カトレアと過ごすちょっとした日常   作:あるみーな

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1 日常

昼。

 

場所はポケモンセンター。様々なポケモントレーナーやポケモン達が交流し、賑わっていた。

 

「サルビアさん。お預かりしたポケモンは元気になりましたよ」

 

「ありがとうございます」

 

「それと、こちらは以前の診断書になります」

 

「はい、後で確認します」

 

サルビア、と呼ばれた男性は受付のジョーイからポケモンの入った幾つかのモンスターボールと何枚かの紙の入った封筒を受け取り、その場を離れる。

 

(後は夕飯の準備か。カトレアは今日はハンバーグが食べたいって言ってたし早めに帰って準備しないと)

 

サルビアは同居人のリクエストを思い出しながら、夕飯に必要な材料を頭に思い浮かべ、ポケモンセンターを出ようとしていた。そこに1人の男性が彼に話しかけてきた。

 

「なあ君。ポケモントレーナーだろ?」

 

「……そうですが」

 

「丁度よかった。相手を探してたんだ。俺とバトルしてくれないか?」

 

サルビアは少し悩んだが、一戦するくらいなら時間もそこまでかからないだろうと判断した。

 

「いいですよ。それじゃあ、バトルフィールドに行きましょうか」

 

「よっしゃ!!」

 

********************

 

場所は変わり、ポケモンセンターに併設されたバトルフィールド。サルビアと男性トレーナーはトレーナーズフィールドにそれぞれ立ち、モンスターボールを構える。観客のトレーナーも少し集まっている。

 

「行くぜ!ギガイアス!」

 

「バルジーナ」

 

男性トレーナーはギガイアス、サルビアはバルジーナをボールからバトルフィールドに出す。対峙する。ルールとしては3対3のシングルバトル、交代はお互いに自由としたものだ。先に動き出したのは男性トレーナーのほうだった。

 

「行くぜ!ストーンエッジ!」

 

ギガイアスから放たれた鋭い岩の破片がバルジーナを襲うが、バルジーナは旋回して躱してダメージを受けなかった。

 

「な、躱された!?ロックブラストで狙え!」

 

先程の破片よりは大きい岩の弾丸が連続でギガイアスから発射されるが、バルジーナはそれも躱す。

 

「あ、当たらない!?」

 

「あくのはどう」

 

バルジーナが体全体から放つ波動がギガイアスの全体を包み、ダメージを与える。かなりダメージが大きいようだ。

 

「なっ!?すなあらしだ!」

 

男性トレーナーはバルジーナの与えてくるダメージの大きいことに驚くが、すぐにギガイアスにすなあらしを指示し、フィールドを砂嵐が覆った。悪天候になったが、バルジーナはそれをものともせず、不敵な笑みを浮かべていた。

 

「あくのはどう」

 

バルジーナが再び体全体から波動を放ち、ギガイアスを襲う。そのダメージでギガイアスは戦闘不能となった。

 

「もうやられた!?戻れギガイアス!行け、エルフーン!」

 

男性トレーナーはギガイアスをボールに戻し、エルフーンをフィールドに繰り出す。

 

「ムーンフォースだ!」

 

エルフーンは不思議な光のエネルギー弾を放つ。何発も放たれるものの、そのどれもをバルジーナは躱していた。

 

「当たらねえ!?」

 

「エアスラッシュ」

 

バルジーナの放つ空気の刃がエルフーンを襲い、エルフーンは戦闘不能になった。

 

「い、一撃だと!?戻れ、エルフーン!」

 

男性トレーナーはエルフーンをボールに戻す。

 

「ありがとう、バルジーナ。戻って」

 

サルビアもバルジーナをボールに戻す。それと同時に砂嵐も止んだ。

 

「オノノクス」

 

「デンチュラ!」

 

サルビアはオノノクスを、男性トレーナーはデンチュラを繰り出す。

 

「むしのさざめき!」

 

「りゅうのまいしながら躱して」

 

デンチュラが音波攻撃をしかけるがオノノクスがクルクルと踊りながらその攻撃を躱す。

 

「チャージビーム!」

 

デンチュラが電気のエネルギービームを放つがオノノクスはそれを躱し、デンチュラに近づいていく。

 

「全然当たらねえ!?」

 

「ドラゴンクロー」

 

オノノクスがドラゴンクローをデンチュラに直撃させて、戦闘不能にした。男性トレーナーのポケモンが3匹戦闘不能になったことでバトルは終了した。

 

「お疲れ様、オノノクス」

 

サルビアがオノノクスをボールに戻すと男性トレーナーに近づいた。観客もバトル開始時に比べると増えていて賑やかになっていた。

 

「そんな……。バッチを8個集めた俺が手も足も出ないなんて……」

 

「あのー……」

 

「なんだ?」

 

「バトル、ありがとうございました」

 

「え、あ、ああ」

 

サルビアは男性トレーナーにお礼を言うとバトルフィールドが離れていった。

 

(久々にまともにバトルしたけど、特に体には大きな影響は無さそう、かな?)

 

サルビアは自身の体調を気にしていたが、特に違和感を感じなかった。夕飯の準備の為にデパートへと向かっていった。

 

********************

 

時は夕刻。

 

仕事が終わり、街の中で移動する人々が昼間に比べて増えてくる頃。

 

中心街からは外れたところの少し豪勢な一軒家の中でサルビアは夕食の準備をしていた。

 

「ふぅ。これでよし、と。ゴチルゼルもありがとうね。もうすぐで君のご主人も帰ってくるからね」

 

夕飯の準備を手伝ってくれたゴチルゼルの頭を撫でた。ゴチルゼルはあまり感情を表に出していないが、そのままされるがままになっていた。特に嫌がる素振りは見せてなかった。

 

「あ、帰ってきたね」

 

玄関のドアの開く音を聞き、サルビアは玄関に向かう。そこにはもう1人の同居人が帰宅して姿を見せたところだった。

 

「おかえりなさい。カトレア」

 

「ええ。ただいま、サルビア」

 

このお話は、この2人の日常を描いたお話である。




カトレアが好きだけど彼女をヒロインとしたお話があまりにもないから自分の妄想を投稿してみることにしました。

以下、簡易的な登場人物紹介。

・カトレア
イッシュ地方の四天王の一人。エスパー使い。女性。18歳くらい。シンオウ出身のお嬢様。
使用ポケモン。
・ムシャーナ
・ゴチルゼル
・ランクルス
・シンボラー
・ドータクン
・エルレイド
・フーディン
・メタグロス

・サルビア
男性。20歳くらい。ジョウト地方出身。とある事情で暫くはポケモンバトルをまともにできていなかったが、今回の話ではリハビリがてらバトルした。バッチ8つ集めたトレーナーレベルは簡単にあしらう程の実力はある。
使用ポケモン。
・バルジーナ
・オノノクス
・ラプラス
・エーフィ
・ミロカロス
・ガブリアス
・メタグロス
・バンギラス
・トゲキッス
・カイリュー
・ボーマンダ
・ポリゴンℤ
・ライチュウ(アローラの姿)
・キュウコン(アローラの姿)
・サザンドラ
・ヌメルゴン
・ドラパルト
・コノヨザル
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