ピンク玉の神秘   作:サイリウム(夕宙リウム)

29 / 31
29:あえた!!!

 

「らいてーい、何秒だった?」

 

『少し待て……、32秒だな!』

 

「むっ! マルコちゃん47秒! 負けた!」

 

 

くやしー! と言いながらデカグラマトンの残骸を飲み込んでいく。あ、はろはろ! マルコだよ!

 

今ね、クソAIどもの掃討作戦実施してるの! この前声かけろって言ってた雷帝も誘ってね? でもまぁ正直に言うと私達2人でなんとかなるレベルだし、ちょっと前に学園の子たちと遭遇戦したらしいからその報復に近い。既に場所は解ってるからねー、単身飛び込んでどっちが早いかタイムアタックしてたの! まぁ相性の差もあるだろうけど……、結構負けちゃったねぇ。寒いの嫌だったからゲブラ譲ったけど失敗だったかな?

 

 

「むぅ、やっぱり雷には速度じゃ勝てないなぁ。ダメナイトの強化が入ってないとはいえ“崇高”だし。マルコちゃんが力負けするとか相当よ? この前ホンキ腕相撲で負けたし。」

 

『はっはっは! まぁ雷帝故な! ……だが正直言ってお前の成長スピードも大概だぞ? 捕食した神秘分強化されるとか色々とバグってる。流石星の戦士の因子というべきか。』

 

「ま、私とぽよ様ですしね!」

 

『ぽーよ!!!』

 

 

スマホから聞こえる声にそう答えながら、指を折ってモグモグした奴らを思い出していく。

 

アリスちゃんたちの保護を終わらせた私たちは、政治関連をセイア様とサクラコ様に任せているのを良いことに暴れ回った。確かになんかウチの子にちょっかいかけたっていう報復の意味はあるけれど、わざわざ預言者全員殺しに行く必要はない。まぁいつものマルコちゃん暴走案件+原作ブレイクって感じ。

 

いやだってもう雷帝のせいで原作とかぶっ壊れてるでしょう? それにメイン戦力が私一人だった所に、なんか着々と強くなってきてる暗黒卿に、私が唯一負けた雷帝さまもいる。ついでに学園の戦力を考えたらさ? もう原作が始まって先生の補助が受けられるようになるまで待つっていう選択肢は消えるでしょう? わざわざ相手さんに時間を与える意味もないし、今後キヴォトスの外に目を向けるのなら内部の問題はお掃除しておくに限る!

 

 

(おかげさまで正実の仕事をほとんどほっぽりだすことになっちゃったけど……。これもこれで私なりの正義を実現してるってことなので多分大丈夫。ま、とりあえずはこれで完了だし、明日からはちゃんとお仕事しようかな?)

 

 

脱線した思考を戻し。一つ一つ味を思い出しながら、指を折って行く。思い出すのはもちろん神に成ろうとした愚かなAIちゃんたちだ。お前らなんかでじわにゃの足元にも及ばないんだよ!(事実)

 

デカグラマトン本体の自販機は速攻で飲み下したでしょ? 第一セフィラのケテル、多脚戦車はカニかと思って齧りついたら足が不味くて残念だったし、第二のコクマーは暑くてしんどかった。第三のビナーはこの前倒して雷帝戦の後に残骸も全部食べたでしょ? んで4番目のケセドは今倒した。弱かったです!!!

 

んで第五のゲブラは今ちょうど雷帝が処理して後で私のおやつに、第六第七の鋼鉄大陸のティファレト&ネツァクも雷帝が崇高状態の慣らし運転の名目で倒しちゃったから、今では私のお腹の中。ちょっとぱりぱりしてて美味しかったんだよね。んで第八のホド君はなんかサクラコ様が討伐したのでこっちもご馳走様済み。

 

あと第九のイェソドなんだけどリオちゃがデジタルわにゃのテストってことで大量に彼らを送り込んだら神秘量に押し潰されて崩壊、物言わぬ鉄くずになったらしいからこっちも終わってる。後は最後。第十セフィラのマルクトちゃんなんだけど……。どこにいるんだろ?

 

 

「一回あのロリ三人衆見かけたから存在していないわけではないんだろうし、どこかで隠れてはいるんだろうけど……。食べ損ねちゃったんだよなぁ。」

 

 

確かコクマーの時だっけ? 倒し終わった後にモグモグしてたらこっちを観察しに来ていたのかあの三人衆とバッタリ目が合っちゃってさ。追いかけて情報吐かせようと思ったら全速力で逃げ出しちゃったから見失っちゃったんだよね。雷帝の方も見かけたけど確保する前に逃げられたみたいだし……。

 

一応ね? 探すのは簡単なのよ。なんかリオちゃのパソコンの中で無限増殖してるらしい『でじわにゃ』たちをキヴォトス全域のネットワークに投げ込んだら速攻で見つけ出してくれる。オフラインだとしても彼らは実体化して勝手に動き回ることも可能だから、逃げ切ることはできないんだけど……そうなるとキヴォトスのネットワークが全部わにゃに占拠されちゃうんだよね。

 

 

(今はまだ私達の言うことを聞いてくれてるからいいけれど、アニメの大王陛下みたいに離反されないよう気を付けないと。……サンドイッチの配給時は分厚くしよう。クラムチャウダーも付けちゃうし、おかわり無料!)

 

 

というわけでマルクトの情報は一切なし。勿論彼女は人型、今のゲマトリアみたいに無毒化していい子ちゃんにしてるのなら食べる気はないんだけど、いずれ敵になるつもりなのならもう全部飲み込んじゃうつもりなのは事実。早く会って事実確認したかったんだけど……。ま、当分出てくることはないでしょ。

 

脳内でそう纏めながら、もう一度さっき倒した奴。ケセドに齧りついていく。

 

 

『ぽよ?』

 

「ん? あぁ大丈夫ですって。ここ私と学園の子しかいないですし。でも教えてくれてありがとうございますね、ぽよ様!」

 

『はぁ~い!』

 

 

そんな食べ方して大丈夫なの? と聞いてくれた彼にそう返す。

 

いやね? 私がアリスとケイを娘として保護したのは周知の事実だとは思うんだけど……。このまえ家で廃棄戦車食べてたのをアリスに見られてね? 『アリスも挑戦したいです!』って噛みついちゃったのよ。一応歯形は出来たんだけど、普通に怪我してね……。ケイから『AIの私が言うのも何ですが、あなた本当に人間ですか? あとアリスが真似するので控えてください。』って怒られちゃった。

 

それからお家で鉄分を取るのを止めてたんだけど、ぽよ様はそれを見て不安に思ってくださったのだろう。いやはや、ありがたい限りです……。

 

っと! ぽよ様、そろそろですよね?

 

 

『ぽよ! ぽ~よ!』

 

 

私がケセドの残骸を全て飲み込んだ瞬間、ぽよ様がそう声を上げる。

 

そしてその瞬間……。

 

 

ようやく、私の肉体が、満ちた。

 

 

 

(…………うん、完全。10人全部、灯った。)

 

 

 

地面に落ちていたガラス片が、私の頭部。その上のヘイローを映す。そこにあるのは、全ての丸が桃色に染まった私のヘイロー。ついに私は、全ての小ぽよ様に光を灯すことが出来た。そしてこの身で感じられる途轍もない充足感。まさに今なら何でもできる、と思えるほどの全能感。

 

 

『ぽよ!』

 

「……ですね、ようやく足元まで辿り着きましたよ。ぽよ様! まぁここからの成長方法が解んないのでお隣に立てるかどうかはちょっとよく解んないんですが。」

 

『ぽよぽーよ!』

 

「え、こっち来る? ちょ、ちょっと待ってくださいね……。」

 

 

そ、そうですよね。なんかシャドウぽよ様に先越されましたけどずっとぽよ様こっちに来たがってましたもんね? でも流石にそのまま来られると私もキヴォトスも吹き飛ぶ可能性ががが……。あ、神秘の抑え方覚えた? さっすがぁ! んじゃちょっと踏ん張ってみますね……!

 

えっと、繋がりを意識して座標を送る感覚。ワープスターがこっちに飛んできやすいように正確な情報を送って、同時に神秘を強く放出することで大きな道しるべに……。

 

 

「ッ!」

 

 

思考を纏め全力で神秘を放出した瞬間。私の目の前に大きな黄色い星型の穴が生み出される。

 

その先に見えるのは、明らかに別宇宙。私達がいるキヴォトスでは観測したことのない星々が瞬き、輝いている。そして何よりも私の注意を引く、黄色いお星さま。そしてそこから手を振りながら飛んでくるピンク色の球体。あは! あはは! すごいすごい!

 

ぽよ様ー! こっちですー! いやもう待てないな? わたしから行っちゃうもんねー!!!

 

 

「とりゃぁぁ!!!」

 

 

叫びながら、もう全力でその向こう。宇宙空間に飛び込む。全身に宙がひろがり、より彼との距離が近づいてくる。まんまる! まんまるだ! なんか宇宙空間だけど声聞こえる! ……ん? 宇宙空間? なんで私生身で生きてるんだ? まぁいいや! 

 

とにかく……、カービィ!!!

 

 

「はぁーい!!!」

 

「あぁんもうお会いしとう御座いましたッ!!! だっこ! だっこさせて! ぎゅーしよ!」

 

「ぽよ!」

 

 

ワープスターから飛び降りこちらに飛び込んできてくれるぽよ様を受け止め。その場でクルクルと周りぎゅーっと抱きしめる。わぁ! もちもち! ひゃわわ! あぁもう死んでもいいや! あ、ダメ? じゃあ生きる!!! やぁぁぁと! 会えた!!!!! うれしいい!!!!!

 

 

「ぽよぽーよ!!!」

 

「ぽよ様も! そんなに思っていただけて、マルコ感謝の至りッ!」

 

「ぽよ? かーびぃ!」

 

「あ、名前呼びですね! 確かにもう控える必要はないですし……、もうどんどん呼んじゃいますね! カービィ! カービィ! カービィ! だぁーいすき!!!」

 

「ぽよよー! まるこ! まるこ! ……ぽよ?」

 

 

二人で名前を呼び合いながらるんるんダンスをしていると……、何故かワープスターが私とカービィの背中を叩いてきた。おん? どうしたのワープスター様。一応私用の戦闘機として同じ名前なのを開発してもらってるけど要求スペックが高すぎるのかリオちゃだけじゃなく物知りワドルディも頭を抱えてるって話……。とは違うんですか? え、後ろ見ろ?

 

そう言われ二人で後ろを振り返ってみれば……、“何もない”。

 

私が通って来たはずの穴が、消えてなくなっている。

 

 

「ぽよ?」

 

「ア、スゥゥゥ……」

 

 

もしかして私、ポップスターに取り残されちゃった感じ?

 

せ、セイア様ぁ! 雷帝ぃ! みんなぁ! たすけてぇぇぇ!!!

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

「というわけでそこの“おまぬけまんまる顔”は石抱きの刑を受けてもらっているというわけだ。ったくこちらの身にもなってくれよほんと。無理矢理神秘を強化して未来視に指向性を持たせて座標を割り出した後に雷帝を派遣? しかも帰りにご本人連れてくるとかほんともう勘弁してくれ……。」

 

「あ、あはは……。まぁセイア様。丸く収まったわけですしね? 主な脅威は去りましたし、少しぐらいは息を抜いてもよろしいかと。……あ、カービィさん? お口にケーキのクリームが付いてらっしゃいますよ?」

 

「ぽよ? はぁーい! さくらこ! さくらこ!」

 

「はいはい、サクラコですよ。おかわりも用意しましょうねぇ。」

 

「……最近ワドルディにすら怖がられてたせいか、サクラコまで壊れかけてるわね。本当に休暇取らせた方がよさそう。それにしてもこの保有エネルギー量。規格外ですら言葉が足りないなんて、本当に何といえばいいのか。」

 

「ま! 星の戦士故な! 何かに当て嵌めるよりそういうものとして認識した方が良いぞリオ! にしてもこのキヴォトスで再び相まみえることになるとは! カービィ、覚えてる? 余だよ? 余。」

 

「よ? よ!!! はぁ~い!!!」

 

「あ、余じゃなくて雷帝って呼んで。うん。我名前あるけどアレちょっと嫌いだし、と言って余呼びもちょっとアレだからね? うん。雷帝で。」

 

「…………ででで?」

 

「ち、違うぞ!」

 

 

 

 

 

 

「あ、あぁ。そろそろご勘弁頂いても……。」

 

「「「「「駄目」」」」」

 

 

ひ、ひぃん!

 

なんか宇宙空間でも無事だった私は、ぽよ様にお会いできたことが嬉し過ぎてそのまま向こうに行っちゃったんだけど……。まぁね? うん。そのまま取り残されちゃいまして……。

 

私がぽよ様を呼ぶプロセスは、私を一種の目印として彼をキヴォトスに呼び込むという法策だ。私とカービィとの繋がりが道となり、私が神秘を燃やし輝かせることで呼び出す。まぁ私自身がその出入口になるわけだから通り抜けた瞬間爆散するって感じだったんだけど……。その“出入口”である私が、ポップスター側に行ってしまったのだ。そりゃ帰って来れなくなるよね、っていう。

 

んで私の反応が消えたってことでキヴォトス、正確には『秘密のお茶会』は大慌て。急いでセイア様に無理矢理神秘、ポップスター産の回復アイテムを口に突っ込んで強化し、未来視で私の現状などを把握。座標を割り出した後は雷帝が崇高化しアナザーディメンションを経由してポップスターへ。そこから先はぽよ様のワープスターに乗ってキヴォトスまでひとっ飛び。というわけだ。

 

けれどまぁ私が思いっきり心配かけたのは事実でね?

 

 

(うぅ、正座足痺れるぅ!)

 

 

こうやって正座させられてその膝の上に石を置かれるっていう反省会が実施されている。うぅ、今日は普通にお茶会のはずだったのに! ……というか別に重くはないんだけど、これ普通の石じゃないよね? 中に鉄とか入ってない? あ、入ってるの。

 

キヴォトス人だから拷問になってないけどかなりヤバいことされてるなぁ、なんてのんきなことを考えていると明らかに炭酸飲料を口にしていたセイア様が口を開く。纏う雰囲気を変えているあたり、本題に入るのだろう。

 

 

「さて、色々と予想外なことが起きたが、現在判明しているキヴォトス内で起きる“危機”は粗方対処できたと言っていいだろう。無論未だ残る問題や、我らが認識していない物も数多くあるだろうが早急に対処すべき案件はもうない。ここまではいいかい?」

 

「えぇ、同意致します。」

 

 

セイア様の問いかけに、それ以外の代表としてサクラコ様がそう答える。若干暗黒卿オーラが出ているが、ぽよ様が時たま彼女の腕を叩いて『ケーキ食べさせて』しているせいか非常に雰囲気が乱高下してらっしゃる。食べさせている時は背後にお花が見えて、それ以外は深淵が見えるとか凄いなぁ。……それはそれとして凄い羨ましい。血涙でちゃう。うぎぎぎぎ!!!

 

 

「となると、今後はキヴォトス外の脅威と戦うために我らは備えなければいけないわけだが……。とりあえずは彼の母星、でいいのかな? ポップスターとの交流を進めたいと思う。まぁこちらとあちらの神秘密度の差から、関わり過ぎるとキヴォトスが消失するのだが……。」

 

「最低限に留めるべきね。技術担当として言わせてもらうけれど、これ以上の交流は今のキヴォトスが崩壊する恐れがあるわ。なんとか『学園』で完結しているけれど、『デジタルワドルディ』が外部に流れるだけで終わるわ。」

 

 

セイア様の懸念に、リオちゃが補足を入れる。まぁ実際でじわにゃちゃん一人でキヴォトスのネットワーク破壊できちゃうからね……。ブルアカで言うとセミナー犯罪者の黒崎コユキちゃんが数倍強化されて好き勝手歩き回っているようなものだからマジでお外に出せないのよね。うん。

 

私としても目の届く『学園』内で色々収めてもらえる方が助かる。

 

 

「そもそも、私達が抱える武力自体過剰ですものね。……これまで通り裏から世界を守る様に動くべきかと愚考します。それとこの子たちですが、“そういう存在がいる”程度で止める程度がよいかと。」

 

「やはり、か。……となると現状維持をしながら少しずつ関係性を構築。といったところか。ところで雷帝。あちらの統治者との面識があるのだろう? どうだ、我らは彼らの庇護下に入れそうか?」

 

「ん? あぁ大王陛下か? アニメ版ではなくゲーム版の彼故大丈夫だろう。それに彼はプププランドの王だからな、良き友人として付き合っておけば有事の際は手を貸してくれるだろう。別に庇護下とかそういうのはあちらは考えていないと思うぞ?」

 

 

だよねぇ。というかあっちに外交の概念があるか解んないし……。とりあえずなんか美味しいもの持って行ってなかよくしよー! って言っておけば丸く収まると思うよ。まぁその分いらんもん呼び込む可能性が高く成るけど、カービィが来ちゃってる時点でもうどうにもならないね!

 

……とりあえず絶対遊びに来そうな薄紫悪魔を足止め出来るぐらいには強くならないとな、うん。

 

 

「ま、それ相応に厄介ごとは増えるだろうが、余とマルコで何とか抑えられる体制を整えるべきだな。……だがその前に、一つ熟しておきたいことがある。マルコ、貴様なら解るだろう?」

 

「え? ……あぁ、クロコちゃんのこと?」

 

「うむ。折角戦力が集まっているのだ、生まれる前に落す。もしくはどこかの世界に迷惑をかける前に回収する。やってやろうではないか。幸い、“こちらから逆探知”する方法はそろっている。」

 

 

原作と“彼ら”が相まみえたのはベアトリーチェのおかげであったが、アイツは私たちがぶっ飛ばしちゃった。まぁもっと正確に言えば私じゃなくて学園の子たちがやったことで、敵本人も置物の一つにしちゃったんだけど……。まぁそのせいで彼と彼女を助ける手法を失ってしまったことを意味していた。それは私も懸念していたんだけど、かといってアリウスの子たちを放置するのは話が違う。その選択に文句をいうつもりはない。

 

けれどせっかくならば知ってる物語全て事前に対処したいよね? と言うことで雷帝が色々と用意してくれていたらしい。こちらの反応を察知して寄って来るのであれば、こちらから探し出して叩いてしまえばよい。と言うことだろう。

 

 

「正直、“彼”。いや“彼女”か? 性別は解らぬがかの“仮面教諭”を救えるかは賭けだったが、このピンク玉がいるのであれば話が変わる。カービィ、残機は幾つ残っている?」

 

「ぽよ? ……いっぱい!」

 

「ならよし。後で幾つか分けてくれ。神秘を分解して“復活”の奇跡を再現してやろう。マルコ、船の手配は任せよう。」

 

「おっけー! ならなら! せっかくなら大規模に……、観艦式しちゃおう! 一番艦から四番艦までぜーんぶお披露目するの! みーんなお呼び出しして前夜祭! そして丸く収めて後夜祭だ! いいでしょいいでしょセイア様!!!」

 

「ぜ、全部出すの??? いや確実を求めるならそれが正解か。それに後々問題になるのは見えているし、いっそのこと一般公開した方が楽なのも事実だが……。その調整私がするのか? いやいつもの仕事に比べればマシだがナギサが……。いやもういいか。うんこうなりゃヤケだ、砲艦外交だ。もうセイアちゃんしーらない! マルコ! やるなら徹底的にやってしまえー!」

 

 





〇預言者タイムアタック

マルコと雷帝の間で流行したゲーム。デカグラマトンに殴り込みに行ってどっちが一番早く討伐できるかという勝負。ただ敵との相性やそもそもの強さの違いなどがあるためその辺りはじゃんけんで決めたり話し合いで決めたりする。マルコがヘイロー点灯8~9の状態で行ったため基本彼女が負けているのだが、完全体になった今こそ巻き返しの時……。え、もうマルクトしか残ってない? しゃあね、じゃあ見つけた方が倒していいってコトね!


〇招待状

キヴォトス全域に配られた聖ワドルディ学園への招待状。何でも今回初めて学園祭を公開するという。トリニティ・ミレニアム・ゲヘナの三大学園の首脳部はもちろん、他学園や連邦生徒会のお偉いさんにお誘いを行った。また秘密のお茶会の関係者や学園生徒の知人などにも配られているので、一部のアリウス生なども様子を見に行くようだ。勿論一般客用のチケットも大々的に販売されており、キヴォトスから多くの人が集まる予定。

なんでも数週間にわたり開催され、初日は超ド級な出し物が出てくるとか……。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。