都市の右腕   作:プティパット

6 / 38
なんか修正後のやつ雑ですいません......


伝説の始まり

俺達はあれから外郭の研究所に来ていた...やはり化け物がうじゃうじゃいるな......

俺の場合は何とかなるが......カーリーの場合は彼女の手に馴染む工房武器は無いから化け物を殺す度にぶっ壊れる...

何とかしたいが生憎カーリーの好みの武器が分からないし......

何より今はそれなりのカネがない....どうしたものか。

 

そう思いながら研究所の廊下でカーリーとタバコを吸いながら考えていると、横からベンジャミンが呼びに来ていた。

 

「ヌベス、カーリー。カルメンが呼んでますよ」

 

「今行く...」

 

俺とカーリーはタバコを握りしめて火を消し、ベンジャミンに付いて行った。

 

 

ベンジャミンに付いて行き、カルメンの研究室に着いた...カルメンが待っていた......その横には明らかに『危険』と言わんばかりの肉の大剣が置いてあった。

 

「あ!ヌベス、カーリー。来たのね!」

 

「うん、来たけどなんだその危なそうな大剣......」

 

その大剣に付いている目玉がギョロギョロ動いていて、俺達を見つめていた。

 

「......何で私達を見てるんだ?」

 

「あぁコレ?コレはたまたま抽出できたE.G.Oって言う武器だよ。名前は『ミミクリー』!」

 

俺は微かな疑問を抱きながら武器を見つめる。

 

「うわぁ.......(引)」

 

「おいヌベス、嫌なのは分かるがあからさまなリアクションはやめろ」

 

それを聞いたカルメンは困り顔の笑顔で返す。

 

「あ-あはは......で-でも、この武器は都市のどの工房武器よりも強いはずだから誰かに使ってもらおうかなーって思って」

 

それを聞いた瞬間俺は閃いた、そんな顔をするとカーリーは何かを察して逃げようとした。そんなカーリーを俺はニッコリ笑顔で捕まえた。

 

「どこへ行こうと言うのかね?」

 

「クッソ!やめろヌベス!私も嫌だぞ!」

 

「でも〜?丁度工房武器に困っていたんじゃなかったっけ〜?」

 

「ゔっ......!」

 

「どうする〜?カーリー?」

 

「ゔぅ.......」

 

めっちゃ嫌そうな顔してる......だけど今のカーリーに残された武器はコレしかなさそうだ......ぶっ壊して新しく買うのはカネが結構いる。

 

「因みあなたは何で嫌なの?カーリー」

 

そうカルメンが問うと、カーリーが嫌そうな顔をして答えた。

 

「その剣についてる目ン玉が私を監視してるようで嫌なんだよ」

 

「なるほど......でもカーリーって武器ないんでしょ?」

 

「......こればっかりは仕方ないか」

 

カーリーはミミクリーを手にして持ち上げた。

 

「...どうだ?カーリー?」

 

カーリーは誰もいない方向に軽く振った。

 

「...悪くないな」「......マジ?」

 

正直びっくりだ、こんな気色悪い武器がカーリーの手に馴染むなんて......まぁでも都市の中でこんな大剣は“ホイールズ・インダストリー„(アホみたいに高いから買いたくない)くらいしかなかったから丁度良かった......

いくらホイールズ・インダストリー(アレ)もカーリーに手に馴染んでもすぐぶっ壊れそうだし.......。

俺はそう思いながらもカーリーはミミクリーを背中に背負った。

 

「なぁ、ほんとに大丈夫か?」

 

「心配すんなヌベス、私は大丈夫だ」

 

「......だといいんだがなぁ」

 

俺はタバコを吸いながらそう言った

そして、カルメンが何かを思い出したかのように走り去り、何かを持ってきた

 

「ヌベス!そう言えば貴方の分もあるの!」

 

「え....?」

 

え......あの気持ち悪いの?...嫌なんだが!?

 

そう言うとカルメンは自信たっぷりな表情で持ってきた布に包まれたものを取り出す、そして剥がした......その中にはショットガン型のガンブレードがあった

 

「......わーお」

 

カルメンはニコニコ笑いながら俺に伝えた

 

「あなたの銃を参考にして作ってみたわ!コレが専用の弾丸ね!」

 

そう言いながら3種類の弾丸を俺にくれた

-小さな粒の『バードショット』精度と小型の生物に対応する散弾丸、

貫通力が低い為近距離用だなコレは。

-中型の粒の『バックショット』中型生物に対応する散弾丸、

数メートルの範囲でも貫通出来る散弾、常に使うならこっちだな。

-そして散弾ではなく一発弾の『スラグショット』大型の生物に対応する、

そしてコレは他と違い、強力な一撃必殺弾だ。

 

俺は内心滅茶苦茶嬉しそうにしながら銃身を見る、そして気づいてしまった

 

「こ-これ...まさか!?」

 

そう、コレはカルメンが俺の銃をモデルに作った......となるとブレードがついている筈だ

 

ガシャンッ!

 

ショットガンが中型サーベルに変形する......正直最高だ

自分のリボルバー・ガンブレードと比べる.....短い方で防御力を補って、ショットガンの方のサーベルで攻撃ってとこか...

 

「おぉぉ!......コレを俺に?良いのか?」

 

「うん!良いよ!それにヌベスのあの銃だけだったら大変でしょ?」

 

俺は嬉し涙が出そうだったがなんとか堪えて銃を大切そうにしながら抱えた

それを見ていたカーリーが少し口角を上げて俺を見ている

 

「良かったな、ヌベス...」

 

「あぁ、本ッッ当に最高だ!」

 

そうして、俺たちは新しい武器を手にしながら部屋に戻った

 


 

——数分後

 

俺とカーリーは研究所の部屋を一部屋借りてそこで寝泊まりしている形だ......

部屋の広さは大体俺達が住んでいたアパートと同じくらいの広さだな

 

「......それはそうと」

 

俺はカーリーの横に置いてあるミミクリーに視線を向ける......

やはり目ン玉がギョロギョロ動いてやがる、うげぇ........

 

「...カーリー、ほんとに大丈夫か?」

 

俺はカーリーにそう問うと、カーリーがこっちを向いて答えた

 

「だから心配するなよ、今のところ異変は感じてないし...心配性だなお前も」

 

「だけどなぁ.....」

 

カーリーは口角を上げて俺の肩をポンと叩いた

 

「大丈夫だ...仮に何が起こっても、数年前の()()()の苦痛よりはマシな筈だ......分かったか?」

 

俺はその言葉の意味を理解した、そう......()()()()*1

俺は片手で頭を抱えながらため息を吐き、カーリーを見た

 

「異変を感じたらその武器を捨てろ、いいな?」

 

カーリーは少し微笑んで答えた

 

「あぁ、約束する」

 

俺はタバコを吸いながらショットガン(新しい武器)を手入れしていた、一応前の武器も使う...愛着が湧いてるからなアレにも......

 


 

——数日後

 

⚠︎ WARNING : 緊急事態発生 ⚠︎

 

警報の音が鳴り響き。そして外から鈍く、大きな唸り声が聞こえる

俺達はすぐに現場に向かった、そして化け物と対峙した

 

 

グォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

「チッ、おいおい......前殺したやつより数倍はデカいんじゃないか?」

 

俺は呟くと、化け物はすぐに攻撃した、俺はかろうじて避けた

 

(早いッ!....だが)......そんなもんかよ?」ダァンッ!ダァンッ!

 

俺は至近距離に近づいてリボルバーを奴の胴体に命中させた、貫通はしていたものの効果は今ひとつのようだ......

 

「マズイッ——?!」 ドゴォンッ!

 

「クソッ......!!」

 

かなり遠くに吹き飛ばされてしまった...想像以上の威力で俺の脚が動かなかった

 

「グッ...!」(クソッ...動け...動け俺の脚....!)

 

グルルルルル.......

 

怪物は俺が死んだと思ったのか研究所に向かう......クソ...もう少し...もう少しでッ!

 

俺はかろうじてショットガンを取り出し『スラグショット』を装填した.....そして——

 

 

バァンッッ!

 

 

物凄い轟音と共に弾が発射されて、怪物に命中した......が

 

グウォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

貫通はしたが奴は怯まずこっちに気が付いた

奴は興奮状態になり、俺の方に突っ込んできた

 

「......ハハッ、もうダメか」

 

......カーリー、カルメン、みんな.....悪いな........もう逝くかもな

 

ガキンッ!

 

死ぬと思ったその時、カーリーが『ミミクリー』で化け物の攻撃を弾いた

 

「ヌベス、すまない......遅くなった」

 

カーリーは武器を肩に担ぎながら俺の方に振り向き、見下ろした

俺は安堵した笑顔で返す

 

「遅えよ、カーリー」

 

俺は立ち上がろうとしたがまだ脚が動かず、立てなかった

 

「無理をするな...私がなんとかする......」

 

そう言うとカーリーがミミクリーを構えて突っ込もうとしたが、ソレ(ミミクリー)を握った瞬間、カーリーの中で謎の声が響く

 

「........ッ!?」

 

チかラがほシイか?

 

カーリーは思わず膝を付いてしまった.......化け物が目の前にいるのに

 

「なん.....だ.....!?」

 

スベて壊セ...!!

 

「...ぐ...ぁ........!?」

 

ハかいシロ! コワセ! コロせ! ニくメ!

 

俺は異変を感じ、駆けつけようとした......だが俺の脚がまだ動かない.....

一方、カーリーは頭の中で響く声にうなされ身体が動かなかった

 

ウけイレろ、オマエはワタシ無しデハ何も守レナイ......オマエの命はショせン、いママで殺してきたウラロジのニンげんとドウトウの価値しかナイ......このヒニクなセカイをウラミ、ニくみ、ゼツボウし、ワタシと言ウチカらヲウケ入れろ......

 

カーリーはこのなんと定義すべきか分からない声に感化されてしまった...

自分も今まで殺してきた奴と同等の価値だと......

そう思ってしまい侵蝕されそうになる......

 

「......私も結局......裏路地の人間と一緒って事か......」

 

グウォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

怪物がカーリーを攻撃しようとした時.....

 

ガキンッ!

 

「ケホッ、ゴフッ.......おい、カーリー......目ぇ覚ませ......!」

 

俺は傷を負って吐血をしながらもカーリーを庇い、化け物の攻撃を弾いた

 

「...ヌ......ベス」

 

俺は振り向いて返答する

 

「言った筈だろ......異変感じたら武器を捨てろって」

 

だがカーリーはミミクリーを手放さず、ゆっくりこちらを見つめた

 

「...ヌベス......すまない......でも今の私にはコレしか無いんだ......」

 

俺はため息をついて頭の血を拭う

そして再度化け物の方へ向き、ショットガンとリボルバーをブレードに変形して、

大と小の二刀流を構えた

 

「......俺が時間稼ぐから体勢を立て直せ」

 

「!?...そんな事したらお前が—『カーリー!』......ッ!」

「...大丈夫だ、問題——」

 

——無いッ!!

 

俺はそう言って化け物に突っ込み、武器を振りかざし、攻撃を衝突させた

 

「ぐっ.......!」

 

俺は二本のギラギラ燃えるブレードで攻撃を防御と反撃に切り替えながら戦った

だがさっき奴から受けてたダメージがデカ大きすぎて出血も酷く、

ロクに戦える状況じゃなかった.......

 

「ゴフッ......チッ!!」

 

ブオンッ!!

 

「しまっ——!」ドゴォンッ!

 

俺は再度吹き飛ばされてダメージもさらに大きくなった...

 

「.......ゴフッゴフッ!(この感覚......内臓がイカれたか.......)

 

俺はそれでも......立ち上がらなければ......

誰かを......カルメンを.....

カーリーとみんなを守らなければ......

 

一方で、カーリーもそんな状況になっている俺を見て決意した.....

ヌベスを......みんなを守らなければと......

自分が誰かを守らなくて......誰が守るんだと......

ミミクリーの破滅の力ではなく...自分の力で......

 

今この瞬間、カーリーとヌベスは決意に満ち溢れていた

そしてその誰かを守ろうとする決意が——

 

E.G.O(真の力)を開花させる

 

カーリーは『赤い霧』に包まれた鎧に......

ヌベスは身体の節々のパイプや煙突から出てくる『灰の煙雲』に包まれた鎧に.....

 

今この二人は......後に『最強』と呼ばれるフィクサーとなる......

 

さぁ...終わらせようか.......

*1
第二話




なんか微妙だったらすみません.....なっかなかカーリーの過去編の情報を見つけるのが大変なんですよ〜、コレからも頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。