最強に憧れた鍛冶師(転生者)がダンジョンに潜るのは間違っているだろうか   作:景田

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リリカル・アーデ―――何処の誰ですその魔法少女は?!リリはリリルカ・アーデです!!!

金を稼いでこい、そう言われてソーマ・ファミリアの眷属として働いてお金を集める機械の様に淡々と働き、【リリルカ・アーデ】という9歳の少女はこき使われていた。

 

両親はダンジョンで無茶をして死んだ。リリルカ・アーデは眷属として生きるしか無かった。ソーマ・ファミリアの1眷属として脱退するには金が必要。

 

だが、いくら稼いでも殆ど…いや全て奪われ、罵倒され、暴行を受け、蹴りや拳が飛んできて、どれだけ【やめて】と訴えても、他の団員は嘲笑い、見下し、脅し、汚い暴言を吐き捨てる。リリルカ・アーデは約9歳で、自分が弱き、脆い存在であると思い知った。

 

「テメェら小人族(パルゥム)が、俺達人間(ヒューマン)に抵抗してんじゃねぇよ!!!カスが!死ね!」

 

「おいおい、死ねはないだろ?これからも扱き使っていくんだからよ?貴重な下僕だ」

 

「殺すんじゃなくて躾をしなきゃいけないみてぇだ」

 

 

「だれか………だれか…たすけて」

 

 

「うお、路地裏で幼女を虐待してる男3人発見〜」

 

「なんだテメェは!」

 

「俺達の行動になんか文句でもあんのかよ?!」

 

「あ?あるに決まってるだろ―――で?何をやっている。今すぐその娘の頭の上の足を退けろ」

 

「へへ……おいガキ、それは無理な相談だぜ」

 

「ほぉ…そういう行動取っちゃうんだ〜。」

 

何かのスキルか、微弱な音が助けようとする男の喉から出てて、なぜか畏怖の感情がどんどん頭を埋め尽くす。そして咆哮の様な声を加えているかのような…

 

退け

聞こえなかったか?

今直ぐにドケ!!!

 

「「「ひぃ!」」」

 

まるで階層主に睨まれたかのように3人は逃げ出し、先程とは違って畏怖の気持ちが全く湧かない人物に保護された。

 

それがリリルカ・アーデとサンスミ・シロウの出会いだった。

 

 

 

「それで、此処に彼女を連れてきたのかい?サンスミ」

 

「あぁ…流石にキレてしまって、まずかった?治癒をしたんだけど…一応此処で保護しようって思って」

 

「他所のファミリアに干渉するのはお勧めしない。でもこの子、凄く肉体的にも精神的にも疲れているから此処で保護はまぁ良いんじゃない?」

 

「それにしてもサポーターか、そういえばサンスミはサポーターの知識はあるのかい?」

 

「モンスターの魔石を取り出したり、ダンジョン探索の地図を描いたり…そういった冒険者の探索を手助けをしたりするのがサポーター。その反面、サポーターをするのが恩恵を授かった弱く虐げられる側の者が多いからロクな扱いを受けていない。例えば盾にしたり囮にしたりされたり…とかだ」

 

「あぁ、その認識で間違いない。そして、そんな事が起きないようにギルドは相談の窓口、厳罰に処す事を喧伝したりしているのだが、万が一眷属に不干渉、興味が全くと言っていいほど無い神が主神の場合…あまりいい結果にはならない。団長がファミリアを私物化したりだとかね」

 

 

コンコンコン

 

 

「突然の訪問失礼します。神ミアハ」

 

「アストレア・ファミリアの所か」

 

「はい、私はアストレア・ファミリア、団長のアリーゼ・ローヴェルと申しまーす!貴方の眷属が幼女を連れ去る所を見たと通報がありまして伺わせて戴きました!」

 

「あぁ、その事か。サンスミは幼女…リリルカ・アーデが男3人組に罵詈雑言と暴力、金品の強奪されている光景を目にしたとの事で思わず男を威圧して保護したようだ。」

 

「成る程、事情は分かりました。では失礼します!」

 

(そんな直ぐに帰るものなの?!ミアハ様信頼されてんやね〜…それと俺達のホームに来ている奴らが居るな。余所者の足音がドドド鳴ってるぞ)

 

ドドドドドドドド

 

「突然の訪問失礼します。神ミアハ」

 

「お前達は…ソーマ・ファミリアか」

 

「はい、私はソーマ・ファミリア、団長のザニス・ルストラと申します。貴方のファミリアに保護されているリリルカ・アーデを我がファミリアに取り戻す為に此方に伺わせて戴きました」

 

「そんな大勢の団員で?」

 

「―――えぇ万が一、戦闘があってはいけませんからね。」

 

「はぁ…渡すわけがないだろう。そこに居るクズ達がリリルカ・アーデを袋叩きのボッコボコにしている所を助けただけだ」

 

「そ、それは仕方がありません、私たちのファミリアにはノルマが課せられておりましてね、達成出来ない者には相応の罰…が必要なのです」

 

「約9歳の娘に罰やノルマとか頭可笑s(いえ失礼しました(笑)」

 

「―――お恥ずかしながら、常にカツカツなのでして、今は猫の手も借りたい所なのですよ」

 

「なら尚更そんな場所に幼子を預けたくはない。それに加えて、カツカツなのであれば孤児院の様な場所なりに預ける等すれば金が浮くでしょう(笑)それに猫の手も借りたいならば何故幼子をフルボッコにするです?大事な大事な猫ちゃんでしょう?」

 

「そそ、それには深い訳がありまして、リリルカ・アーデにはソーマ・ファミリアに対して大きな借金…大体1000万ヴァリスがあるので、ご両親の借金返済の為に私達のファミリアで働くしか無いのです。」

 

ミアハに確認してみても1000万ヴァリスなのはホントのようだ。

 

「ならば………いやリリルカ・アーデはそちらに渡そう。」

 

「そうですか!ご理解していただきありがとうございます。ではリリルカ・アーデを渡してもらいましょうか」

 

その言葉に従い、疲労で眠っているリリルカ・アーデをザニスに渡して帰ってもらった。勿論リリルカには眷属―――殴る蹴るを自動反射(黒達の吸収反射の亜種)する小さい盾―――を仕込ませて許可がないと外れないようにしておいて

 

 

 

「サンスミ…良かったのか?」

 

「こうした方が良いと思うからね」

 

原作を知っている者からしたら、あまり原作に介入するのは嫌というか…やりたく無いが、リリが虐められている所を見ると思わずこうなっちゃった。ならばとことんやろう。直接ソーマの所に直談判した方がソーマにも良さそうだし

 

 

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