都市の右腕   作:プティパット

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遅くなった、すまない...



近頃別シリーズの小説書いてるんネ、ゼンゼロのクロスネ、よかたら見てネ(そのせいで時間がかかっているのは言うまでもない)


カルメンの、ヌベスとカーリーくっ付け作戦!《後編》

カーリーとアインは研究室で話し合っていた...側から見たら付き合うレベルで近いだろうが、実際はアインが()()()近づいてヌベスを嫉妬させていた、当然カーリーに対する恋心は無い、だがカルメンのお願いでここまでやっている

 

「—ん...—イン...おい、アイン?」

「ん、すまない...少しボーっとしていた、気にしないでくれ」

「そうか....」

 

カーリーはそう頷き、話を続ける

 

「それで、ヌベスは酒が入ってるとすげぇ面白いんだ。なんか...あー...ぽわぽわ(?)したり、私と勘違いしてたまたま居合わせたフィクサー事務所の連中を『かぁりぃ〜こんにゃろ〜!』って言いながら拳をぐりぐり頭に擦り付けてたな...アレは痛いぞ〜?常人なら気絶レベルだ*1

「酒...ヌベスは酒に弱いのか?」

 

アインがそう尋ねると、カーリーは思い出したかのように笑いを堪える

 

「ふふっ...あぁ、すげぇ弱え。でも酒が入る分調子が良くなるのか裏路地のチンピラ共を素手で制圧してたぞ...それも今までとは比にならないくらいな」

「なるほど.......」

 

アインは少し考え込む...確かにヌベスが酒を呑んでいる時はあまり見かけない...というか見たことが無い...

 

アインはこの情報を後でカルメンに報告しようと思いながら、カーリーは話しかける

 

「アイン、また考え事か?」

「...そうだな、すまない...最近研究の成果があまり見られなくてな(嘘)

 

アインがそう伝えると、カーリーが申し訳なさそうにこちらを見ながら口を開く

 

「すまないな...私達も力になりたいが自頭が少し良いくらいで、そういうのは難し過ぎる」

「大丈夫だ...お前達がここを守ってくれてるだけで頼もしく思える...気にするな」

「アイン......」

 

カーリーが落ち込みながら少し納得して、アインが立ち上がる

 

「この話は切り上げよう...そろそろ昼食を取りに行こうか」

「あぁ、そうだな」

 

そうして歩き出そうとした瞬間スマホに通知が鳴り、ミシェルからのメッセージに目を通した

 

『ヌベスがそっちに向かってるわ...それにプランは成功したから、後はアインにお願いしてもらうわ by:ミシェル』

 

それを知ったアインは軽く深呼吸をして、準備する

 

「(やっと本番って所か...)」

 

そう心の中で呟き、カーリーの手を引っ張る

 

「...待ってくれ」

「...........?」

 

カーリーは少し驚きながら振り向く

 

「えぇっと...どうした、アイン?」

「カーリーはその...異性とか...他の男とかで...恋心とか、あったりするのか?」

 

カーリーは少しきょとんとした顔でアインを見つめる...そして答えた

 

「あー...それはちょっとよく分からないな...突然どうした?」

「いや...なんでも無い」

 

アインはそう言い、カーリーはそのまままた歩き出そうとする...そして、ここからが本番である...先程はちょっとした確認に過ぎなかった

 

「(すまない...カーリー、ヌベス...悪く思うなよ)」

 

そしてアインは心でそう言いながら、アインは()()()()にでる

 

「あ——」

「うわっ—!?」

 

アインは転び、そしていつの間にかカーリーの事を押し倒していた...顔の距離も近い...

 

無論、コレも()()()である...

 

「ア-アイン、大丈夫か...?」」

「..............」

 

カーリーは顔こそ赤らめたり、照れたりしていない...だがコレだけは分かる、コレは何かとマズイ姿勢だと...

 

そしてそんな()()()()()(!?)なタイミングでヌベスが入ってきた...いや、入ってきてしまった...

 

「邪魔する...ぞ......」

 

ヌベスは見てしまった...アインがカーリーを押し倒している所を.......

 

「あ-あー...ヌベス?コレはその—」

 

アインはというと...コレは想定済み、そしてアインは少し鋭い目つきでヌベスを見る...まるでカーリーを我が物にした様な顔で睨む...

ヌベスは消え入る様な声で絶望する...

 

「..ぅ...ぁ...っ......」

「ヌベス...?」

 

「(よし...後は—)」

 

「(生きるか死かだ......)」

 


 

——————————

 

—————

 

——

 

呼吸が荒くなる......

 

 

カーリーが取られる......

 

 

カーリーが......

 

 

()()——

 

 

()()カーリーが......!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感情レベル:V

罪悪:嫉妬憤怒判定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

——————————

 

—————

 

——

 

 

「...ヌベス?」

 

ヌベスの瞳が暗くなる...ハイライトが消えている...

 

「お-おい...?」

 

ヌベスは少しずつアインの方へ近づく...

そして胸ぐらを掴み、持ち上げて壁に叩きつける

 

「——ッ!」

「!?おいヌベス!何やって—」

 

カーリーが止めようとする...だがヌベスの眼は......憤怒に満ちていた

 

「アイン......!」

 

ヌベスは声を荒げた...そしてカーリーは思い出した...まるでカルメンに会ったばかりの自分自身にそっくりだった......

 

「ヌ...ベス......」

 

ヌベスはカーリーを睨む...まるでカーリーが見えていない......誰だか分かっていない様だ...

 

「少し黙ってろ......!」

「............ッ」

 

カーリーは手を引いてしまった...そう...初めて見るヌベスの顔に少しの恐怖感を抱いていた......

 

アインはまだ胸ぐらを掴まれ、少し窒息しかけている...

 

「(ぐっ.......ヤバいな.......)」

 

ヌベスはアインの胸ぐらを掴む手を強める...そしてその眼はまだ憤怒と...それ以外の()()()に満ちていた......

 

「アイン...ぶっ殺してやる...テメェは......テメェだけは!!」

 

そうしてヌベスは拳を振りかざして殴り掛かろうとした......

 

ガシッ「...........あ?」

「おい...その辺にしとけ」

 

カーリーがヌベスの腕を掴んで止めた......

ヌベスはようやく気づいて、アインを離した...

 

「ケホッケホッ...!」

「大丈夫か、アイン!?」

「はぁ...平気だ...」

 

ヌベスは少し哀しげな顔で手を伸ばすが、すぐに引いた...

 

「カーリー......」

「その...誤解なんだ、ヌベス。アインは何も悪くない......」

「...そうか」

 

カーリーはアインを心配そうに見つめて介護する...そしてアインは立ち上がった

 

「もういいのか?」

「あぁ、問題ない...」

 

アインはヌベスの方へ近づく...ヌベスは目を合わせず、彼の顔は罪悪感で満ちていた......

 

「アイン...その......悪かった...だから—」

 

ヌベスが言い終える前に、アインが肩を叩いて囁いた...

 

「自分の心に正直になれ...カーリーに何か言いたいならはっきりと言ってやれ......」

「......え?」

 

ヌベスが驚いた表情でアインを見る...だがアインはそのまま颯爽と歩み去っていった

 

「あ......」

「ヌベス...その...」

 

ヌベスはハッと思い、カーリーの方を見る...

 

「カ-カーリー...いや、その......悪かった...『黙ってろ』なんて。...俺らしくないよな」

「......なぁ、ヌベス」

 

カーリーはそっとヌベスの手を握る

 

「私の事...心配してくれたのか?...さっき」

「?...あー、アレか。...まぁな」

「...もう一ついいか?」

「...何だ?」

 

カーリーが手を握る力を少し強める

 

「言いたい事があるだろ、私に。」

「あ...えっとぉ......」

 

カーリーが溜め息を吐いて、笑みを浮かべる

 

「水臭えな...私は何も言わない、だからさっさと言えよ。」

「...あー、その」

 

カーリーは手を離してヌベスの答えを待っていた...

ヌベスは目を逸らしながら頬をかいて、少し照れくさくなる...

 

「なんて言うか...あー」

「...?」

 

カーリーはヌベスの顔が少し赤くなっていることに気づく...

 

「どうした?風邪でも拗らせたのか?」

 

カーリーは心配そうに見つめる...

ヌベスは軽く息を吸って吐く...覚悟は出来た...

 

「カーリー...」

「ん?何だよ...」

 

ヌベスはカーリーの手を握り返す...カーリーは少し驚き、ヌベスは少し顔を近づける...その顔は恥ずかしがっている様に見えて、同時に覚悟が決まっていた...

 

「...ヌベス?」

「俺は...お前が好きだ...カーリー」

 

カーリーはきょとんとする...

 

「はぁ?何言って—『相棒としてじゃない...俺はお前の事が心から好きだ。お前の優しくて強い性格とその綺麗な顔が......俺は好きなんだ』.....。」

 

ヌベスの握る手が強くなる...カーリーはまだ驚いていて目を見開いている...

 

「カーリー...この気持ち、受け取ってくれるか?」

 

...沈黙が続く、そしてカーリーはそっと手を振り払って振り向き、歩み去る

 

「あ...カーリー...」

 

カーリーは振り向いてくれない...そのまま彼女が口を開く

 

「少し...時間をくれ......返事はその時だ」

「...そうか」

 

ヌベスは酷く心から落ち込んでいた

 

「(軽蔑...されただろうな...カーリーに...)」

 

だがヌベスは気づかなかった...カーリーの耳が少し赤くなっている事に...

 

 

「........... ////////」

 

 


 

 

研究所の廊下

 

カーリーはヌベスに告白されて、廊下で立ち尽くしていた.....

 

私の事が好き。...か」

 

顔と耳が赤くなっていて、身体の奥深くが暑い...

 

「......... /////// (私も...ヌベスの事が......)」

 

ゴッ!「って何考えてんだ私は!! ///////」

 

カーリーは壁に自分の頭を打ちつけて邪念(?)を取り払った...はずだった

 

HELLO?

 

ミミクリーが話しかけてきた

 

「...お前か、何の様だ?」

 

YOU LOVE HIM(オマエ、あイツに惚れテル)

 

カーリーはその言葉を聞いて、顔を真っ赤にして湯気が出ていた

 

「は-はぁぁぁ!?////////」

 

HIT THE MARK (図星ダな?)

 

「う-うるせぇ!黙ってろ!」

 

LOL(笑)

 

そうミミクリーが笑い、そのまま声が消え失せた...

 

 

「〜〜〜ッ!!...クソッ! //////」

 

 


 

 

 

あれからカーリーは、ヌベスに顔を合わせてくれない...何なら避けられている......

 

「(やっぱり今日も避けている。嫌だったんだな...俺の告白)」

 

〜回想〜

 

「おう、カーリー」

「...........」プイッ

 

—————————

 

「カーリー!」

「..........」プイッ

 

—————————

 

「なぁ、カーリー...」

「..........」プイッ

 

 

 

 

ヌベスはこの回想の事をダニエルの部屋に来て話していた

 

「なるほどねぇ〜...やっぱ告ったんだ?」

「い-今それは重要じゃないだろ!////」

「あはは、冗談だよ。と言ってもねぇ...」

 

ダニエルは部屋の辺りを見渡しながら、考える...と言うのは建前だ......

 

「(ホントは知ってんだよね〜理由...何ならカーリーさっきもここに来てそれについて顔をテーブルに埋めてたし、顔も真っ赤で湯気出てたし......何なら——)」チラッ

 

カーリーがダニエルの部屋のドアの前に隠れている...ヌベスには気づかれていないが、『バラしたら殺す』みたいな雰囲気出していたのでそっとしておいた...

 

「どうした?ダニエル?」

「いや〜?何でもないよ〜?」

 

そう言いながらコーヒーを飲む...マグカップと手が震えていたのは言うまでもない...

 

「...手ェ震えてんじゃねぇか、大丈夫か?」

「へーきへーき...それよりどうする?カーリーに避けられてるんだろ?」

 

ヌベスはビクッとして目を逸らしながら答える

 

「あー、その...カーリーに嫌われているなら...もういいんだ...」

 

「................」ピクッ

 

ヌベスが自分を卑下する様な発言にドアの前にいたカーリーが少しピクつき、少しずつやばい雰囲気が増していく

 

「ヌ-ヌベス〜...?」

「俺は結局その程度の奴で、長年の相棒に避けられるほど落ちぶれたってもんだ...」

 

ピシッ...バキッ...!

 

その発言にイラついたカーリーが扉の縁を強く握り、少しずつ割れて...ヒビが広がる...

 

「(ヌベス〜!?俺のドア壊れちゃうよ〜!?)」ドッドッドッ!

 

ダニエルは顔や表情には出さなかったが...内心は滅茶苦茶に焦っていた...

 

「はぁ...俺は最低の奴だな。長年一緒に居続けたのにな......今はどうだ?避けられて嫌われて...挙げ句の果てには絶交じゃねぇのか?」

 

バキ、バキッ...!!

 

カーリーは更にイラつき、扉の縁を先程より強く握ってヒビが更に広がる

そして流石のダニエルも冷や汗が止まらず、顔も青ざめていく

 

「(ヌベス〜!!ストップストーーップ!!)」ドッドッドッ!

「な-なぁヌベス、そこまで—『けどな、ダニエル』...え?」

 

いきなりの切り替えにダニエルも驚き、カーリーも手を止めている

 

「俺がカーリー(あいつ)に伝えたあの気持ちは...嘘偽りのない本当の気持ちで、俺はそれを無駄にはしたくない。」

「...へぇ?」

「だからよ、いくら避けらようと嫌われようと...俺は諦めない。」

 

そしてヌベスは深く息を吸って吐き、その目は覚悟に満ちていた

 

「俺があいつの事が...カーリーの事が好きだからこそ、俺はあいつに好意を示すさ...たとえ絶交されようが、死のうともな。」

「.............」

 

ヌベスは少しして、ダニエルの方を見た

 

「あーいや、やっぱこれは...気持ち悪かったか?」

「...いやー?」

 

ダニエルがコーヒーを飲みながら笑顔で話す

 

「カーリーの事が諦めたくないなら、それくらいしても良いんじゃないかな〜って思ってね」

「そうか...ありがとな」

 

ダニエルが扉の方を見るとカーリーは居なくなっていた...

 

「(頑張ってよ〜、お二人共〜)」

 

 


 

 

カーリーとヌベスの自室

 

ヌベスが帰ってくると、カーリーはそこで待っていた...彼女の黄色い目が光る...

 

「えっと...ただいま?」

「.............」

 

カーリーの目が黄色く光りながらヌベスを見る...そしてそっと近づく...

 

「カ-カーリー...?」

「..............」

 

緊張がヌベスの身体に走る...そしてそのままカーリーは近づいて...

 

ギュッ...「..........」

「え......?」

 

カーリーは抱きついてきた...優しく、そして強く...

そしてついにカーリーは口を開いて喋る

 

「なぁ、ヌベス...」

「な-何だ?」

 

カーリーがヌベスを離して、そっと顔を合わせる...

 

「昨日お前が言ってた事...本当か?」

「..........」

 

ヌベスは黙り込む...少しずつ顔が赤く染まっていく

 

「...あぁ、本当だ ///////」

「今私がお前を嫌っていたら...まだ諦めないと言うんだろ?」

「!?な-何でそれを...」

「どうなんだ...?」

 

ヌベスは目を逸らすが、カーリーが顔を掴んで無理矢理合わせる

 

「私を見ろ...そして答えろ...」

「...その— ////」

 

ヌベスは息を整えて、再びカーリーに目を合わせる...

 

「お前が俺を嫌っているのなら...それでも俺は諦めない。」

 

ヌベスは手をカーリーの首の後ろに回し、カーリーを顔に近づける

 

「お前が好きだから...一生そばに居て、幸せにする...約束だ」

「...ヌベス」

 

カーリーは少し微笑んで、顔も赤くなっていく

 

「あぁ...私も大好きだ、ヌベス」

「...........ッ!////////」

「............. ////////」

 

今二人は、変な気分になっていく...そして二人は恐る恐る口を近づける

 

...だがあと少しの所で二人は理性を取り戻して互いに顔を逸らす

 

「カ-カーリー...これはまだ早い...な?//////」

「あ-あぁ...分かってる... ///////」

 

気まずい雰囲気が二人を漂う...そしてヌベスは顔を逸らしながらカーリーの手を握り、カーリーも握り返す

 

「好きだ...カーリー...」

「私も...愛してるぞ、ヌベス」

 

二人は微笑んで、肩を抱き寄せる...二人は幸せのひと時を過ごす事になった

 

 

*1
尚喰らったフィクサーは強化手術やら特殊な訓練をされていてギリ耐えた




おまけ

カルメン「ついに...遂にやったわ!」
アイン「よかったな」
カルメン「もうちょっと喜んでよ!」
アイン「...俺はあいつらが幸せならそれで良い」
ベンジャミン「アインがそういうなら」
カルメン「あら?戻ってきたの?」
ベンジャミン「媚薬は完成しましたけど...必要ないみたいですね」
カルメン「いや、使うから取っておいて...そしてね...二人はXXXXしてXXXXしてXXXXXXXするのよ!グヘヘ」

ガブリエル「もしもしツヴァイ?...はい...えぇ....はい...では」
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