ピンク玉の神秘   作:サイリウム(夕宙リウム)

3 / 31
3:だんす!

 

「うーす、おひさの奴はおひさー。初めましての奴はよろよろー。」

 

 

そんなことを言いながら、教室に突撃する。はぁ~い! 桃玉マルコちゃんだよ! 今日はね、初めての登校日!

 

ご存じの通り前世の記憶を取り戻しぽよ様の神秘に気が付くために、一月ほど寝込んでいた私。その寝込み出した日はなんと中学初日の登校日、その前日である。まぁ入学式前にぶっ倒れたんですよね。というわけでさっき職員室に顔出して自身の教室を聞き出し、突入したわけです。

 

あ、ちなみにトリニティのお嬢様中学校なので今の挨拶の点数は-500億点ですね。陰謀策謀渦巻くドロドロとしたところが自慢の我がトリニティ自治区、普通なら真っ先にイジメの対象になるんですが……。まぁ“ウチ”はね、特殊だから。トリニティの糧食を司るお家は違うのですよ。

 

貴女だって毎日ご飯は食べたいでしょう?(暗黒微笑)(わっぴ~!)

 

 

「マルコさん!!!」

 

 

そんなことを考えていると、大声と共に飛んでくる物体が一つ。いや二つ。

 

 

「おぉ、ハーちゃん。今日もダイナマイトだねぇ。」

 

「一月もっ! 大丈夫なのですか!?」

 

 

中一にしては規格外というか、すでに“発育の暴力”を顕現させ始めている彼女。私の幼馴染の一人である、羽川ハスミちゃんだ。未来の正義実現委員会、その副委員長様だね。とっても心配してくれていたようで、パタパタと羽を動かしてくれている。この感じ、心配8割久しぶり会えた喜び2割ってとこかな?

 

 

「ツーちゃんもおひさ。元気だった?」

 

「こっちのセリフだ。……ハスミも言ってたけど、もう平気なの?」

 

「おかげさまで元気いっぱいちゃん! 今日も朝ご飯たらふく食べて来たよー。」

 

 

その言葉に、安心とどこか呆れを含んだ安堵の声を漏らす二人。まぁ私の食欲は二人にとって既知のことだしねぇ。むしろ食欲で私の体調を判別してるとこまである。

 

そんな私に声を掛けてくれたのは、もう一人の幼馴染であるツーちゃんことツルギ、剣先ツルギちゃんだ。未来の委員長様だね。昔から乙女乙女してる子で、小4くらいまでは結構オープンだったんだけど、それ以降はそう言う話題を外でするのが恥ずかしくなったのか、私達に恋や愛の話題を振る時はちょっと赤くなってて可愛い子だ。まぁハーちゃんもね、どれだけ食べても太らない私に対してぷんすかしてるのがクソ可愛いんだけど。

 

 

「やー、マジごめんね? なんか生と死のはざまを反復横跳びしながら死の方に倒れ掛かってたみたいでさぁ。なんか42度が3週間ぐらい続いてたんだって。なんで生きてるのか笑えるよね。」

 

「「笑えないが?」ませんが?」

 

「あはー! まぁ中学でも仲良くしてもらえると助かる。んで私の席どこ?」

 

 

そんなことを話しながら、自分の席を教えて貰う。席に座る頃には他の子たちも状況を把握したようで、以前から付き合いのある子が何人か声を掛けてくれた。あぁ、もちろんちゃんとお嬢様として返してるよ? 素で話しても大丈夫なのはハーちゃんとツーちゃんだけだからねぇ。

 

見舞いの品が幼馴染を始め、各方面から送られてきていたのは既に把握済みだ。昨日そのすべてを確認し、今朝返礼の品を一斉に郵送した後に学校に来た形になる。けどまぁお礼の品送った程度でお話が終わる程お嬢様は楽じゃない。誰から何を送られたのか、それに対してのコメントは何が適切なのか。全部頭に入れた状態で話さないといけない。一応それ相応の教育は受けてるけど、私の苦手範囲だからねぇ。あらかじめカンペ用意して叩き込んで置かないと言葉に詰まるんよ。

 

はいはい、ごきげんようごきげんよう。感謝ですわ~。

 

 

「……いつ見ても落差が凄いですよね。」

 

「まぁマルコだしな。」

 

「えぇ。わざわざ手縫いの品を頂けるとは思っておらず、とても感謝しております。どうぞこれからもよしなに。あぁそう言えば先日例の品評会にご出席為されたとか。確か元木様も白藤様主催の茶会にご出席予定でしたよね? ぜひその時にお話をお聞かせ願いたく……。あれ? ハーちゃんツーちゃん。なんか言った?」

 

「「何も?」」

 

 

あ、そう? ならいいんだけど。……えぇ、えぇ。この度はどうもありがとうございました。ぜひご家族にもお礼のほどを。ではでは~。

 

 

「ふぃー。とりあえずこんなもんかな? 休み時間とかに他のクラスに顔出さなきゃならないだろうけど。いやー、待たせてごめんね二人とも。」

 

「いつも大変ですよね、私も多少話せはしますが……。」

 

「……口下手で悪かったな。」

 

 

そう言いながらツーちゃん、ツルギへと目を向けるハスミちゃん。まぁツーちゃんあんま喋んないタイプだし、戦闘訓練の授業とかになると口調すごいことなるもんねぇ。年々激しくなるし。未来を知ってる私からすればまだ今はかなりマシな方なんだけど、それでも一般お嬢様からすれば浮いてるもんねぇ。

 

ま! そんなところが可愛いんだけど!!! もっとキャハキャハ言って♡

 

 

「やだ。」

 

「う~ん、残念! でもそこが好き!」

 

「相変わらずですねぇ。」

 

 

あ、そうそうハーちゃん。武士の情けで言うか言わないか迷ってたけど、この一月で体重〇㎏ぐらい増えてない? 明らかに全身の肉付きが……。あだァ! なぐりゃ! なぐりゃないで! ぽかぽか禁止ぃ! お許し、お許しを! ほ、ほら! ウチの卸先で最近オープンした『Destroy Sugar』の限定スイーツ今度用意して来るからぁ!

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「また明日、マルコさん。」

 

「気をつけてな。」

 

「うんうん! じゃーねー!」

 

 

放課後、そんなことを言いながら二人と別れる。小学生の低学年までは婆やに迎えに来てもらっていたが、最近はもっぱら徒歩での帰宅である。途中まではハーちゃんとツーちゃんと楽しくおしゃべりして、別れた後は一人でとっとこ帰る、って感じだね。

 

いやー、にしても! 友達! それも幼馴染ってのは良いもんですなぁ! 前世の記憶が戻ってきたことで普段通り付き合えるか心配だったし、そのせいでちょっと二人のことを弄る様な事をしてしまったけど……。普段通りに接してくれた。優しさが目に染みるぜ……!

 

 

『ぽよ!』

 

(あ、御大も解ります!? いいですよねぇ、あの二人。一緒にいて楽しいのなんの! あ、もちろんぽよ様もお友達ですよ! ……よろしければ、ですけど。)

 

『ぽよよ! ぽ~よ!!!』

 

 

友達だよ! と元気よく返してくださる我らがまん丸様。ありがてぇありがてぇ!

 

そんな優しいぽよ様。いつの間にか私を通してこちらのことをなんとなく把握できるようになったらしく、学校に着いてからは『何となくこっちのこと見てるな~』という気配がずっとしていた。お話を聞いている感じどうやらゲームよりの世界観を生きるぽよ様のようで、学校は珍しかったのだろう。ただまぁ授業が始まった後は内容が難しかったのかすやすやなさっていたようだが……。

 

 

「さーって、んじゃちょっと寄り道しますかねぇ。」

 

『ぽよ?』

 

「そ、ちょっと悪いことしちゃいます。」

 

 

私が使用する通学路は、基本的に大通りしか使わない様になっている。何せここはキヴォトス、幾ら治安のよいトリニティといえど銃撃戦は日常茶飯事だし、気楽な挨拶の代わりにグレネードが飛んでくる世界だ。まだ幼い間は人目が多く、治安維持組織である正義実現委員会がパトロールを定期的に行っている大通りを通るのが正しい選択だ。

 

けれど……。それじゃ“経験値”は溜まらない。

 

 

(ゲームみたいにレベリングできるのなら良かったんですけど、こっちじゃ“技術”の向上と“戦闘経験”の取得が一番の近道ですからねぇ。)

 

 

というわけでぬるっと大通りから離れ、路地裏へと移動する。

 

治安が悪いと言うことは、少し道を外れればすぐにエンカウントできると言うこと。

 

そうだね、何事も実戦が勝るんだよね!

 

 

「今の私の格好は、中学の制服。それもトリニティの中でも結構いい所の学校だ。まさにカモがネギをしょって来たって奴かな? カモネギ……、ポケポケ、ネギでたたく、1エネ40ダメ。う、頭が。」

 

 

とまぁふざけながらテクテクと歩いてみれば……。お目当てが、やって来た。

 

 

「おぉ~う、嬢ちゃん。もしかして道に迷ったかァ?」

 

 

道を塞ぐように私の前に現れたのは、改造されたセーラー服にバツ印の付いたマスクをした少女。こんなことを何度もやっているのか、手慣れており堂に入っているスケバンモブちゃんだ。しかもゲーム内でよく見た子に容姿が近しい。ツインテの子だ、可愛い。わぁ、こんなところで会えるなんて、感激~☆

 

 

「裏通りは危ないって教わらなかったのか? 怖~いお姉ちゃんたちがいる、って。」

 

 

そう言いながら怪しく笑みを浮かべる彼女。そして同時に背後に感じる気配、少し視線を後ろに向けてみれば、なんと追加の二人。金髪ちゃんにボブ三白眼ちゃんもいるではないか。しかも武器を見せつけるようにこちらを向けている。

 

 

「あぁ、それと。話は変わるんだけどよぉ……。実は今月厳しくてなぁ? 是非お嬢様にご支援いただきてぇんだ。なぁ、解るだろ? いたーい、思い。したくねぇよなぁ?」

 

「う~ん! まさにって感じっ! いいよね、すごくいい!」

 

「……は?」

 

「まぁつまり……、合意とみてよろしいですね?」

 

 

ヒャッハー! 初戦闘の時間じゃオラァ!!!

 

速攻で心臓からぽよ様の神秘を汲み上げ、同時に太腿に装着してあったホルスターから愛銃を引き抜く。毎日鉄火場なキヴォトスじゃ安全装置なんてあっても付けてないのが基本だ。速攻で眼の前の“お姉様”に向かって一発ぶち込む。

 

 

「ッ!? クソがッ!!!」

 

 

何の神秘も籠っていないただの弾丸。命中させることを意識したため腹にぶち込んだのだが、まぁそれで倒れてくれるほど弱くはないようで。眼前のスケバンちゃん……。サブマシンガン装備だからSMGスケバンちゃんね。彼女が照準を合わせ、引き金を引く。

 

……正直、勝ち負けはどうでも良いのだ。このキヴォトスに於いて銃撃戦は日常であり、ヘイロー持ちにとって銃弾は“最悪気絶程度で済む武器”でしかない。そしてそんな頑丈さを持つせいか、彼女たち生徒にとって“死ぬまで、もしくは後遺症が残るまで追い詰める”ことは絶対に避けるべきタブーとなっている。

 

早い話、負傷はするかもしれないが絶対に死なない戦場がどこにでも転がっているのだ。利用しない手はない。

 

 

(回避ィ!)

 

 

前斜めに向かって飛び込み、転がる様に回避を行う。まだ肉体自体のスペックが足りていないせいか速度が足りず、相手の反撃の大半をこの身で受けてしまう。“これまで”の私ならそこでノックダウンなのだが、今は違う。

 

 

『ぽよ!』

 

(ぽよ様さいこぉ! いつかお会いしたら我が家が干からびるまでご馳走差し上げますねぇ! ほらお前もぽよ様最高と言え! キャハハ! ツーちゃんインストール! ギャハハ!!!)

 

 

“彼”から汲み上げた神秘が、その衝撃を無効化する。未だ彼の補助に頼ってしまっているが、神秘で満たされたこの体はそんじょそこらのダメージではへこたれない。故に一程度被弾を無視して、前へと距離を詰める。狙うは、0距離。

 

おそらく恫喝でお終い、もしくはSMGスケバンちゃん一人で終わると思っていたのだろう。背後のスケバンたちが反撃し始めた私に驚き、行動し始めた気配を感じるが……。もう遅い。

 

距離を詰め切り、星の銃口を綺麗な彼女のお腹へ。

 

 

「フルバーストですわよ~ッ!」

 

「ごはッ!?」

 

 

本来存在しない機能だが、ぽよ様によって強化されたこの子。『ぽよ銃』の前には常識は通用しない。マガジンの中を一気に全て吐き出し、攻撃へと転じる。神秘こそ込めていないが、それでも一点に強烈な衝撃を叩き込んだのだ。流石の彼女も参ったのだろう、SMGスケバンちゃんの弛緩した筋肉が気絶したことを教えてくれる。……まぁ外傷が一切ないんですぐ復活しそうですけど。キヴォトス民やべぇ。

 

 

「チィッ! 外れかよッ! おい! さっさと撃て!」

 

「指示すんなァ!」

 

「わぉガトリング。」

 

 

キレながら金髪ちゃんが向けてくるのは下に抱えるタイプのMG、ガトリングガンだ。喰らったらちょっと痛そう。

 

そう思った瞬間、彼女のトリガーが引かれる。驚異的な速度ではじき出される弾丸たち。おそらく幾ら喰らっても今の神秘に溢れた状態の私ではそうそうダメージは受けないだろうが……。未だ私にとって“神秘”は扱いをミスれば肉体ごと爆発四散する力。いくらぽよ様の補助を受けていると言っても、頼り切り、そして使いすぎは避けるべきだ。

 

となると身を隠す遮蔽物か盾が欲しい所なんだけど……。お! ちょうどいい所にころがってんじゃーん!

 

 

「あっ! お前ッ!!!」

 

 

地面を這う様にこちらに近づいてくる弾痕、それがこちらに到達するよりも早く、先ほど気絶させたSMGスケバンちゃんを拾い上げ、盾とする。キヴォトス民の中では非力な方だが、そもそものキヴォトス民自体の力は強いのだ。人っ子一人楽勝よ! というわけでとちゅげきー!

 

 

「ばッ! 味方撃つな!」

 

「解ってるッ! 卑怯だぞお前! てかこっち来んなッ!」

 

「やーだ! というわけでリロードからの……、プレゼント!」

 

 

スケバンだが仲間意識はあったのだろう、そう叫ぶ彼女たちだが、もう遅い。距離を詰め、三白眼の方。ガトリングを撃っていないフリーな方に向けて気絶している盾ちゃんを放り投げる。そしてそれに気を取られている内に、金髪ガトリングちゃんの懐へ。

 

婆やに仕込まれた高速リロードは完了済。ならばもう、やることは決まってるでしょう?

 

 

「そう! もいっちょフルバースト!!!」

 

「あばッ!?」

 

 

先ほどと同様に銃口を彼女の素肌へと当て、全弾叩き込む。けれどなんだか足りない気もしたので、撃ち終わった後に追加で横腹を殴っておく。さすればようやく彼女のお口から声が漏れ、良い感じに気絶してくれた。……あ、やべ。予備の弾持ってくるの忘れてんじゃーん! マルコちゃん残弾ゼロ!

 

 

「でも悪~いお姉ちゃんが良いもん譲ってくれたんだよねぇ? サブマシンガンだァ!!!」

 

「は!? おま! 顔はやめアババババ!!!」

 

 

というわけで最初に倒したスケバンちゃんのSMGを拾い、その気絶した持ち主の下敷きになっていた最後のスケバンちゃんに銃弾を叩き込む。いやいや、顔はやめてって、どんだけ撃っても傷つかないでしょうに。……ついてないよね? うん、付いてないな。ヨシ無傷!

 

っと、これ以上敵が来ないか状況確認して……。おけおけ! 大丈夫そうですね!

 

 

(うぇーい! 初戦闘大勝利―!)

 

『ぽよぽよー!』

 

(あ、踊る? 踊ります!? ではご一緒に!!!)

 

 

デデデーデ デデデ!

デデデーデ デーデ!

デデデーデ、デデドンドン! デデーデデデ!

 

 

「『ぽよ!!!』」

 

 

……なんか大王陛下の曲みたいになっちゃったけど、とりあえず楽しかったからヨシ! あとぽよ様? その分身? 分裂? どうやってるんです? ……あ、解んない。りょです。

 

 

「さーて、あんまり遅くなったら婆やとか心配しそうだし、さっさと帰るとしましょうか。」

 

 

そう呟きながらさっきまで持っていたサブマシンガン、スケバンの彼女が持っていた銃器を彼女の傍に置こうとするが……。何故かそこに、“神秘”を感じる。私の物ではない、正確に言えばぽよ様のものではない、おそらく“彼女”の神秘。

 

……“彼”の力を扱う様になったことで“神秘”を知覚できるようになったことは確かだ。実際ハーちゃんとツーちゃんの大きな力は、傍にいるだけで理解できた。ドラゴンボールのスカウターみたいな使い方出来るなぁ、なんて思っていたけれど、武器から感じるなんてちょっとびっくり。

 

 

(いや、ゲームのことを考えるとあながちおかしくもないのか。使い込めば染み込むだろうし、銃器を強化していたことを考えると何も間違っていない。)

 

 

ゲーム内では、専用武器という形で各キャラクターの武器を使用、強化することが出来た。まぁこっちの常識的にも、自分の武器を使い込んで愛銃とする、もっと言えば半身とすることは別に解らないでもない感覚だ。勿論より強い武器を求める人もいるから、全員がそうというわけではないんだけど。

 

まぁそんなわけで、スケバンちゃんが愛用していたであろう銃器から神秘を感じるわけだ。別にそのまま返してあげてもいいんだろうけど……。たぶん正実に突き出したとしても悪事を辞めることはないだろう。放置して帰れば私にやられたという事実は“運が悪かった”となり、また同じことを繰り返すのが目に見えている。

 

……いける気がするし、やっちゃうか。

 

 

「……ぐッ。くそっ、まだいるのかよっ。」

 

「………いただきまーす!」

 

「はっ!? おま何やって!?!?」

 

『ぽよっ!?』

 

 

サブマシンガンの砲身、それにかぶりつき……。噛み千切る。

 

ゴリゴリと固い食感と金属の味が口内へと広がり、同時に少量だが神秘が体内に吸収されていくのを感じる。感覚的な話になるが、純粋なエネルギーとして吸収しているようだ。……案外いけるな。全部食べちゃえ。

 

 

「わ、私の!? いや、は? は???」

 

『ぽよ! ぽよよ!?』

 

(いやまんまる様だってなんか機械っぽい敵もぐもぐごっくんしてるじゃないですか。ほらタイヤみたいなやつとか。誤差ですよ誤差。)

 

 

そう言うと“彼”から、『確かに?』というお言葉が降りてくる。そうそう、誤差ですよ誤差。というわけでSMGごちそうさまでしたー。んじゃ次は金髪ちゃんのガトリングと、三白眼ちゃんの結局使われなかったスナイパーライフルねー。

 

 

「ん~、ガトリングは量があって食べがいがあっていいね。スナイパーは……、若干フルーティな感じがする。なんでだろ?」

 

 

呟きながらもぐもぐとしてみれば、いつの間にか銃器が全部消えてなくなってしまっていた。

 

そしていつの間にかスケバンちゃんたち全員が目を覚ましていたようで……。6つの眼玉、そのすべてが私に向けられている。明らかに恐怖を感じながら。

 

あ、そうだ。脅かしちゃお。

 

 

「こんど悪いことしたら……、たべちゃうぞー!!!!」

 

「「「ぎ、ぎゃぁぁぁぁあああああ!!!!!!」」」

 

 

うんうん、これにて一件落着! ぽよぽよ!

 

 

 






〇『Destroy Sugar』
ゲヘナ系列のスイーツ専門店、マルコの卸先の一つ。ゲヘナからやって来たスイーツ店と言うことで怖いもの見たさで話題を集めており、素性を隠したお嬢様が多数来店したとのこと。ただ特殊な経営方針……、砂糖を憎むあまり全て野菜、しかも苦味の強い野菜類でケーキを作る上にそもそも美味しくなく、幾つかの法に接触しそうな管理体制といういわゆる“美食研究会”案件。後日マルコから奢られたハスミの機嫌は急降下したし、マルコもキレた(完食はした)。なお数か月後に自然淘汰される模様。

〇カモネギ
ポケポケ界のバグ……、とまではいかないがかなりの強カード。新パックが登場したことで採用率は低くなってしまったが、以前は『これ入れときゃいいだろ』なほどのカードだった。タネポケモンでありながら1エネ40ダメ。一般的なタネポケモンの約2倍のダメージ効率をノーリスクで放てるとなればその強さをご理解いただけるかと思う。

〇ダンス
恒例行事のロングバージョン。何故ぽよ様が増えるのかは誰も解っていないが、まぁそっちの方が楽しいので気にしたら負け。マルコちゃんは分身出来ないが、繋がってるプププの方でぽよ様が増えて踊ってるのでヨシ!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。