都市の右腕   作:プティパット

3 / 38
赤い霧と灰の煙雲
赤髪の少女と灰色の少年《前章》


——裏路地23区

 

「逃げr—『逃すわけねぇだろ。ブォッ! ザシュッ!グワァァッ—!

 

赤髪の女性フィクサーは手慣れた様子で肉と眼球がついた歪な大剣を振り翳し一人を真っ二つにする

 

「あの()()がなんでここに居やがる!『遅え。ダァンッ! ダァンッ! ガチャンッ!ブォン、ズバッ!』うわあああ‼︎」

 

もう一人はバカみたいに高いはずの銃と燃えたぎるブレードに切り替えながら一人ずつ頭に命中させた

 

「...クソッ!なんで——」

 

「なんで()()()()()()()が居るんだよ!!」

 


 

「——フゥ」

 

「またスパスパ吸ってんのか?カーリー」

 

俺はカーリーの隣にある壁に背をもたれ、武器の手入れをする

 

「...いちいちうるせぇな、ヌベス...お前は私の保護者かっての」

 

「まぁ半分正解かもな、カーリー」

 

そう言いながら、俺も煙管を取り出し、吸って吐く

 

「テメェもタバコじゃねぇか、ヌベス」

 

「違いますぅー、俺のは煙管ですぅー!」

 

冗談言ってニヤけながら悪態をつけると、カーリーも少し口角を上げ『フッ』と笑った

 

「ハハハ.......なぁ、カーリー」

 

「ん?」

 

「あれから...何年だろうな...」

 

「......ハッ、私は覚えてるとでも?」

 

「さぁな」

 

「ハハッ、冗談だよ...だがまぁ...あれから随分経ったな」

 

 

--------------------------

 

---------------------

 

----------------

 

—数年前

 

22区の裏路地で親指の連中が歩いていた

 

「おい!早くしねぇとアンダーボスに殺されるぞ!」「そんな事はわかってんだよ!急げ!」

 

カチッ「「え——」」

 

ザシュッ!「グアアアッ!?」「うぐゥゥッ!」

 

少年はあらかじめ仕掛けた罠でそいつらを殺した、生き残った一人に近づき目を合わせる

 

「テメェ......親指を狙うって事は...どう言うことかわかってんのか....!」

 

男は幼少期の俺(13歳)の前でズタボロになっていた、そして俺は言い放った

 

「誰も気にすることぁねぇよ......都市の夜は結構便利だなぁ、誰が死んだかも気にされず殺されんだからよぉ...」

 

俺は冷たい視線を向けて笑い、続ける

 

「親指の連中がノコノコほっつき歩いてるなんて......アンダーボスもお怒りだろうな......惨めすぎて笑えるな...」

 

「......クソが」

 

俺は手に持っていた手斧で首をばっさりときってやった

 

俺は死体を漁る

 

「......銃と...カネが結構あるな...今月はこれで生き延びれるな」

 

その後、俺は別の組織や掃除屋を警戒して、その区を去った

 


 

「10355396...」

 

「ハァ、ハァッ!」

 

赤い髪の少女が走り、逃げている...都市の掃除屋の連中から

 

「6399255...!」

 

その少女は壁に追い詰められていた

 

「——ッ!」

 

「088589...」

 

「...ここまでか...」

 

掃除屋が鎌を向け、その少女に振ろうとした刹那

 

ジャララッ!

 

ガシッ!

 

俺はたまたま手に入れた鎖で掃除屋の首を絞めて、そいつを殺した

 

「...あ...ぁ....」

 

「ふぅ......ん?」

 

「........ッ!」

 

俺は少女に目をつけた、彼女は少し驚き、一歩後ろに下がる

 

「おい、大丈夫か?」

 

「..........」

 

「そう警戒すんな.....お前、名前は?」

 

「...カーリー」

 

「いくつだ?」

 

「...覚えてない...多分13」

 

「同い年じゃねぇか」

 

「...そうなのか?」

 

「まぁそれよりもだ—」

 

俺は姿勢を正し改めて自己紹介をする

 

「俺ぁヌベスってんだ、今は訳ありでここに来ている...名前は覚えてくれたらたすかる」

 

「...ヌベス」

 

「そうだ...合ってる」

 

しばらく沈黙が続くが先に口が開いたのは俺だった

 

「なぁ、俺は今行く当てがねぇ...だからよ、お前について行ってもいいか?」

 

そう言うと、カーリーは口を開く

 

「...今さっき会った見ず知らずの人を信用できると思ってるのか?」

 

結構警戒されているな...まぁいいか

 

「その代わり、命の保証はしてやる...約束だ」

 

「...裏切るなら呪い殺してやる」

 

「それが出来たら俺ぁ都市で今も息すらしてねぇよ」

 

「..........」

 

そう冗談言いながら、都市の23区を歩いた...これが俺とカーリーの馴れ初めの話だ...




うわーーん、ムズイですぅ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。