壮麗な鴉は高く跳ぶ   作:おくた

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3 火遊び

某所

 

?「その後鴉天狗という輩はどうなっている?」

 

?「警察組織によれば…警察の到着前に姿を消すとのことです」

 

?「ふ〜む…」

 

?「なぜそこまでしてこだわるのですか?

 

「彼にヤツこそ我々のことを知っている…しかもやってることも…」

 

「なぜ?」

 

?「前の寮長を殺めたのは…奴だ」

 

その頃煙草をくわえて凛堂の屋上に1人BBQをしている凛八

 

志島「〜♪」

 

肉を焼いて口にビールを含む

 

志島「カーーーーー!!最高!これぞ休日!ひとりバーベキューとか寂しいやつだなと思ったけど乙なもんだな!」

 

志島は肉をひっくり返すと焼けたカルビを口に含む

 

志島「うんめーーーーー!!!次はイチボ!これもうめー!!箸がすすむ〜」

 

「わっちの分は?」

 

志島「ちゃ~んとおいてるだろ!」

 

そういうと花魁の女性もそれを食べる

 

志島「ほらよ」

 

と盃を渡し日本酒を注ぐそれを飲む

 

「何とかうまいことやれてる感じさね」

 

志島「だろ〜 志島さん、天才だから!」

 

「自分でいうかい…普通 タンおくれ」

 

志島はタンをレモンの入っている小皿にいれる

 

右目だけ確認できる少女は花魁の右側で控える

 

志島「ほら?」

 

志島は瓶コーラをわたすそれを黙って受け取る

 

志島「まぁうまくいくことに越したことはないけどな!」

 

そうして買ってきた肉が半分くらいなくなったところで店の入り口がうるさくなる。屋上から入り口を見下ろす

 

志島「おーーー!和倉くん!」

 

優希「志島さん!」

 

志島「何しんてんだ?」

 

優希「コーヒー飲みたくて来たんですよ!」

 

志島「今日は定休日だぞ!」

 

優希「え!まじっすか?!」

 

志島「とりま屋上あがってこいよ!焼肉食べるだろ!」

 

優希「いいんすか!」

 

志島「買いすぎたんだよ!上がこいよ!」

 

優希は上がると志島の焼く肉を頬張る

 

優希「うまい!」

 

志島「もっと食うか?」

 

優希「いただきます!」

 

志島は盃にお酒を注ぎ飲む

 

志島「ぷは〜!で今日は1人か?」

 

優希「はい!今日は休日もらいました」

 

志島「あら〜 休日にここに来たのか?嬉しいね」

 

と瓶コーラをわたす優希は頭を下げるとそれを手に取るが志島は離そうとしない

 

優希「?」

 

志島「魔防隊の上層部の陰陽寮に気をつけろ」

 

優希「陰陽寮?」

 

志島「魔防隊に身を寄せるなら覚えておいたほうがいい」

 

優希「その人たちは」

 

志島「日本と魔防隊の汚点だ」

 

優希「汚点?」

 

志島「奴らの考えは「魔都の存在は国の利益になる」そして魔都・桃・醜鬼について研究をしている組織。表向きは」

 

優希「表向き?」

 

志島「裏では極秘裏に魔都で醜鬼の肉体に変貌してしまった女性を軟禁し、「治療法の確立」という名目の上で人型醜鬼となった女性を研究・解明すために人体実験をしている」

 

優希「そんな奴らが本当に…(ちょっと待って…)し、志島さん!」

 

志島「?」

 

優希「なぜそんなことを!そしてなぜ知っているのですか?!そんなこと!」

 

志島「…今はこうしてやってるが昔色々あったんだよ」

 

志島はコーラを手放す

 

優希「…」

 

志島「ここでの話はオフレコで頼むな とりあえず敵は醜鬼だけじゃないことを常に頭に入れておいてくれ」

 

優希「敵…」

 

志島「優希君…君はなんになりたい」

 

優希「おれは…ヒーローになりたいです」

 

志島「…そうか…覚えていほしい 優希君すべてを救おうなんて思うな 人が救えるのはせいぜい手に届く範囲だけだ だから手に届く範囲の奴らをちゃんと救え…たとえ偽善だと言われてもそれでも救え それがヒーローというものだと僕は思う」

 

志島の視線に和倉は顔を上げ目を見開く

 

優希「!俺も!志島さんのいうようなヒーローになりたいです」

 

志島は笑う

 

志島「ならもっと食え!食って!食って!特訓してつよくなれ」

 

と箸で和倉を指差す

 

優希「はい!」

 

夕方

 

優希「ごちそうさまでした!珈琲の豆までもらっちゃって

 

志島「いいさあ…あと俺が大事にしてたこれをやる」

 

志島が渡したのは珈琲を淹れるための道具一式

 

優希「いやこんなのもらえませんよ!」

 

志島「もらってくれその方が良いその方が良いもっといい」

 

志島は目を細めて笑う

 

優希「ではありがたく使います」

 

志島「優希君」

 

優希「はい?」

 

志島「今日会ったことと起こることはすべて内緒な」

 

優希「?はい わかりました」

 

優希が帰るのを見送る。客のいない電気つけない暗い店内のカウンター席に志島は1人コーヒーをのむ

 

志島「おいでなさったか…」

 

その瞬間いくつものサーチライトが凛堂の店内を照らす

 

志島「やっぱり来やがったか…」

 

外を見ると…警察の特殊部隊様御一行、大人しく出てこいなどのコールはなしで突入準備をしている方がわかる

 

志島はガスの元栓を確認すると笑う

 

志島「さて…やるか…」

 

特殊部隊の人間がご丁寧に凛堂のドアを瞬間店内が爆発する。店内は一瞬にして火の海とかした。特殊部隊1人が店内を確認して驚愕した志島は無傷で業火の中カウンターに座ってコーヒーを飲んでいたその表情は穏やかであった

 

志島「あぁ〜あ…畜生…もっと話してみたかったなぁ〜あいつと…」

 

そうして咥えていた煙草を手に取ると穏やかな表情で目をつむる

 

志島「ま…仕方ないか…」

 

そうして凛堂は業火に飲まれて崩れていく

 

その頃

パリンッ!

 

優希「あ…しまった…志島さんのカップが…」

 

 

 

主人公の能力決まりません…お助け…

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