最強に憧れた鍛冶師(転生者)がダンジョンに潜るのは間違っているだろうか 作:景田
「ど、どうしたんですか?神様」
「君は…」
「へいへいへいへい?!サンスミくぅん?!」
朝っぱらから大声を出して部屋に入り込むヘスティア様…うるせぇな
「んー?なんだ…ヘしゅティア…」
「なんだじゃないぞ?!ムンヒョウ君が言われなきゃ気付かない程度だけど似てるしステイタスも元々君の恩恵が刻まれてるしさー?!一体全体どういうことさ?!」
その言葉と共にヘスティア様の言いたいことや聴きたいことが分かった。
「あぁ…ムンヒョウは俺の分身だ」
「ぶ、分身?!」
「そうだね、分身だ。暇つぶしに作って田舎に操作して移動させたんだ。ヘスティアの所に来ているんだね良かった。」
「はぁ…まぁ君が規格外な事をするのは見慣れているし当たり前だ。恩恵も刻むし1眷属として扱おう、家賃とかも半分負担してくれてるしね。」
「あ、そうだヘスティア様、血と髪の毛頂戴?」
「へ?血と髪の毛?」
「ベルの為に武具を作ろうと思ってな?良いものを作りたいんだが、その場合、彼奴が武具に頼ってしまうようになる。ならばどうするか?使い手と一緒に成長するようにすればいい。けれどそんなの他のやつに取られたりする…ならばヘスティア・ファミリア以外は使えないようにすればいい。こんな感じだな」
「ふーん。まぁベル君の為になるのならやるさ!」
よし、出来た!見た目は唯の【ヘスティア・ナイフ】に仕上げたのだが…俺の作っている武具…眷属達とは違う。
ただ血を垂らし、ステイタスを刻むのではなく、原典の【ヘスティア・ナイフ】と同様に神聖文字を刻み、純粋な俺の鍛冶能力と創造のアビリティ、奇跡のアビリティ等を使い、ヘスティアの眷属として槌を振るい、【ヘスティアの眷族の
「ヘスティア?これがベルのナイフだ。贈り物として渡せよー。」
「分かった!ベル君に必ず渡すよ!」
「おーう!」
〜日後…
「エイナさああああああああああん!!!!」
「きゃあああああああああああああ!!!!」
〜〜〜
「もう、ベル君!幾ら急いでても、あんな血生臭い格好で街中を出歩くなんて!」
「あはは、すみません…」
ベルは、ダンジョンから無事帰還して、アドバイザーとしてお世話になっているギルドの窓口受付嬢、エイナを訪ねていた。
(何か忘れているような?)
まぁ良いとして、全ては自分を助けてくれた…
【金髪、長髪、剣士】のアイズ・ヴァレンシュタインという人
軽くお説教され、終わるや否や、ベルは何かをねだったり、期待したり、遊んでほしいような目をする子犬…というよりかは、兎のようなキラキラした目でエイナをチラチラ見る。
「それで、ええっと誰について教えてほしいんだっけ?」
「アイズ・ヴァレンシュタインさんとリュー・リオンさんについてです!」
「あぁ…それにしても、どうして急に?」
「えぇっと、その、ちょっとミノタウロスから助けていただいたと言うか…」
「はぁ!?」
「ひ!?」
「ベル君、キミはまた、冒険者は冒険しちゃダメっていつも言ってるでしょう?!」
「ご、ごごごごめんなさい!…あの、それで…」
「はぁ…まぁ公然となっていることなら…」
曰く、本名:アイズ・ヴァレンシュタイン氏は【ロキ・ファミリア】の中核を担う女剣士であり、二つ名は【剣姫】。冒険者の中でもトップクラスのLV.9であり、其れに見合う剣の腕前を持つ。曰く、彼女の愛剣、【
次はリュー・リオン氏の事ね。
曰く、本名:リュー・リオン氏は【アストレア・ファミリア】の中核を担う魔法剣士であり、二つ名は【疾風】。こちらも同じく冒険者の中でもトップクラスのLV.9であり、其れに見合う対人経験が豊富とか。ヴァレンシュタイン氏は良く対モンスター経験が豊富らしいわね。曰く、彼女の愛剣、【
曰く、どちらも近寄ってくる異性には軒並み玉砕、或いは粉砕、或いは斬り飛ばされるとか。リオン氏の方がその傾向が強い模様。
「ん〜他に何があったかな?この手の話はあの容姿と実力と人望だから多すぎて逆に出てこないのよね…」
「あ、あの!師匠とかの話と趣味とか好物とかは…」
「だ~め!公然になってることだけって最初に言ったでしょう?あ、でも彼女達の師匠、友人の話は出来るかなぁ」
「へぇ!どんな人ですか!性別とか!」
曰く、本名:サンスミ・シロウさんは男性。医療系ファミリア【ミアハ・ファミリア】の団長であり、二つ名は【
冒険者からは医療系ファミリアなのに過剰戦力と良く揶揄される程の戦力がおり、LV.9の【
「(ベル君が少し不機嫌になっている)………ふむふむ…なに?ベル君もヴァレンシュタイン氏とかリオン氏狙いなの?」
「い、いいいや、そんな狙いとかその………まぁ…はい。」
「まぁ気持ちはわかるよ?同性の私でも近くで見ると見惚れるもん、【でも】!君は神ロキ、アストレア様以外の神から恩恵を授かってるでしょう?他派閥の団員同士の恋愛って、すごく難しいことなんだよ?まして相手は都市有数のファミリアの幹部!」
「………はい」
「というか、今更だけどムンヒョウ君は?」
「へ?………」
その何気ないエイナの一言により、元々交流があまり出来ないと分かり少し青かったが、更にベルの顔が青くなっていった。何せ3年の付き合いの友人、その友人をダンジョンに置いてきておいて、自身は『アイズさんとかリューさんのお話!趣味!好物!えへへへ』と呑気な事をエイナに聴いていたのだ。
「今更遅いわボケが」
ゴンっ!
余りにも大きな音を経てたので少し注目を浴びたが、その要因の彼、ムンヒョウはベル・クラネルの3年の付き合いがある友人、同じ主神から恩恵を賜りし同期、家族なのだ。
「うぅ〜あたまがぁー」
「ちっ…おい帰るぞ。」
「で、でもアイズしゃんやリ〜〜〜んの事を…」
「あ、あのねベル君。やっぱり女の人は強く、頼りがいがある人に惹かれたり魅力を感じるから…めげずに頑張っていったら…だから!そのためにも先ずは地道に強くなること。分かったベル君?」
「はい…はい!ありがとうございます! エイナさん、大好きー!!」
「「ちょ、ベル君!?(ベルてめぇ!巫山戯んじゃねぇ〜!)…」あ、うん。」
ヘスティア・ファミリアのホーム
ベル・クラネル
LV.1
力:G291→F399
耐久:G250→F385
器用:F340→E491
敏捷:D560→C602
《魔法》
【】
《スキル》
【
・飛躍する
・思いが続く限り効果持続
・思いの丈により効果上昇
【
・早熟する
・
・
【
・早熟する
・
・
「ぶー!(成長補正系が新たに2つも?!おいおい嘘だろベル君?!)」
「神様?」
「ベル…ウッソだろお前…(アイズに加えてリューまで?うっそー…)」
「え???」