最強に憧れた鍛冶師(転生者)がダンジョンに潜るのは間違っているだろうか   作:景田

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それは迷宮に産まれ落ちた。本来あり得ない知性と強さを持って産まれて…

「ブモォォォオ!我々の…半身よ…我が好敵手よ!」

(もう一度半身に会いたい!闘いたい…好敵手と再戦をッ!!!)


トリニティーア

今回はアスフィ師匠と下層に来ています。

 

「まさか成長促進のスキルが発現するとは…あの感じですとサンスミにも発現しているのでしょう?」

 

「えぇ、発現していますよ。凄く役立ってます」

 

そりゃあ凄く役立っているさ。技術や技能習得に補正がかかるんだから…それに加えて【合変分化(マッチミクサー)】で合成した【最雄冶憬(サイユウヤケイ)】で更に補正がかかるのでめちゃくちゃ役立ってる。

 

 

 

大体29階層程度まで潜り材料を採取していると地中から巨大な蛇のようなモンスターが現れた。襲いかかってくる蛇の名前は『ラムトン』というらしい。深層の希少種だとかなんだとか…正式名称もあるらしく『ラムトン』は渾名(あだな)であり、真名は『ワーム・ウェール』という。

 

なんかラムトンの喉?に詰まってるな…モンスターか?

 

 

「ブモォォォオ!!!」

 

 

ッ!この咆哮はミノタウロス?!

 

「サンスミ。引きましょう!明らかに異常(イレギュラー)です」

 

『これはッ!主よ、逃げてもだめだ。追いつかれて最悪死ぬ』

 

次の瞬間、身悶えているワーム・ウェールの身体を突き破りながら、凄まじい速度で何かが突進してきた。本能的に避けたので当たりはしなかったが見えなかった…

 

おいどう言う事だシュティーア!あのミノタウロスの事知ってるのか?

 

『知ってるも何も俺の元となった怪物(モンスター)…つまりミノタウロス3匹の魂が合体して産まれ落ちた異端児(ゼノス)だ!』

 

「ブモォオ!!!我々の半身よ…ようやく会ったな!そして…我が好敵手よ!今一度あの闘いを」

 

 

よく見るとアステリオスの様な見た目をしている…どちらかと言えばこちらのミノタウロスの方が黒い様だ。

 

『おい主よ、あのミノタウロスは魂の欠片が俺にあって弱体化しているとはいえLV5で色々な魔石を喰らって最早LV7相当…大丈夫なのか?』

 

「………名前はあるのか?俺の名前はサンスミ・シロウだ。」

 

「ふむ…半身の名前を少し借りてこう名乗ろう。我が名はトリニティーア!サンスミ・シロウよ…

 

再戦だ。

 

 

「あぁ、勝負と行こうじゃないか【全纏】、【武装一体化】、【弱者用無】【闘矢(ストラ)】」

 

ガンッ!!!

 

ここに弓は無い、だが別に【焔矢闘争(ストラファイアロー)】は弓が無いと使えないわけじゃない、そもそもの話…使えなければその場合、弓を召喚すればいい。

 

ガァンッ!!!

 

焔矢闘争(ストラファイアロー)】は焔の矢を創造する創造魔法だ。だから…

 

「さぁどんどん行こうじゃないの、複数の焔の矢だ。耐えられるか、トリニティーア?」

 

そう、後ろに焔の矢を生成、射出するなんてことも出来るのだ

 

ガァァンッ!!!

 

動体視力、思考速度に超超高補正がかかっている今この瞬間、俺は考えている。どうすればこの化け物を倒せるかだ!

 

LV7相当のトリニティーアにはこんな攻撃効くはずがない。

 

「【蒼焔(ファイア)】…打った矢は攻撃に使えないとでも?残念爆発できまーす」

 

爆発を連鎖的に起こしてはいるがただの足止め程度だ!

 

ガァァァンッ!!!

 

考えろ考えろ考えろ、チャージで一時的にレベル8程度にはなるはずだ。だがその一撃で仕留めきれるほど相手はヤワじゃない…

 

「いつまでそこで考えている、我が好敵手」

 

やばいやばい!思考にのめり過ぎた!

 

「しまッ!………ゴホッ!」

 

雷氷炎頑(オールアトリビュート)】で耐久にめちゃくちゃ補正がかかっているのが幸いして怪我は殆どない。ふっ飛ばされすぎただけだ

 

だが…速すぎんだろ…現在進行系で動体視力や思考速度が上がってるってのに!これがLV7か…

 

「ハハハッ…これがLV7か、強いなぁ」

 

だが衝撃は吸収して溜めてある…これで一か八かやるしかないッ!思考速度やらの補正がリセットされるから【全開放】は使うべきじゃないからな

 

ドドドドドド!!!

 

「どうした!我が好敵手よ!防戦一方ではないか!」

 

ガァァァァン!!!

 

チャージ満タン!俺と黒殻竜装で衝撃は吸収している!そこに初めて試す記憶解放術…

 

「リリース・リコレクション!」

 

対象は黒殻竜装だ。この黒い装備には記憶解放術どころか武装完全支配術すら使用していない。

 

ガシャガシャ…ギチギチ…バチバチッ!!!

 

あ、ヤベ…これ同化シてる俺すら対象ニぃ?!それどこロか黒殻竜剣共々!二重ニ発動…いや俺含めテ三重に武装完全支配術どころカ記憶解放術!

 

「なんだ…それは!まるで竜の様だ好敵手!」

 

知らネぇよ!俺が竜ノ様に見エるか?トリニティーア

 

ガパッ…バチバチッ…バチバチバチバチッ

 

胸かラ竜の口が生エて蓄積しタ分を勝手に【全開放】と合わセて放出しよウとシてる装備達ダが俺が竜に見えるか?

 

イヤいやサラッと流そうとしタケド何土壇場デ自我芽生エて干渉しテキてるノ黒殻竜装・黒殻竜剣(キミら)?!

 

『『いいからさっさとやるぞバカ主!』』

 

「ぅるっせえバァァカァ!!!【全開放】」

 

「な、何ぃ?!どうしてこんな威りょk―――

 

チョッとトリニティーアに同情スる…こんな巫山戯た雰囲気で再戦が終わるなど

 

そろそろ解除するか〜負担凄そぉー。明日の筋肉痛覚悟しよ

 

『………【強食之欲(グリード)】』

 

あ、シュティーアが【強食之欲(グリード)】でトリニティーア吸収してる…うわぁ…こんな勝ち方嫌だなぁ…

 

「次こそは本当の再戦を!トリニティーア!」

 

「い、いや吸収されてるから迷宮(はは)に還る事も出k――

 

あー………その…なんかスマン。

 

『その代わり…我がその再戦を引き受けよう』

 

あ、いらないです。トリニティーアはどこです?

 

『一応我もトリニティーアではあるのだがな…でも安心するがいい、我は強くなった。』

 

バァァァカァァァ!!!吐き出せぇぇえ!

 

『それは物理的にも不可能だ(あるじ)よぉぉぉお!』

 

因みにアスフィは闘いを見入るように見ていたという………




なんか急に自我が芽生えた黒殻竜装と黒殻竜剣に闘いを邪魔されたトリニティーアさん可哀ソス…しかも吸収されたから再戦も出来ないという…誰だこんな鬼畜をした奴は!

因みに自我が芽生えたのは記憶解放術+三重に発動した共鳴効果での一時的な物です。
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