょう!あなたは平行世界に自分が存在していると定義し、それを媒介として干渉することで力を得ているのですよ!」
黒服さんの突然の言葉に思わずポカーンとしてしまう。
平行世界に干渉?どっかの大統領じゃないんだから。と、言いたいところだが。
実はそんな気はしていた。武器を出したときに断片的にだが、記憶のようなものが流れ込んでくるのだ。時にはL社だったり教会だったりどこかの司令部だったりととにかく沢山の記憶だ。
別の世界線の私なのだろうか?
「なんとなく察しはついていましたが・・・やはりですか」
「おや、気付かれていましたか」
「まあ、教えてくれてありがとうございます」
ひとまず礼は言う。疑念が確信に変わったのだ。成果としては上々だろう。
「とりあえず、私は呼ばれてるので行きますよ。次にあうのは定期実験になるでしょう」
そう言い残し自分の事務所を退出する。
「『ビナー』の事も彼にたのんでみましょうか。これからも、見守らせていただきますよ、『アカシャの蛇』。クッククックククッ!」
事務所には、気味の悪い笑い声をあげる大人のみが残されたのだった。
どこにでも存在するがある一つの場所にしか存在しない、シュレディンガーの阿座上ロア。
欠損描写って大丈夫ですか?
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大丈夫
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大丈夫じゃない
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いいから続きを書け